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京都駅北西エリアにひっそりとたたずむ知るひとぞ知る老舗洋食屋。京の町家風の作りは観光客にも嬉しい。
からっとラードで揚げられた香り高い大ぶりのとんかつに、昔から変わらない味のドミグラスソースが添えられる正統派スタイル。それでいて、値段は850円からと丁寧な仕事振りに見合わない安さ。さらに昼は550円のサービス定食があるという大盤振る舞い。欠点があるとしたら公式サイトが無駄に重いところぐらいか(笑)。
(2004年以前のデータ)
天満市場の北側にある、取材拒否の知る人ぞ知る洋食店。昼は営業しておらず、夜営業のみだが、店は予約でいつも満席、フリーで訪れるなら9〜10時以降でないとなかなか入れない人気を誇る。ただ、給仕担当の方はかなりぶっきらぼうだし、食器は基本箸と取り皿1枚のみなので、サービスを期待する人には向かない。
その秘訣はとにかく驚くべきコストパフォーマンスの高さ。プリッとした海老3本にタルタルがふんだんについた「ちょっとエビフライ」が280円、数種類の野菜とかつお節、海苔が積み上げられた和風サラダが320円、柔らかくビネガーで煮こまれたごぼうをそのまんま揚げたごぼうフライが380円、ゆで卵とホワイトソースがぎっしり詰まった卵のクリームコロッケが2個で420円、ウニ入りマヨネーズソースをかぶせて焼いた手のひらサイズの巨大な白身魚のウニソース焼きが480円、トロトロに煮込まれたタンの分厚い切り身が3個載ったタンシチューが780円、厚みが5cmはある肉々しい巨大ミンチカツが850円、最も高額な単品である、柔らかい牛ヒレ肉を使ったビフカツが3個で1200円だから、ここはどこの大衆食堂かと言いたくなる。
もちろん料理に手抜き感は一切なく、ルーのほろ苦さとワインの深みのバランスが取れたドミグラスソース、濃厚なマヨネーズとたっぷりの卵が入ったタルタルソース、甘酸っぱくてクリーミーなサラダドレッシング、魚介のピカタにかけられたコクのあるバターソースなど、どれもきちんと手作りベースである事がはっきり分かる。カレーは醤油が効いた意外なさっぱり系だが、ご飯によく合うルー。
ドリンクメニューも質実剛健は徹底されており、中瓶ビールが480円、グラスワインが440円、チューハイが420円、赤白ワインがボトルで1900円と、居酒屋並みのお値段で二度驚き。ただし、それぞれ1種類しか置いてないとメニューにしっかり記述がされているので留意の事。
(14/09/12 更新)
明るい声の奥さんと、もう腰が曲がり始めたご主人が二人三脚で営む下町の洋食屋。週3日の昼のみという変則的な営業ながら、昼時ともなればお客さんで店内はぎっしりになり、手が回らない奥さんに代わって常連さんが皿の片付けを手伝ったりしている。
なにしろ、消費税が上がってもライスが付いたビフカツ、ハンバーグ、カキフライ、2個添えのミンチカツ、そしてカキフライまでもが400円ポッキリとは、そんじょそこらの学食でもとうてい太刀打ちできない値段。しかも、この値段で真っ当に作られた優しい味のドミグラスソースが添えられているのだから凄いと言うしかない。が、さすがに単品のみでボリューム満点と言うわけには行かないので、これもたった200円のうどんや(何故か中華麺の)汁そばをプラスするのがお薦め。
他には、トンカツとエビフライが載った650円のBランチ、Bランチに目玉焼きとロースハムがついたAランチ750円など。面白いのは、ハムサラダや野菜サラダにもライスが付いてくる事で、いったい誰が頼むのかと思うのだが、常連さんは野菜サラダとハンバーグのように盛り合わせ形式(だいたい650円)にしてオーダーしていたりするのだ。
追記:今まで月水金の営業だったのが、火曜日も営業するようになった。
(16/02/19 更新)
ピザが380円から、スパゲッティやドリアは280円からという激安価格が売り物のイタリアン・ファミレス。それでいて味もボリュームも値段ほど悪くない。500ml入りで500円の激安デカンタワインもさっぱりしていて飲みやすい。
しかしここの本当の驚きは子供へのサービスにある。ハンバーグやウインナー、ポテトが載ったお子様プレートは採算度外視価格の190円、しかもドリンクバーが無料と来たもんだ。子供連れには絶対のお薦め。
(2004年以前のデータ)
「下町のビストロ」と銘打ってあるが、良心的な値段と家族経営ならではの居心地の良さを感じる店内が印象的な、しごく真っ当な洋食店である。
一番人気は海の幸のフライ850円で、サクサクしたサーモンフライ1つと海老・白身魚・帆立が2つずつ載ってツヤツヤのご飯が皿に大盛りと言う内容でのこの値段は格安の一言。フライパンで揚げ焼きして軽めのドミグラスソースがかけられたビフカツ750円や軽やかな食感のカツをさっぱりとしたポン酢ベースのタレで食べる一口カツ650円、豚じゃなくて良質の牛肉を使った生姜焼き600円、牛肉の旨みが詰まったカレー600円にしても、値段に見合わぬ素材の良さときめ細かな仕事ぶりには感嘆するしかない。付け合せが少し寂しいのと、高い品のCPも考慮して店のCPはB+としたが、Aに限りなく近い評価である。昼時は行列とメニューによっては売り切れを覚悟で。
(06/12/15 更新)
住所:大阪市城東区今福東1-7-5 【MAP】
電話:06-6939-7001
営業時間:11:30-14:00 17:30-21:00 日祝11:30-13:45 17:00-21:00
定休日:火曜
古ぼけたサンプルが雑然と並べられているショーケースや外装のくたびれ方とは対照的に、かなりの実力を持っている地域に密着した洋食店。
平日のランチタイム一番人気のグリルランチ(800円)は、贅沢にも皿で出てくるポタージュスープに加え、照り焼き味のポークソテーにハンバーグ、エビフライが熱い鉄皿に載っていて、ワインがたっぷり入ったドミグラスソースとプリップリで甘〜いエビが非常に秀逸。900円のシーフードフライランチはさらに豪華で、カラリと揚がった海老・ホタテ・イカ・魚・カニクリームコロッケが皿に積み上げられた上に手作りのタルタルソースがたっぷりと添えられ、大の大人でもおかずだけで満腹になるのは確実な上に、さらにライスも他店に比べると多い目なのだから全くもって恐れ入る。
1200円と高めなステーキランチも、2cm厚で重さ200gはある柔らかいモモ肉が使われ、この内容なら2000円は取れるだろうというお得なもの。夜のメニューもシチューやステーキ類を除けばほぼ1000円以下のお値段なのも嬉しいポイント。週末のランチタイムは開店前から行列が出来る人気なので、早めに来店したいところ。
(09/01/28 更新)
明星学園などの学校に囲まれた静かな空堀地区にある洋食の店。
ライス・味噌汁・漬物がついたランチの定食はチキンカツ定食600円から揃っていて、一番人気は2cmの厚みと大人の手のひらサイズで食べ応え十分、それでいて大きめに切られた玉ねぎの甘味と、ひき肉のふんわりした食感が見事なミンチカツ定食(700)。甘くて柔らかい貝柱フライと、サックリ揚がった豚ヒレカツのセット900円などの盛り合わせ定食も人気。どれも格安お値段でありながら、フルーティなドミグラスソースを始めドレッシングやタルタルソースが全て手作りと丁寧な仕事が嬉しい。素材も冷凍を使わないことを明言するなどこだわりが感じられる。
盛り付けは簡素ながらも、メイン・サラダ・ご飯がどれもたっぷりで、まさにシンプル・イズ・ベストを絵に描いたような名店である。
(10/09/24 更新)
塩草の三久食堂の息子さんがやっていると言われる、大国町にあるのれんわけのお店。こちらは黄そばなどの麺類が無くて、カレーが500円から、とんかつやチキンカツ、魚フライ、エビフライといった定食が550〜1100円とごく一般的な洋食屋のメニューと値段になっている。
一見すると本店よりもコストパフォーマンスが悪く見えてしまうが、一番人気の650円のヒレカツ定食は薄めにカラッと揚げられたヒレ肉が3枚も乗っかっており、600円の生姜焼きは、大量の玉ねぎスライスの上にマーガリンでこってり焼かれた大きな豚ロースが3枚並び、800円のエビフライは甘く大きなプリプリの海老が2本付き、付け合せのサラダにかかった独特のドレッシングや味噌汁、丼にたっぷりのご飯もおいしく、内容を考えればCPで引けを取っていないのが分かる。ソースがドミグラスやタルタルソースじゃなくて、普通のとんかつソースとマヨネーズで食べさせるところが、親父さんの店よりは敷津西のとんちゃんのほうに似通っていて面白い。
