鶴橋駅前を筆頭に、特に最近は新陳代謝が激しい焼肉激戦区にありながら、実に創業68年という長きに渡って生野区民の高い支持を集めている焼肉屋。
場所は、大阪メトロ千日前線・少路駅から東西に伸びる道を200mほど西に入った場所にあります。
メニューはご覧の通り、それぞれ肉の量は100g程度、値段はまずまず標準的なところでしょうか。
真ん中の柔らかい部分だけをカットした上タン。とても柔らかくて肌理が細かく上質。
上ハラミももちろんジューシー。熟成が上手いのか、肉の旨味がしっかり引き出されている印象。
口の中でふわっと溶けるウチヒラ薄切り。つけダレもコクがあって抜群に美味しいです。
適度に霜降りな並ロースはご飯が欲しくなります。
塩ツラミはちょっと肉が固くて噛み切るのに苦労しました・・・
どっさり盛られた生センマイはエッジが立った細切りで、シャキシャキした歯ごたえが快感。
テッチャン、アカセン、レバー、タンツラ、シンゾウが入ったホルモン盛り合わせも新鮮そのもの。
そして肉も美味しいのですが、サイドメニューのレベルが高いのも特筆すべき点。
店の看板メニューである「コンク汁」。牛テール肉をほぐれるまで徹底的に煮込んでトロみを付け、溶き卵を入れたもの。一口飲めば、体中にパワーがみなぎります。
キムチは自家製で、魚介が効いてフレッシュかつ奥深い味わい。
ナムルも野菜がシャキシャキ、それぞれ味付けにメリハリがあって楽しいです。
冷麺は、麺は市販品っぽいですが、スープにコクがあってグイグイと箸が止まらなくなります。
肉のクォリティはめちゃくちゃ良いというわけではないですが、熟成具合が適度でタレが美味しいので安心していただけます。そしてサイドメニューのクォリティと充実度は申し分なし。
店内は常に地元の常連客で賑わっており、一見客は皆無。焼肉にうるさい生野区民が普段使いする、知る人ぞ知る焼肉店だと思います。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
＞＞http://gourmet.gazfootball.com/recent.html
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