割烹レベルの素材を、確かな技術でシンプルに調理される珠玉の居酒屋「上川南店」@天満
この日は仕事が早く終わるのが確定していたので、お店に電話をかけて18時半までの予約枠に滑り込みました。
だいたいいつもこの時間は満席なのですが、寒い日だったせいか珍しく7割ぐらいの入りでしたね。
いつものように、こちらではビールは飲まずにハチマキと呼ばれる二合徳利の燗酒をいただきます。
美しい蓋付きの器で出される「炊合せ」。
野菜はかぼちゃ、さつまいも、たけのこ、利休麩、きぬさや、海老芋。形よく甘めの出汁でホックリ煮込まれて美味。甘辛く煮たトコブシはワタ付き、臭みは一切なくとても柔らかいです。
鱈の白子が美味しそうだったので、醤油焼きでお願いしました。白子は新鮮そのものな上に、遠火でじっくり火を通された白子は旨味が凝縮され、醤油と味醂のタレも白子を引き立てています。いや、これは自分史上最高の白子でした!
お母さんからサービスでいただいた、数の子の粕漬け。濃厚な酒粕とプチプチと粒立った数の子の食感が絶妙、酒があっという間に消えてしまうじゃないですか~。
というわけで、店の名物である湯豆腐を半丁で締めました。昆布はとろろ昆布じゃなくて、出汁に溶けないおぼろ昆布を使っているところがさすがですなあ。
最後にいただく緑茶がまた美味しい。あまり普段はお茶を飲まないのですが、こちらのお茶は必ず頼んでしまいます。
店のメニューに値段は書いておらず、これで締めて5000円弱。決して安くはないですが、それだけの価値はある名店です。どうもご馳走様!
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