密かなお薦めは500円のカレー(カツカレーは750円)で、ほのかな甘みと苦味、そして柔らかく煮込まれた牛肉の旨味のバランスが良く、どこか懐かしさを感じるおいしさだ。以前はハンバーグがメニューにあったが、今は消えてしまっているのが少し残念。
(16/01/31 更新)
都島と野江内代の間ぐらいに位置する、ご夫婦と思しき中年のお二人で営業されている、いかにも昭和レトロな落ち着いた雰囲気の洋食店。
定食は650円からと非常にリーズナブルで、Aセットはトンテキと言っていい分厚いポークソテーに、タルタルソースが付いた大きなエビフライ、のメインが2品に、自家製のさっぱりしたドレッシングのサラダ、ポテサラ、ロースハム、ライス、濃いめの味噌汁という充実した内容。Bセットはワインが効いた優しい味のドミグラスソースのふんわりハンバーグに白身魚のフライと、こちらも負けじと豪華な内容。トンカツは薄手だがクリスピーで香ばしく、玉ねぎとニンジン、マッシュルームも入ったカニクリームコロッケは大きなラグビーボール型で食べごたえ十分。
揚げ物以外にもメニューは豊富で、1100円のタンシチューは、1cm厚の大きなタンが2枚に、美しくシャトーにカットされたじゃがいもとニンジン、カリフラワー、ブロッコリー、玉ねぎのソテーがたっぷりのソースに入って豪華絢爛。カレーは、小麦粉とカレー粉のドロっとした昔風だが、柔らかい牛肉がゴロゴロ入っていて出汁が良く出ていて旨い。鶏肉と玉ねぎがギッシリのオムライス(650円)もボリューム満点だ。
ランチタイムは、日替わりでメインが2品、ライス、味噌汁で700円の「タイムランチ」、夜は味噌汁がポタージュになって同じ値段の「おすすめメニュー」があってさらにお得。
(17/05/25 更新)
たまたまなのか関係があるのか、おひつご飯+細切れ肉の焼肉+半熟玉子焼きというニューハマヤスタイルの焼肉定食があるレトロな洋食店。
しかし、こちらは650円と安い上に肉の量が多く、付け合せもキャベツに加えてレタス・トマト・きゅうり・ポテトサラダと充実、漬物も塩昆布に梅干、細切りたくあんと賑やかでかなりのお得感。それ以外のメニューも豊富で、木の葉型のクリームコロッケが3つ乗ったコロッケ定食や本格的なドミグラスソースがかかったトンカツ定食(いずれも650円)、生臭さが全く無い鮮魚フライ定食(730円)、さらには幅広いバリエーションのおかずが3品付く日替わりランチ(650円)もおいしく、ニューハマヤのようなキワモノ(笑)じゃなくて純粋に優良B級グルメ店として評価出来る店だ。
(07/07/30 更新)
夜はイタリアンバールとして酒と軽食を楽しむカウンターのみの小さな店。しかし、店構えとは正反対のボリュームを誇るランチメニューが凄い。
600円でミニサラダのついた日替わりパスタかドリアを選べるのだが、こじゃれた店で良くある、大皿の上にパスタやドリア皿がちんまりと乗っかった姿を想像していると、直径20cmはある深皿のふちまでパスタやドリアが盛られた威容で現れて面食らってしまう。肝心の味のほうはさすがにやや家庭料理チックで単調さは否めないものの、男の胃袋でも満腹になるボリュームに不満を覚える人はまずいないだろう。もちろんたまにはダイエットの事を忘れてガッツリ食べたい女性にもお薦め(笑)。小食の人は注文の時に「少なめ」と付け加えて頼もう。テイクアウトも可で、こちらはパスタとオムライス、カレーが選べるようだ。
追記:ランチタイムはワンコインパスタの持ち帰り専門店になってしまった。
(08/12/15 更新)
住所:大阪府大阪市福島区鷺洲2-7-16 【MAP】
電話:06-6451-5384
至近距離に洋食屋が3店も集結している、「福島聖天通り洋食トライアングル」の中で最も渋い店構えの店。店内はカウンターのみで、マスターが料理をしている光景を間近で見られるのが楽しい。
メニューはオムライスやスパゲティから、ポークチャップやステーキまで非常に幅広いが、メインはAとB、サービスの3タイプあるランチ。内容はコロッケに焼豚、ハンバーグ、チキンカツ、シチュー、エビフライなどなど幅広い品が日によって組み合わせられ、600円のサービスは2品、750円のBは3品、900円のAは4品という形になっている。ご飯がデフォルトで大盛りな上にどのメニューもかなりボリュームがあるので、普通の人なら2品のサービスランチで十分だ。
味に特別センスがあるわけじゃないが、大ぶりのエビフライは衣で大きさをごまかすような事は無く、昔風のドミグラスやタルタルソース、カレーも全て手作りで、頑固そうなマスターの実直で誠実な仕事ぶりに心が温まる店だ。懐かしい味のカレー(500円)やハヤシライス(600円)も密かなお薦め。
(07/11/19 更新)
新梅田食道街で長らくサラリーマンの腹を満たしてきた老舗洋食店。昼休みには常に行列が出来るが、席について数秒で料理が出る高速回転なのでストレスゼロ♪
2時半までのランチタイムにほとんどの客が注文するのは、毎日幅広くメニューが変わるライトランチ(600円)。ライトと名付けられてはいるが、ステーキやポークチャップ、ビフカツをワインで蒸し焼きしてチーズをかけたビーフエスカロップのように、レギュラーメニューだと高額な品が出る日があったり、ミックスグリルなんかもしっかりした大きさのポークカツ・コロッケ・エビフライが載ってたりで、質やボリュームはレギュラー、値段だけはライトという内容で嬉しい限り。その月のライトランチの内容が公式サイトにあるのも親切。
ランチタイム以外でもABCと揃ったランチが食べられ、730円のAランチは鮮魚フライに今ではなかなかお目にかかれなくなった苦味の利いたドミグラスがかかったハンバーグという充実の内容。野菜とマッシュルームを入れて炒めたスパゲティにハンバーグとミートソースを載せたハンバーグスパ(700円)もB級的なコンビネーションでなかなかいける。ご飯の大盛りは100円アップ。
(16/07/13 更新)
聖天通り商店街洋食トライアングルの一角を占めるお店。
こちらはミンチカツやチキンカツの定食が550円、日替わり2品のサービス定食が600円と安く、キャベツやトマト、スパゲティの付け合せがしっかりな上にご飯のお代わりは自由で、全体的に肉質がいまいちだけど向かいのニュートモヒロにもコストパフォーマンスで負けていない。定食には大ぶりの丼ご飯と和惣菜の小鉢、赤だし、2種類の漬物が添えられ、箸で食べる和風洋食という店のカラーが伺える。
雨上がり決死隊の宮迫が好物という事で有名になった650円の「ささみor豚の黄金焼き定食」は、肉をピカタにしてカレー風味のドミグラスソースをかけたもので、味に派手さは無いけどご飯に良く合う品。CP的には550円とは思えないサイズのチキンカツや、ご飯大盛りな上に贅沢にもビフカツが載ったカツカレーが600円と安くてお薦め。
(07/12/03 更新)
古川橋商店街の北端にある、いかにも昭和な喫茶店という感じの洋食屋。
圧巻なのは20種類もあるサービスランチで、11時半の開店から夜7時までは550円、それ以降でも650円と激安なのに、例えば「サービスのA」だと手の平サイズのミンチカツと長さ25cmはあるチキンカツ、サラダ、スープが付いているのは凄いと言うしかない。900円のツインステーキシリーズだと、鉄板の上でジュージューと音を立てながら登場する、これまた手の平サイズはある牛肉とポークチャップの下にたっぷりのミックスベジとフライドポテトが敷かれており、オムライスやスパゲティはゆうに2人前サイズで出るなど、どれを頼んでも確実に値段を上回るボリュームが展開される。
ドミグラスやタルタルソースの味付けを含め、味はまあ全体的に昭和の喫茶店っぽい野暮ったさを感じるが、いつまでもこのまま庶民のための店であって欲しいところだ。
(08/07/16 更新)
阪神間には、この「マルヤ」という屋号が付いた中華洋食の店がいくつかあるようだが、その中でも最もレトロな雰囲気を醸し出している店。店は老夫婦2人で営まれておられ、昼時は地元客でほぼ満員になる人気店だ。
