JR九州が運営する観光列車「はやとの風」、その列車内で購入が出来る駅弁が、森の弁当やまだ屋さんが作る「百年の旅物語 かれい川」。
「九州駅弁グランプリ」で3連覇を果たした事でも有名で、あなごめしを除けば今年の駅弁大会で一番の目玉商品でしょう。
この整理券狙いで、土曜の9時半に現地へ到着、既に50人以上の行列が出来ていましたが、1人1個という制限があったおかげで無事整理券をゲット。天満市場へ行ってグルコバ用食材の買い出しで時間を潰し、所定の時間に実物を受け取りました。
笹かごの弁当箱の中は、ご飯とおかずがぎっしりで重量感があるお弁当です。
霧島市内で栽培された「ひのひかり」を使ったご飯は、地元の原木栽培しいたけ、タケノコが炊かれていて、ご飯の上にも肉厚のしいたけ煮物とタケノコが鎮座。しみじみ深みのある味わいです。
丸いコロッケは、「嘉例川コロッケ」。これにもしいたけとタケノコが入っていてホクホクの味わい。
黄色いのは、地元特産のさつまいも「紅あずま」にニンジンなどを混ぜて揚げた天ぷら。形が似ている事からカニを意味する「ガネ」と呼ばれているそうで、さつまいもの自然な甘みが印象的。
春巻き風に巻いた千切り大根の煮物、紅白なます、ナスとかぼちゃの味噌田楽。この中では、とにかく味噌田楽の香りがすごかった。
どれも地元で採れる野菜の持ち味を生かした、まさに精進料理と呼べる素朴かつ上品な味わい。でもおかずもご飯もボリュームは十分で物足りなさは感じません。
どうせなら、ガネやコロッケの衣に使われている卵をやめて、完全なビーガン駅弁にしてしまったら、外国人客に受けるんじゃないかと思ったりするのですが、どうでしょうかね?
日曜はグルコバで、週明けも天気が悪いので、今年の阪神駅弁大会への参加はここまでになりました。阪神百貨店の改装は2022年春に終わるので、後2年は今の会場という事になりますね。早く輸送駅弁が充実した開催に戻ってくれる事を期待したいですな。どうもご馳走様でした!
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