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扇町と梅田の間にある神山町というひっそりとしたエリアで、さらにひっそりと営業しているカレースタンド。
カレーは公式サイトに手順が書かれているとおり、香味野菜とりんごがたっぷりと溶け崩れたフルーティな甘酸っぱさがガツンと来るが、小麦粉が控えめでさっぱりライトな食感で胃にもたれない。辛さは4段階で指定できるようになっていて、「激辛」は大阪でもトップクラスの辛さになるが、そこまで辛くしても味のバランスが崩れないのは見事。辛さを調節したい人には、卓上に置いてあって自由に使える、ガラムマサラが効いた仕上げのオリジナル辛味スパイスを振りかけよう。100gあるトンカツやエビフライなどの揚げ物はもちろん通し揚げでサクサクだし、牛タンカレーは750円なのに柔らかく煮込まれたタンがどっさりと、注文後にさっと鶏肉を炒めて載せるのがユニークなチキンカレーや、薄切りビーフのコクが詰まったビーフカレーは600円と、値段は全体的にとてもリーズナブル。
ランチタイムには50円プラスでミニとは言えないほどの量があるミニサラダが付き、雨の日には100円引きのチケットがもらえるサービスもある。また、カレーのテイクアウトやルーだけの販売、公式サイトでの通信販売もあるなど、マスターそっくりの看板の似顔絵に似合わない、なかなかのマメ商売ぶりである。
(10/01/05 更新)
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB1F 【MAP】
電話:06-6346-0137
大阪駅前第2ビルの地下1階にあるスタンド形式のカレー屋。看板には大きく「ちかごろのカレー屋さん」と書いてあるが、屋号はその下の「KANAE」が正しいようだ。
ルーの味はフルーツ系の甘味を強く感じるものの、酸味と辛味のバランスがなかなか良くて、変に大阪風の甘辛味に走っていないところが好感触。サイズは小さ目ながら、ポークカツやチキンカツ、エビフライなどの揚げ物が載って550円という値段は非常に立派。辛さアップや大盛りといったオプションが高めなのは残念だが、そこまで要求するのは贅沢というものだろう。
またここは、ライスの代わりにスパゲティにしたり、両方載せたハーフというメニューがあるのが特徴で、スパゲッティにすると味のジャンク度合いが一気にアップするのが面白いところだ。
(06/09/05 更新)
土佐堀川にかかる天神橋から、やや松屋町筋を南に下がったところにある、立ち食いうどん屋の2階という分かりにくい場所にある店。こちらは個人店で京橋や森之宮などにある印度屋とは異なるので注意。
ルーは野菜や肉が細かく溶け込んでいるぼってりタイプで、スパイス感はあまり無く、トマト系の酸味と甘さが前面に出た家庭的なタイプ。だが、ビーフが330円、チキンカツやトンカツ、から揚げなどのトッピングを載せても400円台でおさまる激安価格で、しかもご飯とルーの量、揚げ物のボリュームがかなり多いとあれば、金欠時に足が向かないわけがない。
また通常のカレーとは違い、1回ずつ小鍋で温められてルーが別皿に入れて供される「インド式チキンカレー」(490円)というメニューがあり、じゃがいもとにんじん、チキンが入りホールのクローブやクミン、ブラックペッパーが効いたシャバシャバのルーは、あの神保町にあるエチオピアを彷彿とさせるような本格派で、この値段からすると驚くべきクォリティが楽しめる。
この物価高の中で値上げをせず、漬物が3種取り放題なのも嬉しい点。辛口好きには食卓のカイエンヌペッパーやブラックペッパーをかけてどうぞ。
(14/07/03 更新)
ホワイティうめだのノースモール2にある、老舗のカレースタンド。ベースのルーは1種類で、フライ類や野菜、牛スジなどトッピングでバリエーションを付けているタイプ。
1番人気はチキンカツカレーで、550円という値段で結構厚みのあるチキンカツに、ケチャップをかけたゆで卵のスライスが置かれていて見た目はなかなか豪華。野菜は大ぶりに切られたニンジンとじゃがいもがゴロゴロ入って食べごたえがあり、牛すじネギカレーもトロトロのすじ肉がたっぷり入って620円と格安である。
ルーはココイチにケチャップを足したような甘めのタイプで辛味はほとんど無く、コクは薄め。ご飯は標準よりは少なめだが午後2時までは大盛り無料なので、男性客はそれでカバー可能。卓上には、キャベツのピクルス、福神漬、刻んだ青じその実、一味唐辛子があって自由に使え、精算時には50円引きのチケットが毎回もらえるのは嬉しいポイントである。
