「魚介郷土料理 たこふね」@今福鶴見 丁寧にほぐされたワンコインのオオズワイガニ

大阪市
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今福鶴見の隠れ家、たこふねさんでは時々カニメニューが登場するのですが、前々回の訪問時には自分の眼の前で品切れになるなど、ずっと食べられず仕舞いで悔しい思いをしておりました。

先日の日曜日、公式Xで営業を確認して開店時間を目指して出かけたのですが、途中で財布のお金が足りない事に気づき、コンビニを探して寄っている間に18時を過ぎてしまい、慌てて入店したら先客でほぼ満員・・・それでも何とかカウンターの片隅に滑り込みました。

この日のメニューにオオズワイガニを発見して一瞬喜んだのですが、たこふねさんは1つのメニューで多くて3~4品、下手すると1つだけしか用意されていないので、これだけ先客がいると絶対品切れになるだろうなと暗い気分になっていたところ、皆さん何故かカニの注文をスルー。奇跡的に自分の番まで残っておりました!

しかも、出された「大ずわい蟹の湯引き」は、足と胴のカニ身、内子、外子、カニ味噌がほぐし取られて美しく皿に盛られたもので、値段は何とたったのワンコイン!

金沢でカニ面なんて頼んだら3000円はくだらないのに500円とは、まったく言葉も出ませんよ・・・オオズワイガニはセイコガニより安価とはいえ、おそらくマスターがカニをほぐす人件費だけで軽く値段をオーバーするはずです。

さて肝心のお味ですが、オオズワイガニはズワイガニと比べて遜色ないと言われる通り、蟹の身とカニ味噌は少し薄味かなと思うぐらいでなかなかイケますが、内子と外子は明らかにズワイガニと差がありました。

ズワイガニだと、内子が濃厚で外子が大味なんですが、面白い事にオオズワイガニは正反対で、内子は色が派手だけど平板な味で、外子のほうが濃厚で美味しいんですよ。

ともかく、こんなに楽しめてたったの500円だと思うと、宗玄剣山も進むというものです(笑)。

そしてもう1品は、ポストに写真があった水蛸の刺し身。ぶっとい水ダコの足をレアに湯通し、丁寧に皮をむいて薄切りにしたものがビッシリ積み上げられ、これも普通の居酒屋だったら間違いなく4桁を取るクォリティとボリュームで、値段はやっぱりワンコイン(笑)。

真珠色に輝くタコの身を食べてみると、吸い付くような舌触りとムッチリと伸びのある歯ざわりが何とも官能的でたまりません。味は淡白だけど旨味十分、お酒をお代わりした事は言うまでもありません。

いつもなら3品目を頼むところですが、お店は満員でてんてこ舞いだし、この2品で心が十分満ち足りたのでお勘定。これで代金は2000円ちょいは呆れるしかありません。

外に出たら、まだ7時半にもなっていないのに、提灯が消されて暖簾が下がっていました。相変わらず金儲けをする気がサラサラ無くて、こっちは嬉しいけど心配になりますなあ、どうもご馳走様!

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