メニューを見ると、細切れの鶏肉が入ったチキンライスが詰まった大ぶりのオムライスが450円、味がしっかり染みて柔らかいチャーシューが載り、ゆで卵の薄切りが懐かしい、生麺を使った中華そばが350円、そしてトンカツが400円にビフカツが500円、瓶に入ったコーラが110円などと完璧な昭和の値段。味の方もベーシックながら実に美味しく、ドミグラスソースは甘めの独特なタイプだけどほのかな苦味がアクセントになっている。中華メニューに使われているスープにはショウガが効いてあり、これが不思議と洋食メニューに合うのが目からウロコ。
基本的にライスは別料金だが、ランチと書かれたメニューにはライスがセットになっており、一番人気のとんかつランチ(650円)は、大ぶりでサクサクのトンカツに目玉焼き、ハム、ポテトサラダ、ケチャップスパと盛り沢山な内容で食べ応え満点である。
腰の曲がったお母さんを気遣ってか、食事後は食器を自分で片付けるのが常連客のローカルルールになっている。鉄道各駅から離れているのでアクセスは良くないが、店の南側にある大きな駐車場の一部が店の所有になっているので車で行くのが比較的便利。どこに止めればいいかはお母さんに確認のこと。
(12/11/21 更新)
京阪古川橋駅の北側、住宅が密集した細い道の中に、取り残されたように佇む古びた洋食店。店内は14席ほどで、初老のご夫婦で営まれているが、コックコートを着たご主人が接客・出前担当で、主な調理は奥さんがされているっぽいのがユニーク。
とにかく特筆すべきは料理のボリュームで、1200円のAランチなどは、1p厚のポークチャップの上にはさらに肉団子とソーセージが乗っかり、そこに2本分のエビフライ、大量のキャベツ千切りの上にはキュウリとロースハムまで置かれており、ライスも直径25cmはある皿にみっしり敷かれている状態。900円のBランチは黄土色をしたほんのり甘酸っぱい独特のドミグラスソースがたっぷりかかった巨大かつ肉厚のトンカツにオムレツ、そして同じく肉団子ソーセージ以下同文と、少食の人だと持て余す事は確実。その他の単品もライス(150円)が別売りとはいえ、大人の手の平サイズのビフカツが600円と激安である。
そしてご飯物も当然安く、昔風の分厚く深い瀬戸物のどんぶりにご飯がギッシリ、他人丼(500円)は濃い目の甘辛出汁でとじられた卵と肉が覆い尽くすというこちらも迫力のある一品。刻んだ鶏肉がたっぷり入ってコクがあるオムライスも、たっぷりな量でたったの450円。もちろんカレーも450円と安いが、こちらはフルーティなドミグラスソースとカレー粉がややミスマッチでもうひとつ。あと、洋食店なのに何故かざるそばや鍋焼きうどんもあって、ざるそばはワンコインなのにせいろに山盛りで出てきてこれまた驚きである。
(15/10/30 更新)
従業員はご夫婦2人だけ、営業はランチタイムのみという小規模な洋食屋だが、今やすっかり昼休みには男女を問わず行列が出来る有名店になっている。
この店の特徴は料理の軽快感で、一押しのメンチカツは大人の手のひらサイズの大判ながら、軽い衣と切れ味の良いドミグラスソースで最後までくどさを感じずに食べさせてくれる。他にはコロッケやハンバーグといったメニューもあるが、どれもあくまでソフトに仕上げられていて、この店の女性人気もうなずけるところだ。
13時までは、ミルフィーユ状に肉をたたんだ柔らかいビフカツと煮込みハンバーグなど、豪華なセットも出て来る日替わりが何と700円、定番定食類が800円のランチメニューのみの提供になるが、それ以降は単品メニューが頼めるようになり、中でもケチャップライスを薄手のカツをとじた卵がくるみ、仕上げにドミグラスソースが少しかけられるトルコライス800円がジャンクなうまさで人気の品だ。
(10/03/31 更新)
2013年に谷町四丁目でオープンした洋食店。店内はオープンキッチンになっており、間口は狭いが奥にはテーブル席が広がっていてキャパは結構広い。西天満にある「THE倶楽部キュイジーヌ」でシェフとして働いていた方が開いた店らしく、メニューの内容が非常に良く似ている。
ディナーは客単価5000円程度とかなりハイクラスではあるが、ランチメニューは庶民価格でいただける品が多く、特に800円の日替わりランチはチキンカツやヒレカツなどの肉系と魚や海老などの魚介系のフライものがセットになったメイン料理に、スープ、ライスが付いて来て非常にお得。もちろん料理に手抜きはなく、脂の甘味が際立つトンカツにはワイン風味のトンカツソースが添えられ、大ぶりのサクサクエビフライには卵たっぷりの濃厚タルタルソース、長さ20cmはあるジューシーなチキンカツ、鮮魚の瑞々しさが味わえるハマチフライ、付け合せはハムとカレー風味マカロニ、セロリシード入りドレッシングがかかったサラダ、単なる出来合いではないコンソメなど隅々まで万全。
日替わり以外にはハンバーグやカレー、明太子スパ、バターライスなどもあり、注文を受けてからこねてフライパンとオーブンで焼かれるハンバーグ(1000円)は、ナイフで触るだけで肉汁があふれる柔らかさとジューシーさ。ドミグラスソースはルーの軽い苦味とワインのコク、甘みが効いて大変ゴージャス。800円のカレーは炒め玉ねぎとドミグラスの甘さ、たっぷりな牛すじ肉のコクの力強さがありながら、小麦粉の重さや不自然な旨味が無くて軽快な味わいである。
(14/07/11 更新)
西天満交差点の北西にある、いかにも家庭的な下町洋食店。とは言え、昔は西天満に関西テレビがあったおかげか、店内は芸能人のサインがたくさんで、未だにファンも多いそうだ。
料理はまさに良心の塊とも言える丁寧な出来で、注文を受けてから肉が切られるトンカツ(定食750円)は非常にジューシーで柔らかく、付け合せもたっぷりの茹でキャベツとニンジン、スパゲティが添えられていて昔ながらの仕事を守り抜いている姿勢が伺える。Bランチ(750円)の魚フライはサクサクで大変香ばしい仕上がりだし、オムライス(650円)の卵が薄〜く焼かれているのにフワフワの仕上がりなのにも驚嘆。また、特筆すべきはドミグラスソースのおいしさで、香味野菜の香りと酸味、甘味のバランスが抜群で、これだけでご飯をワシワシ行きたくなってしまうしまう逸品。
全体的にボリュームはやや少なめだが、福神漬けと紅ショウガは取り放題で、食後には全ての人にデミタスコーヒーもついてくるし、11時半から1時半までのランチタイムに日替わりで2種類の料理が100円引きになるサービスを使えばコストパフォーマンス的には無問題。でも、チキンライスの代わりに焼飯が入ったノックライスがオムライスより150円も高いのが謎だが。
(09/05/20 更新)
大阪天満宮のそば、天満天神繁昌亭の斜め向かいという絶好な立地で、安定した人気を持つ老舗洋食店。
目玉焼きが載ったハンバーグが950円、ヒレトンカツとエビフライ、魚フライが載ったミックスフライが950円、生姜焼きとポークカツ、から揚げが850円、牛ヒレカツが1300円、最高額がヒレステーキの1900円というラインナップで、洋食店としては中級に位置する価格帯と言えるが、ランチタイムは単品のほとんどにコーンスープとライスがついてグッとお得になる。
料理のボリュームは上品、と言うかぶっちゃけ少なめだがクォリティは流石なもので、名物のハンバーグはしっとりしたパティの真ん中に半熟卵が仕込まれ、ナイフで切るとトロリと黄身が流れ出す精妙な火加減。見た目は魚や海老のフライは海の香りが感じられ、豚ヒレカツは柔らかくホロリと崩れる上質ぶり。見た目は何の変哲もない生姜焼きも、こってりとした脂をまとった肩ロースにワインが効いたタレがさっぱりと絡んで絶品。当然、ご飯もツヤツヤでバッチリ吟味されている。
何より個人的に気に入ったのがドミグラスソース。ケチャップに頼らないホロ苦さを感じるクラシカルなスタイルで、ベースにはしっかりとブイヨンの旨みがあって重厚さに溢れた本格派。そのソースをベースにしたカレー(ビーフ750円、カツカレー850円等)も、やや甘みと小麦粉のとろみが強いアレンジではあるが、洋食店ならではのコクと深みを感じる珠玉の一品である。
(14/01/10 更新)
JR寺田町から伸びる生野本通り商店街を東へどんどん歩き、疎開通りを超えたところの脇道にある民家という、絶対に一見さんが来るはずもないロケーションのイタリア料理店。お店は幼子を抱いた奥さんと、マスター1人というミニマムオペレーション。
