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門真市役所の北東側、閑静な住宅街にひっそりと埋もれているお好み焼き屋。外見からするといかにもひなびたお好み焼きが出てきそうだが、一度中を覗いて見ると、目を疑うような巨大なお好み焼きが鉄板の上を舞っていて思わず仰天してしまう。
500円の豚玉・イカ玉小からあるお好み焼きは、中サイズが直径30cm、大になると実に直径が40cmにもなり、しかも厚みが3cmはあるのだから凄まじい。実際に持ち帰った品の重さを測ってみたら、お好み焼きと焼きそばの小サイズが500g、中で1kg、大は当然1.5kgだった(笑)。小中大と成人男性が満腹になる量が1人前ずつ増えていってそれぞれ100円アップ、最高値のスペシャル(イカ・豚・エビ入り)モダン焼き(大)でたったの900円なのだから、これは恐るべきコストパフォーマンスだと言うしかない。
味の点では、お好み焼きはみじん切りにされたキャベツと卵がたっぷり入った生地がさくっとしたカステラのような食感を生み出し、見た目よりずっと軽くて繊細な味だ。ただ、焼きそばはもっとソースにコクが欲しいところかな。店内はテーブルが3つしか無いので、昼時にイートインする場合は早めの来店が吉。そして、胃袋に自信があるなら650円のお好み焼き定食(店内のみ)を頼んでみよう。普通(つまり巨大)サイズのお好み焼きに、卵4個を使った卵焼きなどの惣菜が載った皿、おでん、味噌汁、おかわり自由のご飯というさらにスーパーな内容が待ち受けているぞ。
(09/11/26 更新)
京阪門真市駅の南に沿った商店街の外れに立つ雑居ビルの中、という分かりにくい立地のお好み焼き店。
お好み焼きは、イカ天は入らないがほぼ広島焼きのスタイルで、マスターの手でどっさりと積み上げられるキャベツが鉄板の上でじっくりと蒸し焼きにされ、ふんわりサックリとした歯触りと甘めのソースがマッチしていて美味。150円アップの麺入りにすると凄いボリュームになるが、食感が軽いので案外ぺろりと食べてしまえる。その他鉄板焼きや醤油味のねぎ焼きも、具沢山で食べ応えはバッチリ。そばはグニュ〜ンと伸びる細麺で、うどんはモチモチの太麺と性格が異なっているのも楽しい。
ここの特色として、鉄板焼き2品とねぎ焼き、広島焼き、焼きそば、シャーベットがつくという超盛り沢山な内容で1600円という格安のコースがあり、2人以上のグループならそちらがお薦め。内容については基本的におまかせだが、飲み主体の人は鉄板焼きを増やしたりという要望にも答えてくれるそうだ。また、ランチタイムには粉もんにご飯と味噌汁がつくサービスもある。
(11/05/26 更新)
守口の西郷通商店街に隣接した三和通り商店街にある、アイスクリームとたこ焼きを一緒に売っている、今ではすっかり少なくなったタイプの昭和レトロ店。
たこ焼きは、関目のピアを除けば大阪最安値クラスの6個100円。それでいて、ふんわりした大きめのサイズでとても食べごたえがあり、ダシもなかなか効いていて美味しく、繁華街ならこれで300円以上は確実に取れそうなクォリティ。1枚130円と、たこ焼きに比べると高めのイカ焼きは、広げてみるとフライパンぐらいの大きさの生地に卵がたっぷりで、こちらも値打ちの方は十二分。
甘味の方では、1個90円とこれまた安いアイスモナカ(イチゴとバニラ)が、意外とクリーミーで高級感のあるお味。そして中年組に懐かしいのが、ひしゃくでコップに注いでくれる甘いひやしあめとアイスコーヒ(小90円、大130円)がある事で、暑い日に店頭で飲み干すと半氷になっている冷たさでコメカミに響くこと必至である。
(13/11/15 更新)
表を飾る大きな赤提灯や、その日に手書きで(活)などと丸く囲んで書かれるメニューを見ても分かるとおり、あの得一グループの座り飲みバージョンがここ「得助」である。
