インフレから取り残される老舗の名店「とんかつ吉兆」@日本橋

大阪市
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バブル崩壊からの日本は、世界から取り残されて経済成長出来ずに貧しくなっていると言われております。

少子高齢化で税金や介護保険の負担ばかりが増える割に、賃金が上がってないのが主な原因ですが、「シュリンクフレーション」と呼ばれる、箱は変わらず中身だけが年々小さくなるお菓子に見られるように、食材の物価も地味に上がり続けているのも大きいと思います。

外食も、昔は4桁メニューというとレストランクラスの料理屋でしかお目にかかれなかったのに、最近はその辺のラーメンやカレー屋でも当たり前に見かける金額になりました。

むしろ逆に、老舗のレストランなどは、収入が減った高齢の常連さんに遠慮するあまり思い切った値上げをする事が出来ず、相対的にB級グルメの値段に降りてくる現象が起こっています。

日本橋にあるこちらもその一軒でして、もちろん以前から存在は知っていたものの、やや高級路線だったのでずっとスコープから外れていたのですが、嬉しいやら悲しいやらで今となっては十分守備範囲。

とんかつと店名がついていますが、メニューを見ると洋食メニューがズラリ。カツにも市販ソースじゃなくてドミグラスソースがかけられ、実質的には洋食屋ですな。

今回は、まず初訪問という事で基本のロースとんかつ定食(100g)を行っときました。

カツは荒目のパン粉でザックリ揚げられ、サクサクとクリスピー。肉質もレストラントミーほどじゃないですが、脂の甘味が感じられて悪くありません。

オレンジ色のドミグラスソースは、見た目からはいかにも甘酸っぱく見えるのですが、意外とグレイビー寄りでケチャップ控えめ、ご飯に良く合う絶妙な味わいです。

付け合せのキャベツはたっぷりで糸のように細くてシャキシャキ、プロの技を感じます。きゅうり、トマト、ケチャップスパも完備でゴージャスですな~。

もちろんご飯はツヤツヤ、ワカメとえのきが入った味噌汁も出汁が効いていて美味しく、細部まで手抜きが無いのはさすがです。

いや、この内容で税込み1000円は申し分ないコストパフォーマンスです! セットメニューも美味しそうだったので、これからじっくり通いたいと思います。どうもご馳走様!

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