タコのトマトソースに鶏肉のパテ、野菜のオムレツ、パプリカのピクルス、ポレンタ、白菜の生ハム巻き、サラダと豪快な前菜盛り合わせが580円という値段にます先制パンチを食らうと、エビとアボカドの山葵醤油マヨ和えが450円に、ホクホクに揚がったエビとアボガドのフリット、カマンベールのフリットがそれぞれ580円、サックリした記事のピザ類が650円、ホロホロと煮こまれたすね肉がたっぷりのシチューでも880円、赤ワインソースがかかった野菜たっぷりの牛ハネシタステーキが950円と大衆食堂並みのお値段。
どこか和の惣菜風な豚バラ肉とごぼうのビネガー煮や、食感のコントラストが楽しいホタルイカと菜の花のアーリオ・オーリオなど、ちょいと捻った料理もあって料理のレパートリーは実に幅広い。個人的に一押しなのが淡路玉ねぎとポルチーニ茸のミルクリゾット(780円)で、濃厚なポルチーニ茸の香りと旨味、アルデンテに仕上がった米の食感のハーモニーがたまらない逸品。淡路島の玉ねぎとクリームの甘さが印象的なカルボナーラなど、パスタもしっかりアルデンテというこだわりだ。
ドリンクはハートランドなどのビールが小瓶500円、焼酎は380円。ワインは店主が選りすぐった良質のスペインやイタリア、アルゼンチンのものがこれまたお手頃価格でいただける。大の大人が十分飲み食いしても4000円行くかどうかである。
(16/02/19 更新)
近くにあった洋食の名店「グリルトミー」は残念ながら閉店してしまったが、こちらはまだまだ健在の様子。
ここの売りはまずステーキで、しっかりした大きさで厚みのあるサーロインステーキにサラダ、スープ、ライスがついて1100円はランチとは言え格安のお値段。ビフカツも1000円という値段ながら、一口カツと呼ぶには大き過ぎるフライが5個載って、ボリューム満点&中もしっかりとレア状態なのが嬉しい逸品。ドミグラスソースも昔風に甘味を押さえた感じなのもポイントが高い。昼は限定でオムライスも提供されるようだ。
(07/04/02 更新)
住所:大阪府大阪市東成区東小橋1-1-8 大西ビル1F 【MAP】
電話:06-6971-7088
営業時間:11:30-14:30 17:00-21:30 日祝12:00-14:30 17:00-21:30
定休日:火曜
玉造駅の東隣り、東成きんせいや極楽うどんTKUといった有名店が集結するエリアに佇む、テーブル12席ほどの小さな洋食店。
夜のメニューには当然アラカルトもあるが、オムライスやスパゲティにサラダと飲み物がついた1000円のセットや、ハンバーグやポークソテー、エビフライ、ホタテのバター焼きなど14種類の品から2品と、ライス、スープ、コーヒーor紅茶がついた1000円といった割安なセットがあり、ドミグラスソースはワインたっぷり・苦味キリリの贅沢な大人の味で、ハンバーグはあくまでフンワリと、2本並んだ長〜いエビフライはミディアムレアで甘みがしっかりと引き出されていて完璧。
さらにランチタイムには、日替わりで魚と肉が2品にライスとスープがついたサービスランチがたったの750円と言う破格のお値段でいただけ、カレーの香りを感じるスズキのムニエルはフワフワと柔らかく、ニンジンとピーマンの彩が美しい魚のピカタ、大ぶりで柔らかいビーフカツ、肉厚で香ばしいポーク香草焼きなど手抜き感はゼロで、サラダがホースラディッシュ風味のコールスローだったり、漬物には出汁醤油で煮凝りにされた野沢菜が添えられていたりと、この店ならではのオリジナリティが溢れており、サービスランチだけならCPはAに匹敵する内容だ。ただし、ライスの量はノーマルでは少なめなので、男性は大盛り(無料)推薦。
(10/11/02 更新)
料理は全て丁寧な作りでありながら、ボリュームも自慢の洋食店。店名の*は伏字でなく、こういう店の名前なのだ(笑)。
定番のぱ*らんてランチ950円は、大きなエビフライが2本とハンバーグ、それにサラダや小鉢、漬物、ごはん、そしてうどんか味噌汁が付くという豪華さ。他にも豊富なメニューを誇るが、ほとんど全てのメニューにセットがあって上の一式が付いてくるのが嬉しい。
(2004年以前のデータ)
4世代、70年余り続く洋食屋の3代目となるご主人が、一度は引退したものの住民の希望によりオープンしたらしい雑居ビルの地下にある小ぢんまりとした洋食店。
さすがに料理の最低価格が日替わりランチの800円というだけあって、料理の出来や佇まいはまさにA級洋食そのもので、これぞ「欧風の王道」と呼びたくなるようなブイヨンと柔らかく口の中で崩れる和牛肉の旨味が凝縮されたカレー、じっくりと火が通された肉汁溢れるハンバーグや箸で切れる柔らかさのポークピカタ、プリッとした帆立がカレー味の中に潜むクリームコロッケ、そしてメイン以外もサラダの構成や手作りの漬物、蛤が入った香り高い赤だしなど細部にまで全く隙が無い。
が、B級グルメとしての視点で見ると、タルタルソースやドミグラスソース、トマトソースの塩気の利かせ方が甘く、料理のボリュームも含めて全体的におとなしくまとまってしまっており、絶品のカレーを除けば食後に確たる印象が残らないのが少し残念。人気の割に店が狭いので昼時は行列を覚悟の事。
(08/07/23 更新)
住所:大阪府大阪市中央区石町2-5-8 大阪屋中之島ビル1F 【MAP】
電話:06-4794-0101
営業時間:11:30-14:30 17:30-21:00 土曜11:30-14:30
定休日:日祝
天満橋のエル・おおさか労働会館の南側にある、ご夫婦で経営されているこぢんまりした洋食店。13時までのランチタイムは日替わり(700円、スープ付き750円)の1種類のみで、13〜14時半は和風ビーフステーキ、ビーフカツの提供が可能になっている。
日替わりの種類は豊富で、胸肉チキンカツにあっさり和風カレーをかけたものや、長さ20cmはあるエビフライ2本、舌平目のフライにワインの効いたニース風ソースをかけたもの、しょうが風味のポークハンバーグ、白身魚のピカタなど創作系が多く、洋食屋なのにドミグラスソースの出番が極めて少ない。たまにドミグラスソースをメニューで見かけたと思ったら、何と牛焼肉にまぶされていたりして、味自体も塩味ベースのグレイビーに近い感じなのが面白い。
午後から頼める750円のビーフステーキは、薄手ながらもミディアムレアに焼きあげられた肉は柔らかく、しょうがの効いた醤油ベースのソース、揚げた大葉、ホースラディッシュが添えられ爽やかな一品。800円のビフカツは、同じ肉をハーブの効いた衣で揚げ、何とシソが入ったあっさりソースで食べるという意外な組み合わせで、やはりこちらも洋食屋らしくない。
料理にはポテトサラダやマカロニサラダ、もやしの和えもの、コロッケ、だし巻き、ブロッコリーの和物、大根の煮物などから3種類の付け合せが添えられ、ご飯のサイズは大盛りなど指定が可能。卓上には切り干し大根や白菜などのビネガーを使った洋風の漬物が置いてあり、料理の構成も不向けて東天満にある「ファミリーHAMA」と共通点が多いのが興味深い。
(16/03/17 更新)
ランチタイムは700円の日替わりランチ1品のみ。黙って座れば料理が出てくる。
野菜を肉で巻いてゴマポン酢で食べるものや、もち豚のポークカツオーロラソース、和風ビーフシチューなど、アイデアが利いたオリジナルメニューが楽しい。もちろん、ノルウェーサーモンのムニエルや牛ロースのビフカツ、醤油味のソースにホースラディッシュを添えた和風ステーキのような定番メニューもしっかりラインアップに入っている。
料理はメイン以外にも、何故か大根など野菜の煮物が1品入る付け合わせが3品付き、その上オリジナルの大根やなすなどピクルスっぽい2種類の漬物が食べ放題+ご飯がお代わり自由という内容。外に人がたくさん待ってたりするが、北側の扉で待っている人は持ち帰りの人なので、南側の扉に出来ている列に並ぶ事。夜のおまかせディナー3000円も評判が良いらしい。
(16/01/15 更新)
大阪にいくつかある「とん助」と名が付く洋食店の中でも、ひときわ名が知られたお店。以前は住之江に店があって、それが立ち退きのため閉店、資本によって道頓堀に一時店を構える(現在の勘之助本舗)ものの、今度は北加賀屋に移転オープンしたという流れ。店は長いカウンターのみで、小学生以下の子供は入店お断りになっており、テーブルが置けそうなスペースは待ち客用の椅子が並んでいて昼時はそこにズラリと客が並ぶ。
