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住所:兵庫県川西市小花1-2-3 【MAP】
電話:072-759-7323
川西能勢口駅のすぐ西側にある民家の1Fで営業されている、いわゆる「焼きとん」のディープなお店。開店は18時からだが、30分以上前からお客さんが並んでいて1時間待ちは当たり前の人気ぶり。メニューは、1本150円の串物とビール(大瓶500円)やチューハイ、日本酒といった飲み物のみ。ご飯物は無くてカウンターの上に食べ放題のキャベツが置かれているだけという直球勝負。
店内ではいろんな肉の部位が刺さった豚肉の串がガンガン焼かれていて、焼きあがった串は置き台に載せられ、客がそこから勝手に取ったり、端の方の席には店の人が皿の様子を見て持って来てくれる。豚のタンやハツ、テッチャン、レバー、焼き鳥、ウインナーといった豚串以外の品は、その都度注文して焼いてもらうシステム。
1串にはどう考えても50gぐらいは肉が刺さっているんじゃないかという凄いボリュームで、デミグラスソースのようなコクを感じる独特の味噌ダレがベストマッチ。ニンニクがたっぷり入った濃い味噌ダレや一味唐辛子がカウンターに置かれているので、それらを混ぜてさらにパンチを効かせることも可。
(12/06/22 更新)
守口市南寺方の住宅街のど真ん中に忽然と現れる焼肉店。御年80歳のオモニが元気にフロアを切り盛りする店内は、毎晩地元客で大賑わいの人気ぶりで予約は必須。焼き肉単品のボリュームはいずれも100g以上、タレは甘めでキムチも甘いのが特徴的。
メニューでは最高額の塩タン(1100円)は、薄切りながら極めてジューシー、塩レモンダレに漬け込んであるのでそのままいただける。バラ(800円)はこの値段からすると信じられない霜降りが出てきて驚愕。ハラミ(700円)はこの値段ではあり得ないなかなかの肉質。ツラミ(500円)は分厚いのにとても柔らかい。オクタンはツラミとタンの中間のようで食感が面白い。
焼きホルモンは濃い目の味噌ダレで合えられ、ミノ(650円)はシャキシャキの歯ごたえ、アカセン(450円)は脂がノリノリ、ハツ(450円)はエッジが立ってプリプリ。細かく包丁が入ったウルテ(450円)はジューシーでとても食べやすい。レバー(450円)はまあまあ。
生センマイ(500円)はワンコインなのに新鮮で食べごたえ満点のボリューム、ナムル(350円)は直径15cm大の皿にてんこ盛り。テールスープは肉が繊維状になるまで徹底的に煮込まれ、野菜もたっぷりで栄養満点。シレギと呼ばれる干し菜でじっくりイワシの身を煮込んだスープも独特で行ける。そして締めのオススメは平壌式の冷麺(600円)で、腰のある細麺にあっさりスープ、キムチ、かまぼこ、きゅうりが入ってボリューム満点!
(22/03/11 更新)
守口市の西端、菊水通の住宅街にポツンと佇む家族経営の焼肉店。カウンターとテーブル、2Fには座敷もあって週末は近所の家族連れで賑わっている。とにかくビックリするのは値段の安さで、最も高い肉で1人前1000円とギリギリ4桁だから驚くしか無い。ドリンクはビール1本500円とこれまた安い。しかも焼酎をロックで頼むと、大きなタンブラーになみなみ注がれて出てくるからまた驚嘆させられる。
たった800円の塩タンは、肉質こそ硬いけれど薄く切ったタンが皿いっぱいに並べられ、肉汁たっぷり旨味しっかり。ハラミ(800円)は脂少なめだけど大変ジューシー。ロース(800円)はサシはそこそこだけど肉味はしっかり。バラ(800円)はちょっと肌理は荒いけど霜降りで脂が乗っている。
ワンコインの生センマイはシャキシャキでボリュームたっぷり。ローストビーフユッケ(800円)は、外を炙った薄切り肉がどっさりで食べごたえ満点。上ミノ(600円)はサクッとした歯ごたえで食べやすく、アカセン(500円)は十分柔らかく、ウルテ(500円)は細かく包丁が入って食べやすい。ハツ(500円)はエッジが立ってとても新鮮。
きゅうりのキムチは本格的な作りで量がたっぷり。無骨なナムル(400円)も皿にてんこ盛り。ユッケジャン(600円)は牛テールの肉がたっぷり、豆もやし、ごぼう、ネギが入って卵で閉じられている。冷麺(600円)は麺がツルツルシコシコ、水キムチの酸味の効いた出汁がとても美味しい。
(24/07/01 更新)
西成区の北開という人の往来が少ない場所、しかもガレージを改装したテーブル2席、3人がけのカウンター1つの小さな店というディープ極まりない営業形態ながら、修行先である「肉匠おか元」譲りのA5ランク和牛がいただけるというギャップが凄まじい。
「A5」を謳っている店ほど怪しいのが業界の常識だが、ここの肉はさすがに一口食べれば分かる本物で、笹身や三角バラ、珍しい「フケ」や「クリ」といった希少部位も日替わりでいろいろと用意される。そして本ミスジは2500円もする一方で、チマキなら1000円、フケやインサイドスカートなら680円で食べられるなど、同じ霜降り和牛でも部位によるマーケットでの人気がそのまま価格に反映されているのが面白く、マニアックな探求の楽しみがある。
もちろん安い部位であっても溢れ出る肉汁や脂には一切しつこさや臭みが無く、まるで水が肉から染み出しているような錯覚を覚えるぐらい。店自慢のハラミやサガリ、切り込みを入れたカッパなど、安物ならちゃんと焼かないとゴムのようになってしまう部位でも、レアでサクサクと食べてしまえる程である。
また、正肉とは流通経路が異なるために、安定した入手が極めて困難な和牛ホルモンもしっかりと常備され、ピンと角が立った甘〜いレバー、まるでホタテのような見た目と柔らかさのミノ、クリーミーな脂だけを残して口の中で溶けるアカセン、真っ白になるまで丁寧に掃除されたセンマイやハチノス、分厚く濃厚なツラミなど瞠目する品ばかり。単品の量は少なめだが、それでも280〜580円という値段は超格安。
サイドメニューも、大皿にたっぷりのネギサラダ、本格派のキムチ、讃岐うどん並みにガッシリした麺のかすうどんなど充実。酒は生ビール380円、中瓶が480円、チューハイが360円と値段的にはまずまず普通。肉はもちろん単品でも頼めるが、おまかせで何種類かが入っているセット(1〜2人前、5品ほどで1800円)を頼むのが最初はお薦め。
(13/09/06 更新)
地下鉄北巽駅にほど近い住宅地の真中にあって、毎夜たくさんの地元客で賑わう穴場店。とは言え憂歌団や桑名正博といった有名人も常連として知られている。
それもそのはず、バラやテッチャンを始め、アカセン、コリコリ、コブクロなど様々なホルモンの串焼きが1本100円と130円と言う値段、生レバーも1本130円で甘くて新鮮そのものと来れば、これで人気が出ないはずが無い。生ものはコブクロやハツはもちろんミノやフク(肺)の刺身など、ホルモン天国の生野区でも珍しいぐらいに充実しており、店の鮮度への自信が伺える。さらに特製ピビンパやユッケジャン、富士山のようななおにぎり、ハラミ+キムチ+生卵の源丼、自家製手打ち冷麺などご飯やスープものも豊富にあり、座敷もあるので同系の大成屋とは違って家族連れにも安心して使える店だ。ヒネ鶏や激辛青唐辛子、絶品のマッコリなど裏メニューも豊富にある様子なので、顔なじみになったらいろいろ聞いてみるべし。
(05/11/07 更新)
近鉄布施駅から、線路の北側沿いに伸びる道を西へ行ったところにある、カウンターのみのオープンエアーな焼肉店。しかしヘンコな大将が出してくれるのは、雰囲気からは想像もつかない絶品の黒毛和牛や凝りまくったサイドメニューがいただける超絶店。店は9時前は予約必須で、営業時間は予約と大将の気分次第というフリーダムなシステム。
マスターが注文の度に手切りで出してくれる肉はどれも素晴らしく、肌理が細かく厚切りのタン元、タンツラ、タン先の牛タン三種盛り(1600円)にまず感動。本ワサビで食べるヒレの最上部位であるシャトーブリアン(1900円)は分厚いのに舌で切れる柔らかさ。超霜降りのサーロインにワサビを載せて焼く「わさび焼き」(1900円)もただ口中で溶けるのみ。ハラミ(1400円)には驚くほどのジュースが詰まっている。霜降りのマルシン薄切りをさっと焼いておろしポン酢で食べる「焼きしゃぶ」(1600円)は完全に飲み物だ。霜降りだけじゃなく、赤身のイチボもあって肉本来の味が楽しめる。
