いわゆる「さぬきうどんブーム」の少し前ぐらいから、香川のあちこちでうどんを食べ歩いていたのですが、ブームに便乗と見られてしまうのもシャクなので(笑)あえてデータを公開してなかったのですが、そろそろブームも落ち着いたようなので、とりあえず行って良かった店の評価をまとめてみました。
評価は他のページ同様、味とCPに分けていますが、基本的にレベルの割に無茶苦茶値段が安いので、CPは全部Aだと思っていただいても結構です(笑)。あと、味のAとA+の差は、ダシが関西人の口に合うかどうかで付けてると思ってもらって結構です。
なおデータについては、住所を書いてもMapfanWebでは道が出てこない店が多く(笑)、製麺所などは営業時間が日々変化しているところも多いので、申し訳ありませんが省略させてもらいました。四国新聞社のサイトで検索するか、さぬきうどん全店制覇という本で確認してください。
味については、あちこちのサイトに書かれているように、特に製麺所はうどんが茹で上がってからの時間によって出来の差が激しく、また、ここのデータもごく最近の食べ歩きではないので、実際に行って見て評価と食い違いがあっても、その点はご容赦ください。
田舎の雑貨屋兼食料品店としか思えない店だが、店の向かって右側、レジの奥に製麺スペースがあってそこで立ったままうどんを食べさせてもらえる。時間は8時半ごろから売り切れまでだが、休日は午前中だけで売り切れる様子。うどんは太麺でありながら強靭な弾力と伸びを兼ね備えた、文句なしに素晴らしいもの。中讃の有名店が規模拡大につれ質を落としていると噂される中、このクォリティを持続しているのは極めて立派と言うしかない。
(09/09/24更新)
昼の11時半からたった1時間だけ、工場で作りたてのうどんを店先で食べさせてくれる。さすがに出来たてで供せる事にこだわった営業時間だけに、うどんは文句のつけようも無い出来。小さな製麺所のような出来の当たり外れが無いのも工場の強みだ。これでも以前と比べると、食べるスペースが大分広くなって訪れやすくなった。
(2004年以前の情報)
何と驚きの1玉70円! 麺の質も、ちょっと縮れの入った強靭なコシが特徴のストロングタイプで、中讃でもなかなかお目にかかれないほどの逸品。ダシは無く、ダシしょうゆをそのままかけるか、釜玉にして食べるのみ。卵も30円と格安。納屋に入って、自分の順番がきたら、玉数と温いのか冷たいのかをおばちゃんに伝えて、丼に入れてもらってから、お金を横にあるお盆に入れて、テーブルの上にある卵やネギ、しょうゆをかけて食べよう。最近どっちの料理ショーの特選素材などでテレビに出てしまい、物凄い行列になってしまった。
追記:あまりの行列のため、とうとう5月に移転再オープンらしい。移転先住所は高松市香川町川東下字高須899-1。
(2004年以前の情報)
山越、なかむら、池上の「製麺所行列四天王」の中で一軒しか行けないとすれば、個人的にはここを選びたい。その山奥にある秘境度と水のおいしさが生み出す透明感あふれるうどんは正に感動の一言。名物とうがらしの佃煮と酢醤油という、一見怪しい味付けも食べてみると実にさわやかで目からウロコ。うどんの他にそばもあって、地元の人に人気だ。
(2004年以前の情報)
ここも看板も何も無くて非常に場所が分かりにくいところだ。しかも中に入っても注文方法が分かりづらかったりする。とりあえず、うどんをゆでているところで麺の玉数を言って、横にあるなべからだしを注ぎ入れ、適当に具を載せて左側の食事スペースに持っていこう。料金は食後の自己申告だ。うどんはコシ、伸びともに素晴らしいが、ゆでてから時間が経つと早く伸びが弱まるタイプの麺なので、出来れば茹でたてをもらいたいところ。
(2004年以前の情報)