全ての料理にたっぷりとかけられて出て来るドミグラスソースは、ニンニクとケチャップがガッツリ効いたコッテリと甘酸っぱい独特の味わいで、これが何とも食欲を掻き立ててくれる。そして客の半数以上が頼むポタージュスープ(300円)は、サラサラしたミルクっぽい口当たりだが中にはニンニクがたっぷり入っており、量も皿にたっぷりで飲んだ後からドーンと喉から香りが立ち上ってくる。勤め人の人はニンニク少なめ、無しで頼む人もいるぐらいだ。
そしてニンニク地獄だけじゃなくて料理のボリュームも凄まじい。外はカリッと、中はミディアムに揚がったビフカツ(1100円)は比較的普通のサイズだが、トンテキ(1000円)は大人の手のひらサイズで厚みは2cmあり、脂が乗ってて中はほんのりピンクに仕上がり非常にやわらかい。おそらくトンテキと同じ肉を使ったトンカツはさらに巨大である。ホクホクと甘〜いエビフライ(1000円)も頭無しで長さは20cm以上の巨大さ。そしてふわふわのハンバーグに至っては、手のひらサイズの1.5倍、厚みは軽く3cmという物凄さで、タネの重さは400g以上あるはずだ。
しかもカツやハンバーグにはさらに大きい「W」というメニューまであって、早い時間に売り切れてしまうのだから客の方も負けていない。その割にご飯の量は標準的で、小サイズもあるので料理のボリュームにビビっても安心(?)である。
(16/07/21 更新)
地下鉄阿波座のすぐ北にあるビルの地下という分かりにくい場所ながら、昼時にはサラリーマンが次々に吸い込まれていく人気店。
定食はほとんどが700円〜750円の価格で特別安いわけじゃないが、ロースの薄切りとキャベツ、もやしがジュージューと音を立てて出てくる牛ロース鉄板焼に、日替わりのタレでたっぷりのハラミが焼かれるA定食、日替わりでゴロリと大きなミンチカツやざっくり大ぶりのヒレカツがセットで出たりする揚げ物主体のC定食、大きな丼に肉が二重三重に盛られる焼肉丼など、どれもガッツリのボリュームと肉質が両立しており、食後に気持ち良く財布からお金を出せる店だ。魚主体の和定食も、肉に囲まれて目立たないが内容はかなりの充実度でお薦め。
(07/10/29 更新)
神戸元町のど真ん中で、ひっそり隠れるようにご夫婦で営まれている、席数わずか9席程度の小さな洋食店。
メニューは、和牛ビフカツやとんかつ、白身魚フライ、エビフライ、ハンバーグといった定番品に、ハヤシライス、チキンソテー、ロコモコといった品揃え。ユニークなのが、ライス・スープ・サラダの330円のベースに、上記アイテムを組み合わせて、さらにライスをオムライスやハヤシライスに変更するカスタマイズシステムもある。
まず最初に驚かされるのがセットに付いて来るスープ。普通の店なら手を抜いてしまう部分だが、日替わりで野菜のスープやコンソメ、枝豆をすり潰したスープなどが出て来るが、どれも丁寧に作られていてしみじみと美味しい。ミディアムに揚げられたビフカツはとても柔らかく、とんかつは肉質はまずまずだが肉厚でボリューム十分。白身魚のフライは柔らかくてホクホク、ハンバーグとミンチカツは粗挽きの肉が使われ、ゴロッとした男性的な食感なのが嬉しい。デミグラスソースは塩気とトマトを効かせたあっさりタイプだがコクはしっかりある。
セットに700円(ハーフは400円)でライスをオムライスにグレードアップ可能で、とろとろ卵にトマトソースとデミグラスソースの2種類がかけられているのが楽しい。1個100円の牛スジコロッケなど、日替わりアテメニューも有り。冬場にはカニ料理も用意され、香住のカニを使ったクリームコロッケ、カニグラタンは身がたっぷりで絶品である。
(17/06/22 更新)
住所:大阪府大阪市中央区瓦町4-4-14 日宝ニュー本町ビル101 【MAP】
電話:06-4963-3557
営業時間:11:30-14:00 17:00-23:00(土曜はランチ無し)
定休日:日祝
瓦町を御堂筋から少し西へ入ったところにある、ガラス張りで明るい雰囲気の洋食店。
ランチは日替わりで2種類あり、1つはミンチカツやエビフライ、サーモンフライといった揚げ物、ポトフやシチュー、豚の角煮、鶏のから揚げ、ハンバーグなど様々なおかずが2品組み合わさった定食と、ハヤシライスやタコライス、牛すじ煮込みご飯のようなご飯物があり、どちらも700円というお値段。定食には、ポテトサラダにミックス野菜サラダ、小鉢1品、スープ、おかわり自由のご飯がついてサービス満点。
トマトの酸味とワインが効いたドミグラスソースや、フライにたっぷりかけられるタルタルソースはもちろん手作り。揚げ物は注文後に揚げられるのでアツアツ、パプリカやキュウリが入って彩りが楽しいサラダも、水気がしっかり切られていて客においしく食べてもらおうという心遣いが感じられて気持ちが良い。セロリなどの香味野菜が効いた手作りルーに、大きなヒレかつが2個も載ったカツカレーも満足至極である。
(11/08/30 更新)
京橋駅から北へ伸びる新京橋商店街の中にある、持ち帰り用のガラスショーケース(現在は販売休止中)が目印の洋食店。
メニューは幅広く550円のカレーから3500円の和牛ヒレステーキまでいろいろあり、サクサクのエビフライ2本とハンバーグ、ロースハムが載ったAセット850円が一番人気だが、CP的に一押しなのがとんかつセット(大)。とても700円とは思えない、ラードで香り高く揚げられたカツのサイズと厚み、バラエティに富んだ付け合せに思わず顔がほころんでしまう。ランチのみの650円のビフカツセットも、1050円する特ビフカツセットのものに比べると大きさは小ぶりだが、ミディアムレアに揚げられた厚みのあるヒレ肉が詰まっていて充実度が高い。さらにランチタイムにはご飯と味噌汁のお代わりが無料になるサービスもあってお得度はバッチリだ。
また、ミンチカツやコロッケ、アジフライ、ウインナーなどのアイテムも追加できるので、自分なりにカスタマイズする楽しみもある。
(2004年以前のデータ)
営業:11:00-14:00 17:00-21:00(土曜は昼のみ)
アメリカ村の三角公園から周防町筋に沿って少し西に入ったところにある老舗洋食店。2階は座敷になっており、手軽に町屋の雰囲気が楽しめる。
ランチの定食は700円と1000円のメニューがあり、子供のげんこつ大サイズの肉肉しいハンバーグと日替わりで鶏のから揚げやエビフライ、だし巻やハムなど2品が載ったサービスランチが一番人気だが、同じ700円のとんかつ定食や魚フライ定食なんかも相当なサイズで衣もざっくりとしており、食い応えはかなりのもの。
しょうがの風味が効いた甘いドミグラスソースや、酸味を前面に出したドレッシングや付け合せのスパゲティは好みが分かれるところだが、この場所でこの値段とボリュームは貴重と言うしかない。夜はコキールやビーフシチューといった、伝統的な洋食メニューがいただけるのがまた嬉しいポイント。
(07/10/09 更新)
じゃがいもだけのシンプルな中身ながら、甘くてホクホクのコロッケが有名な心斎橋の老舗。
そのコロッケが2個載ったコロッケ定食(570円)はもちろんだが、大きな皿に山盛りの野菜炒め定食(730円)をはじめ、トンカツ定食やから揚げ定食などの他のメニューもかなりのボリュームがあり、しかもコロッケがもれなく1個ついているのが嬉しい。値段はコロッケ定食以外は特別安いわけではないが、心斎橋という場所を考えれば良心的。
(05/01/27 更新)
昔からインデアンオムライスのメニューで知られた店だが、店自体は非常に静かで落ち着いた純喫茶風で意外な印象。
そのインデアンオムライス600円は、かなり控えめな味付けのドライカレーを卵でくるんでとんかつソースとマヨネーズ、マスタードをかけたもので、付け合せのピクルス風サラダも含めて、これまた意外にも店の雰囲気にマッチした落ち着きを感じる一品。飲み物以外の食事メニューにはインデアンオムライスの他にもドライカレーやハムライス(以上600円)、スパゲティナポリタン(550円)などもあって、どれもこれもどこか懐かしくて優しい味。
(05/08/11 更新)
下町のごく目立たない小さな喫茶店という感じの店だが、西成の老舗洋食店である大井食堂の息子さんがやっている店だそうだ。
その本家看板メニューのカツライス(630円)は、皿にこんもりと盛られたご飯の上に薄手ながら大判のカツを載せてデミグラスソースをかけたスタイルで、やや甘めのソースがB級的なうまさを作り出している。カツカレーも、同じくブイヨンとフルーツの甘味が効いたカレーソースが同じようにかけられたスタイル。他にもオムライスやハヤシライス、定食などもあり、Aランチはヒレカツ2枚にハンバーグ、エビフライと内容は充実、通し揚げで熱々とB級グルメの鑑である。