当然ながらホルモンも上質で、大ぶりにカットされた肉厚で味が濃い生センマイは激安の500円、センマイ、マメ、ミノ、アカセン、丸腸、テッチャン、ハツ、そしてなぜかソーセージも入った凄いボリュームのネギ塩ホルモン(1300円)は絶対にオーダーすべき逸品。丸腸は初めて見る大きさで、ツラミ(700円)も柔らかく味が深い。ハラミスジはたったの300円でとろける脂の旨味が味わえる。もしメニューにあれば絶対にお得なのがタンの切り落としで、700円なのにジューソーナタンがたっぷりだ。
サイドメニューも凄腕ばかりで、キムチ盛りは、レンコン、オクラ、ごぼう、ゴーヤ、きゅうりと珍しい材料を使った手作りで旨い。イカのキムチ、貝ひものキムチなど海鮮系も抜群。レバーパテは臭みなくボトルワインが進みまくる。そして締めにオススメなのがカレー(600円)。牛スジ肉がどっさり入ったフルーティでコクのある味わいは、専門店が裸足で逃げ出すクォリティ。ドリンクは生中が450円に、チューハイやハイボール、焼酎が400円というお値段。
(18/11/19 更新)
近鉄布施駅から府道24号線を北上、1kmほど行ったところにある地元密着型の焼肉店。西光園と名がつく店は生野区を中心にいくつかあるが、炭火のカンテキを使用して、なおかつ但馬牛なのに値段がリーズナブルなのが素晴らしい。
まずオーダーすべきは、上塩タン(1500円)。皿に美しく盛り付けされた霜降りのタンは肉厚できめ細かく非常にジューシー。上ハラミ(1500円)は驚くほどの肉汁がほとばしる。肉はデフォルトで110gあるので食べごたえも満点。上ロース、上タン、上ミノの上盛り合わせ(1500円)は、歯がいらない柔らかさのロースとサクサクと軽く噛み切れるミノが絶妙。ハネシタ炙り焼き(1600円)は、霜降りの脂が舌の上で溶けて何とも官能的でたまらない。
上物でなくても、並バラ(1200円)は揃ってないだけで見事な霜降りぶりに驚嘆。テッチャン、アカセン、ハツ、センマイが入ったホルモン盛り合わせ(900円)はプリプリで新鮮そのもの。大ぶりのウルテ(600円)は味噌味で繊細な包丁が入っていて食べやすい。本ツラミ(900円)はツラミと思えないほど柔らかく、塩アゴ(600円)は脂と肉味のコンビがビールに最高。タンツラミ(700円)はまあ普通かな。
またサイドメニューも秀逸で、生センマイ(800円)は肉厚、幅広でシャキッとした歯ごたえが実に楽しい。キムチは自家製で丁寧な仕込みが伺われる。ナムル(600円)も皿にたっぷりで味にメリハリがある。トロンと柔らかいマッコリ(300円)も美味しい。
そして締めで絶対に頼むべきは冷麺。牛肉の旨味が効いた出汁に極細のシコシコ麺が浸かり、キムチと甘酸っぱいナムルが良いアクセントになって、思わず全部飲み干してしまうぐらいの美味しさだ。
(23/03/28 更新)
難波にあるごくありふれた昔ながらの焼肉店だが、その肉質の良さで全国的に名が知られている店。
薄暗い店内のカウンターとテーブルには無造作にガスのロストルが並べられ、壁には安っぽい短冊に書かれたメニューと、とても旨そうには見えないシチュエーションではあるのだが出される肉は本物で、950円の上塩タンは生肉でしか味わえないサクサク・ねっとりした食感が素晴らしく、980円のハラミも固めの肉質ながら比類なきジューシーさ。ホルモンもパッと見では鮮度が物足らなく見えるが、食べてみると濃厚な旨みが口に溢れ、A5ランクだとか味付けは塩に限るだとか言う前に、肉の熟成や管理こそが焼肉店にとって重要なのだと思い知らされる。赤身ならロース(1000円)がお薦めで、程よいサシが入った肉の柔らかさは舌で噛み切れそうなぐらい。カルピは安いけど肉質固め&脂が多くていまいちかな。
あと、大阪の古参焼肉店にしては珍しく(?)タレの味にセンスがあり、甘めのもみダレと酸味の利いたつけダレのコンビがマッチしていてご飯がワシワシ行ける。14時までなら肉とご飯、ナムル、キムチ、スープがセットになった裏メニューの「定食」(850円)があり、肉自体の大きさは細切れ気味だけどレギュラーメニューの赤身の端肉を使っているのでコストパフォーマンスは文句無しだ。
(08/12/17 更新)
住所:大阪府大阪市北区南森町1-2-14 ロイヤルハイツ1F 【MAP】
電話:06-6361-1371
営業時間:17:00〜25:00
定休日:月曜
アクセス:地下鉄谷町線南森町駅2番出口から国道1号線を西に行き、阪神高速ガード下の道を南へ行ったところ。徒歩3分
JR大阪駅で下手に高い店に入るならここまで足を伸ばしたい。マスコミに知れ渡ってる店だが、実力は本物でかなり質の良い肉がお値打ちでいただける。特上ハラミを塩でどうぞ。チョレギサラダもボリュームがあってうまい。
週末はかなり混むので必ず電話予約を。東天満にも支店(大阪市北区天満2-7-25、06-6882-0221)があり、こっちは本店ほど混まないので狙い目。
(13/04/05 更新)
地下鉄中崎町駅に面した道の2Fという、分かりにくいロケーションながら予約がないと入れない時もあるぐらいの人気を誇る、カウンター席のみの焼肉店。営業時間が7時から翌朝の7時までというのもユニーク。
いわゆる1人前のポーションを半分ほどに減らした小皿タイプの焼き肉ではあるが、それを割り引いても値段はリーズナブルで、一番高いものでもジューシーで柔らかい和牛ハラミの600円で、分厚いロースが500円、キメの細かいタン塩が500円、生で食べられそうな炙りレバーが480円、脂が真っ白で新鮮なアカセンが330円、柔らかくて上質なツラミ360円、コリッと味が濃いアゴ330円など、割高な印象は全く感じられない。生モノも真っ白なセンマイ、生姜タレでいただくエッジが立ったハツなど新鮮そのもの。
サイドメニューや酒も肉と同様にリーズナブルで、アスパラや万願寺唐辛子、ジューシーなジャンボマッシュルームなど季節の野菜が300円前後、メリハリが効いた味付けのナムル盛り合わせが420円、250円の白菜キムチは小皿に山盛りだし、500円のユッケジャンスープは肉がほとんど無いけど甘辛スープにゼンマイと玉子がたっぷりで食べごたえ十分、ビール中瓶も400円と大衆居酒屋並の値段で安心である。
(16/08/19 更新)
精肉店が経営する老舗の焼肉店。入口付近にある冷蔵ケースから注文の度に肉が切り分けられる。
ここの売りは何と言っても、ミスジやマルシン、カイノミといった珍しい部位の上肉が、1000円前後という安価で食べられる事だ。そしてどの部位の肉であっても全て分厚い切り身で出されるなど(さすがに肉質が固いものには切れ込みが入ってはいるが)、独特のこだわりが感じられる。特選クラス以外は肉のきめがやや粗かったり、甘酸っぱいタレには好き嫌いがあるだろうが、特に赤身系の肉をガッツリ食べたい時には絶対のお薦めだ。京橋店と心斎橋店は店が綺麗でサイドメニューも充実しているが、値段は全体的に本店より高めなので注意。
(06/05/15 更新)
蒲生四丁目の交差点から今里筋を100mほど北に上がったところにある焼肉店。店内は綺麗で座敷もあり、家族連れでも楽しめる感じになっている。
佐賀牛・長崎牛を使っていると言われる赤身肉は、700円〜900円の並クラスでも、しっかりした1人前の量ながら細かいサシが入っていて非常にジューシー。プリンとした口当たりでとろけるような上ハラミでも1100円と言う安さなのにはビックリ。もみダレはさっぱりとした甘めの味で、つけダレの爽やかな酸味との相性はなかなかのモノ。ホルモンについては、赤身と比べればクォリティはやや落ちる印象だが、塩タンはちゃんと生のものを使っているし、味噌ダレのテッチャン・並タン・ハツ・アカセン・ツラミなどが200g入って1100円のホルモン盛り合わせはかなりお徳。キムチはあっさり目だけど作りの丁寧さが感じられ、クッパはテールのコクがバッチリ出ていて非常においしく、サイドメニューもなかなか上質だ。
ただ、正直言って店員によっては接客があまり気が利いてなくて終始ギクシャクしているので、お客人などの接待にはちょっと向かない感じなので注意(笑)。
