まだまだ続きます、梅雨なので近所の飲食店を徘徊シリーズ。
このところのインフレ進行で、資本系の外食店が順調に値上げをしていく中、これまでちょっと値段が高めで手が届きにくかった個人店が、相対的にリーズナブルに感じられるようになりつつあるのですが、こういう現象を何と呼べばいいんでしょうね。相対性理論?(笑)
さてこちらは、中央大通りと松屋町筋が交差する農人橋から、南東へ少し入ったところにあるとんかつ屋さん。店名に大将とついてはいるけど、愛想の良い中年の女性2人で切り盛りされています。
ずっと前から店の存在自体は知っていたのですが、メニューがどれも4桁なのでランチの値段としては厳しく、今までなかなか敷居を跨ぐ事が出来なかったのですが、相対性理論のおかげでやっと訪問する勇気を持つ事が出来ました。
ヒレカツ、カツカレー、エビフライなどのメニューがある中、やはり最初は王道で「ロースとんかつ定食」(1200円)をオーダー。
とんかつの付け合せはキャベツとたっぷりのスパゲティサラダ。ツヤツヤのご飯と出汁が効いた味噌汁はおかわり自由。
豚肉は最大1cm厚と肉厚で、肉質は値段を考えるとまずまず。ただちょっと火を通しすぎているきらいはあるかな。
とんかつにかかっているのはドミグラスソースで、これがケチャップに頼らないグレイビーベースのビターで味わい深い逸品で、そこらの下手な洋食店よりも本格的な代物でビックリ。
今年の春に、谷町4丁目にあった「グリルSTEREO」が閉店してしまい、また大阪では貴重なビター系ドミグラスソースを出す店が無くなってしまったと悲嘆していただけに、近所に意外な伏兵が潜んでいたような気持ちです。
ドミグラスソースが美味しい店はカレーも美味しいというのが私の持論なので、今度は是非カツカレーの方を食べてみたいと思いました。どうもご馳走様!
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