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JR徳庵駅から南へと伸びる商店街にずっと沿って行ったところにある、モダンなつくりのとんかつ店。とは言え、メニューにはハンバーグやエビクリームコロッケなどが並んでおり、カツにはドミグラスソースがかけられるので実質的には箸で食べる洋食店と言っていい。
茶美豚を使用したトンカツは、ベーシックなロースカツ定食でも大人の手のひらを超える雄大なサイズで、あっさりして軽快な味わいのドミグラスソースがたっぷりかかっており、皿に添えられる辛子もピリッと辛くてご飯がワシワシ進む美味しさ。エビフライは有頭の巨大サイズで自家製タルタルがどっさり、ミンチカツは玉ねぎの甘味が効いていてふんわりふっくら、濃厚なトマトソースが添えられた海老クリームコロッケはワインがたっぷり使われたコク深い絶品。そして脇役の味噌汁にも、豚挽き肉に柚子や山椒が使われている芸コマぶりで食欲を倍増させてくれるなど、全てにおいて隙が無い完成度である。それでいて、ルーは業務用アレンジながらヒレカツがたっぷり載ったカツカレーが600円に、チキンカツ定食が660円、ロースカツ定食が760円と信じられない安価がつけられていて驚嘆する。秋から春にかけては広島産のカキが登場し、各定食に300円プラスで携帯サイズのジャンボなカキフライ3個を付けたり出来るのも特筆点である。
注文ごとに塊から肉を切り出しては叩きと、イケメンの店主はあくまでマイペースで2〜3人分ずつ調理をこなしていくので、場合によっては相当待たされることがあるので土日のランチタイムは時間に余裕を持ってどうぞ。ご飯大盛りは50円アップで、お代わりは小中大あってそれぞれ50円ずつ増しになっている。
(10/11/16 更新)
カウンターで揚げたての天ぷらを順番に出して来る、いわゆる「博多スタイル」のてんぷら店。大阪ではトリドールが運営する「まきの」や、フジオフードシステムの「えびのや」が知られているが、こちらは珍しく個人店である。
定食はいくつかあるが、基本は780円の「空堀天ぷら飯」で、エビ、鶏むね肉、魚、野菜2品、エビと野菜のかき揚げが出て来て、食べ放題のご飯、赤出汁、天つゆがセットになっている。米油を使った天ぷらは上記チェーンよりもハイレベルで、エビは香ばしくカラリと揚がり、ヒラメはトロトロに柔らかく、舞茸もシャキッと揚げられ、かき揚げはさっくりと歯ざわりが心地よい。天つゆもコクがあってツヤツヤのご飯によく合う。そして卓上の大根の浅漬けも、さっぱりしていて箸休めに絶好だ。
そして卵好きなら是非830円の「玉子天ぷら飯」を。かき揚げの代わりに玉子天が入ったものだが、良くあるゆで卵を天ぷらにしたものじゃなくて、卵を割って衣の上に浮かべて揚げたもので、カリッとした外側と半熟でトロトロの黄身のコントラストが絶妙で、ご飯の上に載せて醤油と黒七味をかけて食べると夢中でかき込んでしまうこと請け合いである。
そして定食だけじゃなくて単品の天ぷらが充実している事が特徴で、菜の花やコゴミ、ふきのとうといった季節の山菜や、口の中でとろける白魚の大葉巻き、臭みの無いフンワリした特大の穴子、ワタと卵のコクが酒にピッタリなミミイカ、旨味が詰まった牡蠣など、新鮮な魚介類が100〜250円というお値打ち値段でいただける。ビールや日本酒と、海老・鶏・野菜の3品がセットになったチョイ飲みセットもあって夜使いもバッチリである。
(16/07/08 更新)
大阪駅前第二ビルの地下2階にある、カウンターのみのカツ丼専門店。以前はとんキム丼などのメニューがあったが、一度値上げしてから再度値下げしたのを機に、メニューが一新されて定食やはりはりうどんなどがラインナップされるようになった。
しかし味のほうは以前と変わらず、550円とリーズナブルでありながら、丼の表面を完全に覆いつくすほどのトンカツは食い応え十分。タレははっきりした甘辛味で、ご飯もワシワシと進む。当然たくあんは取り放題で、山椒・一味も揃っており、脇役も万全。バリエーション的には、ソースカツ丼と味噌カツ丼、普通のカツ丼の3種類があり、それぞれ大盛り・特盛り・てんこ盛り・スペシャルといったご飯と玉子、カツの枚数を変化させるオプションや、味噌汁+サラダがつく「定食」が選択できるようになっている。
