GW中に、神戸の洋食店を訪問する宿題をいくつか片付けようと思っていたのですが、何故か右足の筋肉を痛めてしまって前半はあまり遠出が出来ず。
ようやく後半になって痛みが収まって来たので、まずは電車で神戸へ向かって花隈駅から歩いてこちらまで。
お店はGW期間中はランチのみオープンされているようで、あまり情報が知られていなかったのか、12時ぐらいに訪れても店は5割程度の客入りでした。
最初はビフカツを頼もうと思っていたのですが、メニューを見るとハンバーグとエビフライがセットになったランチが1000円とリーズナブルだったので、急遽オーダーを変更しました。
まず最初に、コンソメスープと漬物2種、ドレッシング2種が出て来たのですが、何気なしにスープを飲んでビックリしましたね。
普通、こういう大衆洋食店でコンソメが出されると、たいていは業務用コンソメを使ったような代物が来るのが普通なのですが、こちらのは実に後味スッキリ、香味野菜の香りも感じられ、ちゃんと店で作られていると推察されます。
福井のレストラントミーのシェフもおっしゃっていたように、コンソメは手作りすると手間とコストがかかる割に値段が取れないので、どこのメニューからも消えつつあるのですが、1000円そこそこの客単価でこれだけのコンソメを出して来るのは凄いです。
神戸の洋食は、かつて世界中を航海していた国際航路客船で働いていたフレンチシェフが源流と言われていますが、このスープ1つ取っても神戸洋食の実力、裾野の広さは計り知れないものがあると痛感させられますな・・・
そして、漬物もドレッシングも明らかに手作り。漬物は自分にとって甘すぎなのが残念でしたが、ドレッシングはフレッシュでとても美味しい。人件費を考えるととても採算が取れているように思えないんですが?
ちょっとコンソメに圧倒されすぎちゃいましたが、メインの料理も手抜きなし。ハンバーグは小さめだけどふっくら焼かれていて肉汁たっぷり、サクサクのエビフライも火の通りはバッチリ、クリーミーなタルタルソースが良く合います。
ドミグラスソースは、しっかりビターでワインが効いており、トマト成分控えめな大人の味わいで自分好み。ただ、塩気が足りなくて少々ぼんやりした味だったので、ソースに塩を加えたら引き締まって良くなりました。
上から見ると分かりにくいですが、横から見ると20cmはあるタワーのようにキャベツが盛られ、そこにエビフライが立てかけられている構図。これ、どうやって盛り付けているんでしょうか?
最後に何と果物のデザートまで出てきましたよ。いや、これで1000円はあり得ないコストパフォーマンス。次こそはビフカツを食べに来ないといけませんな、どうもご馳走様!
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