毎年、関西圏で発行されているラーメンガイドブック【究極のラーメン2023関西版】で、総合グランプリを受賞された「麺屋えぐち」さん。
意識高い系ラーメンが苦手な私にしては、珍しく好みの波長が合ってお気に入りだったのですが、受賞後は混むだろうな思ってしばらく足が遠ざかっていたのですが、今回ダメ元で開店15分前ぐらいに行ってみたら、土曜日なのに何と待ち客ゼロ(笑)。
別にたまたまという感じでもなく、結局開店時には10人程度しか並ばなかったので、あまりラーメン本の影響は無いみたいですな・・・京都や大阪だとこうは行かないので、やっぱ奈良の県民性なんでしょうか。
前回は中華そばをいただいたので、今回はつけそばを大盛り(1100円)でオーダー。
麺は平打ち気味の太麺で、しなやかでつややか、伸びがあってコシも適度にある素晴らしい仕上がり。大盛りは300gはあるそうですが、夢中で食べたら一瞬で無くなりましたね。
つけ汁は濃厚な鯖節の香りがガツンと来て、豚骨、丸鶏、煮干しの分厚い旨味に、甘さ、塩気、酸味のバランスが取れた濃い目のタレが効いていて、麺に負けない力強さがあります。
中には、しっかりと甘辛く煮込まれたメンマがたっぷり、チャイナタウンのように甘くローストされたチャーシューが4枚ほど、肉質も非常に良いです。そして青ネギと白ネギ。
つけ麺は、清湯タイプは麺に絡みにくくて冷めやすく、一般的にボケた印象になりがちなのですが、強めの味でしっかりバランスを取っているところが「分かってるな」とまた好印象。
いや、大賞に選ばれたのも当然のクォリティ、今回も美味しくいただきました。お店には悪いですが、このままあまり混まずにいて欲しいところですな、どうもご馳走様!
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