最近登場したカツカレー(700円)は、おそらくカツ丼用のタレとソース、カレー粉をアレンジして作ったと思われる和風チックな甘辛カレーで、カレーソースカツライスと呼びたくなるような独特な味わいだが思ったよりもイケる。卓上の一味や練りからしを加えても合うので是非お試しを。
(14/01/05 更新)
天丼屋がひしめく梅田地下街の中でもトップクラスの人気を誇る、グルメ杵屋系列の店。店内はコの字型のカウンター席のみで、席からは天ぷらを揚げているところがはっきり見えて安心感がある。
500円の天丼は、海老2匹としし唐、かぼちゃ、茄子、海苔が載っており、綺麗な油で通し揚げされたサクサクの衣と、さっぱりと辛口のつゆが相まって非常に軽い仕上がり。ご飯のボリュームは少なめだけど、大根の漬物が採り放題なのはプラスポイント。100円の赤だしもおいしい。海老が3匹になったり、季節の魚が加わったり、海老の代わりに穴子が入ったものなど天ぷらのバリエーションによっていろいろ品数があるが、どれも600円以上になるので普通の天丼がCP的には際立っている。
メニューの中には、ぽつんと「味噌カツ丼」(580円)という変化球があるが、肉質や揚げ方はいまいちなれど、タレの味やボリュームはなかなかいけてるので試してみるのもいいかも。
(08/06/04 更新)
神戸三宮で常時行列を作っている、有名カツ丼店が大阪に作った支店。メニューは、普通の卵とじの「カツ丼」と「ソースカツ丼」(共に600円)が基本で、ご飯の大盛り・小盛り、玉子ダブル、カツダブルなどのオプション、サイドメニューとして味噌汁とサラダがあるのみの直球勝負。
ノーマルのカツ丼は、ぶ厚く揚げられたトンカツと、甘みの少ないあっさり目のタレ、半熟よりも心持ち固めにとじられた卵が特徴的で、かつての神戸本店のレベルからすると味が落ちはしたが、骨太さと軽快さが合わさったハーモニーはこの店ならではの魅力がある。取り放題のたくあん・山椒・一味も完備で的は外さない。そしてソースカツ丼も意外と侮れない品で、ともするとドギツくなりがちなソース味を、ご飯にかけられたカツオ風味のタレが上手く取り持ち、温玉とのバランスも良好で美味しくいただける。
あと、道具屋筋店には30食限定・450円の「まかない丼」というメニューがあり、ご飯が少なめでカツが端っこの部分が混ざった品らしいが、カツについてはノーマルとそれほどの差を感じず、ワンコインとしてはかなりお得な部類だと言える。
(13/03/11 更新)
ランチタイムに供されるSPF無菌豚を使ったロースとんかつ膳は600円と非常にリーズナブルな値段ながら、丁寧に切られたしっかりと厚みがあるとんかつに加え、大きく盛られたキャベツ、味噌汁と香の物、そして最近の流行であるすり胡麻の小鉢までもがつくという極めて充実した内容が素晴らしい。
他にも、人気らしいネギカツ丼(680円)やヒレかつとチキンカツ、コロッケがついたサービス定食(750円)、生卵と甘辛いタレで食べる変わった趣向の揚げ出しとんかつ膳(750円)、茶美豚を使った980円の定食などもある。
(2004年以前のデータ)
南海高野線・堺東駅の西に広がる堺銀座商店街の一角にある、わずか席数が7つのみの小さなカツ丼専門店。店主は、あの三宮の超有名店である「吉兵衛」で修行をされたそうで、かつ丼(620円)、てんこ盛(670円)、かつ丼ダブル(980円)というメニュー構成も受け継いでいる。
その本家のほうは代替わりしてチェーン展開&メニューを拡大するなど、三宮センタープラザの個人店時代とは様変わりしてしまったが、こちらのキリッと辛口の少なめなタレで、まだらに溶いた卵の火がちょっと固めに入っているカツ丼の様子は、まさにかつての吉兵衛そのままの姿が残っている。50円の味噌汁はワカメのみで、これはまあ普通なのでお好みで。
