スポンサー リンク
京阪電車守口市駅の南側、住宅街の中にあるカウンター7席と狭いテーブル1卓のみのこじんまりとした中華料理店。いかにも大衆中華な安っぽい店構えとは裏腹に、料理はどれも丁寧かつ上品で、どれも高級中華レベルという恐るべき店。
看板メニューの「中華定食」は、大ぶりのエビ天はサクサク。酢豚は甘くなく肉はカリッと野菜はシャッキリ、卵焼きはフワフワかつ中身が半熟なのに値段はたったの850円だから驚嘆する。ご飯ものに付いているスープでさえ手抜き無く、鶏ガラの自然な旨味で調味料はほとんど感じさせない完成度が見事。
最も驚いたのはイカの天ぷらで、真っ白な衣の中にはミディアムに火を通した肉厚のイカが入っていて、中華街レベルのクォリティに驚嘆する。たった520円のラーメンは、あっさり滋味深い鶏ガラスープにプリッとした生麺、豚バラ肉をローストしたチャーシュー、甘く味付けしたメンマ、ゴマ油であえたもやしと、大衆中華ではあり得ない格の高い仕事っぷりで圧倒される。
肉野菜炒めは大衆的なソース味なのにあくまで上品な味わい。ニラレバはプリプリのレバーにシャッキリ炒められた細もやしがテクニックを際立たせている。ナスの味噌炒めはトロトロのナスにショウガが効いたひき肉餡が絡み、エビチリはプリッとしたエビに上品なチリソースがたっぷり。回鍋肉はパリッとしたキャベツと濃厚な味噌でご飯とビールが進む。鶏のから揚げはほんのり甘辛くあくまでクリスピー。
羽根がついた餃子は、ショウガの香りとキャベツの甘味が際立つトロトロの餡が絶妙、チャーハン(中サイズ550円)はハム、ネギ、卵で何の変哲も無いが、フワッと軽くていくらでも食べられそう。カレーラーメン(700円)は、濃厚なカレースープと炒め野菜、ひき肉でインパクト満点。チャンポン(650円)はとろみ強めの醤油餡で体が暖まる。
中華カツ丼は、ラードでカラッと揚げた薄手のとんかつは衣と一体化しており、あっさりと滋味深い野菜と玉子の餡とのコンビが絶妙、しかも値段はたったの600円。天津飯(550円)はふわふわの卵に醤油餡でインパクト強めにしているのが心憎い。しょうゆ焼きそば(580円)は、上海風にコクのある醤油味とシャキッと炒められた野菜のコンビネーションがバッチリでビールに合う。
(21/05/14 更新)
三宮センタープラザの西の端、北側の道に面したところにある細長いお店。店内のキャパが少ないので、外にテーブルを置いて対応している。しかも週末は予約で満席になっている事も多い人気ぶり。
特筆すべきは値段に対するボリュームで、ランチタイムはクリスピーで大ぶりな唐揚げがゴロゴロ、そこにエビサラダやザーサイ、ライス、スープがついた唐揚げ定食や土鍋にたんまり入ったアツアツの麻婆豆腐定食、青椒肉絲定食に、チャーシューとネギがどっさり入ったシンプルラーメンとレタス入りチャーハンがほぼ1人前分セットになったものなど、満腹確実なセットが600〜700円という格安値段でいただける。
中華街なら高くなりがちな単品も安くて、手作りのもちもちした皮が美味しい餃子が6個入り240円に、豆腐1丁分が載った巨大なピータン豆腐が400円、ネギどっさりの蒸し鶏が450円、カリカリと香ばしい手羽先のパリパリ揚げが500円、2人分はあるレタスチャーハン単品が500円、赤ちゃんの頭ぐらいのサイズが有るエビも入った巨大ふんわりニラ玉が480円、大きなエビとイカがゴロゴロ入った海鮮ラーメンが750円と、ほぼ王将並みの値段でありながら味とボリュームがはるかに超越しているのが素晴らしい。
(13/10/31 更新)
香里園界隈では既に伝説となっているB級グルメの名店。
料理は並でも普通の1.5倍はある量なのに、これが100円プラスの大盛りとなると約3倍以上の量となり、天津飯(並470円)や麻婆飯(550円)などは洗面器大の丼にたっぷり、焼飯(470円)も大皿に漫画盛りと、テーブルの上が一気に非現実な世界へと変貌してしまう。それでいて味付けはなかなか上品で、レバー炒めも臭みが無くて決して材料費をけちっているわけではない事が良く分かる。人並みの胃袋の方は、一品料理(670円前後)を中心に一人一品を頼んでシェアをする食べ方がお薦め。
(05/11/17 更新)
千林商店街の西端のほうにある、長崎チャンポンと皿うどんが売り物のひなびた中華料理店。
チャンポンは、本場風の太麺に細切りの野菜やチクワ、意外にたっぷりの豚肉が入っていて580円という値段からすると十分な内容とボリューム。味はあっさり塩味で調味料控えめなのでスイスイと食べられる。そして店の名物の「太麺皿うどん」(600円)は、通常のあんかけ揚げそばタイプの皿うどんとは違い、具とチャンポン風のそばが一緒に炒められており、チャンポンとは違ったこってりした味付けでビールがぐいぐい進む旨さである。
もちろん普通の中華メニューも充実しており、あっさりした肉団子甘酢や、クリスピーな鶏天の定食だとたったの480円、卵の皮で巻かれた手の込んだ春巻きや酢豚などの定食が600円、卵3個は使ってそうな大きな玉子焼きと八宝菜、焼豚が弁当箱にギッシリのAランチが700円という価格破壊振り。サイドメニュー系も充実の一言で、6個入り餃子が150円にむっちりとした手作りシューマイが4個で200円、ミニサイズの天津飯や中華丼、炒飯が330円とこちらも激安。さらに日替わりで、単品メニューがいくつか100円引きになるサービスがあったりするのだから凄い。酒もビール大瓶が460円と、安居酒屋並の値段で完璧の一言である。
(10/02/02 更新)
天満エリアで話題の本格中国料理店。
ランチの定食は全て700円で、ここの名物である麻婆豆腐に、ラーメンと焼飯、五目焼きそば、ジャージャーメン、日替わりの炒め物の5種類が並ぶ。ラーメンを除くメニューには全てご飯が付いており、しかも1回だけお代わりが可能で、テーブルにある野菜メインの惣菜も1回だけ皿に取れるサービスがあるのが大変嬉しいところ。
一番人気のチャーハン皿になみなみと盛られた麻婆豆腐は、粗挽きの花椒とラー油が効いた、まさに「これぞ麻辣」と呼べる逸品。そしてジャージャーメンは甘く濃厚な味で、それ以外の焼きそばやチャーハン、炒め物はあっさりとした上品な味とバリエーションに富んでおり、シェフの引出しの多さには驚くしかない。もちろん昼であっても単品の注文は可能だ。
(07/05/18 更新)
激安ランチの激戦区である松ケ枝町にひっそり佇む、中国系と思われる若いご夫婦で営まれているこじんまりとした中華料理店。
ランチタイムは定食中心で、回鍋肉やナスの炒め物、厚揚げと白菜の炒め物などが出る日替わりランチは、600円という値段でメインのおかずに副菜が2つ、スープ、ご飯は大盛&お代わり1回のみ可という太っ腹。唐揚げ定食はクリスピーかつジューシー。麻婆豆腐は一見普通に見えるが、花椒が効いた麻辣でなかなか本格派で、定食なら600円、どんぶりにすると550円とさらに格安。レギュラーだと700円とこの中では高級な酢豚は、黒酢が使われていて深い味わいの絶妙な一皿。
単品は丼もの、焼き飯、焼きそば系があり、天津飯はエビが入ったふわふわ卵にあっさり上品な餡で高級感抜群。エビ、豚、野菜が入った醤油味の炒め焼きそばはコッテリしていて癖になる味。人参とチャーシューが入ったチャーハンもパラリとした仕上がりで、大盛りでも同料金の500円とワンコインなのが嬉しい。夜は小皿料理が充実していて、少人数の飲み会にも利用しやすい店だ。
(17/02/10 更新)
西成区の鶴見橋商店街と花園町駅の間にある5卓のテーブル席のみの中華料理店。梅田や我孫子にある「まるい飯店」と名前は似ているが関連は不明。ランチタイムは地元の方や勤め人で毎日いっぱい、1人で調理されているので混むと料理が出るのが遅くなるのが玉に瑕。
670円均一のサービス定食は、トンカツから肉炒め、海老天、八宝菜など11種類と豊富で、1人前の一品料理にライス、漬物、スープがついてお得。ロケーションは典型的な下町中華ながら、豚天は白っぽくフワフワの衣で上品に包まれ、肉炒めも調味料&油控えめのあっさり味でありながら、ツボを押さえた味付けで物足りなさは感じない。800円の中華ランチは、サクサクの小エビ天、分厚いモモ肉の焼豚、玉子焼き、マイルドな肉団子甘酢と中身も充実。
