堺筋本町駅に直結している船場センタービルの2~3号館の地下2階にあるレトロな食堂街「ジョイ船場50」。今年のミシュランガイド京都・大阪2024で、今年も「本町製麺所 中華そば工房」と「らーめん久遠」がビブグルマンを獲得しました!
しかしこんなオッサンしか寄り付かないような昭和の地味な食堂街に、ビブグルマンのラーメン屋が2軒も揃っているのは奇跡と言うしかありませんな。
まあ、そのおかげで中津の「麦と麺助」のように本来なら長蛇の行列になるところが、昼休みにサッと食べて帰れるのだからありがたい限りです。今回もミシュランガイド発表の直後だったのに、13時前に来てみたら先客は2名のみ。待ち客が映ってますが、ダダっと人が抜けたところだったようです。子供連れお断りらしく、インバウンドの家族が追い出されていました。
店の前にある券売機でチケットを購入するシステムですが、「せんびる大創業祭2024」の割引チケットを3枚使って、990円の「塩そば」をオーダー。
3年前にいただいた時は値段が880円だったのですが、110円の値上がり。まあ以前は半オープンエアーだったのにちゃんと壁と扉が装備されたので費用もかかっているんでしょう。
さて登場しました塩そば。スープは、鶏と貝、和風出汁のブレンドで、貝の深い旨味が奥行きを作り出していて、添えられたアオサの海の香りがスープに良く合ってます。麺は自家製のストレート細麺で、見かけに似合わずコシがあってしなやか。麺量もしっかりありますな。
チャーシューは3種類。ホロホロに柔らかく焦げ目を付けた鶏もも肉、パストラミ風に仕上げた豚の肩ロース、タレに漬けた巻きバラチャーシューと、それぞれ素材と仕事が異なっているこだわりよう。3年前にいただいた時と比べると、メンマと三つ葉が無くなってしまいましたね。
いや相変わらずハイレベル、ビブグルマンにふさわしいラーメンです。このクォリティならもっと繁華街寄りに店を構えればいいのにと思うのですが、ずっとここで腰を据えたままなんでしょうか。どうもご馳走様!
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