日替わりで提供される、活け物を中心とした豊富な種類の魚介メニューがあるところや、焼酎&チューハイが200円と言う得一システムは同じだけれど、ビールは生や中瓶が350円だったり、料理の値段は300円台が中心と、立ち飲みの得一よりは全体的に値段が少しずつ高めになっている感じ。あと、特徴的なのは鍋物(430円〜680円)や釜飯(山菜以外は580円)といった品があるところで、特に小さな五徳と固形燃料を使い、客席で調理されるアツアツの釜飯は絶品。それ以外では、得一グループらしく新鮮な魚介類をシンプルに調理されたものがお薦め。焼き鳥やサラダ、鉄板焼きといった普通の居酒屋メニューは海鮮に比べると割高。
店内は広めで、カウンターやテーブル席はもちろん掘りごたつ風の座敷まで完備されていて、立ち飲みが無理な家族連れやグループ客にも、得一クォリティが楽しめるという意味では価値が高い。
(10/04/20 更新)
ダイエー古川橋店のちょうど南側裏手にある居酒屋。元は立ち飲みの営業だったようだが、今は椅子が置かれて座り飲みの店になっている。
メニューは、ぱっと見では唐揚げや卵焼き、ポテサラ、チキンカツ、チーズといったどこにでもあるような品が並んでいるのだが、その中に本格的な中華メニューがポツポツと並んでいて、これらがなかなか秀逸。タレでしっかり味付けされた自家製焼豚は溶けるように柔らかく、手羽先香味揚げはゴマ油の風味が効いており、ふんわりとした本式の衣が嬉しい豚天、酒が進むケチャップと黒胡椒が効いたクリスピーな海老マヨ、シャッキリした火通しの野菜炒めなど、どれもきっちりプロの仕事である。それでいて、小鉢類は100円より、本格中華メニューも300〜350円というお値段なのが嬉しい。
酒は、ビール大瓶が500円、生中が350円、焼酎とチューハイが250円と、飲み屋激戦区ではない地域の座り飲みにしてはまずまず割安な方か。
(13/05/30 更新)
店の外観には以前の店と思われる「カネゼン食料品店」の看板がそのまま残り、幸福町にあるから「幸福」と名づけられたであろう工夫のない屋号が、かろうじて店の外においてある黒板の端でようやく確認できるという凄まじいお店。メニューはそれなりに揃ってはいるがほとんどが出来合いか冷凍で、マスターは日がな座って新聞を読んでいたりと、店の内容も外観を裏切らない脱力感にあふれている(笑)。
が、この店はとにかく何でも恐ろしく安い。ビール大ビンは380円、生中が250円、チューハイに至っては酒屋の立ち飲みでも見たことが無い130円という驚きの値段。これでも少し前から30円値上げしたそうだから笑えてしまう。アテのほうも、冷奴やポテトサラダの100円から始まり、魚・ゲソフライが130円、出し巻きやうどんが180円、結構たっぷりある焼きそばが250円とあいりんの難波屋もビックリの価格。正直、調理技術は自分で作ったほうがはるかにマシと呼べる代物だけど、コンビニで酒とアテを買うのとさほど変わらないコストで飲み食いできるのだから文句はあるまい。
昼も定食が450円均一とこれまた激安。
(10/06/24 更新)
住所:大阪府守口市日吉町2-4-3 【MAP】
電話:06-6997-0239
守口市役所のすぐ南にある前田酒店が、3件隣の民家を使って営んでいる立ち飲み店。とは言え、民家なので奥に座敷があり、そこで座って飲むことも可能になっている。
