何とか無事、葬儀と火葬が終わって精進落し。
3年前も同じ葬儀社、同じ担当者の方で、その時の設定をなぞる形で話を進められたので、前回に比べると落ち着いて進行できましたよ(笑)。
料理は、故人が好きだったミシュランガイド1つ星の料亭、「京料理 木乃婦」の洛中三条(4000円)というお弁当を頼みました。
ずっと呉服の仕事をしていたので、料亭と言えば呉服問屋街の新町にある木乃婦が常識だったようで、ミシュランガイド3つ星、料理長がマスコミに出まくっている菊○井なんかは、彼にとっちゃポッと出の新人扱いでしたね・・・(^_^;)
木乃婦では一番安いお弁当ですが、それでもこの豊かな色味、盛り沢山な内容はお見事ですな~。
料理は左上から時計回りに、コリコリした鯛と、ちょっと筋張っていたけど、脂が乗ったマグロの刺身。
海老と舞茸、ししとう、さつまいもの天ぷら。さつまいもが素揚げになっているところが料亭の仕事ですよね。
お花をあしらった、イクラと大根、きゅうりの膾、だし巻き、鯖の塩焼き、海老の煮付け、卵が詰まったヒイカとバイ貝の煮物、栗の甘煮、梅干し、昆布。
鯛の子、かぼちゃ、湯葉、インゲンの炊合せはあくまで滋味深くあっさり。そしてご飯とお吸い物。
いかにもお酒が進みそうな品々ではあったのですが、残念ながら現在はお酒の提供が自粛中という事でノンアルコールビールでいただく羽目に・・・
最近はノンアルコールビールもそれなりに美味しくなってはいるのですが、いかんせんすぐにお腹が一杯になってしまって、酒坏を持つ手が止まってしまうんですよね~。
酒飲みにとっては、故人の思い出を談笑しながら、ダラダラと飲み交わすのが精進落しの醍醐味だったりするので、何かあまり盛り上がらずに場が終わってしまったのが残念ですなあ。
まあ、コロナにかかって亡くなった方は、最後の見送りも出来ずに病室から火葬場へ直送、お骨になってから葬儀になっていたそうなので、ちゃんと見送れただけで良かったと思わないといけませんね。
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