以前に雑誌か何かの取材記事で見かけ、漆黒のドミグラスソースに目を奪われてずっと気になっていたのですが、大衆洋食というには少し高めなお値段と、弁天町という場所でなかなか訪問の機会が持てずにいたお店。
最近はラーメン屋でも4桁メニューが当たり前になって、自分の中でも値段のハードルが下がったおかげで（涙）、やっとこさ初訪問と相成りました。
場所は、弁天町の駅から南西に5分ほど歩いた裏通りにひっそりと佇んでいます。
ハンバーグとエビフライ、魚フライセットが気になったのですが、ちょっと値段にビビってしまい、今回は「本日のランチ」の中から「ハンバーグとひとくちカツセット」（1480円）にしてみました。
店内は観葉植物が飾られたウッディーな内装で、テーブルクロスもかけられていて高級感がありますな。
まず最初にコンソメスープが出されたのですが、よくある市販品のコンソメではなく、ちゃんと肉の出汁、フォンの味がする手作りでビックリ。これは料理への期待も高まります。
そしてハンバーグとひとくちカツのセットが登場。料理は立派な大皿に載っていてボリュームがありますな！
まずは漆黒のドミグラスソースを味わってみると、意外とビター感はそれほどでもなく、赤ワインを煮詰めて甘辛い味付けに仕上げられ、ほんのりクミンのようなスパイスが効いているのが特徴的。
ハンバーグはつなぎがほとんど無くて、ナイフで切ると肉汁がドバっと溢れ出します。粗挽きの肉と大きめに切られた玉ねぎのざっくり感が心地よく、クオリティ的には今まで食べた中で一番かもしれません。卵がたっぷり入ったタルタルソースが添えられているのがちょっと謎ですが・・・
サクサクと歯切れ良いひとくちカツには、ドミグラスソースとは違うあっさり目のソースと、これもハンバーグとは異なるシャバっとしたタルタルソースが添えられているのが面白いです。どういうこだわりなんでしょうかね？
付け合せは、不思議な甘い味付けのポテサラ、手作りのにんじんドレッシングがかかったサラダ、カレー風味のマカロニサラダという組み合わせ。
ちょっと期待のドミグラスソースが自分の想像していたタイプと違ったのが残念でしたが、店内はめちゃくちゃ美味しそうなカレーの香りが漂っていたので、次回は是非ともカレーの方を食べてみたいと思います。どうもご馳走様！
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