今年の冬も、トミーの常連ishさんにお誘いいただいて、飲み食い仲間と青春18きっぷでセイコガニのコロッケとグラタンを堪能する旅に出ました。
ishさん、えて吉さん、だいこんさんは前日から金沢を回っておられ、日帰り組の私らとは福井で落ち合う予定だったのですが、指定の待ち合わせ時間が間違っていて、ダッシュはしたもののバスに乗り遅れ、仕方なくタクシーで店まで向かうハプニング。
そんなドタバタ状態で店に到着したので、店外の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました・・・ひとまず気を取り直して、いつものように前菜の盛り合わせから。
しめじのクネル、ミートローフ、エビのマリネカレー風味、マグロ中トロとサーモンのサラダ、柿とクリームチーズだったかな。どれも樽出しのスパークリングワインが良く合います。
そして早速セイコガニのグラタンが登場~。
カニのフォンを使った濃厚なベシャメルソースの中には、カニ身、内子、外子、味噌がぎっしり。今期は天満市場などを見ても、セイコガニ1杯が平気で1000円以上と高騰しているのを考えると、 贅沢極まりない料理ですよね~。
立て続けにセイコガニのコロッケ!
グラタンに比べると油で熱がしっかり入るので、よりカニの味が濃厚に感じられます。まさにカニ以上にカニ、と形容するしか無い至高の美味。白ワインがあっという間に消えたのは言うまでもありません。
次は私のリクエストで、そういやトミーでは食べたこと無いなと思い、最近洋食屋に行くとつい頼んでしまう魚フライを。
中身は日替わりで、今回は鯛を使っているそうですが、個人的には濃厚で跳ね返るような身の存在感があり過ぎ、少しフライとしてのまとまりに欠けた感じがしましたね・・・これだけの鯛なら、ムニエルとかで食べたほうが良かったかもしれません。
そして、トミーでは定番のポークベロア。薄い豚肉の上に、牛タン入りのベシャメルを塗って揚げたもの。そして上にはトミーが誇るドミグラスソース。こんな手間がかかった仕事の洋食は、大阪ではほとんど絶滅してしまいました。
メインを飾るのは、これもトミーに来たら絶対外せないビーフシチューとタンシチューの盛り合わせ。トロトロと溶けるように柔らかい肉もさることなから、光を全て吸収するカメラ泣かせな漆黒のドミグラスソースが唯一無二の存在感。
自分でシチューを作る時は、黒さはバターで焦がした小麦粉のルーで付けるのですが、トミーはルーを使わず煮詰めたワインとバターモンテのみで生み出しているそうで、どんだけコストと手間暇がかかっていのか気が遠くなりそうです・・・
いつもならこの後に(私以外は)デザートをいただくのが常なのですが、ポンポンワインを開けて皆酔っ払っていたので珍しくパスしてお勘定。まあまあいいお値段になりましたが、年に1度の贅沢だから良いですよね! また来年も皆で食べに来たいですな、どうもご馳走様!
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