豚のクォリティは本家の全盛期に比べると少し足りない気はするが、それでもカツは揚げたてアツアツ、少し固めに炊かれたご飯も十分に美味しく、これで620円はまさに破格の値段。取り放題のたくあん、一味唐辛子、山椒と卓上のオプションも万全である。
(17/03/31 更新)
天満市場の西側、今ではすっかりトレンディな飲み屋街になってしまった池田町界隈において、長年変わらぬ商いをされている天ぷらのお店。ランチタイムは定食中心のメニュー構成で、580円の天丼と唐揚げ定食、とんかつ定食、630円のカツ丼、680円の天ぷら定食が並んでおり、そこに単品で様々なメニューの追加が可能になっている。
一番人気の天ぷら定食は、サイズは小ぶりながらもプリッと甘い海老が3本に、イワシ、イカ、ニンジン、じゃがいも、太ごぼう、セロリ、海苔など極めて盛りだくさん。油っぽさを全く感じない、カラリと色白で丁寧な揚がり具合はお見事の一言。出汁が効いたさっぱり目の赤出しや、ツヤツヤのご飯も嬉しいポイント。
天ぷら以外も抜かりなく、唐揚げはからりとクリスピーで、カツ丼はネギたっぷりの卵とじが後乗せになっていて、カツのカリッとした食感が楽しめる。冬場には200円の粕汁をオプションで頼む人が多い。
(13/05/02 更新)
住所:大阪府大阪市中央区北浜2-5-14 【MAP】
電話:06-6231-6326
北浜・金融オフィス街のど真ん中にある昔ながらの一膳飯屋。客は基本的に天ぷら定食か、日替わりのおかずがついた定食にするかを決め、カウンターの上にある煮物やおひたし、大根おろしなどの小鉢を1つ選ぶシステムになっている。天ぷら定食はご飯の大きさで値段が変わり、小なら670円、中で700円、大で720円となっている。
天ぷら定食には、海老とイワシなどの魚に、玉ねぎや茄子、かき揚げなどの野菜2品で合計4個の天ぷらがアツアツの通し揚げで出され、別皿にするか天ぷらにかけるかを選べる天ツユまでついている豪華版。天ぷらの衣はからりと揚がっているし、かき揚げもシャッキリと仕上がり、楽しそうに天ぷらを揚げるおっちゃんのテクニックはなかなかのもの。ご飯も中サイズはどんぶりに入っていて、味噌汁も大ぶりと、これだけで男性でも十分なボリュームである。
定食以外にも、肉じゃが、焼き魚、煮魚、出し巻き(200〜300円)といったおかずやご飯、味噌汁を別々に組み合わせる事も可能になっていて、定食で足りない人はさらにそれらをプラスする事も出来る。
(11/01/12 更新)
鶴見橋商店街の少し北側にある、下町エリアに佇む串カツ店。昔は店内で食べる事が出来たらしいが、今は持ち帰り専門になっている。
種類は、串かつ(牛)や玉ねぎ、じゃがいもなどが60円、玉子やナス、レンコン、紅しょうがなどが80円、肉団子、ウインナー、豚肉、ホタテが130円、イカ、タコ、アスパラ、うずら卵が150円、そしてエビが300円と値段にはかなりばらつきがある。その飛び抜けて高いエビだが、意外と普通のサイズなのであまりお薦めは出来ないかな(笑)。
衣は山芋が入ったふんわりタイプで、パン粉が細かめなので優しい口当たり。牛串かつはさすがにこの値段では肉ちょっぴりほとんど衣の駄菓子レベルだが、じゃがいもは小サイズのものが1個分使われているし、アスパラは20cmサイズがまるまる1本、ホタテはしっかり2個刺さり、シコシコしたタコなんかも大ぶりに切ってあって、エビだけは割高だけど他の品は値段以上に食べごたえがある。
あと特筆すべきはソースで、濃厚甘辛フルーティな味わいはソースだけを舐めてもアテになりそうな美味しさ。ただし品物をもらう時に、ソースをかけておくか別添にするか聞かれるが、別の場合は60円の別料金がかかるので注意。是非事前に缶ビールを買っておいて、ソースをかけてもらって近所の公園で食べたいところ。
(13/06/13 更新)
あの牛めしの松屋チェーンが展開する、別業態のトンカツ店。関東では既に多くの店が出店されているようだが、関西圏ではこのなんさん通りにある店が初めてになる。メニューはロースカツ、ヒレカツ、鶏ささみカツがそれぞれ定食、丼の形態で出される他、エビフライやカキフライといったバリエーションも用意されている。
