最近、何故か西成に増殖しつつある、ホルモン焼きなどをプラ容器に入れ、150~200円ぐらいの格安で提供するマルフクインスパイア(?)系立ち飲み店。
個人的にはあまりそそられないタイプの店なのですが、この店だけは訪問せざるを得ない理由がありました。それは、あの「大万」の後に入った店だという点です。
じゃりン子チエのモデルとも言われ、わずか1本40円のホルモン焼きや串カツを長年提供されていた名店だったのですが、お母さんが2年前ぐらいに体調を崩されたらしく、ひっそりと閉店。
その伝説の地にオープンしたとあっては、これは大万の弔いとして(?)行かないわけには行きません。
最初に訪れたのが夏の暑い日で、店の表にはすだれがかけてあって、そこに工場扇と霧吹きのセットでミストを撒いていたのはいいのですが、水分が多すぎてカウンターの真ん中に立っているとずぶ濡れになるというなかなかなハードモード(笑)。
注文は店外の食券で購入するシステム。常連は直接注文しているみたいですが、一見さんは漏れなく券売機に案内されます。
最近の立ち飲み店は、目玉メニューを置いて集客の材料にするのがトレンドですが、この店では「牛タン焼き」がそれに当たるでしょう。発泡スチロールの角皿に、薄切りの牛タンがたっぷり盛られて250円は確かに格安。
ニンニクがプラス出来るレバー焼きも同じ値段で食べごたえがあります。
赤身の牛焼肉は350円。肉厚ですが、当然ながら輸入肉で硬いのが玉に瑕。
から揚げも市販品の粉を使って、小さめサイズ3つで250円は高いかな・・・
ポテサラ、キムチは業務用食材そのまんまですな。
豚ロースを角切りにしてフライにし、バーベキューソースやバター醤油、カレー味などの味付けを選ぶ「豚ゴロ」は、6個も乗ったボリュームで250円と当たりでしたね。
大万の名残が何か残っているかと最初はちょっと期待しましたが、まあ全然関係ありませんでしたね。酒が全体的に高めなので、牛タンか豚ゴロを頼んでサクっと飲んで出るタイプの店ではないでしょうか。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>http://gourmet.gazfootball.com/recent.html
呑処 新八 (立ち飲み居酒屋・バー / 動物園前駅、新今宮駅前駅、新今宮駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
コメント