しばらく前に、西大路丸太町の交差点、いわゆる円町にラーメンムギュという店が話題になった事がありました。
機会があれば食べに行こうと思っていたのですが、なかなか京都の野暮用とは方向とタイミングが合わず、ずっとそのままになっていたところ、風の便りで烏丸蛸薬師に2号店を開いたというニュースが飛び込んできました。
そこなら、実家からチャリで10分もかからない場所なので、遺品整理をした日の合間にちょこっと訪問する事に。
場所は、蛸薬師通りを烏丸通から東へ入ったすぐのところ、染匠会館という建物の脇にある路地という、ちょっと一見ではまず入らない場所の奥にあります。
そのどんつき(一番奥)に古びた町家を改装した店舗があり、中に入ると今風にウッディーでモダンな内装が設えられています。
メニューはデフォルトらしいオニバラ白、オニバラ黒、濃厚とりそば、まぜそばなどがありますが、醤油好きなのでまずはオニバラ黒(850円)をオーダー。
見た目は一面にバラチャーシューが敷き詰められていてインパクトが強いですが、1枚1枚は紙のような薄切りで口の中で溶けていきます。
スープは名古屋コーチンと国産赤鶏の丸鶏を炊き込んで再仕込み醤油で仕上げた、いわゆる”鶏水”タイプで旨味のベースがしっかりしています。
麺は低加水の中細ストレートで、適度な腰と歯切れ良さがあります。麺量も思ったよりしっかりあります。あとは九条ネギのみとシンプルな構成。
薄切りチャーシュー、鶏ガラベースの濃い口醤油スープ、低加水の中細麺、九条ネギという構成は、まんま新福菜館と同じですが、それを現代風に再構成したラーメンという印象。
ちょっと850円という値段は割高かなと思いますが、洛中繁華街のど真ん中でハズレのないラーメンがいただけるのはありがたいですな。どうもご馳走様!
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