基本が旨い中華は変化球も上出来で、薄焼きの玉子が美しいオムライスはたっぷりの鶏肉と濃い目のケチャップライスが何ともジャンキーで癖になり、カレーラーメンも野菜と肉を炒めた熱々のカレーあんかけが絶妙で、香ばしい自家製のラー油をかけてもGood。あんかけチャーハンはパラリとした焼き飯に生姜が効いた塩味の餡がたっぷりで上品かつガッツリ。そしてそれぞれ値段は530円とこれまた安く、単品のラーメンなどたったの370円である。
(15/01/09 更新)
野田阪神駅から西へと伸びる野田本通商店街にある、見た目は典型的な大衆中華店。
まず一押しは14時半までやっている660円の日替わりランチやAセットで、日替わりはイカ天や海老天などの揚げ物・ニラ玉炒め物などおかずが3品に加え、ライスとスープが付く豪華さで、それぞれの味が干渉しないように器を別にしたり、網を皿の上に置いてある細やかさが心に染みる。夜も頼める760円のAセットには、どっさりの海老天に酢豚、ふんわりした玉子焼き、揚げ餃子にポテサラが載っていて、日替わりよりもさらにボリュームがアップ。ラーメン単品も320円と激安で、あっさりたっぷりの鶏ガラスープにシコシコとした麺、きちんと仕事がされたチャーシューとメンマが乗っており、値段からは想像も出来ない本格的な味わいである。
味は店の見かけに似合わず(?)油・調味料控えめのあっさり味で、ふんわりと炒められたチャーハンの皿を見ても油がほとんどついてないのには驚かされる。天津麺と半チャン、天津チャーハンといったメニューに載ってない裏メニューも豊富なようで、通うといろいろ楽しみが増えそうな店だ。
(10/08/18 更新)
ご当地B級グルメとして地元の商工会議所がプッシュする、「尼崎ちゃんぽん」の代表店として知られている中華料理店。
その尼崎ちゃんぽんは、醤油味のとろみがついたスープに、肉と野菜、魚介が炒められたものが入っているラーメンで、ちょうど横浜で出している「サンマーメン」のような料理。味はまあ見た目そのまんまで大きな驚きは無いけれど、たっぷりした具なのに単品で580円、味が良く染みた自家製のチャーシューがどっさり入った半チャーハンのセットで750円という値段は十分驚きがある。
それ以外にも、6個で200円の野菜たっぷり餃子や、カラリと揚がった大きなもも肉がゴロゴロの鶏唐揚げが単品で500円、分厚いチャーシューが入ったコクのある醤油ラーメンもワンコイン、何枚ものクリスピーな豚天を甘酢でまとめた酢豚などのメインに卵焼きがついたボリューム満点の定食が680円と、尼ちゃんに関係なく味とコストパフォーマンスに優れた名店である。
(13/01/25 更新)
今やオシャレな町家スポットと化した中崎町界隈で老夫婦が営む、時代から取り残されたかのような存在の中華料理店。店はギュウギュウでやっと10人が入れる小ささ。
ランチタイムには日替わり定食があり、酢豚などは皿のほとんどが豚バラ肉で締められるボリュームで、ラーメン丼に入った卵やワカメが入ったスープが付いてたったのワンコイン、餡の味も甘さ控えめで旨い。他にもプリッとジューシーな鶏の唐揚げや野菜炒めなどのメイン単品+スープ+ライスだけではなく、ラーメン+炒飯という組み合わせになったりもする。
その炒飯はニンジンと卵が入ったしっとり家庭的なタイプで400円、具がもやしとネギでツルツルした細麺、鶏がらスープのシンプルなラーメンは300円という安さ。麺を揚げてから作るフライ麺もバリっとした食感と塩味の優しい餡のコンビが楽しい。小エビがたっぷり入った天津飯もやはり塩味の優しい餡だが、焼きそばだけは何故かウスターソースの濃い味なのが面白い。200円で5個の餃子も、野菜多めのトロリとした具で手作り感に溢れている。
(17/12/01 更新)
西成・天下茶屋の下町にあるカウンター席のみのラーメン店。とは言え、ラーメン以外のメニューのほうが充実しているので中華料理のジャンルとして登録した。
一応店名にはラーメンと書いてあるが、ラーメン自体は業務用タレと普通の生麺を組み合わせた特色の無いもので、売りの点はそこに乗っかっているチャーシューに尽きると言って良い。550円のノーマルなラーメンでさえ、厚さ5Mm、長さ10cmはある柔らかいバラ肉が3枚バサッと添えられているのは驚愕モノ。チャーシュー麺になるとさらに枚数が6枚ぐらいになって、肉を食ってるのか麺を食っているのか分からなくなるぐらい。キムチ、ニラキムチ、油漬けのニンニクも完備でスタミナ対策も十分。
そして定食のインパクトはさらに凄く、750円のから揚げ定食なんかは大人の拳を上回る大きさの巨大なから揚げが6個積み上がった上に、卵3個分はありそうなエビ玉までついている凄まじさ。スタミナ焼きは大量の豚の腸とキムチ、玉ねぎを炒めたものがチャーハンの入れ物に溢れんばかり、中華定食は30cmはある楕円皿に、酢豚・エビ玉・もやし炒めが隙間なく埋め尽くされている。
サイドメニュー一番人気のチャーハンは、かなり強火で豚肉と玉ねぎが色づくまで炒められたタイプで、好き嫌いはありそうだが香ばしさは十分。粗めの餡でワイルドな食感の餃子、カレー粉を加えたカレーチャーハンも人気の品だ。
(13/11/15 更新)
京阪関目駅の南端に面した道を、少し東に入ったところにある大衆中華料理店。調理を担当しているのが女将さんというのがちと変わり種。昼時はガテン系の方をメインに店がぎっしりと埋まる人気だ。
料理の特徴はどれもボリュームが多い事。カラリと揚がった鶏の唐揚げは、1個の大きさこそ3〜4cmぐらいではあるが、それが皿の上に十個以上もうず高く盛られて出て来る。シンプルに醤油ダレで炒めた肉と野菜炒めは小山のように盛られ、ネギの香りで甘辛く炒めた焼肉定食(800円)は中身のほとんどが牛肉で、炒めもの用の豚肉がたっぷり入った枕サイズのオムライスが550円、焼飯の上に豚肉入り玉子焼きが乗ったボリューム満点の肉焼き飯が680円、野菜と豚肉、溶き卵の餡がこれでもかと注がれた中華丼やかた焼きそばも5〜600円という安さである。
全体的に強火でキツ目の炒め具合だが、味付け自体はどれも比較的薄味で、400円のラーメンは生姜の効いたあっさりスープがたっぷり入り、250円の餃子はニンニク控えめで刻んだ春雨も入ったあっさり味で食べやすい。
(16/03/04 更新)
近鉄布施駅から南へと伸びる大通り沿いにある、プチロード広小路という商店街の中ほどにある大衆中華料理店。店は狭いけど1Fと2Fに座敷があって家族連れでも使いやすい。
料理はどれもこれもボリュームが凄く、王将並みのサイズで7個ついたジューシーな餃子が200円、洗面器大のどんぶりにアサリやエビ、てんこ盛りのもやしが積まれたあっさり味のもやし麺が500円、甘辛く炒めた羊肉と野菜炒め、ライスが幕の内弁当箱にぎっしり盛られたスタミナ定食に、てんこ盛りのから揚げと野菜炒めの鶏天定食が650円、酢豚・八宝菜、玉子焼きの3品が詰まった中華定食が750円と、この半量で同じ値段であっても納得出来るぐらいの安さ。味付けは全体的にシンプル・薄味で凝ったものは無いけれど、ボリュームと値段のバランスは王将を軽く凌駕する。
あと、この店の隠れた名物と言えるのが中華なのにオムライス(450円)。見た目は薄焼き卵とケチャップで普通なんだけど、中身は中華味がベースのケチャップライスで、具の豚肉と相まってこれが何ともB級的に旨い。もちろんボリュームも大きな楕円皿にドカンと盛られて言うこと無し。白菜と豚肉餡がたっぷりのカレー飯、軽めのカレー味と生卵の黄身の組み合わせが楽しいカレー炒飯(ともに500円)といったカレーメニューもお薦め。
(13/12/20 更新)
阪神尼崎駅の南西、お寺が密集している住宅地に埋もれたスーパーレトロなカウンターのみの、創業50年を誇る中華料理屋。ちなみにトイレも空調も無いので、夏場や冬場は注意すべし。
メニューの一番人気は、たっぷりのお湯と油で揚げ焼きにされる餃子(250円)で、カリカリの表面とモチモチとした中身という皮のコントラストが楽しく、中のとろける餡と辛子酢醤油のコンビも絶妙でビールが進む。そしてこちらも不動の人気である焼き飯(400円)は、毎回強火でカンカンと炒め上げられ、バラ肉と玉ねぎの甘みが効いていて懐かしい味わい。味付けを醤油、ソース、コチュジャンで選ばせてくれ、ソース味にするととんかつソースを最後にタラリとかけてくれる。