(10/01/26 更新)
鶴橋駅ガード下に何軒かある串焼きホルモン店の元祖と言われる店らしい。ただ、ここはガード下ではなくて駅の北東、しかも2階という非常に分かりづらい場所にある。表に出された大きな赤い提灯の灯がともっていれば開店の印。
店内のメニューと呼べるものは「串1本120円」と書かれた短冊一枚のみで、席に座ると生キャベツとコチュジャンベースの味噌と甘辛のタレがセットになった皿が出され、焼きあがり次第にハツ、ミノ、テッチャン、コリコリなどのホルモンが次々と並べられる。何も言わないとひたすら追加されるので注意。他にもキモやミノ、コブクロ刺しといった生ホルモン類やキムチ、ひね鶏といった品があるが、それらはその都度注文するシステムだ。
串焼きのホルモンが新鮮でうまいのはもちろんだが、同じように串に刺された生ギモはことさら絶品である。通常良く見る血抜きされたピンク色のレバーとは違って真っ赤な鮮血がしたたり落ちる代物で、見た目に反して臭みの無いコクのある重厚な味わいは、従来の価値観を一変させる衝撃がある。下手をすると開いてる日よりも閉まっている日の方が多いぐらいなので、訪れる前には電話確認を。
追記:何と鶴橋市場のど真ん中、まぐろ食堂付近に移転。住所はまだ不明。
(2004年以前のデータ)
JR、地下鉄大正駅の南側にある、和牛ホルモンの様々な料理をメインにした立ち飲みのバー。
ホルモンの刺し身は日替わりの数量限定で用意され、綺麗にサシが入ってネットリ官能的なハラミ(950円)、まず普通の店では見られない肉厚でみずみずしい生センマイ、モチモチと生臭みの無いレバーのようなチレ(膵臓)が500円、サクサクとした歯ざわりとトロンとした食感が不思議と両立しているミノは480円と、クォリティに比較して格安な品ばかり。焼き物も同様に厳選された品が並び、脂の乗ったゲタ、肉厚で滋味深いタン、ハツなどホルモンだったら400円台とこちらもリーズナブル。そして絶対に外せないのがホルモン串で、柔らかく下茹でしたハチノスやメンブレン、ハツ、フワ、テッチャン、小腸、ミノなど様々な大ぶりの部位がタレで串焼きにされており、1本120円という激安値段から想像もできない豊かな味わいである。
また、ホルモンを使った一品料理が豊富なのも特色で、柔らかくレアに揚がった和牛ハラミのカツにドミグラスっぽいソースを絡ませた絶品のカツサンド(1100円)は2人で食べてちょうど良いぐらいにボリュームがある豪快な品。サガリのローストビーフ(600円)は外側に軽く火を入れた中はほとんど生というデリケートな仕上がりで、歯が全く抵抗なく入るソフトな歯ごたえに驚く。480円のレバカツは極レアな火通しでみずみずしく、350円のすじポンも歯ごたえを残したスジ肉がてんこ盛りである。トロトロの牛タンがぎっしり入ったタンシチュー(600円)、同じくホロホロのスネ肉とワインたっぷりの欧風カレー(550円)など洋食メニューも本格的。ただしどの品も売り切れゴメンなので早めの時間帯に訪れたい。
そしてBarと名付けられてるだけあって酒の種類は豊富。ビール(生400円、中瓶450円)、焼酎(350円〜)、日替わりで数種類揃うワイン(グラス350円〜)、シングルモルト、ブランデーなどを取り揃えている。
(14/12/05 更新)
JR天王寺駅すぐ北側にある老舗焼肉店。昔に比べると店内はリニューアルされて随分綺麗になった。
BSEの影響で以前に比べると値段が上がりはしたが、ジューシーで柔らかい上ハラミ(910円)や生肝は無くなってしまったが馬肉ユッケ(770円)、こってりとした上ミノ脂(710円)など、塩タンとロース以外のメニューは500〜800円台という安さ、それでいて肉質と量はでんや牛角などのチェーン店が足元にも及ばないレベルを保っているのはさすが老舗の貫禄か。タレの味はさっぱり系だが、ニンニクとコチュジャンをどっさり入れてこってり味にも出来るのが嬉しい。ビール大ビンが590円と焼肉屋にしては安いのもポイント高し。
店の1Fは総カウンター席で、常にスタミナを求めるオヤジ達で賑わう一人焼肉のメッカである。なお、2Fのテーブル席は昼間は空いてないので、グループの方は電話での事前確認や、予約をしておくのが吉。
(15/01/04 更新)
杭全の他に矢田などにも店舗を持つ精肉店が併設している焼肉店。店内は大きなコの字型のカウンターのみで、肉はガスのロストルで焼く大阪オールドスタイル。
まずこの店で外せないのは980円のロースと850円のバラで、店内に国産黒毛和牛の個体識別番号が掲示されており、その場でネットで確認出来る。といちいち書かなくても、美しいピンク色の赤身にキメの細かいサシが入った見た目、噛まなくても口の中でとろける食感を味わえば嫌でも品質に納得するしか無い。ボリュームもちゃんと100gあって、今時のこじゃれた焼肉店なら特上品として1500円近くは取られそうな逸品である。
そしてホルモンも550円からとリーズナブルで、血が滴る生ギモはチョコのような甘みが絶品だし、真っ白の脂が光るハツ、薄ピンク色が美しいアカセンなんかも全く臭みがない上物である。ただし、たまに半分凍った状態で出てきたりするのが玉に瑕なところ。
タレは、少し味噌っぽい風味と酸味を感じる独特なタイプだが、韓国風にありがちなベタな甘みが少なくて個人的には結構好み。生ニンニクは卓上に無いが、頼めば出してくれる。あと、締めとして忘れてはいけないのが200円のスープで、この値段でありながら牛テールの旨みが詰まったスープに、フワフワ卵がたっぷりで絶品である。酒はビール大瓶が550円、日本酒が350円など。
(12/02/17 更新)
住所:大阪府大東市諸福3-2-72 【MAP】
電話:072-872-8448
大東市の府道8号線、諸福東交差点のすぐ南にある、昔ながらの焼肉店。6人がけのテーブルが3脚とカウンター席があるが、テーブルの1つは物置になっていて、壁には演歌歌手のポスターがびっしり張られている雑然とした雰囲気。
しかし出て来る肉には目を見張るものがあり、塩タンやツラミといった固い部位でさえ分厚く切られ、それでも十分柔らかいところに熟成の技が感じられる。ロースは霜降りで溶けるように柔らかく、ハラミは脂がしっかり乗り、上ミノはシャキシャキ、ホルモン(アカセン)、シンゾウ(ハツ)などホルモンは新鮮で臭みが無い。そして何よりホルモン類は600円で正肉は800円、他店じゃ4桁が当たり前の塩タンでさえ800円、巨大などんぶりに入ったわかめスープが200円と激安なのが何より素晴らしい。
ビールが500円、ジョッキに入って出て来るマッコリが400円とドリンクもリーズナブルで、焼酎なんかロックが頼むとジョッキになみなみと注がれて仰天する。何故か焼肉以外にも餃子やトンカツ、鰹のタタキ、ブリ大根、里芋煮などの居酒屋メニューがあって、カウンターに陣取った常連オヤジは肉じゃなくてそればかり頼んでいるというのがまた不思議である。
(16/04/27 更新)
住所:大阪府大阪市都島区東野田町3-2-16 【MAP】
電話:06-6357-7084
京橋立ち飲みストリートのど真ん中に、隠れるようにして立つ古びた焼肉店。店内はロースターから出る煙の煤で真っ黒で、換気扇を何台もぶん回してもまだ煙が充満している状況だ。店には一応2階があって、小さい宴会なら開く事が可能な様子。
肉は生レバーを含むホルモンが450円、ハラミやバラが680円、塩タンであっても850円と庶民的な価格ながら、タンは分厚くテッチャンは柔らかく、そしてハラミはジューシーで、冷凍物は使われていない事が良く分かる。さらには数量限定で、ヒウチやハネシタ、ミスジ、三角バラといった見事なサシが入った、口のなかでとろける特選部位までが揃っており、そのほとんどが3桁の値段で収まっているのがまた素晴らしい。ただ、タレについては、大阪の古い焼肉店の例に違わず個性的で、酸味を感じる味噌っぽい感じは少し好みが分かれるところかもしれない。
ビール大瓶が480円、焼酎が300円と酒もなかなか格安で、並びの超有名立ち飲み店群の陰に隠れてはいるが、もっと世間に取り上げられてもおかしくない実力の店だと思う。