味噌汁こそあの松屋っぽい代物が出て来るものの、メインは意外と本格派で、豚肉に臭みは無いし衣の食感がサクッと心地よく、キャベツもシャキシャキ、ご飯もしっとりホカホカでロースの定食で490円とは思えないクォリティ。ヒレカツの定食は690円と200円アップだが厚切りのヒレカツが3枚載るボリュームで食べごたえ十分。
キャベツと福神漬けが添えられたカレーはいかにも松屋の「オリジナルカレー」ではあるが、そこにカツが加わると洋食テイストがプラスされてなかなか良い感じ。ささみカツカレーだとささみフライが2本乗っかっての550円でお得度高し。590円のヒレカツまたはロースカツを使ったカツ丼(味噌汁付き)は、意外とあっさり目のツユで卵たっぷり。
(14/04/04 更新)
住所:大阪府大阪市浪速区桜川4-12-14 【MAP】
営業時間:11:00-14:00
大阪のど真ん中にある秘境駅、南海汐見橋駅の南西にある、老夫婦で営まれている大衆食堂。店名は「かつよし」だが、カツを使ったメニューはカツ丼だけというのがちょっと不思議。
その570円のカツ丼は、一口サイズのカツと濃い目の甘辛いタレ、白身が固まりきらない卵が不思議とワイルドな調和を生み出している逸品。漬物が食べ放題じゃなくて汁物も無いが、それでもこの値段は十二分なコストパフォーマンスである。
また、カツ丼以外のメニューも捨てがたく、450円の肉うどんは牛肉のコク、玉ねぎの甘み、天然ダシの旨味が柔らかめのうどんに染み込んで絶妙。ガラスケースに入っている、甘めにこっくり煮込まれた野菜の煮物、卵焼き、煮魚、エビや野菜が沢山入った天ぷらなど、素朴でボリュームのあるおかずも豊富。値段は書かれていないが、目安としておかず2品と中サイズご飯で700円と、この手の店としては比較的リーズナブルだ。
(17/05/12 更新)
閑静な細工谷商店街の中ほどにある落ち着いた雰囲気のとんかつ店。コロッケなどのテイクアウトもやっている。
売りは和製もち豚を使ったとんかつで、薄手のカツが多い関西では珍しく脂の乗ったジューシーで分厚いものが食べられる。そのとんかつ定食は1000円と安くは無いが、とんかつやお新香、サラダ、味噌汁はもちろん、一皿に取り放題のお惣菜コーナーがあったりして大変満足度が高い。和風カツや梅シソなど、変わり種のとんかつもずらりと並んでいてびっくりだ。
(2004年以前のデータ)
「天丼の店」という通称で知られる大阪のB級グルメを代表する老舗だが、簡素な白いのれんの向こうにあるわずか6席の小さな店の空気は今も昔も変わらない。今は若い三代目のご主人が店を継いでいる。
メニューは天丼650円と赤だし50円のみ。黙って座れば天丼が出てくる。その天丼は海老2、3匹と海苔だけという非常にシンプルな構成ながら、天然物にこだわっているらしい海老のプリプリ感と甘味が際立つ逸品。先代が健在だった時に比べると少し軽やかさが欠けた感があるが、何もかもがすっかり観光地化された千日前にあって、この味とスタイルがしっかりと守られている事は嬉しい限りである。
(18/12/10 更新)
個人的に、カツ丼はあまり肉が分厚くなくてだしや卵と同化しているタイプが好みなのだが、ここはその点バランス的には申し分ない。値段も550円からと有名店の割には良心的。たくあんと梅干が食べ放題なのもポイントが高く、全てにおいて過不足の無いB級グルメの規範店だ。ごはんとカツの卵とじが別々で供されるので、カツをごはんに載せるのが好きな人は自分で載せよう。新梅田シティに支店あり。
追記:いつの間にかキムチやおろしカツ丼、カツカレーといったメニューが増えていた。カレーは550円と値段は良心的なのだがノーマルなカツ丼に比べると出来は凡庸な割に、カレーの匂いが店内に広がってしまうのであまり感心出来ないのだが・・・
(2004年以前のデータ)
JRと京阪の京橋駅から北に伸びる京橋中央商店街を通り抜け、あの激安定食屋「もとや」をさらに越えた場所にひっそりとある洋食店。
