ここでも何度か書いているような気がしますが、私自身のうなぎに対するスタンスは「資源保護と食文化の両立」にしております。
つまり、スーパーや外食チェーンで売っているような中国産うなぎには手を出さず、国内産を使ったうなぎ専門店でなるべく食べるようにする、という方針です。
第一、安いうなぎはだいたい皮がゴムのようで噛み切れないし、甘ったるいタレがベッタリ塗りたくられて純粋に美味しくありませんからね。
でも先日、たまたま松屋の優待券が手に入り、しかも今まで牛丼チェーンの中で唯一うなぎを出して来なかった松屋がうなぎを登場させ、それも鰻の名店である「小満津」が監修したと聞いて、やっぱりネタにしたい誘惑を抑える事が出来ませんでした(笑)。
ただ、せめてもの矜持として、優待券なら牛丼の肉をプラスした「うなぎコンボ牛めし」を頼める(実際に店員さんに聞かれた)のですが、味が混ぜるのが嫌でうな丼の大盛りだけにしましたよ。
さて松屋のうな丼ですが、鰻の大きさは1匹の1/6程度ですかね。丼の他には、いつもの味噌汁とミニサイズのお新香、そして小袋に入った山椒が添えられて出て来ます。
うなぎ自体は、レトルトパウチなので焼いた香ばしさには欠けますが、身はふっくらと分厚くて柔らかく、皮もちゃんと溶けて口の中に残りません。
タレは関西人の好みからすると、ちょっと甘辛くて味が濃い感じはしますし、国産と比べるとうなぎ自身の旨味が薄いかなと思いますが、思ったよりも悪くありませんね。
値段は定価で830円とそれなりのお値段はしますが、まあまあコストパフォーマンスとしてはギリギリ許せる範囲かなと思いました。資本の論理で動くチェーンの割には、よく頑張った内容だと思います。
でも個人的に松屋で食べるのはおそらくこれっきりですけどね・・・どうもご馳走様!
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