スエヒロと名がつくステーキハウスは全国に存在していますが、元は堂島にあった本店からのれん分けされたそうで、こちらも新梅田食道街がオープンした昭和25年から今日まで続く老舗です。
新梅田食道街で洋食といえば、昨年の1月に惜しまれながら閉店した「マルマン」が有名で、自分もずっとそっちばかり通っていたので、スエヒロさんには今回が初訪問です。
ランチタイムの店内はほぼ満席、やや雑然としていますが歴史を感じさせる店内の調度です。
ランチメニューは常設の7種類+日替わりランチがあり、日替わりはステーキとコロッケと聞いてちょっと心が揺らぎましたが、ドミグラスソースで揚げ物が食べたかったのでポークカツ(950円)にしてみました。
まずはカップに入ったポタージュスープが登場。刻んだ玉ねぎが入っていますが、スープ自体は手作りでは無さそうな感じ。
そしてポークカツが登場。カツを見ると、切り方が雑だったのか最初から衣が剥がれています・・・ポテトサラダはいかにもな業務用、そしてキャベツの千切りと付け合せは寂しいです。
でもポークカツ自体は、肉の厚みは無いけど旨味がしっかりあって肉質は良好。衣は剥がれてますがクリスピーでサクサクと心地よい食感。
ドミグラスソースは、色がオレンジ色でさらっとしており、ワインとトマトの軽い酸味と甘味のバランスが良く、グレイビーのボディがしっかりしていてご飯に合う味。ビター系じゃないけど結構気に入りましたね。
まあ950円という値段からするとコストパフォーマンス的にはちと物足りないかな。でもそう考えると、マルマンのライトランチは620円であれだけのクォリティだったわけで、いかにマルマンの存在が偉大だったか改めて痛感させられますなあ。どうもご馳走様!
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