何故か白ご飯が無くて後は一品物と麺類がいくつかあり、かたい焼きそば(600円)は袋麺をまるごと油で揚げてから野菜あんをかけた手の込んだ物でボリューム満点。今時350円のラーメンはチャーシューじゃなくてプレスハムが入っており、生姜が効いた塩味の優しいスープ。野菜たっぷりなチャンポンや水餃子も同じスープが使われているようだ。
(16/05/27 更新)
メニューは300円からある麺類やご飯もの(なんと半ちゃんラーメンでも400円!)もあるが、やはりここは甘酢炒めやニラ炒めなど、牛、豚、えびと野菜、そして調理法を組み合わせた多彩な炒め物にご飯を付けた番号定食がお薦め。値段はほとんどが600円前後ながら、おかずもご飯もゆうに1.5人前はあるボリュームが自慢。注文してから出来上がるのも非常に早く、良いB級の条件である早い安い多い熱いの四拍子が揃った店だと言える。
伝統として朝食メニューも完備されており、有名な豚汁定食(380円)や、小さめの和風天津飯な300円の「朝丼」、250円でのミニ朝食(味噌汁とご飯、漬物のセット)がいただけたりする。
また、毎月18日にはスペシャルワンコイン定食(ステーキ)が提供されたり、110番・119番・ワンコイン定食など日替わりで安くなるサービスも充実している。夜も料理が3品で800円以内の「晩めしセット」というボリューム満点メニューあり。
(17/01/31 更新)
以前は阪神百貨店南の小汚い横丁に店があって、100円ラーメン&餃子を出す激安店としてオールドB級ファンに知られた店だったが、その後大阪駅前ビルに移転、さらに移転してここに落ち着いたようだ。
濃い目の味付けとボリュームは変わらないものの、今ではメニューのほとんどが500円以上になってかつての安さは影をひそめたが、2時までのランチタイムにはミニラーメンのついた酢豚やエビチリ、ジンギスカン、鶏のから揚げ、すき焼き鍋、マーボー天津飯、そして名物の海老・イカ・野菜・ひき肉を炒めた甘辛い餡が乗った「まるい丼」など20種類もの定食が500円で食べられるサービスがあり、さらにワンコインチケットが11枚綴りで5000円で買えたり金曜には250円の餃子が100円になるサービスもあって、日時限定ではあるが往年の姿を垣間見る事が出来るのは嬉しい限りである。
(05/10/27 更新)
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第二ビルB2 【MAP】
大阪駅前第二ビル地下2階の奥まったところにある、席はカウンターのみ、従業員も2名のみの小さな中華料理店。
何故かいつ行っても同じ酢豚・麻婆豆腐・鳥のから揚げというメニューなのが不思議な「日替わり」ランチが550円であり、ワンプレートランチながら酢豚と麻婆の定食にはから揚げも2個付いて、おかずもご飯もたっぷりのボリュームで結構満足感がある。さすがに、味はいかにも日本的中華という感じで特筆するものは無いが、CP的には十ニ分だろう。さらにお安くという方には400円の麻婆丼をどうぞ。
追記:店名が錦明飯店から金名飯店に変更され、ついでに店のスペースも拡張。でも味と値段は以前と変わり無しで安心。
(2004年以前のデータ)
天八交差点を東に行った阪急線の高架下あたりにある中華料理店。
CP的に一押しなのが、日祝を除くランチタイムに提供されるワンコイン定食で、酢豚・エビチリ・カニ玉・豚天など15品の中からおかずを選び、それに野菜とから揚げ1個、お代わり自由のご飯とスープが付くという内容。しかも値段の割におかずの量がたっぷりしているのがグー。
それ以外の時間でも、八宝菜にエビ天とから揚げがついたA定食(680円)など、バラエティに富んだメニューが揃っている。どちらかと言うと麺飯類よりは炒め物系がお薦め。あと、ここは数ある大衆中華料理店の中でもさらに調味料タップリ度が高いので(笑)とにかく安くでご飯をお代わりガシガシ行きたい人向けかな。
(07/10/01 更新)
都島交差点から500mほど東側に行ったところにある、ラーメン290円というド派手な黄色い看板が目印のお店。その看板の通り、この店はとにかく安さとボリュームが売りで、ラーメンと半チャーハンで470円なのを始めとして、から揚げ定食が400円、海老天定食が500円、豚天の定食が550円(それぞれから揚げとのハーフも可能)、しかもランチタイムには定食類がさらに30円割引になり、一番安い定食なら370円になるという価格破壊振りが凄い。
揚げ物は鶏のから揚げなら大きな塊が5個、海老天も皿が見えないほどどさっと乗っかり、ラーメン用のチャーシューが刻まれて入っているもやし炒めは推定標高10cmのボリュームがあり、それに小鉢とスープ、卓上には取り放題の紅しょうがと柴漬けまであるのだから恐れ入る。ラーメンも、スープはさすがに業務用バリバリだけど、たっぷりした炒めモヤシと厚みのあるチャーシューが上手くコクを作り出していて満足度は意外に高い。ニンニクが効いた餃子は小ぶりだけど5個で160円だし、炒飯も290円という値段なら合格点の味だ。
他にはエビチリや鶏チリといった品もあり、麺の増量やセットグレードアップのオプション多数、ビール生中も280円と安いので、飲みメインの人から大食漢まで幅広く使える店である。
(09/11/17 更新)
大阪でも屈指の味を誇る名店ながら、お得なメニューが充実しているのが非常に嬉しい店。
その一つが終日食べられる北京定食で、絶妙な軽さの芝エビの天ぷらやフワフワのかに玉、酢豚の3品にサラダと小鉢、そして雑誌でも有名になった「正調杏仁豆腐」が付いて1200円とは、食後の幸福・満足度を考えればかなりの値打ちである。さらに平日なら2品で800円の定食もあってなおリーズナブル。2人以上いれば、1人1680円でふかひれスープやエビチリなど30品の中からそれぞれ3品ずつ頼める「口福プラン」もお得。
また、ここは中国精進料理のメニューがある事でも知られている。見た目も味も食感も本物そっくりのアワビやエビ、豚肉などは、必ずや食卓に楽しい驚きと話題を提供してくれるだろう。それでいて通常の食材を使った同じ料理よりも安いのだから、菜食の人はもちろんの事、B級グルメ好きの人にも十分楽しめる。門真にも支店あり。
(2004年以前のデータ)
通天閣から少し西に行ったところにある、観光客で賑わう新世界の表通りから隔絶されたようにひっそり佇む、夜だけ営業しているカウンターのみの中華料理店。店の規模の割にメニューは幅広く、ピータンや蒸し鶏のような前菜から、炒めもの、揚げ物、麺類、ご飯物と揃っている。
その中でも名高いのがチャーハンで、五目チャーハンはエビと焼豚がたっぷりで、玉ねぎと人参のみじん切りが入っているのがどことなく家庭的。味自体にさほど目新しさは無いが、ふわっと炒められたご飯と卵の優しさ、塩気のバランスが心地よく、ボリューム十分で650円という値段は価値がある。700円の焼きビーフンも、キャベツたっぷりだけどシャキシャキで水っぽさが全く無く、餡がかかってないカニ玉は外クリスピー&中はトロリの半熟で、どれも油と火の使い方が絶妙という印象。
それ以外のメニューもなかなかレベルが高く、もも肉1枚まるまるを注文を受けてから茹でる蒸し鶏はカオマンガイのようにツルプリだし、6個300円の餃子は野菜たっぷりのソフトな餡とクリスピーな羽根のコントラストが楽しく、豚天は分厚く臭みの無い肉が香り高く揚げられ、トンカラと呼ばれる豚のから揚げは分厚い肩ロースを1枚まるまる使った豪勢な一品で、ゴマ油がプラスされた辛子酢醤油との相性が絶妙。ニラ炒め、野菜炒めといった定番も、毎回豚肉が塊から切り出されるのでキレのある食感が楽しめる。夏場の冷麺も、ハムときゅうりに加え、自家製のクラゲとチャーシューが載って満足度が高い。
(18/08/15 更新)
大阪府道21号八尾枚方線沿い、JR住道駅の交差を南へ下ったところにある、老夫婦2人で営まれているひなびた餃子のお店。
