今年の冬から、青春18きっぷが「複数人での使用不可」「連続した3、5日間が使用期限」というとんでもない改悪が行われ、単発での日帰り旅行で利用する事がほぼ不可能になってしまいました。
北陸新幹線の敦賀延伸までなら、福井までの往復が2410円で行けたのが、これからは大阪-敦賀の往復料金4620円に加え、ハピライン福井のファンクラブ料金1000円の合計5620円が必要になるわけです・・・(ToT)
でも、差額の3210円を払っても食べたいのが、毎年冬の恒例となっているレストラン・トミーのセイコガニコロッケ! 今回はishさん、えて吉さん、だいこんさん、あきこさんと5人のメンバーでやって来ました。
いつもなら前菜の盛り合わせをオーダーするのですが、今回はあらかじめオニオングラタンスープを予約してあったので、まずはそれで白ワインを開けました。
銘柄はPieroth & Sichel PS Bordeaux Blancの2016、以前にもいただいたのですが、白だけどしっかりしたボディを感じる美味しいワイン。前菜はパスと伝えた時の女将さんはちょっと残念そうだったので申し訳なかったです(笑)。
本式の澄んだコンソメを取る手間、大量の玉ねぎを長時間炒める手間など、時間とコストがかかる割には高い値段が取れず、今や全国の洋食店から消えつつあるオニオングラタンスープがいただけるのは貴重というしかありません。
2皿目は、ishさんが予約していた牡蠣のグラタン。
プリッとした大きな牡蠣がゴロゴロ入り、ベシャメルにも牡蠣のフォンが使われ、口の中一面に海の香りが広がり何とも贅沢な味わい。
そしてメインディッシュのセイコガニコロッケ。今回は例年よりもコロッケのサイズが明らかに大きいと思います・・・(^_^;)
中はご覧のように、これでもかとセイコガニの身、内子、外子が詰まっています。今回は特に内子がビッシリで、内子好きにはたまりませんな~!
そして今回、牡蠣のグラタンとセイコガニのコロッケを頼んだので、セイコガニのグラタンはパスする予定だったのですが、どうしても食べたいというあきこさんの希望で、2つだけ頼んで皆で分ける事に。
すると、お店の方の”イタズラ”で、何と5人前分のセイコガニをグラタン2つに詰め込んでいただいたようで、皿の中から次から次へとセイコガニが出てきて全員で驚愕。いやホント、ありがとうございます!
もちろん絶品ではあるのですが、あまりにグラタンの印象が強烈過ぎて、ちょっと最初のコロッケが霞んでしまいましたよ(笑)。
セイコガニの興奮をもう1本の白ワインで鎮めつつ、次に備えてサン・テミリオンの赤、Chateau des Lauretsの2017を開けます。しっかりした果実味と程よいタンニンでこれも美味しい。
前回頼まなかったので、トミーの隠れた名品ポークカツを。大きく分厚い宮崎産黒豚のロース肉は、ジューシーで肉味満点。値上がりはしましたが、それでも1500円はありえない値段ですよ。
そしてラストは、フォンとワインを徹底的に煮詰めた漆黒のドミグラスソースをまとった、ビーフシチューとタンシチューの合盛りでフィニッシュ。
自分でもシチューを作るから痛感するのですが、この店のドミグラスソースだけは作り方を真似できないし、しようとも思いません(笑)。
ishさんとあきこさんはデザートも楽しんでおられましたが、私はいつものようにパスして、残りのワインで余韻を楽しみました。
青春18きっぷは使えなくなりましたが、トミーに来なくなる事はやっぱり考えられませんな。また来年もよろしくお願いします、どうもご馳走様!
コメント