以前に、かつての青春18きっぷを使って広島へ弾丸日帰りツアーに来たことがありましたが、その時に行きたかったんだけど営業時間まで待っていると帰れなくなるので諦めた、ビールの名店として知られる「ビールスタンド重富」さん。
それが何と今年の阪神駅弁大会に8日間の開催期間で出店されるとの事で、ある意味駅弁よりも楽しみにしておりました。しかも、自分が見た限りではマスターの重富 寛さんがずっとサーブされていて、しっかりと名人の技を堪能できたことは感謝しかありませんでした。
こちらの特徴は、ビールの銘柄はアサヒのマルエフ1種類のみなのに、6つの注ぎ方で全て別のビールに仕立て上げる、まさに変幻自在、名人芸のテクニックに尽きます。
まずは最初に進められる「1度注ぎ」。ビールサーバーから一気にビールを注いで泡立ちさせ、吹き上がる泡を切ってサーブされます。
最初にキレと爽やかさが来るけど苦味は全く無し、後から麦芽のコクがやって来てゴクゴク飲める美味しさ。安川蒲鉾店のじゃこ天、フィッシュカツが良く合います!
「3度注ぎ」は、最初にしっかり泡立てて半分注ぎ、泡を落ち着かせながら時間差で2度に分けてゆっくり継ぎ足すやり方。時間がかかるので、札を渡されて出来上がったらビールと交換するシステム。
フカフカした泡の表面に残った苦みを最初に感じますが、中のビールは非常にとろりと柔らかくてマイルド、むしろ甘みを感じるぐらいで全く別の味わいになってビックリ。
同じように、札をもらって3度に渡って注ぐ「マイルド注ぎ」。3度注ぎと何が違うのか疑問でしたが、何とマイルドの方は最後にこんもりと盛り上がった泡をカットするんですな!
当然、苦味成分はあまり感じられず最初からずっとマイルドな味わい。でも少し時間が経つとシャープさが蘇ってくるのだから不思議です。
シャープ注ぎは、最初にビールの液体だけを3/4注ぎ、別のカランで泡だけを静かに載せるという、これまでと全く異なる注ぎ方。
泡が非常に肌理細かくてクリーミー、おかげでビール本体が蓋をされる形になるため、炭酸が抜けずに最後までシャープなキレと喉越しが味わえるという目からウロコの理屈。
いや~、そりゃもちろんビールの注ぎ方で味が変わることぐらいは分かってましたが、これほどまでに多彩な違いを生み出せるとは、脱帽するしかありませんな。わざわざ大阪に来てくださってひたすら感謝です、どうもご馳走様!







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