常連客のお目当ては、マスターがこだわって仕入れている日本酒の数々で、八海山や上喜元、遊穂、船中八策、大七、蓬莱泉といった、純米・吟醸・無濾過の銘品がずらりと揃っていて、それらが全て半合350円程度で飲める上に、店の人に聞けば選りすぐりの限定酒を気軽に出してくれるのだから、日本酒好きにとっては天国のような店だろう。ビール党の人でも、エビス大瓶が380円の格安で飲め、ギネスやキリンプレミアム無濾過、さらには生のエビスビールまで置いてあって万全。アテも立ち飲みレベルを超えており、卵が詰まったイイダコが嬉しい野菜の炊き合わせ(350円)や繊細な味のそば寿司(450円)といった、料理上手のお母さんたちが作る日替わりの品に加え、豚ヒレや貝柱、野菜などが丁寧に揚げられた串盛り合わせ(5本350円)、手作りの餃子、そしてチーズが添えられた鰹の酒盗、たたみイワシといった定番のアテもリーズナブルに揃えている。
難点があるとすれば、厨房が狭くて料理を作るお母さん達もマイペースなので、混んでるとかなり料理が待たされたり、オーダー抜けがあったりするところだが、ここではあまりあくせくせず、のんびりとおいしい日本酒を飲みながら待つのが筋だろう。
(10/04/06 更新)
京阪守口市駅と、地下鉄谷町線守口駅の間にある飲み屋街の一角に、2016年にオープンした立ち飲み店。店の手前にはテーブル席、奥には6人ほどが並べるカウンターがあり、女性店主が1人で切り盛りしている。
店の売りは朝引き鶏を使った刺身類で、プリプリで新鮮な鶏の肝、ハツがてんこ盛りになった「合盛り」が450円、小鉢になみなみと入った鶏ユッケが380円と破格のお値段でびっくりする。
女将さんが作る惣菜にもセンスが光り、チキンハンバーグ(350円)にはキノコ入りドミグラスソースと目玉焼きが乗っかる豪華版、メンチカツ(350円)は肉汁があふれるジューシーさ、クリームマカロニが入ったコロッケも当然手作り、ちょっと甘辛味のポテトサラダも他店の2倍は盛られて200円という激安、ポテトフライも200円でてんこ盛り、チーズを載せて焼いたポテサラグラタンもワインに合う。洋風だけじゃなくて、小鉢にぎっしり盛られるクリスピーで香ばしい自家製のじゃこピーナッツ(150円)。手作りのあん肝なんかもあって実に守備範囲が広い。
お酒もこだわりがあり、アサヒ樽生ビール「マルエフ」が中ジョッキで380円、ハートランドの中瓶が440円、キリン樽生シードルが380円と、通好みなラインナップで嬉しくなる。
(21/12/14 更新)
京阪大和田駅前からダイエーグルメシティの前を南下し、三叉路を少し西側に入ったところにある、やたらと丁寧で話好きなお母さん1人で切り盛りされている立ち飲み。
日替わりでお母さんの手作り料理が並ぶアテはどれも値段の割にボリュームがあり、常連さんイチオシの肉豆腐は300円で柔らかく煮こまれた牛肉が具の2/3ほどを占めており、こってり煮込まれたブリ大根は大根より魚のほうが多いぐらいで、肉が100gが入ってそうな豚しゃぶも提供直前調理にこだわっているだけあって非常に柔らかく美味。200円の揚げナスは桜えびがたっぷり入った煮汁に丸々1本分が浸かっている。100円のおでんはしっかりした味の出汁が感じられ、料理に対するお母さんの高いセンスが感じられる品ばかりである。
料理はだいたい乾き物と煮物が中心だが、甘エビやたこぶつ、しらす、ホタルイカなんて海鮮も時々あり、もちろんどれもボリューム満点。酒はビール大ビンが500円、焼酎や日本酒が300円と立ち飲みとしては標準的な値段とラインナップだが、焼酎のお湯割りなんかはきっちり濃くてサービス精神が感じられる。定休日は一応決められているが、臨時休業も多いので注意。
酒は焼酎やチューハイが300円から、生ビールが360円、ビール中瓶が400円とこちらもお安め。しかもビールにはハートランドが揃っているのがまたポイント高い。
(15/06/19 更新)
京阪土居駅から商店街を抜け、国道1号線に面した場所にある立ち飲み店。表は普通の酒屋だが、横の勝手口を抜けると立ち飲みスペースが広がっている。
