高松の県庁前にある「竹清」と言えば、「恐るべきさぬきうどん」が刊行された30年前から、香川を代表するセルフの店として第一次さぬきうどんブームを牽引する存在で、現在もずっと営業を続けている名店です。
私がうどんツアーに行っていた当時は、神戸から夜行フェリーに乗って高松まで行き、そこから東讃、中讃へと足を運ぶルートを取っていたので、高松は早朝か午後しか寄れなくて、昼の短い時間しか営業してない竹清には結局今まで未訪問のままなんですよ。
しかし最近は、その本店以外にも幕張や万博のららぽーとなど、チェーンとして6店舗を展開する状況になっています。さすがに本店の大将が直々に経営しているとは思えないので、どこぞの企業に委託して大将はレシピの提供と監修を行うという形になっているのではないかと推察します。カツ丼の吉兵衛、ラーメンの金久右衛門と似たような感じでしょうか。
その支店の1つがイオンモール堺鉄砲町にあって、ある日に次女がファンのYoutuberがイベントをやるとの事で、無理やり運転手として連れて行かれた時にフードコートでたまたま見つけたんですよね。
店構えは、良くあるフードコートのうどん屋という様子ではありますが・・・
尋常でないのが天ぷらのデカさ! 鶏天やゲソ天は長さ20cm以上はあり、それでいて130円とリーズナブル。思わず香川に連れて行かれた気分になります。
竹清のスペシャリテである半熟玉子天は、オーダーからの通し揚げになるので常にアツアツでいただけるのは嬉しい限り。
念願の半熟玉子天は、白身も少し生っぽいレアな仕上がり~(^o^)
うどんはざる大でいただきましたが、店内で打ったうどんの茹でたてをもらったので、跳ね返すような弾力と、外側と内側で変化する腰、伸びの良さも素晴らしく、ちょっとタピオカっぽさは感じましたけど、フードコートで食べられるうどんとしては最高峰と言っていいんじゃないでしょうか。
いや、どうせ名前だけだろうと全然期待していなかっただけに、このレベルの高さは衝撃でした・・・つくづく、アクセスが遠い堺にあるのが残念。
大阪では、値段もサイズもご立派な讃岐風うどんが席巻しておりますが、こういう安くてクォリティが高いセルフうどんがもっと増えてくれればいいんですけどね~。どうもご馳走様!
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