(17/08/25 更新)
店内は長いU字型のカウンターのみだがランチタイムは人が途切れない人気店。
カレールーはフルーツの甘さとスパイスのハーモニーが絶妙で、強めの塩気とほんのりとした苦味が、食べ放題のきゅうり&キャベツのピクルスと絶妙の相性を見せる。ルーは辛口と甘口が選べ、辛口はダール、甘口はマイルドでと頼むシステム。基本はビーフ600円でコロッケやカツ、ミックスフライといったメニューがあり、個人的なお勧めは分厚いヒレカツが2枚乗った、700円のヒレカツ2枚カレー。
追記:いつの間にか、コーヒーが飲み放題のサービスが追加されていた。
(09/07/07 更新)
谷町四丁目交差点北東の角にあるバーが、ランチタイムに出しているカレー。メニューは680円でチキンカレーとキーマカレー、カツカレー、チキンとキーマのハーフと4種類が用意される。チーズやほうれん草、枝豆といったトッピングが別料金で用意されている。
カレーは本格的なインド風であり、手羽元がごろりと1本付くチキンカレーは、シナモンやカルダモン、ローストしたフェンネルの甘い香りが特徴的で、しっかり炒められた玉ねぎが深みのある味を醸し出していておいしい。キーマは塩とカイエンヌペッパーがビシッと効いた力強さを感じるタイプだ。カツカレーは、チキンカレーのグレイビーにヒレカツが2個載ったもの。
カレーには彩りの良いミニサラダとピクルスが添えられている。玄米がブレンドされたご飯の盛りはやや少なめなので、男性は100円アップの大盛りにしたほうが良いかも。
(11/08/05 更新)
外見は小さなバーか喫茶店風の店だが、非常にレベルの高いカレーを出してくれる店。
南インドのサンバルを思わせる日替わりの野菜カレーや、シナモンとカルダモンの香りがガツンと来るキーマ、穏やかなスパイス使いのチキンと、どのカレーも大変にスパイスのメリハリがあって完成度が高く、チキンカレー単品なら500円という値段は破格といっていいCPだ。まずは3種類が同時に味わえる700円の3色カレーで違いを楽しんでみよう。
(06/09/20 更新)
住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-15-9 フラッグス肥後橋1F 【MAP】
電話:06-6447-6636
営業時間:11:30-14:30 18:00-21:00(夜は要予約、土曜は14:00まで)
定休日:日祝、第4・5土曜
北インド料理が主流の日本では珍しい、ランペやゴラカといったスリランカ独特のスパイスを使ったカレーを食べさせてくれる店。
定番のチキンやビーフ(各750円)の他に、日替わりで豆やきのこのカレー(チキン・ビーフとセットで700円)、不定期(スケジュールは公認サイト参照)で月2回ほど出されるカニカレーやエビ・カニのカレー、マトンカレー、デビルチキンとなすのサンバルなどのおかずが付いたスリランカランチなど、訪れる人を飽きさせない工夫が嬉しい。
カレーは、あまりスパイスがとがっていないココナツミルクのコクを活かした優しくてサラッとした味わいが特徴的で、モルジブフィッシュの旨みが効いた日本人にも親しみやすいタイプ。カレーにはオリジナルの野菜のピクルスや唐辛子入り鰹節のカッタ・サンボラ(別売り50円)を加えると、より味に深みが出てうまい。食後には、スリランカのキトゥルというシロップがかかったヨーグルトが付いて来る。
(09/01/09 更新)
ズームインスーパーに香里園でカレーパン(130円)のおいしい店として紹介されたらしいが、店内のカウンターでも食べる事が出来るカレーライス(サラダ付き680円)もかなりのものである。
チキンとビーフの2種類があるのだが、チキンは玉ねぎとスパイスの効いたインド風、ビーフはコクのある欧州風と作り分けるなど非常に手間のかかる仕事をこなしている。それでいて両方とも専門店の水準以上のレベルを見せているのが立派だ。ルーだけなら400円なので、カレーパンと一緒に持って帰って家で食べるのもいいかも。
(2004年以前のデータ)
席は小さなカウンターのみ、そしてカレーも650円のビーフカレーの1種のみと、B級的潔さが心地よいカレースタンド。
カレーはビーフが煮込まれて細かくほぐれたサラサラタイプのルーで、トマトの酸味と旨み、じんわりとした辛味が利いていて非常にバランスが良い。大盛りでも同じ値段で、にんじんのピクルスやらっきょう、福神漬けといった付け合せも取り放題なのは感激の一言。当然ながら昼時は行列を覚悟で。
(06/03/22 更新)