物置としか言えない店構えと、客が自分でネギを裏庭からもいで来るのがマスコミで話題になった店だが、客が増えすぎた今は駐車場や食事スペースも整備され、ネギもまな板がある机の下にちゃんと用意されているようだ。とは言え、その完全セルフのシステムと「ぐに〜んちゅるちゅる」としか形容の仕様が無い摩訶不思議な食感の麺は相変わらず健在。すっきりした味のいりこダシとのコンビはうどんめぐりに疲れた胃にもどんどん入ってしまう。丸亀に弟さんがやっている支店があるが、本店よりやや整ったタイプなのが面白い。土日は大行列を覚悟で。
(2004年以前の情報)
何の変哲も無い農家の建物の前には常に車の列が並んでいる。国内産小麦がブレンドされたうどんは、深い味わいと見事なコシが両立した逸品。ただ、ここもダシにいりこのどぎつさが出てしまっているので、関西人はしょうゆをかけて食べるほうがいいかも。土産店で売られている持ち帰りうどんに、ここの屋号を書いたものを見かけるが、全くの別物と思ったほうが良い。
(2004年以前の情報)
強靭なコシと、エッジが立つと言うより「張っている」という表現をしたくなる、独特の断面が特徴的なうどん。高松市内から近いのも便利だ。麺は太いのと細いのを選べる。店に入って左にあるカウンターで玉をもらい、天ぷらの数を最初に言って清算してから、しょうゆやダシをかけて食べよう。ダシはかなりイリコのえぐみがあるので、好き嫌いが分かれそう。
追記:2006年で閉店してしまっていたらしい。
(09/09/24更新)
その何の変哲も無い場所とドライブイン的な店構えから、あまり観光客のターゲットとなってはいない店なのだが、うどんの実力は駐車場にある香川ナンバーの多さで分かる。元祖ぶっかけうどんはレモンが利いた優しい味わいのダシと強靭なコシのうどんのハーモニーが実に印象的だ。一般店らしく、麺の出来に外れは少ないし、しかも値段が安目なのも嬉しい。
(2004年以前の情報)
旧国道沿いにひっそりと佇むロケーションで、そのありふれた店構えには屋号も無く、外から見たらとてもおいしいうどんが食べられるように見えない店なのだが、これがどっこい実に素晴らしいうどんを出す。麺は、宮武ファミリー共通の力強さを持ちながら、きちんと整えられたエッジが見事。醤油でもいいが、イリコがふんだんに香る濃厚なダシも是非味わいたい。
(09/09/24更新)
高松市内で現在グングン人気を高めている新鋭店。薄茶色で透明感のあるうどんは、三ツ島真打と非常に良く似た伸びと弾力、モチモチ感に優れた熟成麺で、今まで香川ではあまり見かけなかったタイプ。茹でて10分経った麺は全て廃棄する店主の姿勢が頼もしい。ボリュームも多めなので高松市街という場所を考えたらCP的にも立派。
(09/09/24更新)
ありふれた大衆食堂にしか見えない極めて地味な店構えと、あの「なかむら」にほど近いと言うロケーションゆえか、ほとんど観光の話題に上らない店なのだが、「プラスチック」と形容するしかない麺のピカピカしたツヤとエッジの立ち方にびっくりする。釜揚げとわらび餅が店の売りなのだが、まずは冷たい麺を食べてその驚きを味わって欲しい。
(2004年以前の情報)
ご存知、さぬきうどんの元祖行列店。もちろん今でも店をぐるりと取り巻く行列風景は健在だ。ベストコンディションならばコシ、ツヤ、伸び共にパーフェクトなうどんを出すのだが、人が増えすぎたせいか最近は質にばらつきが出来てしまっているのが残念。ダシもあまりおいしいとは言えない。土日は避けるのがベターかも。
(2004年以前の情報)
正直店の外見は安普請であまりおいしそうな感じは受けないのだが、出されるうどんは間違いの無い本物である。ここの特徴はダシの熱いの冷たいの、かけダシかぶっかけダシかを自由にブレンドして食べられるところで、自分の気に入った割合を見つけ出すのも楽しい。
(2004年以前の情報)
琴電栗熊駅すぐという電車でのうどんめぐりには絶好のロケーションにある店。コシとツヤが両立したうどんと上品なダシはもちろんだが、卵の天ぷらの半熟度合いも抜かりなく、全てにおいて平均レベルが高い品揃え。子供さんが書いたであろう「うどんの作り方」が張られた店内はのんびりした空気が漂っていて、つい忙しい食べ歩きツアーの中でもゆっくりしてしまいたくなる。
