コロナの間はずっと休業、今年もマスターが病気でしばらく休業と、ちょっと心配な状況が続いていた新梅田食道街の立ち飲みの名店「樽 金盃」。
現在は平日のみの営業になったためになかなかタイミングが合わなかったのですが、ようやく再訪がかないました。
特注品の白鶴樽酒は1杯500円、樽の香りとほんわか丸みのある味わいが絶妙。
秋の味覚、ほろ苦い銀杏。
小さな陶器で半熟にしたエッグ。
すぐさま箸でかき混ぜてスクランブルエッグにして、焼き味噌と一緒にいただくのが定番。
上品に炊かれた里芋。柚子皮の香りがたまりません。
濃い味に煮詰められた筋味噌煮。思わず酒が進むこと不可避。
小腹がすいていたのでおにぎり。日本酒だけは例外的にご飯と合うんですよね。
マスターは復帰後もお元気そうで、相変わらず切れの良い毒舌が聞けて嬉しいです。でも昔に比べると、ちょっとだけ人当たりが丸くなったかな?
東京では、「宇ち多゛」があるアーケードが再開発のために取り壊しになるなど、あちこちの歴史ある大衆酒場が立ち退きを余儀なくされているようですね。
幸いにして、大阪はまだまだこちらのような老舗が元気で生き残っています。新世界の平野屋同様、いつまでも大阪立ち飲みの宝として営業を続けていただきたいですな。どうもご馳走様!
立ち飲み「平野屋」@新世界 インバウンドの海に浮かぶ珠玉の酒場
すっかりコロナ禍から復活、インバウンド客や国内観光客で再び充満しつつある新世界で、オアシスのように地元の常連客が吸い込まれていく立ち飲み屋。 以前は昼間から営業されていたので、私も良く通っていたのですが、一時期休業されてからはマスターのワン...
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