ラーメンの場合、ほとんどの手間と時間がスープ作りにかかっていて、それに比べると「油そば」なるメニューはもっと低コストで作れると思うのですが、だいたいラーメンと同じ値段で出しているのが不思議なんですよね。
まあ、場所代や人件費を考えるとそこまで材料費を価格に転嫁できないのだとは思いますが、薄利多売で勝負するチェーンが出て来ても良いのではと思ってしまいます。
そこまで行ってないけど、まずまず安めの値段で出しているのが、道頓堀にある「春日亭」。たまたま正月に暇つぶしで難波まで出かけた時に寄ってみました。
場所は道頓堀の心斎橋から西側、伝説のすた丼屋などの並びにあって、廊下の奥まったところにあり、店内はかなり狭いです。
一番安いのは590円のしょうゆ油そばですが、だいたい味が想像できてしまうので、店の一押しである「鳥豚(とりとん)油そば」にしてみました。
店の一角には、ショウガの効いたスープが入ったサーバーが置かれていて自由に飲んだり、油そばに加えたり出来るようになっています。安っぽい味ですが、寒い時には温まりますな。
味変アイテムは、ラー油、ニンニク、マヨネーズ、酢、辛味噌など。
さて油そばを食べてみると、麺はブリっとした食感の縮れた太麺で、業務用濃縮スープをそのまま使ったような、まったりとした鶏豚骨スープダレがかかっています。
マヨネーズをかけて炙ったバラチャーシュー。3mmほどの厚みで食べごたえはそんなに無いですね。キャベツ、もやしはあくまでちょっぴり。メンマはあまり味が付いておらず、アクセントになってません。
麺量はスープが無いので少なく感じます。大盛りも別料金で、腹一杯になろうとすると案外高く付きそうです。まあ一度行けば十分ですな、どうもご馳走様。
油そば専門店 春日亭 道頓堀店 (油そば / 大阪難波駅、なんば駅(大阪メトロ)、日本橋駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5
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