梅田にある百貨店のほとんどが、三密を避けるためにまだ催事を開けないでいる中、京阪守口市駅にある京阪百貨店では、堂々と「初夏のうまいもの大会」が開かれておりました。
土日であっても密とは程遠い客入りながら、いつもビックリするような有名店を引っ張って来るバイヤーの腕力に感服するのですが、今回は三ノ輪にあるミシュランガイドのビブグルマンに6年連続で選出されている「トイ・ボックス」が参加!
今日の開店と同時に突入したのですが、どうやら整理券制だったらしく、場所が分からず行列に並んでみたら、既に整理券をもらった人の列だったようで、改めてもらいなおしたら何と11時半の回・・・
徒歩で来ていたら諦めていたところですが、自転車だったので待ち時間の間に他の店に行って食材を買い出し、11時半に戻ってみたら5人程度の待ち。
でも店内を見てみると結構席が空いていて、よく見ると整理券を持ってない人も列の中にいたりで、全然整理券を持って無くても普通に入れる状況でした。真面目に待ったのがもったいなかったですね~(^_^;)
メニューは醤油と杯数限定の塩、それにチャーシュー、ワンタン、味玉のオプションがありますが、いつも通りにデフォルトの「醤油ラーメン」(950円)をいただきました。
鶏と水だけのスープと言えば「飯田商店」が有名ですが、こちらはチャーシューがロース肉で、穂先メンマ、青ネギという構成からして、尼崎の「ロックンビリーS1」リスペクトのようですね。
まずスープを飲んでみると、いきなり鶏油のコクと香りがガツンと来ます。その後に来るスープの本体も、しっかりしたボディの厚みと醤油の旨味をベースに、隠し味的にほのかな酸味が効いていて、実に秀逸なバランスです。
麺はチュルチュルとした細麺で、やや柔らかめな仕上がりなのもロックンビリー譲りのスタイル。個人的にはもうちょっと硬めのほうがいいですかね~。
パサパサになりがちな豚ロースチャーシューは、低温調理でしっとりプルプルに仕上げられ絶妙な火の通し。最近流行りのスパイスじゃなくて生姜で臭みを取っているのがいいですね。穂先メンマも単なる食感だけじゃなく、ちゃんと甘辛く炊かれているのもGood。
いや~、やはり継続してビブグルマンを獲得している実力は伊達じゃない。ここ最近食べた中では傑出した一杯だと思います。昼以降なら余裕で入れると思うので、皆さんも会期中に是非!
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