大阪本町繊維街のルーツである、船場丼池(どぶいけ)ストリートにあるカレー店。ビーフやチキン、カツカレー、エビフライ、スタミナ牛スジ、野菜、さらにはキーマやトマトと豆カレーといった750円〜1000円のレギュラーメニューに加え、日替わり(750円)でキノコ、ナス、シーフード、オムライスカレーなどが加わった非常に幅広いメニューが用意されているが、どれも基本的に同じカレーベースが使われている。
ホテル風にカレーポットに入れられてサーブされるカレールーは、煮崩した多量の玉ねぎのみで濃度が付けられた、小麦粉が入っていないシャバシャバタイプで、ガッチリ効いたカイエンヌペッパーの辛味やほろ苦いフェンネルの香り、ココナツミルクっぽいほのかな甘味がスリランカのカレーを連想させる。ご飯は固めに炊かれているが、そこに水分の多いルーが染み込むとちょうどいいバランスになり、非常に計算されているカレーだなと感じる。辛いのが苦手な人には、玉ねぎたっぷりのハヤシライス(800円)、ビーフとハヤシが両方載ったセットという選択肢も用意されている。
ピクルスは別料金(50円)だし、一見すると高めの値段に見えるが、ご飯は2合以上のXLサイズまで同額だし、平日であればサラダとコーヒーが無料で付くので、トータルで見れば決して高くは感じない店だ。
(10/05/18 更新)
昔は「阪神カレーショップ」という名だった、阪神電鉄梅田駅西口改札口近くにある駅近スタンドカレーの老舗。
とは言え、そのロケーションからは想像できない本格カレーを出しており、強めのスパイス感と甘辛苦のバランスが絶妙で、大盛りが150円アップと高かったりカレーに添えられたピクルスがちょっぴりだったりするのが残念だが、これでレギュラーカレーが500円と梅田の一等地でありながら大阪駅前ビル価格なのはありがたい限りだ。さらにボリュームのあるチキンカツやトンカツを載せても650円で済むのも嬉しいポイントだ。
(07/04/09 更新)
心斎橋東急ハンズの裏手の道少し東に行ったところにあるスタンドのみのカレー屋。辛激屋と書いて「しげきや」と読ませるらしい。
ルーにはブイヨンベースのビーフカレーとインド風のチキンカレーの2つのベースがあり、野菜のトッピングなら600円、肉入りなら700円という価格になっている。値段的にはそれなりだが、ピクルスが付くしご飯も具もかなりたっぷりしていてCP的には悪くない。ベストは激辛(私的にはちょい辛という感じだが)が売りの「チキン黒カレー」。これにテーブルにあるニンニクとアーモンドのオイルをたっぷり混ぜて食べるとさらにコクが出てGood。ビーフはちょっと主張が弱いし、キーマは逆にスパイスが濃すぎる印象があって個人的にはマイナス。
(06/04/28 更新)
南船場の雑居ビルの2F、スナック店を改造したという分かりにくい立地の店だが、既に大阪のカレー好きには広く知られた実力店。
その看板と言うべき激辛と謳ってあるチキンキーマカレー(700円)は、ターメリックを使用せず、フレッシュチリとイエローマスタードシード、ドライカレーリーフを利かせたどこかタイ料理っぽいテイストを感じるオンリーワンのスタイルは、なるほど幾多のカレーマニア達を惹きつける不思議な魅力にあふれている。対照的に、ビーフカレーはほんのりとシナモンを感じるあっさり目のルーで、カツカレー(700円)にビーフと共に半分かけられたルーは濃厚なトマト味と、インドや日本といった料理の枠にとらわれない幅広いバリエーションが感じられるのが面白い。
また、ゴーヤキーマや和のキーマ、グリーンカレー、ハヤシライス、チキンカレーといった、ほとんど一回こっきりの限定メニューがしばしば登場する事も特徴で、限定という価値もさることながら、店主のカレーに対するあくなき探求ぶりがカレー好きの心をくすぐる要素になっているのは間違いない。
(08/10/15 更新)
女性2〜3人が切り盛りする赤を基調とした可愛いお店で、夜は創作系の料理を出すカウンターキッチンになるようだ。カレーは大きく分けて3種類あり、揚げ野菜が載ったシンプルカレー、ひき肉が入ったキーマカレー、ヒレカツや玉子フライ+ソーセージ、ミンチカツなど曜日によって具が変わる日替わりカレーとなっていて、値段はどれも700円&大盛り無料。ご飯はアーモンド型でうず高く盛られ、周りにルーが引かれて頂上に具が置かれる姿がなかなかオシャレ。
ルーは、カレー粉ベースながらガラムマサラなどいくつかスパイスが加えられているようで、なかなかフレッシュな香りが感じられる。酸味や甘味は穏やかで、細かく溶け込んだ肉の旨みと牛乳か生クリームを思わせる乳製品のコクがまろやかさを作り出し、突出した個性は無いが誰にでも好かれるカレーではないかと思う。ひき肉と玉ねぎがたっぷり入ったキーマカレーは、プレーンタイプよりややスパイシーな性格付けがされている様子。ヒレカツやハンバーグ、玉子フライなどの具も、サイズはやや小さめだけど全部手作りで手抜き無し。