メニューにはラーメン(500円)やワンタンメン、味噌ラーメン(600円)といった品もあるが、あくまでメインは餃子。店主は住道にある超有名店「丸正」から独立されたそうで、薄皮を使った小ぶりなスタイルは見た目がほとんど同じではあるものの、食べてみると皮は本家よりもさらに薄く、ピリッとショウガが効いたトロトロの餡と相まって、胃にスルスルと消えていってしまう個性は唯一無二だと言える。これで本家や他の修行店よりも60円以上安い1人前200円(注文は2人前から)のだから素晴らしい。
ラーメンは鶏ガラあっさりスープ+縮れ細麺の懐かしいと言うか、ごくごくありふれた味。具の焼豚やワンタンも特別立派なものではないので、コストパフォーマンス的にもいまいち。特に子連れでもなければ、ここでは餃子とビール(中瓶450円)だけを楽しむのがベターだろう。
(13/06/13 更新)
ランチタイムにはいつも老若男女、幅広い年齢層の勤め人でいっぱいになる、堺筋本町の中華料理店。
ランチメニューは、天津飯や中華丼といったどんぶりものと、ラーメンからチャンポン、担々麺、排骨麺、そして普通の焼きそば、堅麺焼きそば、あんかけ焼きそば、と幅広い種類を誇る麺類(いずれも680円前後)、炒め物中心のメインと揚げ物中心のサブが2品とサラダがついた日替わり定食(780円)や、一品料理の定食(900円)という構成で、麺と丼には200円プラスで、味つき竹の子が入ったちょっと珍しいミニ焼き飯(丼の場合はミニラーメン)またはクリスピーなから揚げといったセットを付ける事が出来るシステム。
いわゆる大衆中華よりは1ランク上の料理が出されており、名物の上海麺は、中華なべで焼き目を付けた中太麺に、海老やイカが豊富に入った醤油味のあんかけがかけられた本格派で、チャーシューや豚肉がたっぷり入ったカレータンメンや、カレー味の豚天がどっさり乗ったパイコー(排骨)麺も、シナモンがふわりと香るスパイス感が食欲を倍増させてくれる。一品料理の回鍋肉や肉団子甘酢なんかも、巷にあるようなベタ甘にはせず、旨み調味料の存在をほとんど感じさせないあっさりとした味付けで素材の持ち味が生きており、毎日でも食べられる中華料理である。値段は当然全体的に高めではあるが、一品のボリュームが多めで食べ応えがあり、定食もライスはお代わり自由なのでCP的には十分合格レベルと言えよう。
追記:2011年2月に、近所の安土町へと移転。
(10/04/13 更新)
JR福島駅と新福島駅の間の路地にある大衆中華の店。
ランチタイム1番人気のから揚げ定食(780円)は、何故か揚げネギが添えられる上顎の裏が切れそうなぐらいクリスピーに揚げられた巨大な鳥もも肉が6〜7個乗っかっていて、キムチと冷奴の小皿がついた満足度120%の逸品。他にも20cm近い標高のボリュームに驚愕必至の皿うどん(660円)や香ばしく焼かれた焼豚を甘辛く卵でとじたチャーシュー丼、フルサイズのラーメン+炒飯セット、甘辛でカリッと香ばしい酢豚定食など、どれも味のツボがきっちりと押さえられてあって実にうまい品ばかりである。
(07/07/06 更新)
本庄地区の下町の細い路地にある古ぼけた民家という、これ以上無いB級的ロケーションの中華料理店。
ところが豊富なメニューが示すように店主の腕はなかなかのもので、酢豚は甘すぎず酸っぱすぎず、から揚げの火の通しも程よく、他にもこってり甘辛の焼肉や麻婆茄子、チャーハンなどなど、料理に派手さや上品さは無いが何でもうまい。そして定食には自家製の漬物や惣菜、家庭の味がする味噌汁が添えられるのがまた泣かせるポイントだ。
ランチタイムには酢豚などの料理2品がついた日替わり定食や、全ての一品料理のハーフサイズをご飯とセットに出来る定食、全然半分じゃない半チャンラーメンが全て680円で提供されるサービスがあってお得。夜ならば普通の一品に200円プラスで定食に出来る。ご飯大盛りは50円アップだがとんでもなく大量に盛られるので注意(笑)。
(07/07/02 更新)
餃子の王将が台頭する前は、関西で大衆中華と言えばミンミンだった。今でも王将よりミンミンというファンは多く、根強い人気を誇っている。
値段は王将ほど安くは無いが、皮が薄めで小ぶりの餃子はパンチが利いていてビールにはピッタリだ。大阪市各地に支店があるが、精をつけたいオヤジだらけで脂ぎっていて汚いけど(失礼)うまいという一昔前の中華料理屋の雰囲気を味わえるのは、阿倍野店があべのキューズタウンに移転してしまった現在、この千日前本店だけになってしまった。名物のジンギスカンを始めとして、カラリと揚がった鶏のから揚げ、白濁スープが絶妙なちゃんぽんなど、味のほうも雰囲気を裏切らない。
ランチタイムには、ジンギスカン定食や皿うどん+餃子+ライスなどのセットが500〜600円台で食べられるサービスがあり、日曜もやっていて利用価値は絶大。なお、公式HPには直営店しか載ってないが、大阪各地にのれん分けの店があり、それらの店では、毎月3がつく日は餃子が半額になるサービスがある場合が多い。
(10/08/12 更新)
本店は上本町の都ホテル大阪とは千日前通りをはさんだ北側にあるが、アクセスはこちらの方が便利。また、船場センタービル9号館の地下にも支店がある。
席についたら黙って、酢豚と海老天、ハム、スープ、ご飯がセットになったランチ730円を食うべし。昼時のみの提供だが、最近は土日も食べられるようになって嬉しい。巨大な割にさっぱりとしていてうまい4個入りのぎょうざも170円と安く、何でも安心して食べられる大衆中華の名店である。また、船場センタービル4号館の船場店には550円の中華風牛丼というメニューがあってお薦め。
追記:上六店は惜しまれながらも閉店。ハイハイタウンと船場センタービルの店はまだ健在。
(2004年以前のデータ)
西成区の鶴見橋商店街の西端付近から少し北に上がった場所にある町中華。二代目のご主人が調理を、先代の女将さんがホールを切り盛りされている。
店名の通り、餃子の種類が豊富で、ノーマルの餃子(330円)は野菜がたっぷり、ニンニクがほんのり香るあっさりタイプでいくらでも食べられる。これにスダチのスライスを載せてそのまま食べるスダチ餃子、青じそが半枚入った梅干しダレでいただくシソ餃子、酢胡椒で食べるのがオススメなニラたっぷりのニラ餃子、ニンジン餃子(各400円)といった豊富なバリエーションを誇る。皿にこれでもかと載って400円と激安な、女将さん手作りのぬか漬けとの相性は抜群。
さらに料理のボリュームが凄まじいのも特徴で、中華定食(950円)は肉ゴロゴロの酢豚に、大きな卵焼き、チャーシュー、もやし炒めが皿を埋め尽くす壮観ぶり。鶏のから揚げ(900円)は子供のこぶし大のモモ肉が皿に積み上げられ、カリッとクリスピーでビールに良く合う。海老天ぷら(800円)は小エビではなくエビフライに使うようなサイズが6尾もズラリ。餃子の中身が詰まった春巻き(700円)も1本がリレーバトンのように巨大な物が2本。
焼きめし(630円)は何故かどんぶりで出てきて、卵たっぷりでニンジンとチャーシューが入ったしっとりタイプ。中華風オムライス(730円)は、焼きめしに天津飯の卵が乗っかってケチャップをプラス。チャンポン(700円)は肉と野菜がたっぷりの熱々スープ餡に沈み、舌のやけどは確実。またセットメニューも、チャーハンにから揚げ3個が付いて800円、餃子2人前とから揚げ2個、ライスで900円など、さらにお得な組み合わせになっているのは嬉しい限り。
(22/04/05 更新)
文字通り、京阪野江駅のすぐ南側にある、3人の老スタッフが営む隅々まで脂ぎった典型的B級中華料理店。
ほとんどのお客が頼んでいるのは定食類で、750円のから揚げ定食は大きな鶏もも肉のから揚げが積み上げられ、さらにたっぷりの八宝菜が付く驚異的なボリューム。酢豚定食には何故か蟹ではなくて小海老が入っている大きな芙蓉蟹がつくし、たっぷりの肉と玉ねぎ、ニラを甘辛く炒めたものに生卵が乗っかったスタミナ丼(600円)もガッツリ大満足。それに良く味の染みたチャーシューがおいしいラーメンと、焼色がついた玉ねぎが香ばしい炒飯のセット(700円)もお薦めだ。
単品の中でお勧めなのは餃子と小エビ天。野菜がみっちり詰まっているあっさり味の餃子は、サイズも十分なものが7個あって300円と格安。小エビ天は400円の小サイズでも十分一人前分はあるてんこ盛りでごきげん。
