仕事場や家の近所にある店は、いつでも行けると思ってついつい後回しにしてしまうのが私の悪い癖でして、梅雨になってようやく近場巡りをする気になっております。
今回は、仕事場からほど近い「グリルABC」さん。極薄の卵で包んだオムライスが名物なのですが、オムライスのご飯に混ぜ込んであるのが、牛タン先を煮込んだ細切れで、これが実に良い味を出しているんですよね。
なので、ずっとその本体であるタンシチューを食べたいと思いながら幾星霜・・・ようやく念願のタンシチューを食べる踏ん切りがついたという次第。
シチューには赤ワインが欲しいところなんですが、お店においてあるお酒はビールと日本酒のみ(笑)。潔く食事に特化した営業なんですな。仕方なく、オーダーはタンシチュー(1500円)単品とビール(550円)で。
タンシチューにはサラダとドミグラスソースを混ぜ込んだスパゲティの付け合せがたっぷりで、単品でも物足りなさはありません。
牛タンの厚みは1cmぐらいありますが、とろけるように柔らかくてお箸でらくらく切れてしまいます。サイズも大きくて食べごたえ十分。
漆黒のドミグラスソースは、それほどビターじゃなくてチョコレートのような甘みとトマトの酸味が効いたこってりしたタイプ。ちょっと自分の好みとは外れますが、これがこの店の伝統なんでしょう。
それにしても、最近はビックリするぐらい高騰している牛タンの単価を考えるとコストパフォーマンスは相当高いです。今度はまたオムライスをいただきに来たいですな、どうもご馳走様!
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