神戸を代表するカレーの有名店である「SAVOY」。私も大昔に食べたことがありますが、かつて店長だった方が独立され、隣の「さんプラザ」にカレー屋をオープンされたという噂を聞いてずっと気になっておりました。
でも神戸は洋食や中華、お好み焼きの名店が目白押しで、どうしてもそっちが優先されてなかなか訪問できないでおりましたが、とあるブログで最近この店のエントリーを発見、ようやく気持ちに火がついて初訪問と相成りました。
時間的には昼どきを少し過ぎたぐらいで行列は無し。しかし店内はほぼ満席で、ギリギリ空いていた席に滑り込みました。
席に座ると、ご飯の量を聞かれるだけで、ほっといてもカレーが出て来ます。トッピングは自己申告制のようで、言わないとただのカレーだけになる模様。
卓上のピクルスは、らっきょうにキュウリ、人参、そして福神漬とSAVOYと全く一緒。
最初にキャベツのサラダが出てくるところも同じですな。
小麦粉成分が無いサラッとしたカレールーは、たっぷり入った煮崩れた赤身の牛スジ肉のうまみと焦がした玉ねぎ、煮溶けたにんじんの自然な甘みがあり、スパイスはカレーパウダー主体でホールの鮮烈さはあまり無いですね。
全体的に塩気は少なめですが、辛味がしっかり効かせてあって物足りなさは感じられず、さすが老舗のバランスですね。ご飯はノーマルでもかなりの量があって、トッピング無しでもオッサンの胃袋には十分腹パンでした。
大阪のカレーは、やたらと甘いインデアン風か、何でもカスリメティを散らす所謂”スパイスカレー”しか無くて、こういう独自性のある「日本のカレー」がちゃんと生き残っている神戸は羨ましい限り。
また本家のSAVOYにも久々に訪問したくなりましたね。どうもご馳走様！
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