今年の阪神百貨店駅弁大会で困っているのが、輸送駅弁があっという間に売り切れてしまう事です。
平日の昼休みに、夜にアテとして食べる用の駅弁を探しに行ったら、めぼしい品はほとんど売り切れの有様・・・お気に入りで何度も買っている、えび千両ちらしや湖北のおはなしなんか影も形もありません。
阪神百貨店が改装中なので、バックヤードの余裕が無いんですかね~。開店2時間で半数以上の駅弁が無いって、営業機会損失もいいところだと思うのですが。
仕方ないので、残っている中からそこそこ安くて面白そうな内容だった、小田原駅の「海のお祭り騒ぎ」を買ってみました。
曲げわっぱ風の紙容器の真ん中に半熟卵が載っており、その周りに、桜海老塩茹で、わかめめんつゆ和え、じゃこ塩茹で、みぶ菜とわさびの醤油漬、スモークサーモンのたたき、金目鯛有馬煮、錦糸玉子、焼き鯵ほぐし身といったおかずがズラリと並んでいます。
最近は海鮮系の駅弁と言うと、カニ、イクラ、ウニといった高級食材ばかりが目立ちますが、こういった地元の地味な食材が楽しめるほうが私は好きですね。中でも桜えび、金目鯛、焼き鯵は酒のアテに絶好でしたよ!
この駅弁の売りは、それぞれのおかずを別々に楽しんだ後は、卵と一緒に御飯とおかずを混ぜて、ピビンバ風にいただける事らしいので、一生懸命グリグリと混ぜてみました。
でもぶっちゃけ、温泉卵や生卵と違って、半熟卵は混ぜにくくて結構偏りが出来てしまいました。
食べてみますと・・・うーむ、コレじゃない。もともと、ピビンバでも全部混ぜて食べるよりは、別々にちょっとずつ食べるのが好きだったりするので、やっぱり自分には合いませんでしたね。味にメリハリが無くなってコチュジャンが欲しくなりましたよ。
余談ですが、良くスリランカカレーの店なんかで、最初から全部混ぜて食べるのが正しいマナー(?)みたいな風潮がありますけど、もしグルコバでそんな事をする人がいたら出禁にしますよね(笑)。
それぞれの料理は、ちゃんとそれ単独で食べて美味しいように作っているのだから、最後は混ぜてもいいですが、最初ぐらいはそれだけをしっかり味わって欲しいものです。それが、料理を作った人に対する礼儀だと思います。
話が脱線しちゃいましたが、ボリュームは結構あるし、1080円という値段にしてはいろいろ楽しめて良かったと思います。どうもご馳走様!
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