「とんかつの店」と銘打ってはいるが、ステーキからあげだしとんかつまで豊富なメニューに目移りがする。そんな中でのB級的なお薦めは、ランチタイムのABCとある700円の定食で、それぞれトンカツ+エビフライ+ハンバーグ、魚とエビフライ+生姜焼き、チキンカツ+焼肉と充実したおかずに、碗にたっぷりの豚汁がついていて食べ応えはなかなかのもの。あっさり目のデミグラスソースもご飯に良く合っている。ただし、ご飯のお代わりは別料金なので注意。それでも高ければ、ヤングとんかつ600円、目玉焼き+コロッケ+チキンカツの定食550円もあるので金欠族への対応も十分だ。また、コロッケやミンチカツなどを単品で追加する事も可能らしい
(07/03/02 更新)
JR京橋駅の東側、猥雑な飲み屋街のど真ん中で場違いなように佇むトンカツ店。
しかし意外にも中身は真っ当で、宮崎ハマユウポークを使った熟成ロースカツ(130gで1050円、150gで1260円)は、一気に高温で揚げられるために赤身はややパサ付き気味だが、肉汁と脂の甘味がたまらない。ランチのミックスフライ(800円)は、柔らかいヒレカツ2個、ふんわりした豚肉のチーズ巻きフライ2本、生のホタテフライ1個の充実した内容。
そして、かまどで炊いた十五穀米と白飯が選べるご飯(お代わり不可だがサイズが3つから選択可)、出汁が効いた美味しい味噌汁、きちんと辛味の効いた練辛子、オリジナルらしいフルーティなトンカツソースと、脇役にも一切手抜きが無いのがまた嬉しい。ただ、エビフライやクリームコロッケといった品が入った定食は軒並み1200円オーバーと高め。
(13/07/26 更新)
梅田の茶屋町やホワイティうめだなど、梅田周辺に3店を構える天丼専門店。
メインの天丼はワンコインでありながら、エビが2匹にイカ、海苔、かぼちゃ、三度豆と充実した内容。衣はカリッと言うよりはぼってりした感じで、漬物が小皿に入っている分だけなのが残念だが、きりっと辛口の丼つゆがテーブルの上のソース容器に入っており、セルフでつゆだくにする事が可能なのは嬉しい配慮だ。600円の「上」になると海老が3匹付く。ご飯の盛りはやや少なめだが、100円プラスで大盛りが可能。
天丼以外にも親子丼やかき揚げそばといったメニューがあるが、正直言って立ち食いチェーンレベルで極めて凡庸なので注意。
(08/05/28 更新)
大阪駅前ビルに数店舗展開している大衆居酒屋の本店。ランチタイムは天丼と天ぷら定食のみを提供する営業になる。
基本の天丼は消費税が8%になっても味噌汁付きでワンコインのまま。内容は15cmサイズのエビが1本、大ぶりのかぼちゃ、ナス、オクラ、海苔等の野菜が乗っかって十分な豪華さ。上天丼になると100円アップでエビが2本になる。ご飯はやや少なめなので若い男性は50円アップの大盛をお勧めする。衣はふんわりしたタイプでごま油で香ばしく揚げられ、丼つゆは調味料が控えめでほんのりした甘さの上品な味わいと、ワンコインらしからぬ本格派で満足度高い。卓上には取り放題の高菜があって、ぶっちゃけあまり天ぷらに合わないがそれもご愛嬌。
定食は830円と一気に値段が跳ね上がるが、エビは20p強のサイズがある有頭海老にグレードアップ、さらにカニ足にイワシ、チクワの天ぷらまで追加され盛りだくさん。小鉢とおかわり自由のご飯が付くので差額分の価値は十分あり、こちらを頼むお客さんが結構いるのも頷ける。
(15/04/24 更新)
かつて新世界が労働者の町であった頃から、ジャンジャン横丁の南端で営業し続けてきた天ぷら屋が、2010年の秋から新たに若い三代目を従えて再オープンした。以前はこのあたりでは珍しく酒類を全く出さない、揚げ置きの天ぷらと飯だけを提供するストイックな営業スタイルだったが、改装を機に通し揚げの天ぷらとお酒を出すようになった。それに伴い、以前は1本から可能だった注文が、2本セットからになってしまった。
メニューは海老・イカ・ゲソ・魚といったところが2個250〜300円、野菜は2個150〜200円と言う値段。1種類ずつ7品で550円か、10品で800円の「盛り合わせ」というセットメニューもある。天ぷらはツユを置かず、醤油またはソース、そして塩で食べるシステムで、衣は薄手の固めだがしっかりと具材をくるんでいて中がジューシーに仕上がっている。天ぷらのサイズもそれぞれ大きく、酒メインになっても食堂時代のボリュームが保たれているのが嬉しい。