また、卓上にはチリパウダーの瓶、そしてキュウリ・ニンジン・セロリのピクルス、キャベツのピクルス、福神漬けの3種類が取り放題になっていて、ピクルス用に取り皿と爪楊枝が置かれているのが女性ならではの心遣いで嬉しい。13時からはチャイやラッシーなども頼む事が出来るそうだ。
(10/09/28 更新)
「和レー」という名が付いている事からも分かる通り、あの「ゴヤクラ」で修行された女性が暖簾分けで出されたカレー店。カウンター5席と、2人が無理やり座れるかというテーブルのみなので、グループ客はちょっと向かない様子。
メニューは、基本的にゴヤクラ譲りの激辛チキンキーマカレーに、麻辣キーマカレー、ビーフカレーの3種で、それぞれ単品が700円で2種のあいがけにすると800円になる。その他、トンカツやタイ風グリーンカレーなどが期間限定で揃っているようだ。
チキンカレーはゴヤクラよりも鶏肉のサイズが大きめで汁気が少なく、カレーリーフとクローブの香りがはっきり効かせてあってストロングな味わい。大豆入りが面白い麻辣キーマは、山椒よりも味噌の風味が強く、より和の旨みを全面に出した味付けが特徴。
あと、師匠とは大きく違う点として、カレーがラーメンに使うような丼に盛られて出てくること。従って、ライスの量も相当なものなので、小食の人はご飯を少なめにしてもらう方が良いだろう。
(12/01/19 更新)
住所:大阪府大阪市西成区潮路1-7-8 三井ビル1F 【MAP】
電話:06-6652-4679
営業時間:11:00-15:00 17:00-21:00 土日祝11:00-15:00
定休日:不定休
国道26号線沿い、地下鉄岸里駅から少し北側にあるオフィスビルの1F通路の奥まったところにあるカレー店。店内はテーブル席などもあって結構広く、カレー屋というよりは喫茶店の雰囲気。
メインのカレーは、ビーフやネギ、チーズ、から揚げ、ウインナーと数種類の具の中から選ぶ方式で値段は600円からある。その中でもイチオシなのが780円のカツカレーで、カツは大人の手のひらサイズもある大きなもので、肉の旨味がしっかりと封じ込まれていて大変香ばしく絶品。カレーのルーはオーソドックスなカレー粉ベースながら、ビーフブイヨンの旨みと酸味、甘みのバランスが取れていて美味しい。そして何故かキャベツのピクルスが皿の縁に乗っかっている。
また、西成の洋食店で時々見られるカツライス(650円)がメニューにあるのが特徴的で、甘酸っぱくケチャップをしっかり効かせたハヤシライス風のソースがかけられている。そしてカツライスは800円でカツカレーとの合がけにする事も可能。ご飯の量はノーマルで300gとかなりのボリュームなので、女性ならば50円引きの小盛りにする方が良いかも。逆に100円アップで400gの大盛りにも出来る。なお、ルーのほうは辛口・中辛・甘口の3タイプが選べる。
カレーメニュー以外には、何故かカレーの方には提供されないチキンカツと、トンカツという2種類の定食があり、これまた何故かカツライスのソースよりも大人な味のデミグラスソースがかけられ、たっぷりの野菜とライス、ウインナー、温玉、キムチ、冷奴、味噌汁と非常に盛りだくさん。トンカツはもちろん、チキンカツもしっとり柔らかく、カレーよりもカツの美味しさが堪能できるのでお薦め。
(13/12/20 更新)
地下鉄千林大宮駅からすぐの1号線沿いにあるカレー店。
とんかつ2枚とエビフライ、コロッケが載った1350円の長大盛りトマホークカレーがマスコミ的には有名だが、650円のカツカレーでもボリューム的には十分だ。黒く炒めたルーのかすかな苦味と玉ねぎと野菜の甘味、そしてブイヨンの旨みがやや強めの辛さでバランスされていて揚げ物に大変良く合っている。ただ、カレーソースの量がご飯に比べてやや少ないのが不満点。海老カレーも人気の品だ。
(06/03/03 更新)
北浜〜谷町四丁目エリアほどではないが、隠れたカレー激戦区である西大橋で2011年5月にオープンしたカレーバー。ノーマルのカレーが600円で、そこにトンカツやチャーシュー、エビフライ、唐揚げ(200円)、自家製コロッケ(150円)などのトッピングを組み合わせるシステム。