(15/09/11 更新)
四条烏丸交差点南東、商家が立ち並ぶ古い町並みの中にひっそり佇んでいる、カウンター6席のみのリアルレトロな大衆洋食店。
最も高額なBランチ(税抜き700円)は、軽くビターな庶民的なドミグラスソースがかかった丸いハンバーグに、カリッと揚がった平べったく細長いエビフライ、ポークピカタ、ハムサラダにケチャップスパ、可愛いうさちゃんリンゴと非常に盛りだくさん。ライスは付いているが、コンソメスープが別で50円なのが面白い。
カレーが美味しい昔の喫茶店で食べたような味わいのカレーは、何と450円という値段。小さめのトンカツが付いたカツカレーでも500円という安さ。そしてスパゲッティは、ケチャップで炒めた茹で置きのパスタ、玉ねぎ、ハム、グリンピースという絵に描いたようなナポリタン、しっかりボリュームがあって450円と、店の外見も料理も昭和そのものである。
全メニュー、弁当での持ち帰りが可能なので、花見や紅葉のお供にするのもまた良しである。
(19/06/14 更新)
京阪古川橋駅南側にあるダイエーの、さらに南側裏手にあるこじんまりした洋食店。
何と言ってもここの売りは料理のボリュームで、名物の巨大オムライスは言うに及ばず、鶏南蛮はフリッター状に揚げられた胸肉まるまる1枚に大量の甘酢ソースとタルタルが乗っかり、エビフライは有頭で長さ20cm以上、オムレツなんかは4個は卵を使っているであろう巨大さで、そこに野菜などのフライが5〜6個、サラダ、野菜のコンソメスープ、直径20cm強の皿にぴっちり端まで盛られるライスがついており、全てにおいて1.5人前はある物凄さ。味のほうは、全体的に少し大味でデミグラスも塩気のピントがぼやけている印象はあるが、これらのセットがランチタイムであれば780円からの値段でいただけ、さらには食事に20円追加すればデザートかコーヒーが付くサービスまであるのだから、やはり格安であると言わざるを得ない。
定番メニュー以外にも、フルコースプランやおまかせで創作メニューが用意されたり、1500円で飲み放題をプラス出来る宴会メニューなども揃っているおり、貸切になる事もしばしばなので、人数が多い場合は予約をしておいたほうがいいかも。
(10/03/16 更新)
イオン大日ショッピングセンターの南西側、ひっそりとした住宅地の奥地にさらにひっそりと佇む、初老のご夫婦が営むカウンター10席程度の洋食店。とは言え、店の佇まいとは裏腹にランチタイムは出前も加わってかなりの大忙しで、マスターがテキパキと料理をこなしているギャップが面白い。
客の半数以上が頼むのはユキライス(590円)という、カレー風味のライスの上に薄焼き卵でとじたカツを載せ、上からケチャップとドミグラスソースをかけたもの。ドミグラスソースはケチャップ多めで酸味を感じるレトロな味わい。
ランチ(770円)は、カリッと揚がったエビフライが2尾に、肉々しいハンバーグ、ロースハム、サラダという充実した内容。他にはカツ丼、カツカレー、焼き飯などのメニューもあり、530円のカレーはこの店のドミグラスソースにカレー粉を混ぜた感じのルーで、ご飯も皿にたっぷりでたった60円アップのカツカレーにすると満腹必須である。
(15/06/19 更新)
玉造駅の南東、表通りから1筋裏の静かな商店街にある、おしどり老夫婦が営む本物レトロな洋食店。エビフライ420円、とんかつ400円、ハンバーグやミンチカツが380円と値段も昭和で時が止まっており、カツ丼や親子丼、うどん、ラーメン、果てはオムうどんまである何でもアリなお店。
魔法のレストランなどマスコミには、とんかつラーメンというメニューが取り上げられたらしいが、わずか320円のノーマルラーメンであっても、分厚い醤油味のちゃーしゅーが3枚、薄焼き卵、モヤシ、カマボコが載っていて、スープも単なる業務用じゃない深みが感じられて食べ応え抜群。700円のランチには、ハムエッグ・エビフライ・ハンバーグ・トンカツと実に4品もメインが乗るという盛り沢山。オムライス(450円)も、分厚い牛肉がゴロゴロ入っていてラーメンとセットで食べるとお腹パンパン。
かかっているのはデミグラスソースじゃなくてケチャップベースのソースだし、揚げ物は全体的に黒っぽいし、ハンバーグは焼きムラが多く、カレーは酸味が強めと味的に突込みどころは多いけど、いつまでも元気で料理を作っていただきたいお店だ。
(11/07/05 更新)
船場センタービル3号館の地下飲食店街の中にある、いわゆるハンバーガーショップ。と言っても、今流行りの佐世保風などではなく、ハンバーガーやフィッシュバーガー、エビバーガーにポテトフライと、マクドナルドなどのチェーンと何ら変わらぬ品揃えだったりする。
ハンバーガーは、いかにも冷凍品という感じで下手をすると100円ショップに売っているものと変わらないような感じではあるが、フィッシュバーガーやエビバーガーは、冷凍だろうが肉厚で揚げたてのフライに、たっぷりのシャキシャキしたレタスの食感が合わさってなかなか魅力的。半月型のポテトフライもボリューム十分で、コーヒーとセットで500円台というのは、妙に料金の極端化が進んでいるマクドナルドで食べるよりはよっぽど価値がある。
店は朝から営業していて、バーガー類とドリンクがセットになったモーニングメニューがあり、300円そこそことさらにリーズナブルに楽しめる。
(12/07/06 更新)
住所:大阪府大阪市北区天神橋7-7-11 【MAP】
電話:06-6354-3756
天神橋筋商店街を天六からさらに北へ上ったところにある、カウンター6席のみの洋食店。メニューはライス込みで550円のオムレツ、650円のチキンカツから、2000円のステーキ、3000円のヘレステーキとかなり幅広い価格帯。
料理は直径25cmはある大きな皿に載せられて出て来て、皿に負けじと料理自体も大きめ、さらに揚げ物はしっかり厚めのザクッとした衣の二段構え。粗めに切られたキャベツ、レタス、ポテサラ、具沢山の味噌汁、皿いっぱいのライスがついてボリューム満点。オムレツもふわふわトロトロでライス付きの550円は格安。ただハンバーグは焼き置きを温めたものでジューシーさはいまいち。ドミグラスソースはケチャップ強めでやや平板な味わい。
店はほぼ定年後のご隠居達のサロンとなっており、ランチタイムであっても洋食を食べずにアテだけでビールや酒を飲んでいる人のほうが多く、女性や子供は避けたほうが無難。料理の出来にもバラつきがあるので、細かいことを気にせずボリューム目当ての人向けと言える。
(14/05/30 更新)
松屋町筋が大川にかかる天神橋の、北側川べりの道にあるスペイン料理店。マスターとカタルーニャ人の奥さんは、京橋の「リンコン・カタルーニャ」出身で、2015年にに独立されたらしい。
こういう店の場合、メニューが4桁以上というところが少なくないが、こちらはタパスが300円から、料理も半数以上が3桁、1000円以上は肉や魚のメイン料理、フィデウア、パエリアといった料理に限られていて、本格的でありながらなかなかリーズナブル。ワインは3000円からで、店がいくつか出して来る候補のから客が選ぶ形式で、カバやリオハといった上質なものが揃えられている。
定番の前菜盛り合わせは、あさりとブロッコリーのソテー、マグロやイワシのエスカベチェやテリーヌ、イイダコの墨煮など海に面したカタルーニャ地方の特色を活かした、日本人好みな品がズラリ。陶器の皿にたっぷり出て来るアヒージョは、生ハムとシェリー酒の芳醇な味わいでパンが止まらない。クミンの香りが効いた中東風の「白いんげんとモルシージャのソテー」、洋食店ばりのソースがたまらない牛モツのカタルーニャ風、巨大なスペアリブと海老の煮込み、フレッシュトマトを潰してパンに載せたフルーティなトースト、毎回絶対に頼んでしまう背徳の美味「生ハムと揚げ芋と卵のよせまぜNo.4」など、単なるスペイン料理とは違う、幅広く奥深いカタルーニャ料理の真髄を感じさせる品ばかりである。
そしてカタルーニャと言えばパエリアの本場であり、魚介の旨味がギュッと濃縮されたパエリア、米の代わりにパスタを使ったフィデウアは、注文から時間はかかるが食べたら今までのは一体何だったんだと眼から鱗が落ちる逸品。パエリャとフィデウアはイカスミを使ったものもあり、イカのコクが際立つ旨さである。