味は全体的に濃い目ではあるが、店の雰囲気とは対照的に意外と調味料が少なめなので、見た目よりも後味があっさりさっぱりなのが意外で嬉しいポイントである。
(12/11/21 更新)
住所:大阪府大阪市生野区中川西3-9-10 【MAP】
定休日:火曜
ボリュームたっぷりの街の中華料理屋。チャンポン650円などはでかいどんぶりに具が一杯のアツアツのとろみ餡がなみなみと注がれる。カリッと揚がったから揚げもお薦め。
追記:現在は鶴橋店(東成区東小橋3-19-8)に移転中。
(08/12/07 更新)
靱公園のすぐ南側にある広東料理店。
ランチは街の中華屋らしく麺やご飯もの中心のメニューだが、中身はいわゆる「中華料理屋」レベルを超越している。自家製焼豚が入ったチャーハン(600円)は白くしっとりと仕上げられ、醤油ラーメン(500円)も非常にあっさりと澄んだ仕上がり。天津飯(600円)も具が豊富で餡に深みを感じさせる出来でお薦めだが、まずこの店で頼むべきは広東風焼きそば(700円)に尽きる。しっかりと炒めて水分を飛ばした麺に海鮮の餡がたっぷりとかけられたかなり本格的なタイプなのに、値段は神戸あたりの中華街よりもずっと安いのが嬉しい一品。ラーメンとミニサイズのご飯ものが付いて800円の定食もある。
追記:店が改装されて店名が黄州飯店から真怡記に変更。中身はそのままだそうだ。
(05/07/19 更新)
住所:大阪府大阪市西区土佐堀1-1-32 【MAP】
電話:06-6448-3211
いかにも大衆中華然とした店構えだが、男女を問わず昼時には近隣のサラリーマンで長い行列が出来る店。
彼らの半数以上が頼むのが野菜丼(650円)で、大きな丼に肉野菜炒めがたっぷり載った堂々たる姿ながら、ゴマ油の風味が効いた薄めの醤油味の味付けのバランスが良くてサクサクと食べてしまえる。ニラ玉丼は3個分はある玉子とニラ、豚肉でご飯の上はギッチリ。麻婆丼や天津飯、チャンポンなど他のメニューもいわゆる「正統派中華」ではないのだが、どれも超絶ボリュームとジャンクなうまさを誇る品ばかりだ。
普通の食欲の人は、50円引きになる「少なめ」と付け足して頼むほうがいいが、さらに大食いの人は「天津野菜丼」のように、玉子焼きをトッピングする事も可能で、特にカレーチャーハンに玉子をかぶせた「天津カレー」が個人的なオススメ。
(16/05/10 更新)
元町駅のガード下には、丸玉と名がついた店が2つあったのですが、駅の東側にあった丸玉東店が閉店してしまい、西側にあるこの店だけになってしまった。店はうなぎの寝床状に長くていかにも大衆食堂然とした雰囲気。
オッサン連中に一番人気の豚足は骨が崩れるぐらいまで徹底的に煮込まれプルプルのトロトロ、いくらでも食べられそうなさっぱり味の蒸し鶏、サラミ状の腸詰めは台湾ならではの甘い味、手羽先の唐揚げはクリスピーにカラリと揚げられ、春巻きはパリパリの皮にほんのり甘い野菜の具のコントラストが楽しく、拍子木状にぶっとい肉が入った豚天はふんわりした衣で、どれにも味噌ダレが付いてくるのが独特。肉の炒りつけは厚切りの豚肉、白菜とニラで八宝菜風の優しい味でご飯よりビールが進む。
丸玉食堂の代名詞であるローメンは、柔めに茹でられた平打ち麺の上に大量の卵とじ+野菜餡がかかったもので意外と薄味なのが特徴。焼きそばは柔らか目の平打麺が使われていてユニークな食感。ワンタンメンはあっさり鶏がら醤油スープにニラ、ちゅるんとしたワンタンがたっぷり、チャーシューも入っていて600円は大変リーズナブル。エビたっぷりの焼き飯は卵少なめの醤油味でもっちりした食感がいかにも台湾風である。
(15/10/02 更新)
天満駅から天神橋筋商店街を南に数百mほど行ったところにある中華料理店。全体的にほんのりと甘味が感じられる上海風の味付けなのが特徴的。
一番人気は、ラーメン・味噌ラーメンと焼飯・天津飯がセットになったり、麻婆豆腐やチンジャオロースなどが出てくる日替わりランチ(680円)だが、具沢山のチャンポンや焼飯、焼きそばといった麺飯類も500円そこそこで、何でも安くてうまい。もっちりした皮がおいしい餃子が麺類にプラスされると100円引きになるサービスもあり。
(07/03/09 更新)
住所:大阪府大阪市北区天神橋4-2-5 【MAP】
電話:06-6353-0955
営業時間:11:00-14:30 17:00-21:00
定休日:一応土、日、月曜
アクセス:JR天満駅南西側正面の道を入ると見えるラブホテルの向かい
外見は古い小さな木造家屋、店内は油や煤で真っ黒という凄いシチュエーションなのだが、それが不思議とB級的な居心地の良さを感じさせる。
昼時に提供されるランチ750円は、豚天+野菜炒めなど料理2品とスープ、漬物が付いたかなりボリュームのある構成で、いかにも大衆中華といった濃厚はっきり系のうまさが嬉しい。580円の味噌ラーメンもシンプルながらツボを押さえた味で、炒飯(550円)や大ぶりの餃子(6個300円)も実にうまい。普通、こういった昼の回転どきは料理を作り置きしていたりする店が多いのだが、ここは毎回アツアツを出すように心がけているのが偉い。座席数が少ないので自然と待つ時間が長くなるが、それでも常連客が引っ切り無しにやって来る、B級中華の名店。
(08/04/03 更新)
地下鉄堺筋本町駅に直結した地下街、船場センタービル2号館地下2Fの「ジョイ船場50」にある、シュウマイで有名な中華料理店。難波にある本店はいつも観光客で溢れているが、船場店は地元客の支持が熱い。
店の看板メニューであるシュウマイ(5個330円)は、薄焼き卵で作った皮にフワッと柔らかい具が乗っかり、口の中で溶けていく美味しさ。半身をまるまる素揚げした若鶏の唐揚げ(お一人様用には手羽の唐揚げ)は外がカリッとクリスピーで、中はフワッと柔らかく絶品。メニューには大(1250円)と小(1150円)があるが、大が背骨がついた方に当たるそうだ。
その他にもメニューは充実、白菜、人参、筍、ピーマン、きくらげ、エビ、豚ひき肉がギッシリ詰まった春巻き(930円)は、シャキシャキパリッとした歯ごたえでビールが進む名品。鶏のレバーと砂ずり、玉ねぎを甘辛く炒めたボリューム満点の「きも照り」(510円)もビールには欠かせない。ふんわりした衣でたっぷりの小エビを揚げた海老天(510円)、柔らかい豚肉を揚げた豚天(510円)も期待を裏切らない旨さ。
皿うどん(650円)は極細の揚げ麺に海老とイカがたっぷり入った上品なあんかけがかかり、値段以上のクォリティ。焼豚(580円)は大きな豚バラ肉で脂身がトロトロで口の中で溶けていくよう。何故か定食に無くて単品飲みの豚しょうが焼き(720円)は、プリプリの豚肉がどっさりで食べごたえ満点である。
(21/11/29 更新)
もはやミニアジアと化しているミナミの島之内エリアに出来た、台湾式唐揚げの専門店。メニューはシンプルに台湾唐揚げ(フル650円、ハーフ350円)と、焼き唐揚げ(フル700円、ハーフ400円)、そしてそれらと味玉、青梗菜、漬物が載ったどんぶりが主なラインナップ。
台湾唐揚げは鶏の胸肉を薄く伸ばして衣をつけてカリカリに揚げたもので、八角がほんのり香る塩をかけていただく。店員に辛いのにしますか?と聞かれてOKすると唐辛子粉をかけてくれるがそんなに激辛という程ではない。焼き唐揚げは、いったん同じように揚げてからコンロで炙ったもので、仕上げには沙茶醤を使った甘辛ソースが塗られ、ぬれ煎餅のようなしっとりした食感になる。
店内にはイートインスペースがあり、タピオカティーやビールなどの飲み物と一緒にいただくことが可能だ。
(14/12/05 更新)
住所:大阪府大阪市北区天満橋1-3-9 【MAP】
電話:06-6351-7113
中央軒と言えば関西を中心に展開している長崎チャンポンのチェーンを思い浮かべるが、ここはそこと関係はあっても経営は別の店らしく、店名の頭に「光」とついて差別化してあるのが面白い。
もちろんこちらも看板メニューは長崎チャンポンで、あっさりした豚骨スープにイカ・海老・豚肉・赤色のかまぼこなどが入って生卵が載せられており、スープのコクはいまいちだがチェーンのものとほとんど同じ内容で値段が600円と190円も安いのが嬉しい。皿うどんもチャンポンと同じ値段だが、単品で50円安くてライスを付ければさらに80円安くなる、普通のそばに皿うどんのあんをかけた「あんかけ焼きそば」のほうが人気が高い。
