酸味のある濃い口の鶏ガラ醤油スープに、榮大號製麺所製の極太麺、ザク切りの青ネギという構成が特徴の「高井田系ラーメン」。
その高井田系ラーメンのローカルチェーンである「麺屋7.5Hz」が、梅田の大阪駅前第2ビルにあって私も一度行ったことがあるのですが、そこで修行された方がすぐ近くに「やまちゃん」という店をオープンされ、それが高井田系に二郎系が融合したラーメンだという噂が流れて来ました。
高井田二郎系というと、かつて深江橋にあった「ぐるぐる」という店を思い出してしまうのですが、どうやら「やまちゃん」の店主は、実はその「ぐるぐる」を営まれていた方だというネット情報。
2~3年前の話なら驚かないですが、「ぐるぐる」が営業していたのは今から9年前だから、凄いブランクを経ての復活ですな。当時はまだ関西に二郎系という概念が浸透する前の話で、ぶっちゃけ”なんちゃって二郎系”だなとい印象を持った記憶があります。
店の場所は、麺屋7.5Hzの2軒隣にあります。こんな近くて大丈夫なんですかね? 祝日の昼前に訪れたら、ちょうど店内は満席で少し待たされました。
メニューは麺量100gのラーメン小が600円、200gの並で700円と昨今の4桁当たり前のラーメン価格からすると相当安いですな。今回のオーダーは小サイズのメンマオプションで行ってみました。
高井田系らしい酸味のある鶏ガラ醤油スープですが、チャーシューの出汁が出ていて旨味に厚みがあります。麺もやはり高井田系おなじみの栄大號のむっちりそた極太ストレート麺。
チャーシューはウデ肉が3切れほど、厚みは1cmぐらい。大量のザク切りの青ネギ。醤油ダレに漬け込んだメンマ。もやし、キャベツも入っているけど二郎系としては少なめ。
「ぐるぐる」時代のラーメンはいかにもエセ二郎系という感じでしたが、これは二郎系のエッセンスを正しく付加して、新しいジャンルのラーメンに仕上がっているのではないかと思います。
コストパフォーマンスは上々ですし、このままブレイクしそうな予感がプンプンしてますが、果たしてどうなるでしょうか。どうもご馳走様!
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