ランチタイムは、500円で味噌汁がついた天丼、650円の天ぷら定食があり、天丼のほうが海老が2本で定食が1本なのは、丼のほうが野菜天ぷらが小さめになってるとは言え、ちょっと謎な値段設定ではある(笑)。単品で300円、定食類とセットで250円アップで付けられる豚汁は、分厚い豚バラがゴロゴロ入っていて、これだけで十分酒のアテになる贅沢さだ。酒はビール大瓶は500円、チューハイが350円に、日本酒と焼酎が300円となっている。
(10/12/02 更新)
どちらかと言うと貧乏飯が好きな私は、カツ丼もあまりカツが豪華でない方が好きなのだが、この店ぐらいカツがうまければ別格である。
揚げ置きじゃない通し揚げされた肉厚のカツが丼にでーんと乗っかった迫力満点の姿を見れば、バランスとかカロリーとかいった理性ははるか彼方に吹っ飛んでしまう。それで値段が600円で大盛りでもわずか50円アップ、そしてケチらずに分厚く切られたたくあんが食べ放題なのがまた偉い。ソースカツ丼もなかなかの評判だ。開店から閉店まで行列が絶えないので待つ事は覚悟で。
追記:大阪難波道具屋筋にも支店が出来た。
(11/11/12 更新)
阪神尼崎駅の西側線路沿いにある串かつ店。この付近には「あさひ」と名がつく店がいくつかあるが、どうやらこちらが本家のようだ。
串かつのメニューは34種類もあり、110円の青唐やこんにゃく、130円の豚玉ねぎ、イカ、キス、140円の牛から、180円の貝柱やホタテ、一番高いのが冬季に出る牡蠣の220円といったところ。期間限定で、稚鮎なんかもあったりして種類は豊富。ネタはやや小ぶりで、ふんわりした衣とザクザクした粗めのパン粉のコントラストが特徴的で、辛子が入ってドロッとした辛口ソース付けて食べるとビールに最高。ソースは他にもウスターソースベースの甘口ソースが置いてある。串かつの他にはトンカツやビフカツ、鉄板焼きといったメニューもあり、酒はビール大瓶が600円、チューハイが350円、日本酒が350円とやや高め。
また、午後5時までのランチタイムには定食があり、710円の串カツ定食は海老・イカ・牛肉・豚玉葱・青唐・じゃが芋の6本にご飯と味噌汁、ボウルに入った生キャベツが出て来て、串を単品で頼むより安くなっているのが嬉しい。休日は定食と一緒に酒を楽しむ客で昼から大賑わいになっているのも頷ける。
(14/07/25 更新)
丸亀製麺などを運営しているトリドールグループが展開している天ぷら専門店。既に神戸には進出しているが大阪ではこの店が初となる。基本的に、客の前にはお盆に乗った天つゆと塩、生姜と大根おろし、定食ならおかわり自由のご飯と味噌汁が置かれ、アルミの網皿に注文の内容に応じた天ぷらが通し揚げでどんどん置かれるシステム。柚子大根の漬物も自由にいただける。
基本の「まきの定食」(690円)は、海老天と鶏肉、イカ、ナス、野菜のかき揚げという充実した内容。790円の海老天定食は海老が3本にナスとかき揚げ、890円の穴子一本天定食は穴子1匹にイカ、ナス、れんこん、かき揚げ、690円の野菜天定食は、かき揚げにナス、れんこん、舞茸、オクラ、さつまいもという構成でボリュームは言うことなし。
クォリティも値段を考えれば上々で、衣はやや全体的にガッシリと固めな感じではあるが、海老はプリッとして甘さがあり、イカは20cmぐらいの巨大な大きさ、鶏は胸肉だけどこれまたデカく、かき揚げもシャキシャキに揚げられていて歯ざわりが心地よい。何より揚げたては七難を隠す。定食でも物足りない人は単品でそれぞれの天ぷらが追加可能。
(14/06/26 更新)
住所:大阪府大阪市中央区安土町1-4-5 大阪屋本町ビル1F 【MAP】
電話:06-6268-8177
堺筋本町の隠れた(?)グルメスポットである、大阪屋本町ビルで営業している、安くて早いのが取り柄のカツ丼・カレーショップ。