(10/09/07 更新)
地下鉄動物園前駅からJRのガードをくぐってジャンジャン横丁に入る手前を東に入る、大変分かりにくい場所にある韓国風モツ鍋の店。しかしその怪しいロケーションの割にはテーブル席に女性客の姿もあったりする。
そのモツ鍋は750円と言う超激安価格ながら、直径20cm強の鍋に張られたピリ辛のダシの中に、バラ肉やセンマイ、ハツなどのホルモンと、キムチを始めとしてキャベツ、玉ねぎ、太モヤシ、ニラ、豆腐がたっぷり入っていて普通の人ならこれだけで十分満腹になるボリュームは感動モノ。卓上にはコチュジャンやおろしニンニクがあって、客は自分好みの味付けをしながら鍋を煮て行くシステムだ。これでも足らない人は、さらにうどんや具の追加も頼める。
また、これまたたっぷりの煮込み(300円)や生ギモ、生センマイ(各450円)、豚足などのサイドオーダーも安く、鍋の前にとろりとした生マッコリ(400円)で一杯と言うのもオツだ。ビール大瓶450円。
(05/03/15 更新)
阪堺電気軌道阪堺線・南霞町駅のそば、国道43号線に面した場所にあるカウンターのみの焼肉店。すぐ西側に同名の食堂があるので注意。メニューは非常にシンプルで、850円のハラミを始めとして、800円のタンとロース、700円のバラと上ミノ、650円の生キモ、500円のツラミといった肉類に、冷蔵ケースにキムチや惣菜がいくつか、あとはご飯・焼きそば・汁そばといった炭水化物メニューのみ。
生のタンは分厚い割に火をしっかり通してもプリンと柔らかく、ハラミは霜降りでジューシー、生キモはしっかり血抜きされて甘みが際立ち、ツラミも脂が乗っていて柔らかい。バラとロースはサシが入ってない赤身肉だが食味は悪くなく、総じて肉のレベルは値段からすると極めて秀逸である。
また、肉を切ったり暖簾を直したり、客のおしぼりが汚れてると取り替えたりと、始終いろんなところに気を配って忙しく働いている女将さんが、その場でさっとコチュジャン・ネギ・ニンニクを混ぜて作ってくれる甘酸っぱいタレが独特でおいしいところも見逃せない。
ご飯は小中大と200〜250円という値段だが、どれを頼んでも必ずマンガ盛りにされてしまうし、烏龍茶は何杯頼んでもタダ、そして食後にはアメを3個もくれたりするサービスぶりも圧巻である。なお、タンは何も言わないとタレで出されるので注意。キャベツもメニューには無いが頼めば出てくる。酒は、ビール大瓶が500円、焼酎やチューハイは350円。
(11/06/03 更新)
大阪西成区の北東、山王市場商店街付近で系列店舗を広げつつある「ToRi坊主」グループ。こちらは焼肉に特化した3号店で、朝の8時からオープンしているのがユニーク。
メニューはタブレットから注文する方式になっており、味噌ベースのタレ、梅味のタレ、ポン酢、ヤンニョム、おろしニンニクなど卓上のタレや調味料が充実している。酒はビール大瓶が330円、午前中ならチューハイとハイボールが180円と激安。
山形牛の和牛ハラミ(1480円)はキメは粗めだけどとてもジューシー。上カルビ(960円)はちゃんとした霜降りで脂が乗っており、ツラミ(740円)も細かくサシが入って品のある味わい。ホルモンは520円均一でミノ、ウルテといった固い部位は細かく包丁が入って食べやすく、アカセンも脂が良く乗っている。ただレバーは鮮度がイマイチだったかな。並タン(840円)は肉のように厚切りなのが面白く、カッパのような珍しい品もある。
一品料理も意外と充実していて、ホロホロに崩れるまでじっくり煮込まれたテールスープや、大量の白ネギをみじん切りにして胡麻油で和えた「元祖ネギバカ」などがあり、キムチも本格的。生センマイはシャキシャキでとても新鮮。
(22/07/06 更新)
地下鉄都島駅の北1kmぐらいに行った高倉町にある、大箱の焼肉店。店内は綺麗で、無煙ロースターを完備したテーブル席、2人用カウンター席もあって1人焼肉でも大丈夫だ。
まず何よりも、普通は4桁が当たり前な塩タンが530円という値段に仰天する。しかも安かろうではなく、冷凍だけど綺麗なピンク色の十分なクォリティでさらに驚く。990円の上ハラミはとても肌理が細かくジューシー。同じ値段の上カルビは溶けるように柔らかく、旨味十分。脂の乗ったアカセンは430円とワンコイン以下。上ミノは火を通しても柔らかくシャキシャキの食感。レバーやハツはは値段なりで、ホルモンよりは塩タンと上物の赤身に値打ちがある。
もみダレは、かなり濃い色だけど見た目ほど塩辛くなく、ほんのり味噌の風味がする独特なタイプ。逆につけダレはあっさりフルーティな甘口で、卓上の豆板醤、ニンニクを加えると良い感じ。
ビールの大瓶が390円、焼酎は1杯260円でしかもボトルキープが可能、キムチの単品が200円、色とりどりのナムル盛り合わせが330円、大きな骨付きテールが1個入った巨大なテールスープが480円と、酒やサイドメニューまで立ち飲み屋並に安い、まさにあっぱれな庶民の味方である。
(19/08/15 更新)
森ノ宮駅のやや外れにあり、七輪の煙が充満するような決して綺麗とは言えない店にもかからわず、週末には引っ切り無しに客が訪れてくる。
ロースやハラミ、ミノや赤センなどが500g入った盛り合わせ1200円を始め、それぞれ130g入った単品が420円からほぼ700円代までとスーパー激安価格に目を奪われる。それでいて、その辺の安焼肉チェーン店より数ランク上の肉を使っている事が良く分かる。梅田が本店の岩崎塾のフランチャイズらしいが、肉質は本店より優れているように思う。接客はかなりいい加減なところがあるが、普段使いの焼肉店として絶対のお薦め。
追記:6/16にJR森ノ宮駅沿いの南東側に移転オープン。めでたし。
(08/06/16 更新)
店は七輪の煙が充満していてお世辞にも綺麗とは言えないが、下手な食べ放題に行くぐらいならここで食べるべし。1000円のホルモンセットで十分2人前の量がある。肉の部位の種類も豊富。ビールは冷蔵庫から自分で取りましょう。注)データに書いてある場所に移転したらしい。
(2004年以前のデータ)
近鉄長瀬駅から線路沿いを南に下がったところにある、店内も店外も焼肉の煙で煤けまくった超ローカル店。
ホルモン類が400円から、バラ・ハラミ・ミノがセットになった上盛り合わせが600円、世間では4桁が常識の塩タンが700円、一番高くて骨付きカルビの800円とメニューの安さに目を奪われるが、いざ頼んで皿が手元に来ると2度ビックリ、なんと一皿が200g近くはあるボリュームで、普通の店では小鉢並のポーションで出てくる事が多い生レバー(600円)も、そのまま焼き物と同じ量のぶつ切りで出てくるのだから仰天させられる。
さらに、400円のホルモン並盛にライス、キムチ、丼で出てくるわかめスープがセットになったホルモン定食が500円(+50円でどんぶり飯漫画盛り)、単品600円のハラミとセットの焼肉定食が650円という学生には涙物のサービスまであるのが凄い。
タレやキムチはかなり甘めだし、肉質もさすがに和牛がどうとかA5がどうとか言うレベルでは無いが、赤身にしてもホルモンにしても、そこらの格安食べ放題店よりは確実に楽しめる。料理用ガラスボウルで出てくる巨大な大根サラダ(400円)や分厚い肉がたっぷりの肉スープ(300円)といったサイドメニューも当然CP高し。
長瀬から1駅南に行った弥刀駅に、親父さんがやっているらしいカウンターメインの「杉さん」という店があり、こちらは定食がなくてほんの少しメニューが高めだが、肉質やタレは長瀬の店を若干上回っているので味を求める向きにはお薦め。
(10/09/06 更新)
ホルモン類が700円台、バラやハラミ、塩タンなどが1000円台前半と値段は鶴見橋価格を超えているだけあって、細かくサシが入ったプリンプリンの「並」バラやうまみが詰まったハラミ、甘味が際立つ生ギモなど、肉は全て超一級品揃い。その中でもB級的にお薦めなのは分厚い塩ツラミ(780円)で、噛めば噛むほどにじみ出てくるコクのある味わいは、1280円の塩タンと並び得るうまさだ。ただ、タレが少しあっさり目で脂肪の多い肉だと負けてしまう部分があるのがややマイナス点か。注文を受けてから麺を打つ冷麺も是非忘れずに。ビール生中は500円。