野球の名門、尽誠学園のグランド近くにある民家を改造した店。細めでツヤのあるしゅっとした印象の麺と、カツオが効いた薄めのだし、そして巨大なあげのコンビネーションがおいしい。最近では近鉄百貨店の物産展にも出店するなど、歴史は浅いが今やすっかりさぬきうどん界の有名店である。
(2004年以前の情報)
ここは、さぬきうどん用小麦粉を生産する日讃製粉の取締役の人が経営しているそうだ。店は工場を改造したらしく、かなり広々としている。当然、麺はやや固めのコシにきちんとエッジが立ったさぬき正統派。かけ放題のしょうがや天カスをたっぷりかけて食べよう。
(2004年以前の情報)
1玉の小が150円、2玉大は250円。うどんの質にはちょっとばらつきがあるが、当たりはかなりうまいのは保証する。だが、ここの価値は店で揚げている鰯の天ぷらに尽きる。値段は時価だが、高くても200円どまり。場所は住宅街に埋没していてかなり分かりにくいが、頑張って探そう。
追記:ご主人の逝去により残念ながら閉店。
(09/09/24更新)
原色を使ったポップな店内が特徴の、ワイドな品揃えをそろえる大衆セルフだが、麺質もなかなか立派なもの。常連さんには大きな卵焼きや豚汁うどんが好評らしいが、そこまで食べる余裕が私の胃袋には無かったのが悔やまれる。次は是非試してみたいところ。
(2004年以前の情報)
観音寺のホテルのフロントに「うどんを食べに来た」と言うと、すぐさま「岩田屋ですか?」と聞かれたぐらい、もはや観音寺の名所と化した店だが、外見はかなり古びた日本家屋でうどん屋にはとうてい見えない。これで躊躇せずに入れる観光客がいるのだろうか(笑)。中に入って奥でうどんを打っている人に大か小かを告げ、手前の狭い部屋で待っているとうどんを持って来てくれるので、鍋からだしを注いでテーブルの薬味をかけていただく。程よいコシと関西風の昆布の利いただしがコシに疲れた胃袋に実に優しく感じられる。
(2004年以前の情報)
まさに「山中の彦江」とも呼ぶべき秘境中の秘境。最初にこの店を見つけた人は偉大と言うしかない。中に入ると、建物の真ん中に製麺場がどーんとあって、客は黙ってその片隅で食べるのみ。残念ながら、訪れた時は打ちたてにもかからわず麺質は感動するほどではなかったが、こういう食事体験はなかなか忘れられるものじゃない。
(2004年以前の情報)
名物なめこおろしうどん580円は、なめこのぬめりと甘めのタレが合わさって、独自のうまさをかもし出している。だが、何と言っても、エッジ、コシ、伸び、ツヤ全てが非常に高いレベルを見せるちょっと太目の麺は香川の中でも最高クラスの逸品。いつ食べても打ち立てを出してくれるのは、県外客にも安心。高松市内ではとりあえずここに行っておけば間違いは無い。同じ値段の山かけうどんもお薦め。
追記:残念ながら閉店。高松の財産と呼べる店だったので本当に惜しい。
(2004年以前の情報)
江戸時代の本陣をそのまま使った立派な店構えと中庭の空間にまず感嘆。そしてずっしりと豪華な砥部焼の器に入ったうどんもまた、コシもツヤも非常に立派な出来。それでいてさほど値段も高くないのが偉い。とんでもない穴場店もあればこういう店もあるから香川は奥が深い。ここの「ぶっかけ」は普通に言うところのぶっかけうどんでは無いので、そういう人は「ざるぶっかけ」を頼もう。
(2004年以前の情報)
さぬきうどんのニューウェーブと言える店の代表的一軒。名物のぶっかけえび天うどんは、細身でありながらしっかりコシを感じる麺と、通し揚げされたプリプリのえび天のコンビが絶品。店内が狭い上に昼時はかなり混むので早めに行こう。
(2004年以前の情報)
老舗「長田うどん」から女将が独立して構えた店。当然、長田ゆずりの釜揚げうどんが名物で、柔らかな表面に潜むコシと、関西人も唸らせる香り高いカツオダシのハーモニーが絶品。しかも値段が安いのが嬉しい。ダシ猪口に徳利からダシを注ぎいれ、自分ですりおろすしょうがと共にどうぞ。水で締めた冷やしうどんも、別の表情を見せてうまいので両方頼んでみよう。
