もうとっくに阪神百貨店の駅弁大会は終了していますが、同じ阪神百貨店の地下には水了軒と淡路屋という関西の駅弁業者が常設店舗を構えています。
物産展でも無い限りは普段に駅弁を買う事なんかまず無いんですけど、なんか駅弁大会の気分が残ったままだったので、つい出来ごころで買ってしまいました・・・(^_^;)
水了軒については、実は一度倒産していまして、2010年に岐阜のデリカスイトという会社に工場を売却、2年後に子会社として水了軒が復活したという歴史があるんですよね。
最初に倒産の報を聞いた時には、もうこの弁当は食べられないのかと落胆したものですが、今も同じ味、内容でいただけるのは嬉しい限り。
内容は、まさに関西料亭の幕の内弁当という感じで、ナスの煮びたし、いんげん・にんじん・しいたけ・たけのこの炊き合わせ、昆布巻き、おたふく豆甘煮、だし巻き、エビ、かまぼこ、赤魚幽庵焼き、鶏肉、そら豆、イカうに焼き、小芋、なます、柴漬け、ご飯と極めて盛りだくさん。
総じてとても丁寧に作られていて、おかずはもちろん経木の器によって程よくご飯の水分も抜けていて、大変美味しくいただきました。1131円という値段も、最近の駅弁の基準からするとお得感は十分だと思います。
ただ欲を言えば、料理がどれも「食べたことがある」関西風の味つけなんですよね~。駅弁に期待する、その土地ならではの個性を感じる楽しみが薄いので、あまり旅情を感じる事がないというか・・・ま、わがままな話なんですけど(笑)。
もし関西へ旅行に来られて、帰りの新幹線で食べるのであれば、絶対のおすすめ駅弁なのは確かです。どうもご馳走様!
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