新大宮にある「中華のサカイ」といえば1年中食べられる冷麺が有名ですが、上賀茂神社から賀茂川を西へ渡ったところにも、暖簾分けをした「みその橋サカイ」という店があります。
もちろん本家と同様に冷麺もラインナップされているのですが、その冷麺よりも多くのオーダーが集まるのが”天津飯”。
実は、あの「マツコの知らない世界」で”進化系餡だく天津飯”として取り上げられたのが、こちらの天津飯なんですよね～。
普通は、天津飯の餡といえば関西では醤油または塩味、関東では甘酢餡とどちらも透明な餡がかかっているものですが、こちらは何と濃厚なパイタンスープを使った、全く透明感の無い濃厚な餡がかかっているのです！
餡の味は、しいたけ出汁のような香りと、ほんのりとした甘み、かすかな酸味が合わさった何とも言えない不思議な風味で、確かに他のどこにも無い個性を醸し出しています。
そしてご飯にかかったフワフワの玉子には、みじん切りにしたチャーシューと青ネギがたっぷり入っていて、餡の濃厚さに負けない力強さがあります。
これだけのボリュームで今どき700円は格安。甘い料理が個人的には得意ではないので、天津飯自体の再オーダーは無いと思いますが、でもこんな面白い天津飯があるとは楽しい経験になりましたよ。どうもご馳走様！
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