今から20年ほど前、東京のラーメンブームが本格的に始まっていた時期、異色系としてカルトな人気を誇っていたのが「がんこラーメン」。
そのお弟子さんがミナミに「がんこ18代目」として店をオープンしてからもう15年になるんですね。オープン当初から良く通っていましたが、ここ4年ほどはすっかりご無沙汰。
その間も道具屋筋には数え切れないぐらいに通っていましたが、何となくきっかけが無くてずっとスルーしておりました。が、突然ふと気が向いてA-Priceに豚肉を仕入れたついでに再訪と相成りました。
以前は黒いテントに営業の印として牛骨が下がっていたような気がするのですが、今や何の目印もありませんな(笑)。
それでも平日の昼時なのに、店内は満席で待ちが2人あって一瞬パスしようかと思いましたが、すぐに前のお客さんが出そうだったのでそのまま待機、5分ほどで着席。
味噌や醤油も気になりましたが、値段が900円とお高めだったので、デフォルトの塩ラーメンの海老油(750円)、50円アップの中盛をオーダー。
黄身が固めの温泉卵、ちょっと不思議な味付けのもやし、海苔、薄切り豚バラ肉を炒めたものと、肩ロースをローストした薄切りチャーシューはどちらも塩気が効いてます。
ほのかに海老油が香る、塩と出汁の効いたキレのあるスープは昔とさほど変わりないですが、塩気は当時と比べたら大人しくなりましたね~。
麺はもっとツルツルしていた印象があるのですが、今は表面にザラつきがある、広東麺を思わせるようなザクザクした低加水タイプになっています。
内容は盛りだくさんになりましたが、温玉や海苔はスープの味が濁りますし、個人的には以前のシンプルな形のほうが良かったかな。どうもご馳走様!
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