酒屋にしては自家製料理が充実かつクォリティが高く、150円のポテトサラダは黄身そぼろがかかっていて美しく、230円のだし巻きは2個の卵に出汁がたっぷりで焼きたてふわふわ、オクラと粗挽きソーセージを串に刺したフライも見た目が楽しい。300円のきずしは脂の乗りと締め具合が絶妙、超肉厚でジューシーな焼き椎茸は250円、じゃがいもバター焼きはちゃんと本物のバターが使われて香ばしい。えんどう豆の卵とじ、イワシの煮付けといった小鉢惣菜も丁寧に作られている。
酒は安くかつ充実、エビスとサッポロビール大瓶が440円、キリンやアサヒが420円、酒は半合150円から、樽酒や五郎八、片野桜の常設から黒板にその日オススメの地酒も多数ラインナップされている。また500円で生中とおでん2品がセットになったサービスメニューもあり、生中はしっかり500mlの量、おでんも天然出汁で上質だ。
(18/08/10 更新)
京阪萱島駅の西側高架下にある立ち飲み店。このあたりにしては珍しく午前中から営業していて、近所の労働者達が中心層だが意外と主婦グループなんかもいたりするのが面白い。
店の看板に京阪沿線で一番安い立ち飲みとのキャッチコピーが書いてあるが、ビール大瓶が380円、チューハイが230円、ウイスキーのシングルにいたっては110円と看板に偽りの無い激安。アテのほうも充実していて、日替わりでマグロやヤリイカなどが揃う350円の刺身は立ち飲みにしてはボリュームはなかなかのもの。
焼き鳥・ズリ・ハツ・レバーなどが揃う、鮮度のよい鶏ホルモンの串焼きは2本で180円、パリパリとした食感の野菜かき揚げは2個載って200円、野菜の煮物などの小鉢は大き目サイズで160〜180円と全てにおいてCP高し。
(11/10/14 更新)
京阪門真市駅前のイズミヤから少し東側に行った場所にある、半オープン系の立ち飲み店。
メニューは串焼き(くわ焼き)が中心で、ささみ、ずり、こころといった鶏肉系が120円、エノキのベーコン巻き、アスパラの豚肉巻きといった品が150円、手羽先の焼いたものが1個190円という値段。肉のサイズは小さめだけど、大山どりを使っていて肉質は良好。あとは、ポテトフライや唐揚げ、焼きそば、トマト、高菜ピラフといった一品物が200〜400円で揃っている。お薦めなのは黒板に書かれている日替わりメニューで、自家製タルタルソースがたっぷりかかったミンチカツが250円だったり、大きな赤エビの刺し身が2尾で350円だったりとなかなかのもの。
アテのコストパフォーマンスはノーマルだが、酒についてはかなりお得で、クリアアサヒの中ジョッキが150円なのを始めとして、生中とチューハイが230円、ビール大瓶が390円と、泡系が好きな人にはたまらないお値段になっているのが嬉しい。昼はランチ営業もやっているようだ。
(13/09/06 更新)
京阪守口市駅から5分のところにある立ち飲みの繁盛店。立ち飲みになったのは数年前からだそうだが、本業だった酒屋のほうは3代40年に渡る歴史があるそうだ。そのおかげか酒の種類が非常に豊富で安く、ビール大ビンが400円にワイン・ウイスキー・ブランデーが200円、水・お湯割がジョッキで出てくる焼酎が280円、さらにシェリー酒やぶどう酒のカストリ、ホッピーまで揃っており、ハウスワインならぬハウス焼酎はあらかじめ水で割られていて滑らかな口当たりで楽しめてご機嫌♪
アテのほうも、新世界の店に比べて中身が2倍はありそうなデカい串カツが海老や貝柱などの海鮮系を除けばほぼ100円、時には天然ものまで揃う刺身が300円前後、タルタルソースがたっぷりかかった胸肉のチキンカツや、水槽で生きてるものをその場でカラッと揚げたどじょうのから揚げ、売り切れ御免のニラが利いた手作りの餃子、チューリップ状に3本揚げられた手羽先から揚げ、肉たっぷりの焼きそばなんかも揃う豊富な一品料理も、ほとんどが200〜300円台という安さでありながら、ボリュームは平均的な立ち飲み店の軽く1.5倍はあるのだから凄い。
