この春、何度目か分からない神戸までのサイクリング。
今回は天気も体調もなかなか好調だったので、三宮からさらに西まで足を伸ばし、ビターなドミグラスソースの探求へと赴きました。
目的地は、新長田にある「グリルきのん」。ishさんが以前に訪問されていたレポートを読んでいてずっと気になっていたんですよね。
場所は新長田駅からさらに海沿いへ行った下町のど真ん中。自宅の一部が店舗になっていて、入り口から少し階段を降りて半地下になっているのが面白いです。
店の表側には、レトロな黒板メニューがあっていやが上にも気分が盛り上がります。昼時で先客は2名だけでしたが、後からガテン系の兄ちゃんが数名やって来て大盛りご飯でガッツリ行ってましたよ。
下調べで苦手なレアカツタイプじゃないと分かっていたので、注文はビフカツ(1200円)。ishさんが訪問した2006年は1150円だったようですから、何と15年で50円しか値上げしていなくてビックリ。
メインのビフカツにはキャベツの千切り、レタス、きゅうり、トマト、そして何故か短く刻まれたケチャスパが添えられています。
さらに小皿にはこれも謎な大根おろしと桜漬け。そしてご飯と出汁の効いた味噌汁と盛りだくさん。
さてメインのビフカツですが、衣は薄手でカラッと揚がっており、肉の厚さは5mm程度で火の通りはミディアム、肉を叩いてあるようでとても柔らかいです。
ドミグラスソースは、程よいビター感と軽い酸味があり、あまりトマトっぽさは無くてワインの風味とグレイビーの旨味をしっかり立たせたタイプで、個人的には非常に好み。ソースをケチらずたっぷりかけられているのも嬉しいポイント。
いや~、わざわざ新長田まで足を伸ばした甲斐がありました。こんな名店がこんなド下町にある神戸の底力を、まざまざと見せつけられた感がありましたね~。どうもご馳走様!
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