(16/06/24 更新)
いわゆる他人丼であるビーフワン(700円)の存在でマスコミに知られる、道頓堀の老舗精肉屋が経営する軽食店。
しかし何と言っても、ここの価値は精肉屋らしくビフカツ(900円)にある。サイズこそ、隣の同じ系列の高級洋食店である「はり重グリル」のものに比べると小ぶりだけれども、ケチャップに頼り過ぎていない正統派のドミグラスソースがたっぷりかけられた柔らかい肉質のビフカツは、これぞ「関西の洋食屋の仕事」と呼ぶにふさわしい一品である。しかも、これでライス付きの値段なのが嬉しい。そのビフカツが、ブイヨンの旨みが詰まったカレーに乗っかったビフカツカレー(900円)も当然のお薦めだ。値段はビフカツより100円安いものの、トンカツはいまいちなので注意。
(15/03/20 更新)
住所:大阪府大阪市東住吉区鷹合2-3-15 【MAP】
電話:06-6691-6513
営業時間:11:30-14:00 17:00-21:00
定休日:月曜
アクセス:近鉄針中野駅を西に行き、駒川商店街を南下してアーケードが途切れたところからさらに南に50mほど行ったところ。
昼時は必ず店が満杯になる人気店。2Fがしゃぶしゃぶなどのコース料理がメインの高級路線、1Fが庶民使いの洋食店になっている。
看板メニューのじゅうじゅうランチ850円は、厚くて柔らかい牛肉をグリルで焼いて、最後に熱くした鉄板の上にたまねぎやニンニクと一緒に載せて甘めのタレをかけたもので、サラダとスープも付いてちょっと豪華でリッチな気分が味わえる逸品。ハンバーグやカツハヤシのとんとんランチなどもある。
(2004年以前のデータ)
トルコライスが名物と言う事で、いかにも色物っぽいイメージを持ってしまいがちだが、どうして実に正統派の洋食を出してくれるお店。場所は旭区役所のすぐ北側。
ケチャップライスに薄焼き卵とトンカツ(またはエビフライ)が載せられ、ドミグラスソースがかかったトルコライス(750円)は、いかにもB級的な見た目とは裏腹に、鶏のコクが詰まったあっさり味のケチャップライスと、オールドスタイルな苦味とほのかな酸味・甘味が利いたドミグラスソースの組み合わせが絶妙で、まさに「大人のための」お子様メニューと言うべき逸品。
そして、ここの実力を知るなら是非とも「特製ランチ」(950円)を。ハンバーグ・エビフライ・ハム・ケチャップスパというオーソドックス過ぎる組み合わせだが、ハンバーグは分厚くて旨味が詰まっており、海老は開いて揚げたにも関わらず肉厚でプリプリ、ハムもその辺のスーパーではまず見かけない上質なもので、自家製マヨネーズとドミグラスソースの甘味がかぶっている点が少し気になるが、十分値段に見合ったワンランク上の洋食ランチである。
(09/03/25 更新)
初めて訪れたら、絶対に一度は前を通り過ぎると断言できる、間口がたった1.5mほどしか無い、席数も7席+ハシゴで登る2階席(夜のみ)のみという小さな小さな洋食店。ランチのメニューはハンバーグがメインで、お代わり自由のご飯とスープが付いた、ノーマルの和風ハンバーグ(170g780円)からBigハンバーグ全部乗せ(230g1170円)まで、西洋ワサビや目玉焼き、チーズ、ベーコンといったバリエーションがあり、あとは950円の国産牛ステーキや、ステーキ&ハンバーグというラインナップ。
店の表にある鉄板でじっくりと蒸し焼きにされる、断面が2cmはある肉厚のハンバーグは、表面がカリッとクリスピーに仕上がり、ジューシーな肉のコクと玉ねぎの甘さに和風ソースが良く合っていて、どんどんとご飯が消えていくおいしさ。厚切りのベーコンも塩と脂が効いていてアクセントとして絶好の働き。野菜はもやしとサニーレタス、貝割れが添えられているが、鉄板に当たっている部分以外はもやしが冷めていてちょっと残念。ワサビ醤油と藻塩が添えられるステーキは、日によっては国産牛ではなくて和牛(150円アップ)になる時があり、和牛ならではの脂の乗りと柔らかさは絶品である。
面白いのは、持ち帰りにすると店で食べるよりも150円安くなる点で、席数の少なさを持ち帰りでカバーする店の思惑がはっきり感じられるシステムだ。また、数量限定で550円のサービスハンバーグ弁当もあり、こちらはほとんどが電話予約の分だけで売切れてしまう人気になっている。なお、夜はおまかせコース料理(3000円〜)がメインの営業になる。
(10/10/27 更新)
本店は難波にあるオムライスの元祖と呼ばれる店。淀屋橋店はテイクアウトとスタンドのみでの営業。
ハム(651円)、チキン(682円)、カニ(924円)など豊富な種類を誇る元祖オムライスは、焼きムラの無い半熟卵でさっぱりとしていながらもコクのあるチキンライスをくるみ、そこにトマトソースがたっぷりかけられたスタイルで、女性人気もなるほどと思える上品で優しいテイストと美しい見た目が特徴的。季節によっては松茸やカキオムライスなどの変り種がメニューに追加される。
(2004年以前のデータ)
松屋町筋沿いにある、半世紀以上の歴史を誇る老舗洋食店。
ここの圧倒的一番人気はオムライス(550円)。ケチャップライスを極薄の卵でくるんだだけのシンプルな姿ながら、ライスに潜んだ牛タンの細切れが絶妙のコクを生み出している佳品。オムライスは小さめサイズなので、コンソメ風味のあっさりしたラーメン(400円)や中華スープ(100円)を組み合わせるのが常連の決まりだ。またカレーライスも、生卵が乗ったぼってりとした正統昭和スタイルながら、しっかりとしたブイヨンのコクを感じる品でお薦め。もちろん洋食の定番、トンカツやチキンカツといったフライ物やハンバーグ(650円〜)も、生姜の風味と苦味がほんのり漂うドミグラスソースが合っていてうまい。
ライスは別料金(150円)だしボリュームは普通のレベルだが、料理のタイプごとに組み合わせが変えられている付け合せも一仕事がしてあり、隅々にまで丁寧な姿勢を感じる良店だ。
(08/02/27 更新)
あの明治軒で修行された経歴を持つシェフが営む洋食店。看板にはTAKESHIという店主の名前?が入っているのだが、何故か正式な屋号は「洋食屋」のみというのが不思議。店内は南欧風の白木と白壁のインテリアで、女性客が入りやすい雰囲気。
ランチのメニューは基本的に明治軒直伝のオムライスのみで、単品が650円、そこに串カツ3本かエビフライ2尾、ハムカツ2枚がついたセットが850円となっていて、セットならば本家よりも値段が少し安いのが嬉しい。別注文でミニサラダやコンソメもオーダー可能。
そのオムライスはシンプルなケチャップライスにふんわり卵、ケチャップ・ウスターベースのソース、付け合わせの茹でキャベツ、小さめだけどプリプリのエビフライ、からりと揚がった串カツに至るまで明治軒そっくりで、目の前に2つ出されたらおそらく違いに気づく人はいないはず。昼はオムライスのみだが、夜は予約でオリジナル料理もいただけるらしい。
(12/08/03 更新)
住所:大阪府大阪市旭区千林2-7-8 【MAP】
電話:06-6953-9908
千林商店街から少し外れた場所にある洋食店。揚げ物の持ち帰り用カウンターが併設されていて、そこで買って帰る人も多いようだ。
メニューは、トンカツやビフカツ、ハンバーグ、コロッケなど洋食店の標準的なメニューが並んでおり、定食の値段は700〜880円と言うところ。その中でも人気があるのが、エビフライとハンバーグ、クリームコロッケが載ったBセット(950円)、ハンバーグの代わりに焼肉が入ったAセット(930円)で、4種全て入ったミックスセットもある。
個人的なお勧めは牛肉のメニューで、880円の網焼きセットはほぼステーキと呼んで差し支えない肉の厚みと柔らかさで満足至極。ビフカツセットは800円という値段でありながら大きさ・厚みともに十分で柔らかく、ドミグラスソースも量は少なめだけどワインが効いていて絶妙。ハンバーグは焼き置きでそれほどジューシーというわけではないが、エビフライは巨大でサクサクしており、オリジナルの酸味が利いたタルタルソースがマッチしていておいしい。クリームコロッケもクリーミーで安心できるおいしさだ。
付け合せの野菜は少なめだし、平均的なボリュームは値段からするとまずまずというところだが、100円アップでご飯大盛りにすると、皿にてんこ盛りで出されるので大食漢には嬉しいオプションである。
