今年の京阪百貨店の駅弁大会「諸国じまん 駅弁とうまいもの大会」では、ほとんどの輸送駅弁が事前にオンラインで予約が可能になっていました。
何にするか悩んだのですが、これまであえて選んでこなかった海鮮系の駅弁で探してみる事に。
だいたい、駅弁や催事の弁当に使われている海鮮素材は、コストと供給面の問題からチリやロシアからの輸入冷凍ものがほとんどで、その地方ならではの味わいを楽しむという駅弁本来の役割とは若干異なっていると思うのです。
とは言え、駅弁大会のシーズン中に1個も海鮮系を食べないのはちょっと寂しい気持ちがあったので、悩んだ末に選んだのがこちらの駅弁。
「越前かにめし」で有名な福井駅の番匠本店が調整する「北前廻船丼かに・いくら」。値段も1230円と海鮮系にしてはリーズナブルなので、これを事前購入。
土曜日に京阪百貨店まで取りに行き、夜に酒のアテを兼ねていただきました。
カニ系の駅弁は、往々にして酢じめがやたら甘かったり酸っぱかったりするパターンが多いのですが、こちらの味加減はなかなか絶妙、ちょっと甘めではありますが過剰感は無くてカニの味が活きています。カニの身も、しっとりしながらも水っぽくなくてちょうど良い塩梅。
イクラは小粒ではありますが塩気は控えめ、プチプチ感はあまり無いものの濃厚なイクラの味わいが楽しめて良い感じ。もうちょっと量が欲しかったですが贅沢は言えません。
わざわざ予約した上で外してしまったらダメージが大きかったところですが、さすが越前かにめしで定評のある番匠本店さん、きっちりまとめた駅弁でホッとしました。どうもご馳走様!
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