また、ここは長崎系以外のメニューも揃っており、チャーシューとネギが入ったケチャップライスを、油でテラテラ光る薄焼き卵を巻いた正しく中華なオムライス(600円)、コッテリした味とボリュームが嬉しいソース焼きそば(550円)や、なんと酢豚・唐揚げ・エビ天・揚げギョウザ・野菜炒め・焼豚の6品が皿にてんこ盛りの「中(ちゅん)ちゃん定食」(900円)も大のお薦めだ。
(16/05/10 更新)
旧片町、現大阪城公園北詰駅に程近い土佐堀通り沿いにある、小ぢんまりとしたいかにも家族経営といった感じの中華料理店。
メニューはチャンポンなどのラーメン類が400〜500円、あまり辛くないマーボー豆腐がたっぷりと載った豆腐丼などのご飯類が500〜600円、ラーメンに付ける半チャーハンは200円、そして一品料理が600円からと良心的なお値段。それでいてボリュームも十分で、大盛りを頼むとこれでもかと盛られてしまう。大衆中華でありながら、あまり調味料の影響を感じさせない毎日でも食べられそうな素朴な味が、店の雰囲気と相まって暖かみを感じさせる。一品ものは夜のみなので注意。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府吹田市片山町1-1 メロード吹田38F 【MAP】
電話:06-6338-0996
営業時間:11:00-15:00 17:00-24:00(休日は17:00までがランチタイム)
定休日:無休
JR吹田駅北口を片山方面に降りてすぐにある高層マンション、メロード吹田の最上階にある中華レストランで昼は1480円、夜は1980円で飲茶バイキングをやっている。
メニューはエビチリ、回鍋肉など常時10種類以上並んでいる一品ものから、炒飯やラーメン、中国粥といった麺・ご飯もの、杏仁豆腐やエッグタルトなどのデザート、お茶にソフトドリンク、出来立てをワゴンサービスで届けてくれる点心が、この値段で全て食べ放題なのは嬉しい限り。ただ、あまり駅からの人の動線が良くなくて、メロード吹田自体が寂れている事もあってか店内の客が少なく、メニューの中では相対的に味のレベルの高かった点心がワゴンで来る回数が少なかったのが残念。とは言え、CPを考えればバーゲン値段なのは間違い無いので、店がつぶれてしまわないうちに是非(笑)。
(2004年以前のデータ)
メリハリの利いた味付けとボリュームが売りの大衆中華料理店。閑散とした船場センタービル10号館の地下の中で、ここだけが昼に客で満杯になっている。
定食やチャンポンなど、どのメニューもボリューム満点だが、中でもお薦めなのが皿うどんと天津飯(どちらも620円)だ。皿うどんは直径30cm以上はある横長の皿に揚げ麺とあんかけの具がたんまりと盛られ、天津飯はラーメン用の丼でどんと出てきて圧倒される。シンプルな醤油味のラーメン(500円)もなかなかうまくてあなどれない。さらに単品は追加料金でミニチャーハンを付ける事も可能。4号館の地下にも同名の店があるが、別経営なのかメニューも値段も全く違うのが不思議。
(05/09/06 更新)
住所:大阪府大阪市中央区南本町3-3-23 インペリアル船場2F 【MAP】
電話:06-6245-2628
焼肉まるしまや船場カリーといったB旧グルメファンにはお馴染みのテナントが入っているインペリアル船場にある、元喫茶店の居抜きと思われる中華料理店。喫茶店然とした狭い厨房を物ともせず、中華鍋が盛大に振るわれていて、思わず火事の心配をしてしまう。
ランチタイムは、パラリとしたハム入り炒飯や、塩味のあっさり天津飯、大陸風にニンニクが入らない肉々しい餃子定食が500円、豆板醤入りの野菜たっぷりちゃんぽんや、クリスピーなモモ肉のから揚げ、酢豚、青椒肉絲といった定食でも600円台とリーズナブルで、回鍋肉なんかは茹で豚を分厚く切ったものを使った現地仕様でボリューム満点。定食に付け合せなどは無く、おかずとライスとスープだけの直球勝負で潔い。
炒め物などは甜麺醤が多く使われていて濃そうな見た目だけど、意外と調味料少なめでシンプル。味にそれほど奥深みというものはないが、北京の下町にある安食堂で食べているような気安さが楽しい。夜は炒三鮮やハチノス炒めなど、中国東北地方のテイストを感じるメニューが並ぶ。
(11/09/29 更新)
住所:大阪府大阪市中央区南船場1-8-25 【MAP】
電話:06-6271-5039
長堀橋駅の北東あたりにある、カウンターわずか8席の古ぼけた中華料理店。
もちろん値段のほうも店構えと比例していて、酢豚+玉子焼きといったような日替わりのおかずが2品と野菜がついたサービスランチ500円を始めとして、ラーメン350円、チャンポン430円、チャーハン380円、フルサイズの中華丼・天津飯・麻婆丼+ラーメンが700円と全てが格安昭和プライスだ。そして意外とイケるのがカレーメニューで、カレー丼はルーを使ったコッテリタイプで、カレー焼飯もカレー粉がガッツリ効いてパンチがある。
定食のご飯やチャーハンの大盛り(それぞれ50円、120円アップ)はかなりの量だが、ノーマルは平均的なサイズだし、味はごく普通の大衆中華そのまんまだが、こういう昔ながらの店も年々少なくなっているだけに、いつまでも貧乏サラリーマンの味方として頑張って欲しいところである。
(15/11/18 更新)
宗右衛門町の道をずっと東に進んで阪神高速の手前まで行ったところにある、小さく古ぼけた中華料理店。
90種類以上はある豊富なメニューは、ラーメン類や丼ものが600円からとあまり安くないが、平日のみのサービスランチ(650円)は文字通りの大サービスで、日替わりで鶏のから揚げや八宝菜、肉団子甘酢、肉野菜炒めなど2種類から選べ、から揚げなんかは子供のこぶしぐらいはある肉塊が6個にキャベツとポテトサラダ、漬物、ウインナーが乗った大皿、そしてフルサイズのラーメン(醤油または豚骨)がつく超メタボ仕様(ラーメンの代わりに味噌汁だと550円になる)。しかも金曜ならそれが500円にまで値下げされる大盤振る舞い。
ラーメンはいかにも業務用スープだし、味はごくごく普通の大衆中華のレベルだが、腹一杯になって昼からの仕事で居眠りをしたい向きには完璧な店だ(笑)。
(08/08/20 更新)
以前は大阪王と名乗っていたり昼はテイクアウトのみだったりと試行錯誤があったようだが、ようやく今の営業形態に落ち着いたようだ。
ランチの日替わり定食が450円、焼肉、酢豚、から揚げの定食がそれぞれ500円と、何故かデフレがほとんど進行しない中華ジャンルの中でワンコインで定食が食べられるのは貴重。味に特筆すべきところは無いし、料理のポーションも少なめだが金欠時の昼飯ローテーションには重宝する。餃子も180円と安い。
(2004年以前のデータ)
昼時はテイクアウトのみで280円の激安弁当を求めて長い行列が出来る中華料理店。
もちろん店内もかなりの活気で、昼は豚天、野菜炒め、焼肉、鳥から揚げ、とんかつ、手羽先カレーなど数種類ある650円のワンプレートランチが店の一押しらしい。しかしワンプレートとは言いながらも、大皿の中にはメインのおかずとご飯を始めとして、フライものやソーセージ、卵焼き、スパゲッティ、そしてキャベツにポテトサラダ、果ては漬物までもがきっしりと盛られ、おまけにでかい椀に入ったスープとデミタスコーヒーが付くウルトラボリュームは圧巻の一言。さすがに味はそこそこだし付け合せまで全てアツアツというわけにはいかないが、どんな大食漢の人でも満足出来るのは間違い無い。名物の長崎風トルコライスやチャーハン、チャンポンなどの他のメニューもボリューム満点だ。
(05/07/27 更新)
住所:大阪府大阪市中央区北浜3-3-11 【MAP】
電話:06-6231-6819
そういや資本主義導入前の中国の食堂はこんな感じだったな、と思い出させるような殺風景な店内、しかもランチタイムは店内にメニューが無くて品数もたった4品のみという殺伐さ(笑)。