(11/02/16 更新)
明けごころ本店と言えば、京橋エリアで3店を構える老舗の居酒屋チェーンだが、そこが何と洋食系の立ち飲み店を作ってしまった。内装はシックなパブやバーという感じで、「明けごころ」という名前のイメージは微塵もない。
洋食といえば何と言ってもドミグラスソースを使ったメニューだが、こちらは1500円のタンシチューを筆頭に、1200円のビフカツ、600円のビーフシチュー、700円のハンバーグと取り揃えてあり、角切りのタンは程よい硬さに煮こまれており、ハンバーグはパンの分量が多めでフワフワな仕上がり。ソースの味は、焦がしたルーのほろ苦さとケチャップの甘さが特徴的で、旨味はやや弱い感じだが仕上げにホイップクリームを流してコクを加えてある。
大きなイワシフライやエビフライ、冬場のカキフライにかけられるタルタルソースも細かく切られた卵と香草がたっぷりで、ナスのチーズミートソース焼きは巨大な丸茄子の上にあっさりした合挽きのミートソースとカリカリチーズのコントラストが楽しく、本格洋食よりもコストは抑え気味ながら、メリハリを付けて上手くお得感を演出している感じ。飲み物はグラスビールやグラスワインが400円からと、激安ではないがお手頃な品揃えである。
(14/06/12 更新)
こちらは梅田の近くの兎我野町にある店。桃谷の同名店とは関連が無いようだ。場所はちょうど「まるい飯店」が入っているビルの1Fにある。
ここの名物はハンバーグで、手のひら近くあるサイズのハンバーグが、ソテーした玉ねぎや目玉焼き、ポテトサラダ、スパゲッティ、さやいんげんと一緒に熱くした鉄板に乗せられて出てくるのは圧巻。ドミグラスソースがちょっとボケたトマトソース風なのは好き嫌いが分かれるところだが、これでデザートとコーヒーが付いてライス込みで850円なら納得の値段だろう。ランチタイムには他にもオムライスやとんかつ、一口ビフカツなどがあるが、最初ならばたっぷりしたオムライスにビフカツがどんと載ったボリューム満点のオムカツ(850円)がお薦め。
(07/03/02 更新)
2009年9月にオープンした、四日市名物のB級グルメ「とんてき」を売りにしたお店。2010年1月から、とんとん屋から大阪トンテキと店名を変更したそうだ。
そのトンテキ定食(800円)はグローブ状に片方だけをつなげて切れ込みを入れた状態にした豚ロース肉を、ラードとニンニク、ウスターソースベースのタレで焼いたもので、付け合せはキャベツとケチャップスパ、そして味噌汁とご飯がついている。注文時にニンニクの有無を聞かれるが、それほどニンニク臭は感じないのであまり気にする必要は無さそう。肉はやや固めで肉質に特筆すべきものは無く、ソースもマスプロ製品がベースでスパイシーさは感じないが、200gある分厚いロース肉は食べ応えがあり、ガシガシと肉を咀嚼する楽しみを十分に味わえる。さらに足りない場合は300gの大トンテキやただ、ご飯は標準だと普通の御飯茶碗で出されるので、男性なら迷わず大盛り(無料)にしておくべきだろう。
他にはフンワリと柔らかいトンバーグ(200gで750円から)、しょうが焼き風の甘辛ダレにからめた薄切り豚肉と玉子焼きがセットになった、あのニューハマヤを思わせる「とんたま」定食(750円)などがあるが、コストパフォーマンス的にお薦めなのが「とんたま丼」。600円と定食より150円も安い上に、大盛りにすれば定食よりも腹いっぱいになれるぞ。
(10/02/16 更新)
道を挟んだ向かいにある精肉店が経営する洋食店。長柄西の町工場が並ぶアクセスの悪いエリアながら、店内には大きなフライヤーから伸びるように長いJ型のカウンターがあり、ランチライムにはそのほとんどが埋まる人気ぶり。
メニューはまさに肉屋の店頭で揚げているフライをそのまま使ったラインナップで、一応トンカツライスやハンバーグライスといったセットがメニューに載ってはいるのだが、客は皆「ワンコロバーグウインナー」といったように、単品フライを組み合わせた符牒で注文する。単品は、上牛カツ500円を始めとして牛カツが350円にトンカツやハンバーグが300円、エビフライが170円、ウインナーにチキンカツ1個、ミンチカツが150円、コロッケが80円といった値段になっており、これにキャベツとケチャップスパゲティ、そしてライスがついて300円プラスという計算になる。
肉屋の品らしくカツ類は火が通りやすいように薄手だけど肉の旨味は十分で、何と言ってもドミグラスソースが本職の洋食店顔負けのビターな苦味が効いたケチャップに頼りすぎていない本格派の味わいなのに驚かされる。ご飯の中・大盛りは別料金で、いろいろ組み合わせると結局高くついてしまうけれども、肉屋の揚げ物をその場で食べたいと言う、誰もが抱く夢を体現する事が出来る楽しさは何物にも代え難い。
(14/04/08 更新)
アメリカ村が有名になる前から存在していた店で、店の外観はポスターやステッカーで埋め尽くされており、とても飲食店には見えないが中は昭和レトロな洋食店で、今どきな若者のメシ処として馴染んでいる。
お客さんの半数以上が頼んでいるのは、シャブシャブのスープ状のカレールーとライスを混ぜて卵を落としたセイロンライス(500円)。量は少なめだが、大盛りやカツ乗せなどにして補っている人も多い。そのトマトソース版はスパニッシュライスという名前が付いている。
もちろんメニューはそれだけじゃなく、幅広く洋食と中華メニューが揃っており、シンプルなオムライス(550円)、ウスターソースが似合うオカンタイプのカレー(500円)、家庭的な味の焼きめし(550円)、とろとろ卵とじを後乗せしたカツ丼(580円)、あっさりスープに本格的なチャーシューと生麺を使ったラーメン(370円)、見た目は地味で不思議な味だが意外といけるミートスパ(550円)など、特別美味ではないが、昭和の値段で懐かしい味が楽しめる。
初心者にオススメなのはABCが揃ったランチで、Aはグレイビーが効いたドミグラスソースがかかったサクサクのトンカツに多めのカレースパ、キャベツとライスで何とワンコイン、Bはサクサクのエビフライと謎のてりやきソースがかかったミッシリとした歯ごたえのハンバーグで630円、CはBに小さめのエビフライ2本、ロースハム、目玉焼きがプラスで880円とお得になっている。それらにラーメンをプラスした「セット」にしても220円増しでさらに割安だ。
(18/07/03 更新)
席はカウンターのみの古びた店内、メニューもハンバーグ定食(900円)と焼肉定食(1000円)、2つが載ったミックス(1500円)だけといういかにも典型的オヤジB級店なのだが、女性客もランチの長い行列にしっかりと並んでいる。
客のほとんどはハンバーグのほうを注文するのだが、レーズンが入ってチーズが載ったハンバーグやスープのようなシャバシャバのソース、付け合せのニラもやし炒めといったアイテムが、それぞれ絶妙に味の焦点を外していて、それがかえって奇妙なハーモニーを奏でているという、ある意味とてもB級好きのツボを刺激させられる品である。バター焼きされたポン酢で食べる焼肉のほうもなかなかうまいが、B級的な驚きはあまり無いのでわざわざ食べる必要は無いかな(笑)。
(07/05/01 更新)
西天満交差点を少し北側に上ったところにある、老舗ステーキハウスのランチ。
一番人気は、大根おろしとポン酢が添えられる牛肉薄焼きの定食で、800円のシングルで4枚、1000円の1.5(ワンハーフ)が6枚、1200円のダブルが8枚と200円で2枚ずつ肉が多いオプションがある。あっという間に焼き上げられる肉は、薄焼きとは言え厚さが3mmはあって食べ応えはなかなか。ほとんどサシが入っていない赤身なのに、箸で易々と切れてしまうぐらい柔らかいのに驚かされる。
柔らかいと言えば、800円のチーズハンバーグは豆腐製と勘違いしそうになるぐらいにフワフワだし、トマトベースの軽いドミグラスソースがかけられた、フライパンで揚げ焼きにされる牛ヒレカツ(1000円)など、薄焼きの肉よりもさらに柔らかくて衣との境目を舌で感じることが困難なほど。
ライスのお代わりや、炒めたニラもやしの野菜大盛りは100円アップになってしまうのと、味噌汁の質がいまいちなのがちと残念なところ。他には、1500円のヘレステーキや、4500円の黒毛和牛ステーキがランチに揃っている。
(11/12/22 更新)