この日は休肝日でありながら外食デー。
東京にある煮干しラーメンの有名店「伊吹」仕込みの一杯が、あの大東市住道にある人気店「而今」で、木金土の夜のみ食べることが出来るという噂を前から聞いていたので、せっかくの機会なので出かけてみました。
長い行列や品切れだったらどうするかなと考えながら店の前に行くと、誰も待ち客はいなくて店内は6割程度の入りで若干拍子抜け。でもまあ、こんなアクセスしにくく人通りがない住宅街のど真ん中なのに、それでも客が途切れないというのは凄いの一言なんですけどね。
券売機を見ると、この日の煮干し中華そばは淡麗のみで、濃厚のほうは用意されていないようでした。夜は煮干しソバだけかと思ったのですが、普通に他のラーメンもあって、券売機のボタンがどれなのかひとしきり悩みましたよ。
結局注文したのは、淡麗煮干し中華ソバ(750円)と、休肝日なので和え玉(200円)も行っときました。
さて淡麗煮干し中華ソバですが、スープは動物系が入らず煮干しオンリー。琥珀色のスープを飲むと、煮干しの旨味がドーンと押し寄せ、しっかりビターな後味はありますが決して生臭くはなく、完成度の高いスープですね。
麺は、固めに茹でた低加水のストレート麺で、そこに刻んだ生玉ねぎ、ホロッと柔らかい厚さ5mm程度のバラ肉一枚チャーシュー、海苔が載っています。
そして麺を食べ終わると和え玉のオーダー。
和え玉とは、替え麺に油とタレ、煮干し粉をかけ、そこに刻んだ生玉ねぎとほぐした鶏肉が載ったもので、卓上の烏賊醤油と烏賊酢を加えて混ぜそばのようにも食べられますし、スープに入れてもOKという一品。
私は半分は混ぜそば、残った半分をスープに入れて堪能させていただきました。
ただ正直な感想としては、確かに美味しかった事は美味しかったのですが、どんなに濃く出したところで煮干しは煮干しだなと。
煮干しは旨味という点では非常に強力ですが、動物系を補う事は出来ませんし、香りでは鰹節には及びません。
いろんな素材を組み合わせて、出汁単体では実現できない旨さを作るのがラーメンという料理だと思ってますし、個人的にはこういうタイプのラーメンはもう十分かなと思いました。
この日は無かった濃厚煮干し中華ソバのほうは、動物系も入っているらしいので、またチャンスがあれば試してみたいところです。どうもご馳走様!
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