その4品とはカレーライス、チャーハン、焼きそば、カレー焼きそばという不思議なラインナップで、中でもカレー味の2品が圧倒的な人気を誇っている。が、カレーは中華丼に、カレー焼きそばは焼きそばに、それぞれカレー粉を適当に混ぜたようなジャンキーというよりはチープと言った方が正しい味で、その量の多さと相まってどれを食べても最後は単調に感じてしまう。と書くと良いところは何も無さそうだが、忘れた事にふと思い出して食べたくなる妙な魅力があるのが不思議な店。ご飯ものだけは510円と麺ものより10円高いのも謎。
(05/05/17 更新)
かつて梅田の闇市跡にあった、旧「まるい飯店」の系譜を継ぐ店だそうで、2010年の夏までは大阪で唯一100円ラーメンを提供し続けていたが、とうとう200円に値上げされてしまった。
そのラーメンは、ちゃんと生の細麺が使われていてモヤシたっぷり、そして甘辛く味付けされた豚バラ肉がスープに深みを与えていて、100円から200円になってもまだ価値は十分ある。500円の中華定食には、から揚げ3個と玉子焼き2枚、酢豚、キャベツ、たくあんが付く豪華さ。150円の餃子と100円のキュウリのピリ辛浅漬けでビールというコースも絶好。さすがにチャーハンやチャンポン、一品料理といった品は300円以上になるが、それらにラーメンや餃子をつけてもワンコインなのだから、十二分に激安である事には変わりない。
萩之茶屋・あいりんの三角公園にほど近い場所柄、100円のラーメンだけを食べに来るような、あまりお上品でない方が多かったりするのはご愛嬌。定休日は一応日曜のみだが、臨時休業が多い上に、営業開始時間が14時まで遅れることは日常茶飯事なので注意のこと。
(10/09/26 更新)
ランチタイムには、隣にあるお好み焼きの店「びざん」とともに行列が出来る人気の長崎ちゃんぽんが売りの店。北浜や上本町などに「大鳳閣」という同じグループ店があるが、ここだけが何故か店名の最後が「亭」になっている。
値段はちゃんぽんが780円、皿うどんが880円と結構高めだが、ちゃんぽんは25cmはある器に野菜がどっさり、皿うどんなどはさらに巨大なお盆のような皿で出てくるのだから値段以上の強烈度。スープは鶏ガラ主体のあっさりタイプながら、しっかりとしたコクと野菜のほんのりとした甘味が感じられるのが関西人好みなところか。そしてちゃんぽんに勝るとも劣らない人気なのが「長崎タンメン(750円)」。タンメンと言えばクリアなあっさり塩味スープを連想させるが、ここのはチャンポンスープに唐辛子を加えたピリ辛スープになっていて、スープと野菜のたっぷりさにカプサイシン効果が加わって食後には汗だく確実。
麺類以外のメニューもお薦めで、八宝菜(と言っても単なる皿うどんの具(笑))や揚げ餃子、豚天と盛りだくさんなBランチ(830円)、カレー粉がバッチリ効いてジャンク全開のカレー炒飯なんかも実に旨い。その中でも個人的な一押しは天津飯(680円)で、ほんのりと甘辛で非常にコクのある餡がトロトロの卵やご飯と絡み合う旨さは筆舌に尽くしがたい。定食とご飯ものに付いて来る豚骨ベースのスープが何気に絶品なのも見逃せないポイントだ。
(09/05/07 更新)
外観や内装も全くごく普通の街の中華料理屋なのに、フカヒレや上海蟹などの海鮮素材から湯葉や豆腐といった精進系食材までオリジナル料理がズラリと並び、調味料や食材もオーガニック系のみを使用すると言う奥の深さとこだわりを誇る店。店内はいつも常連客で満杯だ。
もちろんラーメンや炒飯など普通のメニューもあるが、定食(980円)の内容も黒酢の効いた酢豚や卵の味の濃さが分かるかに玉、鳥の味がダイレクトに伝わるから揚げなど、外見と食べてみての味のギャップに驚いてしまう。ただ、もう少し火の通し方に気をつけてくれると嬉しいのだが、この値段でそこまで言うのは贅沢か。あっさりしながらも滋味溢れる豆腐餃子(6個300円)が一番人気。
(2004年以前のデータ)
決して激安というわけではないが、どの料理もうまみ調味料に頼り過ぎない非常に丁寧な作りが感じられる店。
鶏のから揚げなども、ただのぶつ切りではなく、火が均一に入るように薄目に切られ、添えられる塩も本格的な花椒塩が使われている。海鮮ものも鮮度と火の通りに注意が払われていてうまい。少しこぶりの餃子(250円)も好評だ。平日の昼のみの日替わりランチは2品付いて680円とかなりお得。店のお薦めはフカヒレを使った姿煮やあんかけ炒飯らしい。寺田町を道沿いに東に行ったところにも支店あり。
(2004年以前のデータ)
電話での予約が必須の大東市にある名物餃子店。電話受付は15:30からだが、それでも土日などは電話がつながった時には夜遅くの出来上がりになってしまう事もあるほどの人気。
小ぶりで形の整った焼き上がりが特徴的な餃子は、白菜がメインの具と薄い皮のとろけるような柔らかさと、具にたっぷり入ったにんにくと生姜、タレの酢醤油とラー油のパンチが独特の個性を生み出していて、ここの餃子の中毒になる人が多いのも頷ける。値段も専門店の割に比較的良心的。近くに2号店があってそこでは餃子以外のメニューもあるそうだ。
(07/10/29 更新)
大東市の人気餃子店「丸正」で修行された方が独立して開いた店。こちらも丸正同様、店売りは1人前260円の餃子とライス、きゅうり漬けとお酒のみの直球勝負。
餃子は極薄の皮に白菜と牛ミンチが主体の具が詰まっており、舌の上でとろける柔らかさは丸正と全く同じだが、こちらのほうが若干生姜が強めに利かせてあって、よりビールに合う味付けだ。丸正の場合は持ち帰りのタレには一味唐辛子が添えられるだけなのだが、こちらはラー油の沈殿物が入っているのも嬉しいポイント。
まだ丸正ほど有名ではないので注文にそれほど待たされるわけではないが、一応電話予約はしておいたほうが無難。
(08/01/07 更新)
難波PARKSの西側にある小さな中華料理店。「えごころ」という和風な店名、中は黒を基調としたシックな空間なのに、ちゃんぽんが売りというのがミスマッチを感じる。
しかし、ちゃんぽんの中身はかなりの本格派で、本場長崎風の太麺を使用し、白濁豚骨スープには野菜・きくらげ・海老・イカ・豚肉・かまぼこ・生卵と豊富な具材がたっぷり入っていて単品で780円という値段は、繁華街というロケーションを考えれば十分納得出来る内容である。皿うどんも、長崎から取り寄せた金蝶ソースが合うようにあっさりした薄味で仕上げられるこだわりぶりだ。ちゃんぽんのバリエーションとしては赤や味噌という種類があり、赤ちゃんぽんは豆板醤やオイスターソースが入ったピリリとコクのある味わいで、土鍋に入った味噌ちゃんぽんは甘めのダシに太麺が合っており、基本がしっかりしてるので派生メニューもおいしい。各ちゃんぽんは20円アップでご飯と一品がついた定食になり、さらに200円アップでミニチャーハンがついたセットにする事も出来る。
また、それ以外の中華メニューもかなり秀逸で、大ぶりの唐揚げがごろごろ載った定食(800円)は、豆板醤ソースに3種の塩がついていて楽しく、手際よく炒められるチャーハンはパラパラの軽い食感が絶妙である。
(11/03/25 更新)
よい意味で下品な味で、付け合せのスープまで全てアツアツという大衆中華の鑑のような店。なんでもボリュームがあってうまいが、個人的にはチャンポン650円、ウスターソースとの相性が嬉しいトロトロ卵たっぷりの天津カレーチャーハン760円がお薦め。日替わりのランチ780円も人気。ただ、ランチタイムはかなり混む上に、料理が出てくることがやや遅いので注意。
(2004年以前のデータ)
肥後橋のビジネス街にある見かけはごく普通の中華料理店。
しかし料理はなかなか秀逸で、肉の柔らかさとクリスピーさが両立したから揚げ、柑橘系の酸味が爽やかな酢豚、生姜の風味がアクセントになっているラーメン、餡とフワフワ卵たっぷりの天津飯、薄皮で野菜たっぷりの餃子と、どのメニューを食べても外れが無い基本力の高さを感じる店。私が好きな中華カツ丼(750円)も、分厚いとんかつに好みの甘辛味、かなりのボリュームで大変満足。
定食はだいたい800円前後とあまり安くは無いし、この値段ならもう少しご飯の質が欲しいとは思うが、一品ものや丼ものなどの単品は500〜700円台とまずまず良心的で、平日の昼にリーマンがガッツリよりも、休みや夜に仲間や家族でシェアする使い方のほうがお得かも。
(08/02/18 更新)
