先日、グリル金プラで若干消化不良な気分になっていたところ、飲み食い仲間のishさんのブログで、かつてアラン・シャペルでシェフをしていた方が、新しく洋食店をオープンされたとの情報を発見。
店名は「かくいにいくか」。シェフの名前が角井さんで、ちょうど回文形式になっているのがユニークですな。
アラン・シャペルと言えば、かつてバブル華やかなりし頃、神戸ポートピアホテルのグランメゾンとして関西に君臨、幾多の名シェフを育てたフレンチの名店。私も見栄張って一度だけ行ったことがありますが、美味しいけど高かったなあ・・・(笑)
そんな店なら間違いは無いだろうと、GW中に自転車を飛ばして訪問してきました。場所は湊川駅から北上、神戸の台所である東山商店街の北エリアからすこし東に行ったところにあります。
店は自宅の1Fを改装したような作りになっており、向かって左側が厨房、右側が客室になっています。
ランチメニューはステーキ、ハンバーグ、ビフカツ、トンカツ、チキンカツ、エビフライ、ポークチャップ、オムライス、カレーと比較的絞った種類で営業されています。夜は完全予約制で、本格的なフレンチがいただけるそうです。
ビフカツは、国産牛のフィレカツとビフカツの2種類があり、今回はデフォルトのビフカツ(1500円)をオーダーしました。
ビフカツにはキャベツ、水菜、トマト、きゅうり、ポテサラのサラダが添えられ、ご飯と味噌汁が付いています。ポテサラが地味だけどねっとり美味しく、これだけでシェフの腕の確かさを実感。
ドミグラスソースはさらっとしていて粘度が低く、ワインの風味が豊かで程よくビター感もあり、非常に完成度が高いです。ドミグラスソースというより、フランス料理のソース・ドゥミグラと呼びたいクォリティ。
ビフカツの厚みは2cmほど、衣が薄くてほとんど牛肉の厚みですよ。肉は流行りのレアじゃなくてしっかり目に火が入っているけど、ビックリするぐらいに柔らかくてジューシー。
こんなハイレベルな店がひっそりとオープンし、1ヶ月足らずの間にお客さんで埋まる人気になっているのだから、神戸っ子の洋食に対する情熱には感服するしかありませんな。
マスコミに知れたら、大行列ができる人気になるのも時間の問題でしょう。今のうちに食べたいメニューは制覇しておかないといけませんな。どうもご馳走様!
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