カレールーは、じっくりと濃く炒められた香味野菜の甘みと酸味、牛肉のコク、フェンネルとクミンの香りが効いていて非常に濃厚でパンチのある味ではあるが、小麦粉が入ってないので意外に後口がすっきりしている。カレーと一緒に小皿に入ったキュウリとニンジンのピクルスが出され、卓上には香ばしいカシューナッツオイルとハチミツ、韓国唐辛子が置いてあって自由に使えるようになっている。
トッピングは値段だけを見ると少し高めだが、揚げ物はどれも自家製で、注文されてから揚げられるのでアツアツ。トンカツも分厚くてコロッケもホクホクとおいしくお得度は高い。チャーシューのトッピングも、居酒屋ならこれで500円は取れるような、分厚くとろけるようなバラ肉がどっさり載ってたったの200円である。ライスとルーは男性の基準からすると少なめだが、おかわり自由なので腹ペコ君はガンガン行ってしまおう。
(11/11/25 更新)
カレー激戦区、西大橋交差点の北東にあるマダムが1人で営まれているカレー店。店の内外にはエスニックな装飾がいろいろ施されているのが、女性らしいセンスを感じさせる。メニューは、750円のチキンカレーと650円のドライカレー、そして何故かチーズチキンオムライスの3つ。
ルーは、じっくり炒めて甘味を出したトマトとオニオンベースのグレイビーに、クミンとフェンネル、ブラックペッパーを強めに効かせたオーソドックスな北インドタイプ。チキンカレーには乾煎りしたココナッツロングが載ったターメリックライス、ホロホロに煮込んだ2本の手羽元というコンビネーション。少しベットリした感じのドライカレーは、ルーとご飯が豚肉やレーズンと一緒に炒め合わされている。
意外といけるのがオムライスで、一般的なチキンライスを卵でくるんだものじゃなくて、最初から卵とチーズ、ライスを混ぜて焼くタイプで、トロトロに溶けたチーズと上にかかったトマトソースとのコンビネーションが絶妙。
卓上には、レーズンとスイートピクルスのみじん切り、酢漬けハラペーニョがあって自由に使える。カレーの食後には、ヨーグルトがかけられたフルーツがサービスされる。大盛りは100円アップで、少盛と学割は50円ダウンというオプションあり。
(12/02/29 更新)
JR天満駅からほど近い、天神橋筋商店街から少し東に入ったところにあるこじんまりとしたカレースタンド。
店の売りは、香ばしくにんにくで焼かれたチキンやビーフといった具が載ったカレー(750円〜)なのだろうが、B級的な一押しはノーマルの「おいしいカレー」。600円という値段でサラダ食べ放題、大盛り無料という特典はまさにおいしいポイント。唐辛子やガラムマサラ、福神漬け、らっきょう、そして複数のドレッシングが食卓に完備されているのも嬉しい点。ルーは得正系の甘辛スパイシータイプ。
(06/07/25 更新)
梅田の阪急DDハウスのちょうど向かいの高架下にあるカレースタンド。
カレーは基本的にビーフ・チキンカツ・ポークカツ・エビフライ・コロッケの5種、ベースにライスとスパゲティの2種が選べて全て580円均一、サラダのセットが50円、ドリンクセットが100円アップという簡単明瞭価格。冬場は100円アップでカキフライもラインナップに加わる。
ルーの味はフルーティな甘さが勝ったタイプで、スパイスもフェネグリークが入ったいかにもカレー粉な感じだけれど、値段の割に揚げ物のボリュームがあり、ピーマン・玉ねぎ・マッシュルームが入ったスパゲティにしても満足度は十分。カレーが出てくるまであっという間のスピードなのに揚げ物が常にアツアツなのも偉い。
(08/03/05 更新)
天五中崎町商店街の西のほうにあるカレーの専門店。
ミニサラダがもれなく付くカレーは、ビーフが500円、スパイス味がつけられたから揚げやピリカラチキンが載ったものが600円、ミンチカツ、クリームコロッケ、ウインナーだと700円、そしてトンカツ以外の揚げ物が2品載った盛り合わせが800円とリーズナブルでありながら、チキンカツなんかはアーモンド型に抜かれたご飯を覆うぐらいのビッグサイズで、しかもご飯とルーが2倍になった大盛りでも200円アップ、卓上には福神漬けやらっきょう、辛味スパイスが常備と、B級心をくすぐるサービス精神に溢れている。
カレールーは穏やかな味わいで、それほどスパイスやキャッチーな味付けを感じるものではないが、玉ねぎの旨みが生きた味で私好み。ただ、揚げ物は通し揚げだけど肉質的にはもうひとつかな。期間限定のような感じで、ハヤシライスや野菜カレーといったメニューも提供されているようだ。
(08/06/11 更新)
古いビルの地下にあって外の目印は店名が書かれた地味な看板のみと非常に分かりにくい店ながら、昼食時にはサラリーマンの行列が出来る人気店。
