「一月家」＠伊勢 近鉄の株主優待乗車券で居酒屋の名店に日帰りツアー

近鉄の株を100株以上購入すると半期に1回、近鉄沿線なら片道でどこまででも乗れる株主優待乗車券が4枚もらえます。

今回は、それを使って伊勢にある居酒屋、「一月家」へ日帰りツアーを敢行してきました。

一月家の名前は以前から聞き及んでいて、ずっと訪問したいと思っていたのですが、毎年行ってる保養所は夕食付きで昼にいただくとしても時間が微妙。青春18きっぷも考えたのですが、JRだと亀山経由になってやたらと時間がかかるので、泣く泣く諦めておりました。

1泊2日伊勢の旅(2)〜憧れの「一月家」(伊勢市・宮町)

どうせ旅ネタはアクセス少ないし、今回は写真をコラージュせずフルサイズで、かつ書きたいこと全部書いてやる！ なので、今回のエントリはすごく長いです。 伊勢に「一月家(いちげつや)」という1914年創業の居酒屋があることは以前から知ってて、いつ

foodish.net

でも最近、飲み食い仲間のishさんも訪れたようで急に羨ましくなり、思い切って近鉄の株を100株購入したというわけです。

もちろん、特急は使わずに伊勢中川乗り換えの急行で往復したのですが、乗客の半数ぐらいが若い女性のグループ客で、皆さん伊勢参りが目的のようだったのはちょっと驚きでした。確かに、車で行かないのであればバスやJRよりも近鉄の急行で行くのが一番安いですからね。

店が開く14時まで少し時間があったので、伊勢神宮の外宮に参拝。おかげ横丁がある内宮ほどじゃないですが、こちらもそこそこ賑わってます。

14時ちょっと前に到着したら、既に店がオープンしていたので焦りましたね。

慌てて中に入ると、座席の方はかなり空いてましたが、長いカウンター席はほとんど埋まっていて危ないところでした。

黒い塗りの短冊に書かれたメニュー。値段は書いてないですが、心配する必要がないぐらい安いのです。

カウンターの奥には広々とした厨房があり、まとめて調理をしているようで、ある程度注文が前後するのは覚悟しましょう。

まずは牛すじみそ煮と瓶ビール。さっぱりした辛口の赤味噌で煮込んだ牛すじがたっぷり、これだけで良い居酒屋だと確信。

ヨコワ、シビ、カンパチの刺身盛り合わせ。どれもエッジがピンと立って新鮮。

大きな生のアジを切身にしたフライ。冷凍品とは全く異なるホクホク具合がたまりません。

こちらでは「ふくだめ」と呼ばれる、とこぶしの煮物。意外にあっさりした薄味でさっと煮込まれ、鮮度の良さが伺えます。こりゃあ日本酒で行かねばなりません。

太田和彦氏が日本三大居酒屋湯豆腐と称したらしい、名物の湯豆腐。さっと豆腐を温めて醤油と鰹節、ネギをかけたシンプルな一品。

まだ年明けて早い時期だったので、店内に獅子舞が乱入するハプニング。隣に座っていた常連さんによると、この時期恒例の風習らしいですな。

獅子に頭を噛まれて、獅子頭に付いている御札をちぎって持って帰ると魔除けになるそうですが、自分は遠慮しておきました（笑）。

これだけ飲み食いしてお勘定はたったの4000円。どうも100円単位での請求は無いようで、どんぶり勘定なところもまた良し（笑）。いや、聞きしに勝る素晴らしい居酒屋でした。

まだたくさん食べたいものがあるので、再訪はマストですな。どうもご馳走様！

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