京阪守口駅から土居、千林大宮あたりは庶民的な店が密集するお気に入りの地域なのですが、それらを結ぶ国道1号線沿い太子橋今市付近に、ポツンと大衆食堂があって以前から気になっておりました。
ある時、意を決して中に入ってみると、昼前だったのでガラガラを想像していたら、意外にも地元のお客さんで賑わっており、割烹着姿のおばちゃん達が「水にする、お茶にする？」と、初顔の客にもいろいろ気を使ってくれて少々面食らいました。
ハンバーグやトンカツ、コロッケなどのメイン1品にエビフライ、目玉焼きがついた780円のランチが一番人気で、ラードでカラッと香ばしく揚がってます。単品で肉厚のアジフライ1つ100円でプラス出来るのも魅力。
これはビフカツのランチ。ソースはケチャップベースなのが大衆食堂って感じですな。
冬場にはカキフライがラインナップ。5個で600円は十分リーズナブル。
ビフカツとトンカツが選べるカツ丼は、ほんのり酸味が効いた辛口で独特の魅力があります。
焼き飯風のドライカレーを卵で巻いて、甘辛カレーをかけたカルカッタピラフなんていう独創的な料理も。
和食メニューも充実していて、赤身の牛肉がたっぷり入ったあっさり味のすき焼き。生卵は別途注文。
牛肉、卵、かまぼことシンプルな鍋焼きうどん。ちゃんとした天然出汁で540円とは嬉しい限り。
奥のガラスケースには刺し身などの単品おかずが並んでいて、これは焼豚やだし巻きが乗っかった、とてもサラダには見えないサラダ（笑）。
注文を受けてから焼いてくれる卵焼きは、アツアツで素朴な味。
具沢山で大ぶりの豚汁は、寒い日にはたまりませんな！
料理がめちゃくちゃ美味しいというわけではないですが、どれも丁寧に手抜き無く作られ、おばちゃんの親切さもあって第二の家庭が出来たような、心も体も温まる居心地の良いお店ですよ。
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