(09/09/24更新)
木に囲まれた小さな丘の上に忽然と姿を表すシチュエーションがあまりにも有名な店。薪でゆがかれたうどんは、宮武の流れを汲むコシとねじれが利いた力強さがありながらも同時に滑らかさが同居する素晴らしいもの。ただ、出来にばらつきがあるのと量が少なめなのが惜しい。でも、一度は行っておく価値がある店なのは間違い無い。
(2004年以前の情報)
観光客よりは、地元の人に大人気の店。エッジの立った白くなめらかで気品のある外見ながら、内にはしっかりしたコシを備える、セルフとは思えないレベルの高い麺が素晴らしい。基本のぶっかけやしょうゆうどんを始め、さまざまなメニューが特徴。
(2004年以前の情報)
昼時には、地元の客でかなりの行列が出来る人気店。コシと伸びが素晴らしい麺もさることながら、揚げたてで出される天ぷらのボリュームが凄い。香川のレベルで考えると値段は全体的に張るが、味とボリュームを考えれば決して高くない。まずはかしわ天か、いか天ざるうどん600円を食べてみよう。
(2004年以前の情報)
坂出の海に近い殺風景な風景の中にこれまた殺風景なたたずまいで、とうていおいしそうには見えない店なのだが、ぐにょ〜んとしか形容の仕様が無い、伸びの強さでは県内屈指のうどんを食べさせてくれる。ぶっかけは甘めのダシに香川では珍しくワサビが添えられているのが特徴的。値段は一般店らしい価格だが、量がかなり多いので満足出来る。
追記:残念ながら閉店した模様。まあ、あの立地では人が来るほうが難しかったとは思うが・・・
(2004年以前の情報)
観音寺と言う場所と、県道沿いにあるごくごく普通の一般店という外見のせいでマスコミにほとんど注目されていないようだが、麺のコシ、伸び、なめらかさ共に申し分なく、うどんの質は香川でも一級品のレベルにあると言える。観音寺では夕食はここで食べて、食後は海に沈む夕日が拝める琴弾回廊の温泉につかろう。
(2004年以前の情報)
ここも街道沿いにある何の変哲も無い外見の店ではあるが、強靭なコシとねじれを見せるうどんは十分に個性的。うどんが3玉入った釜揚げのジャンボうどんが看板メニューだが、さぬき随一のコシを堪能するならざるうどんなどの冷たいメニューで食べてみよう。
(2004年以前の情報)
長い歴史を誇る店。今は表通りの玄関は使用せず、ちょっと裏に入った店舗でセルフ店を営業している。1玉は150円からだが、しょうゆうどん350円などを頼むと茹でたてを出してくれるので安心だ。茹でたてメニューは店内に張り紙があるので確認しよう。
(2004年以前の情報)
丸亀市の土器川沿いにある見た目はごく普通の一般店。肉がたっぷり盛られた肉うどんが名物なのだが、普通のざるうどんやしょうゆうどんもかなりレベルが高い。うどんの作り置きをしないという店のポリシーもうなずける出来だ。なのに、観光客はあまりこういう地味な実力派店には来ないのが不思議。
(2004年以前の情報)
さぬき豊川ICの近くにあり、開店時間は6時から8時までと、早朝に車で着いたときには使い勝手が良い店。うどんは小麦の香りが高くて腰がガッシリした、素朴でストレートな讃岐らしい味わい。まずは店の人に、大と小のサイズと冷たい麺か温かい麺か、醤油で食べるかダシで食べるか、それとも釜玉にするかを言うべし。
(09/09/24更新)
麺のツヤ、コシ、伸び共にバランスされた、正にさぬきうどんの標準を味わえるセルフ店。1玉170円から。栗林公園に近いので、観光のついでにも便利だ。おいしさで名高いコロッケを始め、数々の天ぷらを載せて食べる前に清算してもらおう。
(2004年以前の情報)
温泉卵うどん260円が有名なセルフ店。とろっとした黄身を麺にからめて食べるのがおいしい。麺自体はちょっとエッジは緩めだが、コシも伸びもなかなかのもの。安心して使える店である。
