今治駅双葉の「鯛めし弁当」@阪神百貨店駅弁大会2019

大阪市北区
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今年の阪神百貨店駅弁大会は終了してしまいましたが、実食レポートはまだ続きます。今回は、今治駅双葉の「鯛めし弁当」(880円)。

パッケージは復刻版の掛け紙が使われており、入れ物は経木風の発泡スチロールなのがちと残念。

中身は、愛媛の郷土料理である鯛めしを題材にしたもので、鯛のアラで炊いたご飯の上に、鯛のほぐし身が載っています。おかずは、小さな海老天にかまぼこ、カニカマ、漬物、酢蓮、昆布巻き。

鯛めしの味は非常に淡白ですが、しみじみとした鯛の旨味が感じられて美味しいです。でも、おかずが漬物以外は塩気が無くて、ちょっと単調に感じられます。寿司とかについてる醤油のパックが欲しいところですな。

今や本当の意味での駅弁は絶滅しつつあり、既に催事で売るための弁当と化して久しく、内容も牛肉、カニ、ウニ、イクラ等、ひたすらキャッチーで豪華な食材を全面に押し出したものばかりで、かえって地方の個性が失われている中、こういう地味で素朴な駅弁は本当に貴重です。

同じ四国の名駅弁である「醤油めし」は、松山の製造元が経営破綻、岡山の三好野本店にレシピが受け継がれたそうですが、この駅弁もいつまで残ってくれるんでしょうかね・・・どうもご馳走様!

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