年末の食材買い出しに、鶴橋から阿倍野方面へチャリで向かう途中の寺田町を通過していた時、いつもとは違う光景にふと足が止まってしまいました。
営業中は、常時10人ぐらいの行列が出来ている寺田町の名店「とん亭」さんが、まさかの待ち客ゼロ。
店が閉まっているのかと思って中を覗いていると、お客さんはまだ半分程度の入りですが、確かに営業中。本当はステーキ宮にでも行く予定でしたが、急遽とん亭でのランチに変更しました。
私が入店してからは、5分ほどで満席になって待ち客が発生していたので、本当にたまたまタイミングが良かったんですな。
私が以前にとん亭へ訪問したのは、もう15年以上も前になると思うのですが、当時1000円だったロースカツ定食は1250円と少しは値上がりしましたが、体感的に油は2倍ぐらいになっているので、経営は厳しいと思いますよ。
とは言え、ちと値段に日和って一番安い「一口カツ定食」(1000円)にしてみたのですが、それでもこのボリュームですよ!
一口カツと名付けられてますが、肉は直径7~8cmで5mm以上の厚みがある肩ロースが6個で非常に食べごたえがあり、脂が適度に乗っていて肉味が濃いです。
昔はちょっと揚げ過ぎなところがあったのですが、今は適度な範囲に収まっていて見直しました。そしてソースと大根おろしが混ざったポン酢の2種類があるのも嬉しい点。
こんもり盛られたキャベツはシャキシャキでみずみずしく、ご飯はつやつや、三つ葉とお麩を浮かべた赤出汁も美味しい。そして高菜のお漬物もケチらずたっぷり。
昔はちょっと高めに感じたお値段ですが、今は相対的にコストパフォーマンスがぐっと上がった形になり、これはまた改めて通いたくなりましたね。どうもご馳走様!
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