ただ、串カツは油切れが悪くて刺身も時折端がつながってたりして(笑)料理の出来は大味というよりは雑な感じだが、卓上の調味料は豊富に揃えてあるし、見栄えはいいがコストが高い出来合いを買わずに、手間のかかる手作りでコストとボリュームに反映させようという店の心意気が感じられる名店である。
(09/08/11 更新)
以前は門真市栄町の下町にあった狭い店だったのだが、今は西三荘駅と門真駅の間、京阪線路沿いにある小奇麗な建物の1Fと様変わりした。会計はキャッシュオンデリバリー式で、目の前に置かれたザルの中にお金を入れて置くと、店の人が注文ごとにお釣りを残していくシステムになっている。
以前に比べると値段が相対的に上がっていて、以前は3品もついたワンコインサービスは、ドリンクが1杯とその日のメニューの中から1品を選ぶものに変わっている。ただ、穴子の天ぷらだったら10個ぐらい皿に盛られるなど、質とボリュームもアップしているのである程度は相殺出来ている感じ。
セットは縮小されたが単品の充実度は上がっていて、1本50円のプチとは言ってもそこそこ大きな串かつから、150円で枝豆やつけもの、250円で手作りたこ焼きやチキンカツタルタルソース、ホルモン餃子など一工夫ある品が安くで揃っている。酒は焼酎が250円から、日本酒は300円から、生中が350円に淡麗が300円とやや強気なお値段になっている。
(10/05/11 更新)
京阪大和田駅南すぐのところにある、マグロ大トロが2カン360円で食べられるのが売りの店。
もちろんインドマグロを使用したトロは舌の上でとろける大満足のうまさだが、普通のマグロやハマチ、サーモンといったベーシックなものも脂が乗っており、目玉商品に頼った一発屋ではない実力が感じられる。ネタのボリュームは昨今の回転寿司チェーン並みにやや薄めではあるが、1つ1つ職人さんが握ってくれるので、総じて値段の割に満足度が高い。
平日のランチタイムには握りが8カンと鉄火やカッパといった巻物が6個と赤だしがついて税込み550円という非常にお得なセットがあるのもポイント高い。
(19/02/04 更新)
京阪門真市駅の南側、国道163号線北側沿いにあるロードサイドの回転すし店。どうみてもチェーン店のように見えるが、公式サイトを見ても店舗はここ1軒のようだ。
寿司の値段は105円、189円、357円と2種類あり、価格帯としては中級の店ではあるが、店内の大きな生簀にははまちを始めとして平目やあわびなどが入れられており、それらを使った活けメニューはやはりさすがの鮮度である。189円以上の寿司の満足度が高いのは当然ではあるが、105円のベーシックなアイテムでも、びんちょうマグロやサーモンは柔らかくて濃厚、鰯は半身まるまる、アナゴなんかはサイズは小さいけど1本づけが2貫という豪華さで、特にはまちについては、大阪ではまずこの値段でこんなにいかって大きなものを食べさせてくれる店は無く、今時の回転寿司のレベルからするとお得感は断然だ。
全体的に寿司のシャリとネタとの親和性がいまいちなのが少し残念だが、うどんやデザートなどのサイドメニューは充実しているし、タッチパネルを使った注文システムや、新幹線をかたどった特急レーンも完備されており、家族連れへの配慮も充実していて使いやすい店である。
(09/11/17 更新)
以前は「三ツ島更科」という民芸調のそば屋だったのだが、09年の8月に改装し、名実共に讃岐風うどんの店として再スタート。
ビッシバシと接頭語がついた冷やの剛麺は、ギューンとした伸びと歯を跳ね返すようなコシ、キリッとしたエッジ、そして波打つようなねじれと完璧そのもので、香川でもおいそれと見かけないような凄いレベル。ぶっかけや生醤油はもちろんだが、スパイスとダシが濃厚に香るルーがたっぷり入ったアツアツのカレーうどんの中でも、しっかりと麺の存在感を主張しているところは流石である。また、天然穴子が1本丸のまま揚げられるサクサクの穴子天やミディアムレアの鶏天、柔らかな和牛肉など、やたらと豊富なサイドメニューにも全く抜かりが無く、かつ丼なんかも絶品。