具はビーフなどもあるが、客のほとんどはチューリップチキンやウインナーなど、素揚げされたトッピングを載せたカレーを注文している。常連は「チキン1本」(チキンのから揚げとウインナー1本)などといった符牒を駆使して注文している。まずは具を注文し、揚げ上がったらカレーの辛さ(マイルド・辛口)を指定するというルールになっている。味はどこか飛びぬけて素晴らしいというわけではないが、揚げ物とスパイスが不思議とジャンキーな統一感を見せていてうまい。チキンカレー650円より。
追記:長年お馴染みだった、表の扉が自力で閉まらない地下の店から、向かいのビルの2Fに引越し。息子さんの店と合体して夜は中華居酒屋の営業になるそうだ。
(10/03/25 更新)
昼は地鶏丼とカレーの2種類のメニューのみ。カレーは黒い鳥ひき肉のルーが独特のコクがあってうまい。ただし、超激辛なのでそのつもりで。ココナツミルクのような液体がかかっているが、私はいつも白抜きと頼んで無しにしてもらっている。カレー、丼ともに850円。
追記:ここもランチメニューがそれぞれ100円アップ・・・さすがにこの値段では気軽にとはいかないなあ。
(08/03/31 更新)
住所:大阪府大阪市中央区南本町1-2-7 第一マヤビル1F 【MAP】
電話:06-6266-5678
営業時間:11:00-14:30 17:00-22:00
アクセス:地下鉄堺筋本町2番出口を東へ行った北側
大阪の繊維問屋街である本町界隈には歴史的にインド料理店が多いが、その中でもお薦めの店。ランチは880円ででっかいナンとカレー3種、サラダがついている。カレーは北インド的なクリームが入った優しい味わいで丁寧な作りが感じられる。辛いのが好きな人は辛口をオーダーしよう。もちろん夜もやっているが、日曜だとセット料理が半額になるサービスあり。さらに月一回だけランチがワンコインで食べられるサービスデーがある。
(2004年以前のデータ)
京阪京橋駅からダイエーに向かう道沿いにあるカレースタンド。ここはローカルカレーチェーンで十三や森ノ宮、千林にも店があるようだ。
スープとサラダやデザートといった一品が付いているとは言え、一番安いメニューで目玉焼きカレーの682円からという強気な値段、ポテト&オニオンやほうれん草チキンといった20種類以上ある幅広いトッピング、福神漬けはあるがキャベツのピクルスが別料金、バリバリのジャパニーズなおっちゃんがターバンを巻いて調理する姿と、いかにも萎え萎えな要素がてんこ盛りの店なのだが、どうしてどうしてカレーはスパイス感と甘辛感、そしてビーフのコクが同居した、ご飯との相性がバッチリなものを出してくれる。
カレーのベースはノーマルでも結構辛めだが、さらに2段階無料で辛さがアップできるのが辛党には嬉しいポイント。ご飯の上にパパド(豆で作られた薄いせんべい)が載っているのが面白い。ランチタイムには日替わりの割安メニューがある。
(07/04/16 更新)
天神橋筋六丁目商店街の真ん中あたりを少し東に入ったところにあるカレースタンド。場所は少し分かりにくいが、近くに来るとスパイスの香りが漂ってくるのが目印になっている(笑)。
ルーはぼってり目でチャツネのような甘さを感じる大阪風のタイプだが、コクとスパイスとのバランスが良いので後口はそれほど悪くない。ご飯のボリュームも多めなので600円のノーマルカレーでも満足感は結構ある。そしてさらに800円のカツカレーになると、カレーの上に大きくて分厚いカツがどーんと乗るので腹がいっぱいになる。ただ、店の名物である和牛厚切り肉カレーは柔らかいブロック肉がゴロゴロ入っているとは言え、950円という値段はちと割高。
また、上記のレギュラー3品の他にも期間限定カレーが1品提供されており、タイ風やインドネシア風、牡蠣入りやトリッパ入りなどバリエーションは非常に幅広い。なお、ピクルスやサラダ、大盛りについては有料のオプションになっている。
(09/05/27 更新)
九条と弁天町に店舗を持つ「いずみカリー」が、カレー激戦区である堺筋本町に殴りこみをかけた。ベースのビーフカレーは550円で、そこにうずら卵からチキンカツ、牛テール、牛タン、330gあるというメガバーグといった非常に豊富なトッピングと、サラダやデザート、シェイク・ラッシー・チャイなんかもあるドリンクを組み合わせるシステム。
カレールーは、牛肉と玉ねぎのコクとケチャップ系の甘酸っぱさ、多めのカレー粉とチリペッパーのスパイシー感が合わさった、濃厚というよりは「濃い」味付けで、ハヤシライス系の味が好きな人には受けそうな感じ。とは言え、この店のハヤシライス自体はたっぷりの玉ねぎが入ったシャバシャバタイプなのがどうにも不思議。カレーは辛口にするとエグ味を感じたので、単純にチリの量を増やして辛くしている様子。