追記:店が移転して新しくなったそうだ。店のデータを移転後のものに差し替え。
(05/12/08 更新)
鶴橋近辺でどこがベストかと言われればこの店だろう。猪飼野のコリアタウンにある本店は近隣で一番の格式を誇り、韓国からの観光客もこぞって訪れる名店。
肉はどれも素晴らしいが、ジューシーで適度なサシが入った特撰和牛上ハラミ(1000円)と上塩タン(1500円)は外せない。さっぱりしたオリジナルのつけダレも美味しく、ボリュームも確実に100gは入っていて値打ち度は高い。コストパフォーマンス派であれば、いわゆるサムギョプサルである「豚バラ焼き」がお薦め。フレッシュな生のバラ肉をこんがりと焼き、エゴマの葉、青唐辛子、ニンニク、味噌をサンチュでくるんで食べれば幸福度満点。野菜関係であれば、肉厚・大ぶりでありながらサクサクフワフワのチヂミ(500円)、ガッツリと魚介類の旨みが利いた絶品キムチも絶品。キムチは500円で持ち帰りも可。公式サイトでの通販も可能。
マスコミにあまり取り上げられない割に人気が高く、席数もそれほど多くないので予約は必須である。予約は公式サイトのメールフォームからでも受け付けている。なお、昼は1000円前後でシレギスープやユッケジャン、コムタンといった韓国料理が楽しめるお得な定食もやっている。
(13/05/06 更新)
JR京橋駅北口改札を東に出て、、立ち飲みストリートに向かう道の途中で階段を上がったところにある、カウンターのみの焼肉店。1人前が220gあるのが特徴で、1人客ならハーフで頼むことも可能。肉は、オーダーごとに店主のやっちゃん氏が和牛の塊肉からカット、筋や脂身をバッサリ切り落としてぶつ切り状態で出してくれる。味付けは、塩・ワサビ醤油・タレを選ぶことが出来る。
メニューは少ないが全て九州産の黒毛和牛で厳選されていて、生姜醤油でいただくココロ刺し(700円)はプリプリで臭みはまるで無し、生センマイは驚くぐらい分厚く、シャキシャキとした歯ざわりが快感そのもの。
上塩タン(2200円)は、表面に細かく包丁が入っていてステーキのように分厚くジューシーさが際立っている。ココロ、アカセン、テッチャンが入ったホルモンは新鮮そのもので肉が甘い。ミノは真っ白な脂肪をたっぷり含んでいてとても柔らかい。バラやロースは脂っぽくなく、熟成された旨味がたまらない。肉厚のハラミは肉汁たっぷりで、辛くない韓国唐辛子をまぶした濃厚なタレが良く合う。
サイドメニューのタンシチュー(ミニライス付きで700円)は、ホロホロのタン先をあっさりしたトマトベースのスープで煮込んだもの。スープ(480円)は溶き卵とタンの切れ端が入ってあっさりスパイシーな味。ドリンクは生中やチューハイ、赤ワインなどが480円からとややお高め。
(20/11/24 更新)
地下鉄蒲生四丁目駅の東側、城東商店街から府道8号線を渡って北へ100mほど行った場所にある、いかにも昭和ローカルな焼肉店。年配の大将1人で店を切り盛りされ、小さなカウンターと小上がり、奥には座敷席も完備されている。
肉はどれも丁寧に仕込みがされており、牛タン(1800円)は分厚いのに驚くほど柔らかく、ハラミ(1300円)も少しジューシーさには欠けるが歯がいらないぐらい。上ロース(1600円)は肉汁たっぷりでこれまた柔らかい。盛合せ(850円)はミノ、ハツ、バラ、ロース、ハラミ、レバーと盛りだくさんで鮮度は文句なし。タレはあっさりで甘みと酸味のバランスが良くて美味しい。塩ツラミ(850円)は厚みがあるのにこれまた柔らかい。塩焼三点盛はハツ、豚トロ、かしわで、かしわが意外にも肉味が豊かで美味い。総じて1人前のボリュームは標準的。
生センマイ(650円)はシャキシャキでボリュームたっぷり、チョジャンは手作りっぽい。ユッケ(850円)はちゃんと本物の生肉が使われ、梨の千切りが添えられ芸が細かい。大根キムチ(350円)は、ペースト状になった漬け汁に大根が沈んでいて独特の味わい。どんぶりで出てくる卵スープ(400円)は、溶き卵がたっぷり入った優しい味わい。酒はビール中瓶が500円、日本酒、焼酎、チューハイが400円。
(24/09/27 更新)
在日韓国人御用達の店。店内はハングル語が飛び交っていてちょっとした異郷気分を味わえる。値段表だけを見ると特別安くは無いが、とにかく1人前の量が非常に多い。それで食事が完結してしまうような本当の1人前である。肉の質は申し分が無い。おいしい肉を腹いっぱい食べたいときには是非。店の間口は狭いが上階には宴会可能な大きなスペースがある。
東大阪に同じ名前の焼肉店があるが、あちらは「せいこうえん」でこっちは「さいこうえん」なので注意。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府大阪市東成区深江北2-2-1 【MAP】
電話:06-6975-0029
営業時間:17:00-26:00
定休日:月曜(祝日・祝前日の場合を除く)
アクセス:地下鉄中央線深江橋駅4番出口を出て東に歩いてすぐ
深江橋にあった老舗の焼肉店がリニューアルオープン。とは言え1階の一人焼肉専用(?)カウンター席はしっかり残されている。
以前の営業と比べるとかなり高級志向にシフトしており、並カルビの680円から特選品は1000円台後半、生レバーも680円と結構なお値段。しかしハラミなんかは並であってもちゃんとサシが入っており、血のしたたる生レバーは甘味が濃く、ホルモンも非常に新鮮で値段に見合った肉質だ。一人前は100gで量的にもまずまず満足出来る。卓上には定評のあるつけタレに加えて、塩ダレとアンデスの塩&レモンが加わったのも嬉しいところ。ただ、生ビールの値段が480円とかなり上がってしまったのはCP的に減点ポイント。
追記:再オープン後に訪問したので内容を更新。
(07/12/25 更新)
住所:大阪府大阪市天王寺区勝山4 61番先JR環状線桃谷寺田町間ガード下番号114、115 【MAP】
電話:06-6775-1100
営業時間:17:00-23:30
定休日:不定
アクセス:JR環状線桃谷駅を西に出て線路沿いに南へしばらく行き、大通りを渡ってすぐ。
肉の質は申し分なく、その日の仕入れによって変わるミスジやヒウチなどの超霜降りの特選素材はもちろん、並でも他店ではゆうに上クラスの肉が出てくる。しかも超特選でも2000円以内、並だと500円からあるのが嬉しい。キムチや冷麺などのサイドメニューも手抜きせず、焼きも炭に備長炭を使うなど配慮が行き届いている。ただ、ちょいとタレが酸っぱいのが個人的に残念だが、味付けは「そのまま」「塩」「タレ」が選べるのが嬉しい。店は綺麗で良い意味で焼肉屋らしくない。カップルにもお薦め。
隣に、鍋類を中心としたホルモン料理店「萬の屋」を併設している。
再訪。うーん、生レバーやクッパは最高だったけど、肉は頼んだものによって少し質のばらつきがあるような・・・以前ほどの感動が無かったので評価を少し下げる事に。それでもCPが高い事には変わりないのだが。
(2004年以前のデータ)
昔はマンションの脇にある屋台で、毎晩マンションの部屋中に回りそうなもの凄い煙を出していて大丈夫なのかと思っていたら案の定移転(笑)。今はお好み焼の有名店オモニのちょうど隣になった。
ゴマと甘味の効いたタレが特徴で、赤身の肉よりもホルモン類をカンテキの煙にまみれながらガツガツ食べる店。生レバーやトロトロのミノサンド、油の乗ったスジ、ニンニクがたっぷり乗せられた塩タンなどがうまい。メニューは500円から。
(2004年以前のデータ)
大阪メトロ千日前線少路駅から西へ200mほど入った場所にある、創業68年と息の長い地域密着型の焼肉店。入り口近くにはカウンター席があって、1人焼肉も可能。
上タン(税抜1800円)は一切れは小さめだけど、柔らかくて肉質抜群。上ハラミ(1800円)も大変ジューシー。ウチヒラ薄切り(1200円)はふんわり口の中で溶けるよう。ロース(1200円)は適度な霜降りでご飯が進む味。ツラミはちょっと肉が固かったかな。赤身系は超一流の肉質ではないけど、熟成が上手いのか、肉の旨味がしっかり引き出されている印象。そしてトロリとしたコクのあるつけダレが実に美味しい。