神戸元町・中華街の外れにある小さな餃子店。メニューは基本的に餃子(ニンニク有りと無しを選択)とラーメン、ご飯のみで、餃子は入店した人数×2人前以上を必ずオーダー、飲み物以外は追加オーダー無しというかなり不親切なシステム。
しかし神戸にあまたある餃子店と比べてコストパフォーマンスは高く、餃子(7個270円)の餡はネットリと野菜の旨味が凝縮した餡とカリッと仕上がった皮のコントラストがよろしい。神戸餃子定番の味噌だれは甘めで、粗挽き唐辛子を焦がしたラー油、酢醤油とブレンドして自分の好みに仕上げよう。
また、醤油ラーメン600円は業務用スープを使った何でもない品なんだけど、これが神戸中華特有の固くて腰のある細麺と中国式に蜜で焼いたチャーシューと組み合わせると、何とも言えない懐かしさあふれる美味しさを感じるのが不思議。11時半から14時までのランチタイムには、餃子とライスがセットになったお得な定食が頼める。
(14/09/26 更新)
住所:大阪府大阪市中央区島之内2-9-21 【MAP】
電話:06-6214-3351
今や東アジアの歓楽地と化している島之内にひっそりと佇む中華料理店。屋号はあの中央軒チェーンの一員である事を示してはいるが、ここは東天満の店同様にのれん分けした個人経営店のようだ。ちなみに、こちらは「中央軒」の前に○の中に一の文字が入った記号がついている。
看板のちゃんぽんや皿うどん(単品750円)は、一見オーソドックスな中央軒らしい外見だが、具に小エビや豚肉がどっさり入っていてスープに豊かなコクが出ており、味付けもほんのり甘辛で非常にパワーを感じる味。ボリュームも中央軒の平均を十分凌駕していて、普通の胃袋の持ち主なら100円アップでから揚げとご飯が付いて来る定食にする必要性を感じないだろう。
また通常の中華メニューもなかなか充実しており、場所柄出前の注文が多くて全体的に値段は高めだが、から揚げと野菜炒め、焼き豚が乗った中華定食(850円)やほぼ1人前のチャーハンとラーメンがついた半チャン定食など、どれも典型的な大衆中華の味だがボリューム感にあふれている品ばかりである。
(09/09/28 更新)
住所:大阪府大阪市中央区島町1-2-2 【MAP】
電話:06-6944-1965
営業時間:11:00-15:00 17:00-23:00 土曜祝日11:00-15:00 17:00-21:日曜
定休日:日曜
天満橋駅の南、北大江公園のすぐ南東にある家族経営の中華料理店。
ランチタイムの一番人気は、日替わりで鶏の唐揚げと肉野菜炒め、豚天と回鍋肉、酢豚と春雨サラダなど日替わりで2品のおかずがセットになったサービスランチ(670円)。どんどん流れ作業のように料理が生産されてタイミングによっては出来たてではないが、値段からすると十二分のボリューム。いかにもな大衆中華で驚くような点は無いが、ハズレもなくて安心感のある味。
そして人気を二分するのが豊富な麺類とチャーハンのセット(800円)。カレータンメンは豚肉ともやし、ニラをカレー味のあんかけスープで煮込んだクセになる味。チャンポンは、鶏ガラスープでたっぷりの野菜、豚肉、イカ、小海老を煮込んだ懐かしいタイプ。五目そばは、卵が入った野菜スープであっさり味、皿うどんはシャキシャキ野菜の塩味餡、甘めで懐かしい味の味噌ラーメンとそれぞれ微妙に味と中身に個性があるのが面白い。チャーハンは卵たっぷりでパラっとした食感で量もしっかり満腹確実。
もっと大食漢な人にオススメなのが、ネーミングが唐突な印象を受ける「ニラ玉・男丼」(700円)は、大盛ご飯の上にこれまた大量の甘辛く炒めた豚ニラ卵炒めが乗った豪快な一品。ニラが効いたトロリと柔らかい餃子が、水曜日には280円が150円になるサービスもある。
(16/12/26 更新)
名前が示すように餃子の王将っぽいメニュー構成のローカルチェーンだが、特に餃子のクォリティを前面に押し出しているところが特徴的な店。
1人前240円と若干王将よりも高額な餃子は、見た目こそ王将のものと同じような感じではあるが、食べてみると大きめに切られた肉と野菜がもっちりした皮と柔らかく一体化しており、なるほど店の売りにしているだけの旨さ。卓上には荒引き唐辛子がたっぷり沈んだラー油があって、ビール派にも嬉しい配慮が感じられる。オイスターソース風味の春巻きやクリスピーなレバニラ、甜面醤と花椒が効いた麻婆豆腐などの一品ものや、ふんわりした卵の天津飯、揚げ置きながら鳥もも肉が使われたから揚げなど、餃子以外でも王将より少しずつグレードアップした味と値段なのが面白い。ただ、チャーハンは油っぽくていまいちだったかな。
伊丹には本当に餃子一本で勝負している支店があって、近隣に圧倒的な人気があるそうだ。
(09/01/13 更新)
日本橋4丁目交差点を西に行き、南海の高架と交わる角にある家族経営の中華料理店。ずっと一緒に仕事をしているはずなのにチームワークがいまいちで、スープや塩の小皿が時間差で2度出てきたりするのが謎なところ。1Fはカウンターのみだが、2Fはテーブル席になっている。
値段は麺類が500円から、定食が750〜850円とそれなりだが、名物の辛味噌ラーメンは豆板醤が効いたパンチのある味噌スープに炒め野菜が入っていてボリュームがあり、唐揚げ定食は、ふんわりした衣で包まれた大きなもも肉がドサッと盛られる大迫力。半チャンセットは和風鶏ガラ味のあっさりタイプのラーメンに、しっかり強火でパラリと焼かれたほぼ1人前のチャーハンが添えられる。5個入りの羽根つき餃子(250円)も丁寧な包み方で餡がしっかり包まれていて食べごたえ十分。カウンターにはニラキムチや沢庵なども置いてあって途中で味を変えられるのが嬉しい。
また中華以外のメニューがイケてるのも特徴で、人気のオムライスは鶏肉がゴロゴロ入ったパンチの有るチキンライスが何とも下品で旨い。そして850円のとんかつ定食も、厚さ2cmはある巨大なカツがどーんと出てきて、肉の味が染みた油で揚げているので香ばしく、かけられたケチャップソースと絶妙の相性を見せてくれる。また、毎週水曜日に仕込まれるカレーライス(単品550円)は、にんじんとじゃがいもがゴロゴロ入った甘辛のオカンカレーでこれもまた大人気である。
(15/03/12 更新)
餃子は相変わらず安くてうまいが、他のメニューが昔に比べてさっぱり安くなくなった。から揚げなど質が落ちたものが多いのも残念。回鍋肉やジンギスカンはまだ食える。ただし店によって質のばらつきあり。大阪王将と言う似た名前の店があるので注意。
(2004年以前のデータ)
ここの名物のしゅうまいは、皮が薄焼き玉子で作られているせいか、とても柔らかくあっさりしていていくらでも食べられそう。そのしゅうまいが10個付いたしゅうまい定食750円はもちろん、酢豚やえび天などの定食(850円〜)にもしゅうまいが5個ついているのが嬉しい。
そしてもう一つのお薦めは夜に提供される鶏のから揚げ(1100円)だ。普通のから揚げとは違って、鶏半羽を丸ごとからっと素揚げしたもので、あの福臨門の金鶏の揚げ物に勝るとも劣らないクリスピーさを誇る逸品。他にも野菜たっぷりのあっさり春巻きなど、さほど派手さは無いものの実直なうまさが光る品々ばかりである。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府大阪市西成区潮路1-3-18 マンションニュー岸ノ里1F 【MAP】
電話:06-6657-2908
営業時間:12:00-22:00
定休日:月曜
アクセス:地下鉄四つ橋線岸里駅1番出口から国道26号線を北へ。1筋目を左折し西へ。2筋目を右折し北へ。徒歩3分
私の知っている限り、20年以上前からラーメン100円を貫いてきた店。さすがに他のメニューは多少値上げしてしまったが、それでも餃子150円、炒飯300円など全てのメニューが500円以下なのは凄い。
店はお世辞にも綺麗とはいえないが、味は某激安ラーメンチェーンほど手を抜いていない。100円ラーメンも値段を考えたら十分大ぶりの焼豚が乗るなどCPは普通の中華店の2倍はあると言える。
ラーメンだけだとお店にはほとんど利益が無いので他のメニューも頼むようにしよう。
追記:オーナーが代わったようで、ラーメンがなんと300円に。あまり載せる意味が無くなったなあ・・・
(09/01/23 更新)