揚げ物は通し揚げ、オムレツやハンバーグは注文後からの調理と丁寧さが感じられ、トッピングのボリュームは全体的に多めだが、エビフライカレーが980円、牛タンやテールカレーになると1500円とメニューによってはかなりの高額になるし、らっきょうやサラダ、ご飯やルーの大盛りが別料金なのはコストパフォーマンス的に残念なところ。ただ、ランチタイムは日替わりカレーとサラダがついて安くなるセットがあるので、そちらを有効利用したい。
追記:北久宝寺町に移転したのでデータを変更。
(10/08/19 更新)
谷町五丁目交差点を東に入ってすぐのところにある、ご夫婦で経営されているカレースタンド。カレールーは黒っぽく滑らかな見た目で、食べてみると大阪系の甘味はほとんど無くて、醤油っぽい塩気と豚骨スープの旨み、ガラムマサラの香りが効いた個性的なもので、個人的には結構好みのタイプ。
ノーマルのビーフカレーが500円で、野菜やカツ、エビフライといったトッピングが乗ったカレーは750円前後、大盛りはライス・ルーそれぞれ150円アップと値段的には心持ち高めで、ライスや揚げ物のボリュームも決して多くは無いが、揚げ物は冷凍物じゃない通し揚げでサクサク、食後には何故か小さなフルーツがついているし、日替わりで割引になるカレーがあったり、毎月10日は全て100円引きになるサービスなどを使えばCP的にはまずまず合格というところかな。
あと、ピリ辛カレーという普通のルーとは異なる、荒挽き牛肉を使ったキーマ風のカレーがあり、こちらだけは何故かライスの代わりにスパゲティを選ぶ事が出来、スパイシーなミートソースのようでこちらもなかなかイケるぞ。
(10/03/25 更新)
心斎橋にある大阪豊田ビル地下の名店街にある、カウンター席のみのカレースタンド。以前はミナミ一円に十数軒を展開するローカルチェーンだったようだが、今はこの店を残すだけになってしまった。
基本的にルーはカレーとハヤシの2種類で、それに野菜や煮込みハンバーグ、トンカツ、チーズ、ソーセージ、納豆&豆腐に至るまで非常に幅広い内容の具が選べ、ミニサラダとセットで750円〜850円の値段が付けられている。シャバシャバのカレールーは、クミンとフェンネルのパンチにカイエンヌペッパーの辛味、トマトの酸味と甘味が効いたさわやかなもので、砂糖甘い大阪風とは一線を画した仕上がり。トッピングのフライやハンバーグは冷凍ものが多い様子だがそれぞれかなりの大きさがあり、ターメリックライスもルーもたっぷり盛られるので、食べ応えはしっかりとある。卓上には福神漬けとつぼ漬けが用意されている。
そしてランチタイムの繁忙期以外にだけ頼む事が出来るのが、裏メニューのドライカレーで、卵とハム、キノコ、ほうれん草がガラムマサラの効いたカレー粉で炒められ、非常に香り高くスパイシーで、ある意味普通のカレーよりもお薦めだったりする。辛さは5倍までは無料で、10倍以降は倍数×10円の値段アップになるのがユニーク。だけどその違いは、やたらと気さくな店主が最後にご飯にかけるカイエンヌペッパーの量だけのような気がするのだが・・・
(10/10/19 更新)
今や大阪市内を中心に多数の店舗を展開しつつあるカレーチェーンの本店。今は支店が増えたせいでマシになったが、ここにしか店がなかった当時は常に行列が出来ていた。
イカスミが入った真っ黒のカレーは、ぼってりとした大阪風の甘辛ルーだが、食べてみるとそれほど重さは感じられず旨みが際立っていて万人に受けるおいしさだ。船場カレーと言えば「すじネギカレー」が代名詞だが、しっかりした歯ごたえのスジ肉と、シャキシャキした白ネギのアクセントは面白いが、950円という値段に見合うかと言えば個人的にはかなり微妙なところ。
CP的にお薦めなのはノーマルのビーフカレーで、ルーはたっぷりだしご飯はノーマルでも結構ボリュームがある上に、ちょい盛りは無料(大盛りは100円アップ)、そして福神漬とラッキョウが取り放題で600円という値段はCP的には十分な合格点。トンカツも薄手ではあるけど100円アップならお値打ちと言えるだろう。
(11/07/12 更新)
大阪高裁の北側、老松通りの1本南側の閑静なエリアにある、女性店主1人で切り盛りされているカレー屋。メニューは、800円のチキンカレーとビーフカレー、日替わりの野菜カレー、冬季限定のおじやカレー、そして850円のスタミナすじ飯というラインナップ。