メニューは、ベースのカツ丼(600円)やビーフカレー(500円)をベースに、チーズ、ソース、おろしといったカツ丼のバリエーション、カレーにはコロッケ、から揚げ、カツ、野菜といったトッピングが数多く並んでおり、ランチタイム以外に注文できる定食なんかもいろいろと揃っている。紅しょうが、福神漬、七味唐辛子、山椒などの卓上アイテムも豊富だ。
カツの肉は分厚いけど肉質は御世辞にもいいとは言えないし、カレーは業務用バリバリで、通常値段ではそれほどコストパフォーマンスが凄いとは言えないが、日替わりで650円の上カツ丼やカツカレー、カツ玉定食がワンコインになったり、11時半までに入店すると、カレーとカツ丼が120円引きになったりするサービスがある。しかも日時限定だけではなくて、店内には100円引きのクーポンが山積みされており、500円以上頼んだ客にはもれなく赤だしや生卵のサービス券が渡されるなど、実質的にほとんどの品がワンコインそこそこで食べられるようになっているのが嬉しい点だ。
(11/01/25 更新)
住所:大阪府大阪市中央区備後町1-6-6 ナシモトビル1F 【MAP】
電話:06-6232-1129
本町のオフィス街にあるビルの地下にある店。1Fの紀伊国屋書店が目印である。
肉質に定評のある三元豚を使用してじっくり揚げられたロースとんかつは、カツのたっぷりした大きさの割に驚くほど柔らかくてジューシーだ。それにお新香とだしの香り高い味噌汁、そして食べ放題のご飯がついたロースカツ定食は1200円と安くは無いが、東京で食べると確実に2000円近くする内容だけにCPは悪くない。定食はソースとおろし、味噌味のタイプが選べる。カツ丼も絶品。懐が寂しい時はミンチカツ定食1000円、チキンカツ定食800円を選ぼう。
追記:以前の場所から移転したのでデータ更新。
(10/06/14 更新)
JR学研都市線四条畷駅から10分、外環状線の深北緑地沿いにあるロードサイドのとんかつ店。ちょうど向かいにある「四國うどん」の系列店である。
定食メニューは1500円付近がボリュームゾーンで、あまりB級グルメとは言えない値段ではあるが、大ぶりのパン粉と植物油でサクサクカラリと揚げられた、和豚もちぶた使用の柔らかくて肉汁たっぷりのロースやヒレ、長さ30cmはある甘いジャンボエビフライ、季節物のホタテやカキフライなどのメインはもちろん、2種類+ポットで1種類出される自家製の漬物、それぞれ2種類揃えられているトンカツソースとドレッシング、具沢山で香り高い味噌汁、卓上には醤油と塩があってソース以外の食べ方も可能になっており、揚げ物は単品で追加可能など至れり尽くせり。当然、キャベツとご飯はお代わり自由で、キャベツの水切りが少し甘いところはあるが、どちらもお代わり必須のおいしさで腹いっぱいは絶対確実。接客も、チェーンの割にはしっかりしていて好印象が持てる。
B級的なお薦めポイントは月曜から土曜のランチタイムで、1000円を切る価格でいろいろと定食メニューが揃っており、840円の日替わり定食でもメインが少し小ぶりなだけで、あとは普通の定食と全く同じ内容なのだから破格の一言である。
(09/11/24 更新)
梅田や難波に数店舗構えるとんかつのチェーン店。中でもこの中店は、ランチに735円の定食があるのでお薦め。
その「かつ定食」は、カツの大きさこそまずまずだが肉質は十分なもので、サラダはキャベツに加えて卵サラダやトマトが乗っかり、赤だしも結構おいしく、付け合せにも手を抜いていないのが好感点。840円の一口カツ定食や、エビフライに一口カツ、鶏からあげ、イカフライが載ったミックス定食もそれぞれのアイテムが立派なサイズで、かつ定食とコストパフォーマンスに遜色が無い。当然ご飯はお代わり自由でガッツリ行ける。
(07/03/23 更新)
心斎橋筋沿い長堀通り北と、南海なんば駅の東側にある。チェーン店ではあるが、からっと揚がったジューシーなとんかつ定食680円はなかなかの物。待ち時間の間にゴマをすりながら待つべし。キャベツ、ご飯、味噌汁がお代わり自由で大満足。
追記:定食が780円からと値上げされた模様。うーん、あんまり安ウマじゃなくなったなあ・・・CP半歩下げ。
(05/06/22 更新)
