先日、コストコでベイビーバックリブを書いそこねて、外食でリブ欲を満たそうと”大阪 ベイビーバックリブ”で検索して偶然発見したのがこちら。
日本でバーベキューというと、肉や野菜を炭火で焼いたものを思い浮かべますが、アメリカではそれらはグリルと呼ばれる料理法であり、本来のバーベキューとは全く違うものです。
アメリカでは、巨大なバーベキューピットという釜で薪を燃やし、火を直接当てずに煙だけで長時間じっくりと燻す調理法をバーベキューと呼ぶんですよね。
そのバーベキューで出される料理は、基本的にはブリスケという牛肉の前バラ部分が基本で、あとはポークリブやビーフリブ、ソーセージなどの種類があり、付け合せはコールスローやベイクドビーンズというのがお約束。
バーベキューの本場テキサスでは、お上品なレストランで食べることは稀で、だいたい屋外にピットを据えたトレーラーハウスのような建物で紙の上にドサッと肉を載せてもらい、その辺のベンチで食べるのが現地のスタイル。
なので、こちらはそのテキサスのスタイルを、肉の量以外は(笑)完全に再現しているところにまず驚きましたね!
テキサスバーベキューは肉を長時間焼かないといけないので、あらかじめ需要を予測して調理を始める必要があり、よほど客入りが順調でないと相当に歩留まりが悪くなるはずなんですよ。
しかも、ただでさえ日本人には馴染みの薄いテキサス式バーベキューで、ほとんどの人が聞いたことが無いであろうブリスケットを揃えているのは、相当にマニアックというか偏執狂に近いこだわりを感じさせます。
店のメニューを見ると、お一人様のみ注文可とある、ブリスケットとプルドポーク、ベイビーバックリブの3種が少量ずつ載った「SAMPLER SET」(1530円)というものがあったので、コールスローのスモール(360円)、ハートランドビール(550円)と一緒に頼んでみました。
紙の上に並べられた肉は、やっぱり値段からするとボリュームは物足りないですね。でも日本だと薪を手に入れるにもコストがかかるので、これぐらいになるのは仕方ないでしょう。
薄切りにされたブリスケットは、長時間スモークでコラーゲンがほぐれて非常に柔らかくゴキゲンな焼き具合。プルドポークは適度に脂が乗ってトロトロ、パンに盛ってかぶりつきたいです。
ベイビーバックリブは1本しか無かった・・・肉はトニーローマよりもさらに柔らかく、歯を使わなくても肉が骨からスッと離れます。コールスローは、ビネガー主体であっさりした風味。
卓上には、クミンが効いたバーベキューソースに、ビネガーソース、タバスコシラチャーソースが置かれて自由に使えます。
ちょっと普段使いするにはお高めですが、日本で本格的なテキサスバーベキューが食べられるのは極めて貴重。是非、みなさんも本場の味を楽しんでください。どうもご馳走様!
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