(2004年以前の情報)
田んぼのど真ん中にあるのどかな風景で一躍人気になった店。しかし近頃では周囲に駐車場が出来てのどかさは少し減少してしまった。うどんはそれほど際立った個性は無いものの、おあげさんを乗っけて食べると、周りの風景となじんで実にまったりした気分になれるうどんだ。
(2004年以前の情報)
善通寺からやや南西に入った住宅街にあるいかにも製麺所といったたたずまいの店。いりこがたっぷり入った味わい深いダシが特徴的だが、暖かいダシをかけるとコシが落ちてしまう麺なので、出来れば冷たく締めてしょうゆをかけたうどんと2杯食べて欲しい。
(2004年以前の情報)
県庁そばというロケーションもあって、いつも店内は地元の人でにぎわっている。システムは正にセルフの王道、うどん玉をもらって自分でネギ、ダシ、ゴマ、天カスをかける。コシが少し弱い時があるが、ダシがうまいのでいつでも気持ちよく食べられる。
(2004年以前の情報)
ここはうどんより何より名物おばちゃんだ。独特のリズムに乗ったしゃべりで、客は否応無しに記念写真を撮ったり、ノートに記帳したりというおばちゃんペースに巻き込まれていく(笑)。うどん自体はかなりおとなしめでスルスルと入ってくタイプだが、古い建物とおばちゃんのキャラクター、そしてうどんの性格のギャップが面白くてついつい寄ってしまう店。
(2004年以前の情報)
川沿いの道にひっそりと佇むいかにも讃岐の日常を感じさせる店。店の前の木陰で、いつも「いただきさん」(香川で言う行商のおばさん)の姿が見えるのもポイントが高い。麺もダシも自己主張しすぎず、食べてる間に自然とのんびりした気分になってしまう。小150円。
(2004年以前の情報)
(2004年以前の情報)
とにかく地図があっても迷う事確実。その分かりにくさは彦江をもしのぐほど。うどんは、なかむらのちゅるにゅる感と、太麺のコシが合わさったような独特なもの。ただ、関西人の私にとってはダシがえぐくて辛いのがまいった。今度行く時は醤油で食べたい。
(2004年以前の情報)
川沿いにある古びた建物の中で、その建物に負けず劣らずの古いうどん釜でおばちゃん達がうどんをゆでている有様は、これが正に讃岐の原風景じゃなかろうかという懐かしさとのんびりした空気に溢れている。うどん自体は標準的なものだが、この店内の雰囲気が何よりのご馳走である。
名実共に香川の一般店の代表格と呼べる店。名物冷天おろしは値段こそやや張るものの、少し縮れたブリブリのコシが印象的な麺と、通し揚げされた数々の天ぷら、冷たい大根おろしが奏でるハーモニーが絶品。内装もなかなか綺麗で、讃岐ツアー初心者にも最適だ。
(2004年以前の情報)
麺とダシの温度の組み合わせで、「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」というバリエーションを最初に生み出したといわれる店。そして、いわゆる「宮武ファミリー」と呼ばれる店の元祖である。うどんはファミリーの元祖らしく、コシが前面に押し出された、やや黄色みがかった手切りの無骨な麺と、さっぱりしたエグみの少ないイリコダシが特徴的。値段の割に少し量が少なめなのが惜しいところ。
追記:2009年の夏に惜しまれつつも閉店
(2004年以前の情報)
国産小麦100%にこだわった麺は、少し縮れが入った伸びやかなもの。それに、「揚げ出し豆腐のおろしぶっかけ」や「肉しぐれ煮ぶっかけ」など、日替わりで供される非常に凝った内容の具が合わさって、立派な一品料理となっている。店も大変におしゃれで、家族連れやカップルにも最適だ。
(2004年以前の情報)
パチンコ店の駐車場をまっすぐ進むと現れる凄いシチュエーション。ひやひや、あつあつ、ひやあつなど宮武系のメニューで、強靭なコシのやや黄色身がかった縮れ麺は、正に宮武の特徴そのまま。小250円と高松値段なのは仕方ないか。中讃まで遠出できない人はここで食べよう。
(2004年以前の情報)