生センマイ(700円)は新鮮でボリュームたっぷり。テッチャン、アカセン、レバー、タンツラ、シンゾウが入ったホルモン盛り合わせ(980円)も鮮度良し、ホルモン類も外れがない。
お店の名物は、牛テール肉をほぐれるまで煮込み、溶き卵とトロみで仕上げた「コンク汁」で、一口飲めば体中にパワーが漲る事確実。通常はでかい器で提供されるが、お椀サイズ(400円)もあって頼みやすい。自家製キムチ(380円)は、魚介が効いていてとても美味しい。ナムル(600円)も野菜がシャキシャキ、それぞれに異なる味付けがされていて楽しい。冷麺は麺こそ普通だけど、スープはコクがあって上質と、一品料理も粒ぞろいである。
(24/02/16 更新)
天満の居酒屋激戦区にオープンして以来、瞬く間に天満有数の人気店にまでのし上がった串ホルモンの店。酒とホルモンのみのメニューにそっけない内装と、いかにもなオッサン仕様ながら女性客の姿も結構見かける。
数十種類の細かな部位に分けられた三田牛使用のホルモンの串焼きは、それぞれ塩・タレの味付けと焼き時間が異なる丁寧な仕事振りで、鮮度も旨みもかなりの上質。あっさり味噌味の煮込みもうまい。酒にホッピー、それも白と黒の両方があるのが嬉しいところ。焼酎にシソの葉と唐辛子を浮かべて金魚鉢に見立てた「大阪金魚」も楽しい。ただ、串の値段は1本120円から190円までだがほとんどの品が150円以上で、サイドメニューも少ないので腹一杯食べると高くつくのが玉にキズ。
レバーとユッケの中間のような味のチレ刺し、脂が載った丸腸にトップギアラ(上アカセン)、モチモチとコリコリが隣り合わせの食感が楽しい上ハチノス、ジョーシーなマッスルハートが個人的なお薦め。
(08/02/27 更新)
国道26号線沿い、天下茶屋付近にあるカウンター9席のみの古びた焼肉店。店名はそのまんま角地にあるから角店とついたらしい。以前は昔ながらの焼肉屋で、年代物のカンテキでいただく店だったが、代替わりしてイケメン店主と女将さんが営業されるようになり、カウンターが改装されてロストルで焼くシステムになった。
値段はホルモンが500円〜750円、赤身はハラミが880円にバラが950円、上ハラミが1100円、タンが1200円と激安ではないが、ホルモンは一目見て分かるぐらいに新鮮ピカピカで、タンは当然生の厚切りでムッチリザックリとした歯ごたえが楽しく、アカセンは美しい真っ白さでプリプリ、鮮度が悪いと食べられたものじゃないマメ(腎臓)も臭みなく旨み十分。ハラミは適度なサシの入り具合と熟成度合いのバランスが良く、脂っぽさが感じられず非常にジューシー。ユニークなのは、醤油とラー油ベースで辛口な先代のタレと、甘辛な今の店主製のタレが2種類出される事で、オールドファンに配慮されているところが心憎い。
酒はビール(中瓶500円)・日本酒・焼酎・チューハイ・ハイボールとひと通り揃うようになった。サイドメニューからは名物のスタミナうどんは無くなってしまったが、すじポン、どて焼き、スープ、チャンジャおにぎりなどが取り揃えられている。
(14/05/01 更新)
JR天王寺駅の北側にある、戦後闇市の雰囲気を残す阪和商店街の中にある、大将1人が切り盛りする小さな串焼きホルモンの店。同じ商店街に「つるや」という焼肉店があって、そこのセカンドブランドという位置づけか。
串焼きの値段は2本セットで320〜400円という値段。肉の鮮度に自信があるのか、どれもレア気味にさっと素早く焼かれるのが特徴。肉は基本的に素焼きで、ニンニクが効いた醤油ダレに卓上のコチュジャンを混ぜていただく。
タンはプリプリで歯切れよく、血がうっすら滲むハラミやロースは柔らかく、固いけど噛めば噛むほど味が出るネクタイ、甘い脂を閉じ込めたマルチョウ、アカセンは脂が良く載っており、レバーやココロも中はレアで甘みが際立つ。醤油ダレで焼く焼き鳥も大変柔らかく、ケチャップとマヨネーズ、辛子が添えられるウインナーも結構イケる。串以外には生ものもあって、ポン酢ともみじおろしでいただくミノ湯引きはサクッと簡単に噛み切れ、生センマイも歯切れよく臭みは皆無。
ビール大瓶は520円、生ビールは450円、チューハイは350円とドリンクは標準的な値段である。
(17/07/28 更新)
野田阪神駅から北港通りを南西へ行った、福島区役所の南側にあるホルモン焼きの店。居酒屋と接頭語がついているように、韓国系の一品ものからホルモン焼き、そしてちりとり鍋を使った鉄板焼きなどメニューは豊富。
その中でもメインはホルモンの数々で、最も高いのがハラミの700円で、その他は全て450〜500円と非常にリーズナブル。好きな3品をセットにして1200円、+ハラミで1500円というお得なセットもある。
ホルモンはどれもなかなか新鮮で、売りのハラミはやや固めの肉質ながら非常にジューシー、ミノやアカセンはサクッとした歯ごたえで旨み十分、大ぶりのレバーも生で行けそうなぐらいに臭み皆無。韓国風の甘めな味噌ダレと、酸味のあるつけダレ、ニンニクたっぷりのコチュジャンのハーモニーで思わず大盛りメシをワシワシ行きたくなってしまう。
グループであれば、ちりとり鍋にたっぷりの野菜とキノコ、キムチ、甘辛ダレが入ったセット(780円)の中に、ホルモン単品を組み合わせて入れる鉄板焼きもお薦め。当然、最後はご飯かうどんを入れて、鍋のタレと絡ませて腹いっぱいの締めくくりでどうぞ。
(12/12/07 更新)
店頭の「VARIETY MEET」と添えられた看板とタイル張りの外見からして精肉店や洋食店に見間違えそうなルックスだが、中はコの字型のカウンターがドンと鎮座した昔ながらの焼肉店。場所はJR大正駅のすぐ北側にある抜群のロケーション。
肉の量は100g弱というところだが、常温で溶け出す甘〜い脂が和牛を主張している上ロースでも1050円と今どきかなりのリーズナブルさで、ムッチリ厚めに切られた塩タンは800円、生でも食べられそうな甘くて臭みが無いレバー、シャッキリしたハツ、トロトロのテッチャンもたったの450円である。そして客の多くがまず頼むのは1800円の盛り合わせで、ハラミ、バラ、ロース、上ミノ、焼き野菜がどっさり皿に盛られるさらにお得な品。並メニューの組み合わせだが霜降りになった肉も多く、1人ならこれとライスだけで十分なディナーになり得る。
この店はタレにも特徴があり、ドロっとした味噌ベースではあるが変な甘さやしつこさが無く、ビールはもちろんライスにぴったりな逸品。卓上には粗びき唐辛子があり、店主に頼めばおろしニンニクを入れてくれる。酒は瓶ビールが520円、生中が490円、チューハイが350円とこちらも庶民的なお値段である。
(15/05/22 更新)
地下鉄千日前線玉川駅5番出口降りてすぐ、カウンターのみ6席程度のスナックを居抜きにしたような超ローカル焼肉店。店は年配のマスター1人が切り盛り、手が空くとテレビの前の席に移って阪神の試合を見ていたりするマイペースぶり。
席に座ると、キャベツとキムチ、味噌、タレのセットが自動的に出て来る。味噌は生キャベツに付けるもので、タレはおろし玉ねぎと味噌が入った独特のあっさり甘辛風味。注文が入ってから切られるシャキシャキの生センマイ(580円)はオリジナルの酸っぱいタレでいただくなど、あちこちに不思議なオリジナリティがある。
一皿のボリュームはやや少なめだが、ポン酢で食べるキメの細かい特上タンが1100円、サシが入った特上ハラミが1000円と激安。オススメは、マスターが仕入れた選りすぐりの部位をコースのように出してくれる「店長おまかせ」。値段は時価だがだいたい1皿1000円弱で決して高くない。途中でストップも可能なので気軽にオーダー出来る。
ホルモンは単品は600円だが、4種フルサイズで乗ったホルモン盛りは1100円とバグのような割引具合。ミノはシャキシャキと歯切れ良く、テッチャンは脂が乗って、ハツはエッジが立って新鮮、ツラミはサクッと噛み切れる柔らかさ。ビール中瓶が500円、焼酎水割りやチューハイは380円。
(22/09/15 更新)
2017年の10月に、最近は飲食激戦区となりつつある東横堀川界隈にオープンした、カウンターのみの焼肉店。メニューは鳥せせりの250円から、最高額は厚切り牛タンの590円とリーズナブルで、肉は小皿ポーションでの提供で、注文ごとに肉塊から切り出してくれるのでとても新鮮。