夜はほとんどのメニューが1000円以上という準B級グルメ店だが、ランチタイムにはとんかつ(750円)やハンバーグ(850円)などお手ごろな定食をやっている。
それも昼だからと手を抜いているわけではなく、薄めの色付けでカラリと揚げられたとんかつに、あっさりしていながらもコクのあるデミグラスソース、付け合わせに生野菜とポテサラ、モヤシの付け合せ、さらに小鉢と赤だし風豚汁がついている豪華なもの。夜であれば、ご飯は別になるが柔らかいヒレ肉を使った一口とんかつが1000円と比較的安くてお薦め。京都の老舗洋食店と同名だが、直接の関係は無さそうだ。
(07/03/15 更新)
片町にある、ヘルシーなとんかつが売りの有名店「とん太」の支店。メニューや内容は本店とほぼ同じで、名物のスタミナロースカツやプロ野球12球団の名前が付けられた定食も揃っている。
ランチタイムメニューは、ヒレカツが3枚載ったなかなかスパイシーなランチキーマカレー680円や、一口ヒレカツとから揚げが2個ずつに日替わりのカツがついた700円のA定食からあるが、定食にはわさっと積み上げられたキャベツと大ぶりの豚汁、食べ放題のご飯がついていて、肉質は標準的だが納得のボリューム。さらなるハラペコさんには、ロース肉とミンチが2層になって食べ応えがあるジャンボロースカツ定食880円をどうぞ。
(07/05/14 更新)
人気の南堀江エリアから北に少し外れたところにひっそりとたたずむ洋食屋さん。
看板のとんかつ定食700円(夜は800円)は、やや薄めのロース肉にあっさりしたドミグラスソースがかかったもので、どれ一つとして突出したものも無い代わりに足りないところも無い、平凡ながらも安心感のある一品である。コクのあるタレがうまい豚のしょうが焼き(700円)も人気だ。
(2004年以前のデータ)
カレーチェーンで知られる得正の系列のカツ丼・天丼専門店。メニューはカツ丼と天丼の並がそれぞれ550円、上が700円、そしてカツカレーや天カレーが各700円というバリエーションがある。
客のほとんどはカツ丼を注文していて、カツは揚げ置きで丼つゆは業務用レベルだけど、カツの大きさや卵の量はなかなかたっぷりしていて、この値段ならまずまず上出来。ただ、天丼はエビ2匹とかぼちゃ、海苔と内容がやや寂しく、カツと同じ鍋で揚げているので天ぷらに肉の香りが漂っていていまいち。200円アップのカレーは当然得正の味で、大盛りも200円追加とお高めなので、CP的には素直にカツ丼の並を食べておくのが吉。
(08/07/09 更新)
天神橋筋商店街で鍋物屋やうどん屋など、数店舗を展開しているだるま堂グループによるとんかつ店。大阪とんかつと名付けられているが、内容的にはごくごく普通のとんかつ店である。
ロースとんかつ定食が680円から800円台と定食類はやや高めのお値段だが、カツ丼と日替わり定食だけは安さで抜きん出ており、塩・ソース・卵とじと揃った490円のカツ丼は、定食に使うサイズのロースカツが直径20cm強の丼を埋め尽くすように載っており、小鉢と味噌汁、漬物がつく充実の内容。日替わり定食は、ヒレやアジフライ、野菜などの3品が載っていて480円と言う驚愕のお値段。さらに、毎月8がつく日は普段はオプションで90円するミンチカツが1枚追加されるサービスがあり、その日にサービスを頼むとフライが4つも載る超豪華版と相成ってしまうのだ。
味のほうは、あくまで肉質は並で衣も分厚くクォリティに期待は禁物だが、日にちとメニューを選べばかなり満腹度の高い飯が格安で食べられるのは魅力である。
(10/12/21 更新)
うなぎの寝床のような細長くて正直かなり狭い店内だが、食事時にはいつもお客さんで満員だ。
ロースかつ定食1000円は、少し薄めのロース肉に荒挽きこしょうを利かせて高温でカリッと揚げたクリスピーなタイプで、おろしポン酢とソースが入った小皿で2種類の味が楽しめる。CP的に抜きん出ているわけではないが、とても安心感のあるおいしさだ。他にはヒレかつ定食1150円、とんかつにシーフードのついたミックス1350円など。
(2004年以前のデータ)