近頃のメディアでは、天満市場周辺や池田町あたりを「裏天満」と呼んでトレンド扱いをしているようですが、私らのような古参の呑助からすると、あのへんは裏でも何でも無い昔からの飲み屋街。
しかも、コロナ後は個人店舗の撤退が加速して、天神橋筋商店街を中心に今や資本系、コンサル系の店が目立つ残念な街になりつつあります。
そのかわり、新しい個人店のオープンが目立っているのが、天神橋筋を挟んで天満駅とは反対側、扇町公園の北側に隣接しているエリア。むしろ、こちらのほうが”裏天満”と呼ぶにふさわしい雰囲気になっています。
その中で見つけた、今どき珍しい串かつ専門店の「串寅」さん。串かつメインなのに、女性客が多いのが不思議・・・
まずはポテサラと、壁に張り紙があった「おまかせ6本」(660円)を頼んでみました。酒は瓶ビールが無くて、例のくびれたグラスで出て来る生中が440円。
ポテサラ(380円)は、崩したじゃがいもにキャベツの千切り、パン粉天かす、チリパウダー、サウザンアイランド、醤油がかかった創作タイプ。
串カツは、衣が薄くて比較的低温でじっくり揚げる方式で、全体的に揚げ色が薄くて上品な仕上がり。ソースはプラの入れ物に入っていて自分でかけるシステム。
牛肉は厚みがあり、エビは太さがあって風味、食感良し。レンコンは1cmぐらいの厚みがあって食べごたえがあります。
キスは大ぶりであっさりした味わい。櫛形に切ったナスもホクホクで旨し。ちくわチーズはまあそのまんまですかね。
串かつの値段からするとコストパフォーマンスは高いんだけど、瓶ビールが無くて酒の値段が高めなのは、自分的にはヘビーユース出来かねるところ。
むしろ、酒に意地汚い私らみたいなオッサン客が近寄らなくて、店にとっては狙い通りなのかもしれませんな(笑)。どうもご馳走様!
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