焼肉メニューの味付けは塩とタレを選ぶことが出来、精肉はすっきり辛口のもみダレ、ホルモンは甘めの味噌ダレにくぐらせて提供される。つけダレはあっさりした甘口で、コチュジャンとニンニクは頼めば出て来る。
厚切りタンは厚さが2cmぐらいはあり、上タンは手切りで厚みがあってプリプリ、上ハラミも分厚くジューシー、上カルビは美しい霜降りで脂がジュワッと、ハツはサクサクと歯切れ良く、ミノサンドも脂の甘みがたまらない。塩とごま油、ネギで和えられたレバーは生で食べられそうな鮮度、アカセンも新鮮でコリコリ。シャキシャキのセンマイ刺し身は量がたっぷりでごま油とチョジャンのタレが付いて来る。甘辛ダレをまとわせた薄切りの特大サーロインを卵にくぐらせて食べる「焼きしゃぶ」(980円)は、一瞬のうちに口の中で溶けてしまう。
サイドメニューは、キムチ類にスープ類、もやしナムルにライス。ドリンクは生中が390円、チューハイ、ハイボールが380円、焼酎が400円と今どきの店らしくお高め。
(18/09/14 更新)
天神橋筋三丁目、ちょうど珍三カルビのすぐ北側に2010年よりオープンした、いわゆる「焼肉」を置かない韓国家庭料理の店。もともとは近所のサジョヤという韓国スーパーの中にあった店だったが、そこがレストランとして再スタートしたらしい。
いくつかのパンチャン(小皿料理)が付くとは言え、鶴橋あたりだと4桁オーバーが珍しくない韓国料理だが、この店は単品でも各種のチゲや炒め物、小鍋類、冷麺、ピビンパといった料理が700〜800円と格安な上に、15時までのランチタイムなら3種類の日替わり定食が、ご飯食べ放題で650〜700円と言う値段になるのだから非常に良心的。さすがに、パンチャンはキムチや韓国海苔を含めても5種類前後と控えめだが、メインの料理はかなりたっぷりとしており、ユッケジャンは肉は少なめだけどダシが良く出ていておいしいし、タッカルビは多量の鶏肉・野菜・トッポキが鉄板でジュージューのダイナミックさ、コストがかかるテールスープでも大ぶりのお椀になみなみと入っていて、石焼ピビンパはしっかりおこげが出来るぐらいにアツアツと、どれもコストパフォーマンスはかなりのもの。
冷麺は市販品っぽくていまいちだったが、400円の「辛ラーメン」のほうは、モロにインスタントラーメンが具と一緒にペコペコの小さな文化鍋に入っていて、ここまで開き直っているとかえって楽しくなる(笑)。店頭でキムチなどの惣菜も持ち帰り可能だ。
(10/08/24 更新)
落書きにしか見えない人生訓が書かれた赤い壁や作り付けの机が並ぶ雑然とした店内は、やたらと賑やかな中国系の店員とスタミナを欲するギラギラオヤジどもで活気に溢れている。
この店でやる事は決まっている、まず店頭でむっちりねっとりと煮上げられた豚足(520円)をむさぼり、次にレバーや子豚の腸といった生ホルモン(500円)を堪能し、あとはミノ、コリコリ、しょぼくれ焼きなど(各3本450円)の焼き物を平らげる事だ。客の回転が良いだけにホルモン類がうまいは当然だが、何と言ってもここの売りはネギが入れ放題の味噌タレで、焼きホルモンに合うのは当然として、アテが無くなってもこの味噌ネギだけで酒が飲める点である(笑)。ご飯が欲しい人は持ち込みでどうぞ。
追記:角座の下にあった道頓堀店は閉店。
(08/05/30 更新)
駒川中野にある沖縄・大正式(?)豚串ホルモンの阿倍野店。場所は、天王寺から南へ伸びるあべの筋と阪神高速14号線が交わる阿倍野交差点から西へ行ったところ。店内は細い立ち飲みカウンターになっている。
メニューは70円の串がホルモン(腸)、レバー、アブラ。肉厚のバラやちょっと珍しい豚のハラミは110円。仕入れによっては、レバーとハツの中間的な味わいのチレ(脾臓)、西成のホルモン店ではお馴染みのフカ(肺)などが用意されている時がある。甘辛いタレという味の方向性は変わらないが、この形式の元祖とも言える宮城ホルモン店@大正と比べると火の通しはあっさり気味。アブラにはもう少し焼いてカリカリにさせた方が良いと思うが、レバーにはちょうど良い加減で鮮度も良くて美味しい。
酒は生ビール、日本酒、チューハイなどが300円代からあり、特に焼酎は品揃えが多くて魔王のようなプレミアものも棚にずらりと並んでいる。
(14/09/26 更新)
関東を中心に展開している焼き鳥・焼きとんのチェーンが、新世界のジャンジャン横丁に大阪初出店。店内は奥に広々と伸びており、カウンターとテーブル席がある。今は大阪駅前第3ビルに2号店が出来ている。
1本120円と均一料金の焼きとんは、肉のサイズは小さめながら鮮度良し。タンはシコシコと肉厚、柔らかいハラミは辛ダレが合う。アゴやカシラ、テッポウ、ハツモトは硬いけど噛みしめるほどに旨味が楽しめる。コブクロはちょっと臭みあり。つくねは軟骨が入ってコリコリした食感。豚バラも脂が乗っている。
ハチノス、豚タン、レバー、ガツ、ミノと冷製も豊富で4〜500円とリーズナブル、豚タンはシコシコの歯ごたえ、レバーはネットリときめ細かくフォアグラのよう。しかし牛のホルモンは専門外なのかセンマイは避けたほうが良いかも。一品物も、関東風に辛口の味噌で仕上げた煮込み、トロトロに煮込まれた豚足煮込み(350円)、揚げたじゃがいもを自分で潰すポテサラ(390円)、味噌とマヨネーズがたっぷり添えられた生キャベツと、少しひねったアレンジで楽しい。
またサイドメニューも秀逸で、生センマイ(800円)は肉厚、幅広でシャキッとした歯ごたえが実に楽しい。キムチは自家製で丁寧な仕込みが伺われる。ナムル(600円)も皿にたっぷりで味にメリハリがある。トロンと柔らかいマッコリ(300円)も美味しい。
酒はビール大瓶が550円、もちろんホッピーセット(450円)、キンミヤ焼酎梅割り(350円)も完備で、関東風の流儀で行くのもOKだ。
(23/03/28 更新)
焼肉のやい亭グループが経営するおしゃれな個室スタイルの焼肉店。
ロードサイドの焼肉チェーン店と聞くとどうも期待できそうにない印象があるのだが、単品の値段が400〜700円でありながら結構な量があって驚いた。ホルモンはさすがに専門店よりはだいぶ肉質が落ちるが、赤身系は値段からすれば十分合格点をあげられる出来。タレの薬味に工夫があったり、クッパなどのサイドメニューも手を抜いていないのは立派。当然ながら、家族連れやカップルにも安心して薦められる店だ。
(06/01/31 更新)
格安焼肉チェーンの岩崎塾が天満駅前に作った、一人もしくは少人数グループ向けの焼肉店。当初はドラム缶の上で、オガ炭を入れたカンテキを置いて肉を焼くシステムの立ち食いだったようだが、今はパイプ椅子と普通のテーブルが置かれるようになった。
岩崎塾と言えばホルモンや肉が600g程度入った盛り合わせが有名だが、こちらは少人数向けとあって一品のポーションが少なめで、14種類あるホルモンが300円からと、気軽にいろんな部位が楽しめる。さらに、ホルモンが5種類以上入った盛り合わせが900円、特上ロースも入ったハーフサイズの肉が9種類セットになった「味見セット(2000円)」まで用意されていて、たくさんのホルモンを楽しみたい人にはうってつけのメニューが揃っている。
ロース・カルビ・ハラミの上物だけを揃えている赤身は、さすがに700円という値段だけあってどれもきめが細かく非常にジューシー。そしてホルモンは、さすがに近所のライバル店である「ツギエ」に比べると値段が少し安目だけに肉質がやや落ちるように思うが、それでも臭みは無くて十分楽しめる。酒も瓶ビールが450円、生ビールが350円と焼肉店にしては安めなのが嬉しいところだ。
(09/10/05 更新)
京阪門真市駅の北西、「住友通り商店街」にある韓国系の大衆焼肉店。店内はテーブル席と座敷席がメインだが、3席ほどの小さなカウンターがあって1人客も楽しめる。
ホルモンや並肉が600円から、最も高いものでも1300円と肉はリーズナブルで、量も1人前が確実に100g以上入っている。中でも絶対のイチオシは塩上タン。厚みのあるキレイなタンがたっぷり入って値段は980円と驚愕の三桁。1200円の特上ロースは肉厚でまずまずの霜降りレベル。1000円の上バラは霜降りではないが、脂が乗っていて食べごたえ満点。ハラミ、バラ、レバー、ハツ、タンが3切れずつ入った盛り合わせは650円で、肉質は輸入物だけどボリューム満点の品だ。
