B級グルメのガイドサイトを作っている身としては、安くてボリュームのある「ガツめし」店の紹介は必須ではあるのですが、10年前ぐらいならともかく、最近はそういう店に行く事が厳しくなって来ました。
まだ土日とか夜に行ける店であれば、子供と一緒に行って分けて食べたり、ライス抜きでビールとおかずだけという手段が取れるんですけども、平日ランチのみの場合はご飯少なめコールで逃げるぐらいしかありませんからね。
なので、ずっと宿題だったこの店へ通うのには結構な苦労がありました。でも休肝日明けで腹ペコな時のタイミングを見計らって、やっと主要メニューをクリアしたのでアップと相成った次第です。
場所はグランフロント大阪の東側に広がる、かろうじて再開発を逃れている古びたオフィスビルが立ち並ぶ一角の地下にあります。
外観や内装は、どう見ても大きめなカラオケラウンジだったりするのですが、そんな低いソファー席が並ぶ40人は入れそうな大箱が、昼時になると近所のガッツリ系サラリーマンや労働者が集まってギッシリ満員になります。
そんな状況なのに、店を切り盛りしているのはカウンターにいるご主人と、フロアは奥さんらしき方が1名のみ。
そのためメニューは曜日ごとに種類が決まっていて、メインは月曜がトンカツ、火曜が焼肉、水曜は一口カツ、木曜はエビフライ、そして金曜は唐揚げの定食となっていて、そこに魚フライなどサブの定食が1つあるぐらいで、値段は全品600円と、極力オペレーションの無駄を省いたシステムになっています。
定食はどれもボリューム満点、トンカツは大人の手のひらサイズはあって、さらにケチャスパ、キャベツの付け合せ、冷奴、味噌汁、漬物、何故か塩昆布が乗った大盛りご飯もプラス。
エビフライは長さ20cmはありそうな巨大なブツが2本。しかも衣は薄めで海老本体がギッシリ。
甘辛く炒めた焼肉は野菜で誤魔化さず、中身はほぼ牛薄切り肉、そして少量の玉ねぎのみ。
唐揚げはアツアツの巨大な鶏もも肉が積み上がっていて、上顎の皮がむけること必至。
一口カツは、15cmぐらいの大判ヒレカツが3枚で、どこが一口なんだと思わずツッコミが入る量ですよ。
フロアのお母さんは愛想がほとんど無いですが、これだけ忙しいのならそれも当然。お金はカウンターの釣り銭箱からセルフで精算、食後は自分のお盆をカウンターまで持っていくのが暗黙のマナーになっています。
もう今では貴重になりつつある、キタに残されたガッツリ系昼メシを求めるサラリーマンのオアシス。いつまでも頑張って営業してもらいたいものです。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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コメント
昔より値段下がってる(゜ロ゜; この辺り昔はチケット金融屋とか胡散臭いの多かって懐かしいですw
今では数少ない、梅田に残された怪しい地域ですよねw