手羽元が煮込まれたチキンカレーは、野菜類がほとんど溶け込んでない完全にサラサラなルーが独創的で、フェンネルやコリアンダーの優しくすっきりした香りと、タマリンドの酸味、牛スジ肉の分厚い旨みが効いていて物足りなさはあまり感じない。逆にビーフは、アメ色に炒めた大量の玉ねぎとガラムマサラの甘い香り、そして南蛮亭を上回るレベルの強烈な辛味という主張が詰まったもので、それぞれのハッキリした個性付けが楽しい。皿には付け合せとして、甘酸っぱい玉ねぎとキャベツのピクルスが添えられている。
その他に、カレーのダシに使用した牛スジ肉と玉ねぎを醤油ダレで炒めて目玉焼きを載せたレギュラーメニューの「スタミナすじ飯」(850円)と、日替わりで野菜入りの創作カレーや、時には食べ放題の麻婆豆腐という日替わりメニューも用意されている。
この店で楽しいのは、ルーのおかわりが無料で出来ることで、カレーの種類を変えても可能であるために、お客によっては野菜>チキン>ビーフと3種をはしごする人もいたりする。私自身はやった事がないが、カレーにペーストを追加してさらに辛くする事も出来るそうだ。
(12/10/12 更新)
西大橋と難波、鳳に3店舗を構えるカレーのローカルチェーン。ルーのベースは「オリジナルカレー」(580円)と、牛スジが入った「バッファローカレー」(730円)の2種類があり、そこにトッピングを追加していくシステム。
トッピングは、コロッケの100円からビフカツの900円(!)までと値段にかなりの幅があり、コロッケとミンチカツ以外は手作りと銘打たれているが、いったん冷凍はしてあるようなのであまり肉にジューシーさは残っておらず、ボリュームはあるがやや割高感は否めない。ルーはまさにインデアン風で、ブラックペッパー、チリペッパーの辛さを甘さの中に際立たせたタイプだが、インデアンほどの甘味は無くて比較的馴染みやすい。バッファローカレーは、ベーシックなルーに牛筋肉がゴロゴロ入ったカレーで、コクが一段とアップされている。
そのままでもかなり辛目ではあるが、希望する人にはカイエンヌペッパーが入った缶を渡してくれるので、いくらで辛さのアップが可能なのが面白い。ライスとルーの大盛りはそれぞれ別に100円アップとなる。
(10/11/24 更新)
大阪駅前第3ビル、ちょうど餃子の王将の向かい側にある明るい雰囲気のカレースタンド。メニューは、揚げ物、ステーキなどのトッピングを組み合わせるキャベツピクルス付きのカレー(630円〜)に、ハンバーグやエビフライなどにライスと味噌汁がついたセット(750円〜)、ドライカレーに揚げ物がプラスされたプレート(780円前後)の大きく3種類がある。
カレーは、店名とは似ても似つかない喫茶店風のルーではあるが、甘ったるくなくてトマトの酸味が効いていてさっぱり感のある仕上がり。辛さはそれほど無いが、卓上にカイエンヌペッパーが置いてあるので補完が可能。揚げ物は冷凍チックではあるが、チキンカツやトンカツなどは大振りで食べ応えがあり、通し揚げなのでアツアツ状態で提供されるのが嬉しい。
ノーマルメニューはCPとしてはいまいちだが、ランチタイムも夜もサービスメニューが提供されていて、ランチだと揚げ物が2つ載ったサービスカレー、A定食が580円、プレートなら620円という格安値段でいただける。
(11/02/25 更新)
ここのお薦めはとにかくチキンと野菜が選べるカレーライスに尽きる。500円という駅前スタンドカレー並みの値段ながら、しっかりインドテイスト溢れるカレーが食べられる。しかも量が非常に多く、大食漢でも十分満足だ。
追記:カレーが600円に値上げされていた。非常に残念。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府大阪市中央区谷町3-4-9 【MAP】
電話:06-6943-5834
本町界隈を中心としたカレーチェーン。以前は本町通や松屋町筋に店があったのだが潰れてしまった。今は、ここや北堀江、博労町に店が残っているようだ。
トッピングのベースとなるビーフカレー(600円)は、かなり大き目の皿にたっぷりと盛られたご飯、そこにグリーンピースが混ぜられた、ぼってりとした重い食感のルーがどっさりかけられている。その中に角切りの肉がいくつか。ルーは甘口と辛口が選べる。
はっきり言って味に語るべきところは無いのだが、辛口のルーに食べ放題のキャベツキムチを混ぜて口にかっ込んだ後の、胃袋の充実感と言うかストレスの発散度合いが心地よく、体にパンチが欲しい時はついつい寄ってしまう妙な魅力がある。量の割にベースの値段が安いのもいい。これでも満足できない人は大盛りをどうぞ。
(09/01/08 更新)