サイドメニューもたっぷりで、馬肉ユッケは皿にあふれんばかり、生センマイも他店の1.5倍は入っている。スープやピビンバ、クッパ、サラダ、果ては焼き飯や牛丼、オムライスなどサイドメニューはやたらと豊富だが、どれも全体的に値段は高めで、瓶ビールは560円、チューハイは450円と酒もやや高め、やはりファミリー層がメインのターゲットという感じだ。
(20/10/12 更新)
京橋立ち飲みストリートに新しく出来たと思ったらあっという間に消えた「げんてん」の跡地に、2009年10月からオープンしたホルモン店。
焼き物メニューは、ホルモン盛り合わせの530円を筆頭に、最高額は上ハラミや特上カルビの630円、塩タンが550円、ツラミやタン、ハツ、赤セン、テッチャンといったところが320円と言うお手頃お値段。もみダレは意外にもさっぱり系で、つけダレのほうが甘辛で味が濃いのがユニーク。ホルモンの鮮度はまずまずだけど歯ごたえはかなり固めで、冷凍ものの解凍っぽい感じで値段なりか。上カルビはちゃんと霜降りになっているけど量が少なく、値段は均一だけど品ごとにクォリティとボリュームに差をつけてバランスを取っている感じ。
キムチやワカメスープなどのサイドメニューが200円から、ビール大ビンが380円と肉以外もかなりリーズナブルなので、肉をさっとつまんで帰る使い方に適した店だ。
(17/11/30 更新)
中津の交差点角にある、カウンターのみの焼肉店。こういう昔ながらの店に多いガスのロストルではなく、七輪とオガ炭で焼きあげるスタイルだ。
ホルモンは400円台中心、赤身肉は400〜700円台からと非常にリーズナブル。肉質はまあホルスや交雑牛レベルではあるけど、ボリュームはしっかり100gあるので食べごたえは十分。ただ、生レバーは鮮度の割には量が少なくて高めかな・・・一番のお薦めは塩タンで、サクサクとした歯ざわりの大きな切身が6枚入っていて900円という値段は非常にお得。やや濁った色ととろみが特徴的なタレも、見た目よりも癖が無くてなかなかいける。
酒はビール中瓶が420円、チューハイが380円と、焼肉店としては結構安いのも嬉しいところ。積極的におかわりを勧めたりと、ちょっと濃い目なオネーサンの接客には好き嫌いがあるだろうが、梅田・中津エリアという繁華街でリーズナブルに炭火焼肉を楽しめる貴重なスポットである。
(12/08/31 更新)
住所:大阪府大阪市中央区道頓堀2-4-13 藤ビル1F 【MAP】
電話:06-6211-2002
営業時間:17:30-21:00
定休日:日祝
アクセス:地下鉄難波駅4番出口から北へ歩いて約2分。道頓堀川南沿いの道を西に入ってすぐ。
一見すると割烹料理屋にも見える落ち着いたたたずまいで、中もカウンターの中に和服の女将がいたりなんかして高級そうな雰囲気に満ちているのだが、それと出している料理とのギャップが凄まじい。
メニューはもつの煮込み、コールドタン、テールスープなどあっさり目ながらも滋味深い味のホルモン関係で占められ、酒はとろりとした甘い口当たりが独特の特製ハイボールと日本酒。値段もほとんどが400円以下の激安で、この場所でこの値段で何故やっていけるのか不思議。
料理は全体的にボリュームが少なめなので、ガツガツ食事をするのには不向き。あまり長居せずにさっと飲んでさっと立つのが粋。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府茨木市中穂積3丁目1-29 【MAP】
電話:0120-073835
営業時間:たぶん夜
アクセス:JR茨木駅西口を出て、ロータリーから伸びる道を西へまっすぐ行き、茨木郵便局前の陸橋を渡ってすぐの南側。
万博公園に遊びに行った後に行くには最適の店。店内は七輪の煙がかなり充満するのでにおいのつかない格好で行く事。炭火焼きの香ばしさ、ボリューム、安さとどれも平均以上の水準が楽しめる。まずは塩タンを頼むべし。ピビンパもなかなかうまい。
(2004年以前のデータ)
隣の「ばってんよかとお」や「煮干らーめん玉五郎」と同じ元気ファクトリーが手がけた立ち飲みのホルモン焼肉店。本当は「ツギヱ」と表記するらしい。
ちくわ炭の入った七輪で焼かれる、リ・ド・ヴォーやハチカブといった珍しい部位が揃えられたホルモンは、アゴの250円から厚切りタンやハラミの500円までで、鶴橋の「空」と似たように少な目のポーションでいろいろと食べられるスタイル。
今風のB級を狙った店舗コンセプト+経営コンサル系資本と来れば、どうも期待の度合いが下がってしまうのだが、山形・丹波牛を使った肉質は本物で、生レバーは甘くて臭みが無く、アカセンは脂たっぷりでブリブリ、厚切りのタンはサクサク、立方体にカットされたハラミも肉汁がたっぷりで満足感はかなりのもの。欲を言えば肉にもう少し旨みと熟成が欲しいところだが、臭みの無いごくあっさりした煮込みに象徴されるようにホルモンの鮮度は申し分が無く、タレにもちゃんと工夫がある。ただ、生ビールが小さなジョッキで300円だったりして飲み物のCPが弱いのがCP的には減点材料。
(07/12/10 更新)
難波のビックカメラやアムザから、千日前通りを東に進み、相愛橋商店街を越えたところにある、半屋台の立ち食いホルモン店。L字型の狭いカウンターには七輪が4つ埋め込まれており、人数が増えてきたら相席ならぬ相網で食べる事になってしまう。
メニューはビール(500円)と酒(300円)、そして肉がハラ・ツラ・キモ・ハツ・ミノ・タンと種類があって全品600円。基本的には酸っぱいタレに漬けて出されるが、「塩で」と頼む事も可能。量は普通の焼肉店より少なめだけれど、ホルモンはぴかぴかで鮮度が高く、ハラミも結構サシが入っていて、店の見かけによらずクォリティはなかなかのもの。客に渡されるつけダレは、肉に使われているものと同じの酸っぱいタレで、そこにネギと韓国唐辛子が入っており、好みでおろし金に入ったニンニクを混ぜていただくシステム。ネギや唐辛子は自由に追加可能なので、カドヤ同様にそれだけで酒が飲めてしまうのが嬉しい。
キモは「生で」とオーダーする事が出来るが、自分が使っているつけダレにそのままぶち込まれてしまうので(笑)、味が混ざるのが嫌な人は最初か最後に頼んだほうがいいかも。
(10/05/29 更新)
若者にもすっかりメジャーになってしまった、八重勝を始めとする串カツ店が新世界の表の顔だとすれば、ここは永遠の裏の顔と呼べる店。
一番人気のアブラミ(タンの付け根)を始めとしたミノ、センマイ、マメなどのホルモン類(450円より)の味付けは、付け合せのもやしも含めて全てウスターソースベースのタレで仕上げられる潔さ(笑)。ホルモンの鮮度は焼肉専門店などに比べると少し厳しいものがあるが、肉ともやしがたっぷりと皿からあふれんばかりに盛られ、値段なりの満足感は十分にある。まあ、ここでは味やCPにキリキリせずに、今では貴重になりつつある新世界らしい店内の空気感を、ホルモンをつつきながらゆったりと楽しもう。ビール大瓶500円。
(2004年以前のデータ)
アメリカのコリアタウンなどですっかり定着している割には何故か日本に無かったスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐が入った辛い小鍋)の専門店が登場。年中24時間休みなしという営業形態もいかにもパワフルコリアンという感じだ。
ホットペッパーのクーポンで100円引きになるスンドゥブ定食は、アサリや牡蠣、肉が入ったなかなかスパイシーでコクのあるスンドゥブチゲに、石釜で一人ずつ炊いたご飯、そしてナムルとキムチが付くといった、内容も辛さも本場スタイルそのままなのがが嬉しい。釜にこげついたご飯はやかんに入ったお湯を入れて食すべし。
追記:いつの間にやらスンドゥブ定食が900円と言うとんでもないお値段に(涙)。ランチタイムなら680円で食べれるので価値はあるけど、もはやB級グルメの値段じゃないよなあ・・・ランク一気に下げ。
(2004年以前のデータ)