近鉄布施駅から、北側線路沿いを西に向かったところに、半オープンエアーのカウンター席のみの焼肉屋があります。
ずっと前から噂は聞いていたのですが、予約をしないとほぼ入れない上に、いっぺん数年前の夏に電話を入れてみたところ暑いからやめといたほうがいいよとか言われて気持ちをくじかれ(笑)、それ以来なんとなく気持ちが遠のいておりました。
でも、ようやくまたやる気を奮い立たせて初訪問したところ、噂に違わぬ素晴らしさだったので、そこから通って今回本サイトに収録した次第です。
どう見ても格安ホルモンなんかを売りにしてそうな外見なのですが、凄いクォリティの肉が惜しげもなく出て来るのだからビックリします。
まず何でもないキムチの盛り合わせからして、オクラやゴーヤ、レンコン、ごぼうなど珍しい素材が使われた完全手作りでいきなり先制パンチを食らってしまいます。
イカや貝ひもなど海鮮系のキムチもコリコリ新鮮です。
たっぷり盛られたレバーパテは一切臭みが無く、赤ワインが進みまくります。
生センマイは見たことがないぐらいに分厚く、水っぽさなど一切無くてシャキシャキとした歯切れが快感です、
ここに来たら絶対外せないのは、見た目も美しい和牛タンの3種盛り。タン元、タンツラ、タン先のそれぞれ違いが堪能できます。
タンの切り落としは、700円なのに薄切りで柔らかいタンがてんこ盛りの超お得メニュー!
ここから正肉の登場、まずは口の中で溶ける、ヒレの中の最上部位であるシャトーブリアン!
本わさびが敷き詰められたサーロインのワサビ焼きは、惚れ惚れするようなサシが見事。松茸が完全に添え物扱いです。
もちろん、ジューシーなハラミは絶対に外せません。
程よく脂の乗ったイチボは、和牛赤身の旨味が堪能できます。
真っ白な霜降りマルシン薄切りをさっと炙ってポン酢で食べる焼きしゃぶは、完全に飲み物。
ここからはホルモン。まず絶対のオススメである塩ホルモン。1300円なのに、センマイ、マメ、ミノ、アカセン、丸腸、テッチャン、ハツ、ソーセージが山盛りで食い切るのが大変なボリューム!
丸腸は巨大で新鮮そのもの、脂が甘い!
ツラミも柔らかくて非常に上質、ハラミスジなんてたったの300円ですよ~。
そして少しでも胃袋に隙間があったら、必ず締めで頼むべきなのがカレー。ホロホロのスジ肉が嘘のような量でぶちこまれ、肉の旨味と果物のフルーティな甘みがたまりません!
カレー屋でこれが出されたら間違いなく1000円以上は取れるクォリティなのに、お値段は驚きの600円、完全に採算を度外視したメニューですなあ。
大将はヘンコで気まぐれ、カウンターのみの狭い店なのに予約必須、席が1回転したらほぼ営業終了という極めてハードルの高い店ですが、その手間をかけるだけの価値がある素晴らしさですよ!
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>http://gourmet.gazfootball.com/recent.html
大衆ホルモン焼肉 順 (焼肉 / 布施駅、小路駅(大阪メトロ)、新深江駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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