まだまだ続く、「中国料理 食生々」の日替わりランチ定点観測。
本当は、この日は別の店でランチをする予定だったのですが、あの名菜「東坡肉」を見つけたとあっちゃ頼まないわけには行かないですからね~。
でも意外な事に、私の後から入店するお客さんのうち、東坡肉を頼むのは2割ぐらいで、ほとんどの人は「えびのピリ辛どろっと玉子とじ」のほうを選ぶんですよ・・・何ででしょうね?
東坡肉とは皮付きの豚バラ肉をじっくり煮込んだ、中華式の豚の角煮で、とても手間のかかる料理なので頼まない手は無いと思うんですがね~。
上からの写真ではその全容が全然分かりませんな。副菜は、酸味の効いたタレがかかった揚げ出し豆腐と、いつもの八角がほんのり香る溶き卵スープ、おかわり自由のご飯に杏仁豆腐。
これなら分かりますかね。大きな皿のど真ん中には、茶色に煮込まれた巨大な皮付き豚バラ肉の肉塊が鎮座ましましております。
でも箸で切ってみると、何の抵抗もなく脂身はトロトロに、赤身はホロホロとほぐれて行きます。
味は見た目ほど濃くなく、ほんのりした甘辛で、たっぷり使われた紹興酒が脂のしつこさを打ち消し、実に上品な味わい。肉の上にかかっている、雪菜のような漬物がアクセントになっていて面白いです。
いやボリュームもクォリティもあっぱれな逸品、これが1000円で食べられるのはまさに僥倖。もし次回Instagramで見つけたら、是非頼んでみてください。どうもご馳走様!
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