そろそろ、WEB媒体に登場する機会が増えてきて、開店前の行列が当たり前になりつつある「かくいにいくか」さん。
オープンから4ヶ月を経過し、そろそろお店の看板メニューが固まってきた様子なので、大行列になって食べられなくなる前にトライして来ました。
開店10分前ぐらいに到着したら、既に先客が5人。やはり日を追うごとに人数が増えてきています・・・
厨房側にあるテーブル席も、この後すぐにお客さんが来て満席となりました。
メニューは来店する度、マイナーチェンジをされている様子ですが、オーダーはもちろん看板メニューとなった「ステーキどんぶり」(1800円)。
かつてシェフを務めたアラン・シャペル時代にまかないとして好評を得ていたメニューだそうで、この日もお客さんの半数がオーダーしている人気ぶり。
この日は真夏の暑さでついビールを頼んでしまったので、ご飯は少なめにしてもらいました。
さて登場しましたステーキどんぶり。ご飯の上にしめじとしいたけ、玉ねぎを載せ、ステーキのスライスがこれでもかと敷き詰められて、最後にフライドガーリックがパラリ。
肉はハネシタと呼ばれる肩ロースの希少部位で、おそらく輸入肉ですが非常に柔らかく肉味もしっかり。焼き具合はレアですが、中は決して生ではなくてギリギリ火が通っており、生肉特有のクニャクニャした歯ざわりを感じさせないのはさすがの技術。
おそらく肉のボリュームは150gはあり、ご飯を少なめにすると完全にステーキが余ってしまいます。サラダにはさっぱりとしたフレンチドレッシングがかかっており、味噌汁も出汁が効いていて美味しいです。
ステーキにかかっているソースは、フォンドボーにバターと醤油を合わせたもので、薄めの塩気ながら芳醇な旨味が特徴的。椎茸としめじは、白ワインとバターで炒められており、旨味がギュッと凝縮されています。
個人的にステーキ丼やローストビーフ丼は、レア肉の生臭みがご飯に移りがちなのであまり進んては食べないのですが、こちらはキノコとフォンドボーの濃厚な味わいで、臭みを上手に打ち消しているところがお見事。
ちょうど同じ値段の、グリル樹林亭のサービスステーキのほうが肉質は上だと思いますが、料理の完成度としてはかくいさんに軍配が上がりますな。いや本当に美味しかったです、どうもご馳走様!
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