値段は全体的にちと高めだが、うどんの量が1人前400gあるのでクォリティを考えればCP的には文句なし。それでも高い、という人には玉子丼とミニうどんのセットを是非。わずか620円という値段で味的にもボリューム的にもここまで至福を感じるセットは他のうどん屋にはまず見当たらない、絶対の隠れお薦めメニューである。
追記:18年秋から門真市駅付近に移転。
(09/08/12 更新)
京阪滝井駅前というローカルな場所でありながら、昼時には長い行列が出来る名店。
うどんのベースはぶっかけ、生醤油、釜揚げ(各500円)、かけ(400円)、釜玉(550円)があり、それに牛肉しぐれ煮(200円)や舞茸天ぷら(150円)、温玉(100円)などを加えていくシステム。
国内産小麦にこだわった麺は、讃岐標準からするとやや細めのルックスにびよ〜んとした伸びとしなやかさが同居した透明感のあるタイプで、トッピングが良い意味で自己主張しすぎずに料理としてまとまっている点も含めて、香川の丸亀にある「明水亭」を髣髴とさせる品だ。もちろん温かいうどんについても、甘めながらもキレのある昆布ダシで関西人にも違和感無く食べられる。
(07/06/25 更新)
住所:大阪府門真市上島町47-3 【MAP】
電話:072-885-6480
萱島駅すぐのガード下にあるうどん屋さん。店は立ち食いではなくて、カウンターに椅子というスタイル。
ダシは少し甘味を感じるタイプだが、薄い色に似合わぬ分厚い旨みとのバランスが非常に良く取れていてGood。薬味が七味ではなくて一味なのがマイナス点だが、それが気にならないだけのダシの力を持っている。かけうどんが220円、きつねや天ぷらが付くと280円と値段も立ち食いうどんの標準価格で、大き目の昆布が添えられた2個160円のおにぎりもふりかけがたっぷりかかっていて嬉しい。
(05/02/16 更新)
古川橋商店街の北端にある、いかにも昭和な喫茶店という感じの洋食屋。
圧巻なのは20種類もあるサービスランチで、11時半の開店から夜7時までは550円、それ以降でも650円と激安なのに、例えば「サービスのA」だと手の平サイズのミンチカツと長さ25cmはあるチキンカツ、サラダ、スープが付いているのは凄いと言うしかない。900円のツインステーキシリーズだと、鉄板の上でジュージューと音を立てながら登場する、これまた手の平サイズはある牛肉とポークチャップの下にたっぷりのミックスベジとフライドポテトが敷かれており、オムライスやスパゲティはゆうに2人前サイズで出るなど、どれを頼んでも確実に値段を上回るボリュームが展開される。
ドミグラスやタルタルソースの味付けを含め、味はまあ全体的に昭和の喫茶店っぽい野暮ったさを感じるが、いつまでもこのまま庶民のための店であって欲しいところだ。
(08/07/16 更新)
京阪古川橋駅の北側、住宅が密集した細い道の中に、取り残されたように佇む古びた洋食店。店内は14席ほどで、初老のご夫婦で営まれているが、コックコートを着たご主人が接客・出前担当で、主な調理は奥さんがされているっぽいのがユニーク。
とにかく特筆すべきは料理のボリュームで、1200円のAランチなどは、1p厚のポークチャップの上にはさらに肉団子とソーセージが乗っかり、そこに2本分のエビフライ、大量のキャベツ千切りの上にはキュウリとロースハムまで置かれており、ライスも直径25cmはある皿にみっしり敷かれている状態。900円のBランチは黄土色をしたほんのり甘酸っぱい独特のドミグラスソースがたっぷりかかった巨大かつ肉厚のトンカツにオムレツ、そして同じく肉団子ソーセージ以下同文と、少食の人だと持て余す事は確実。その他の単品もライス(150円)が別売りとはいえ、大人の手の平サイズのビフカツが600円と激安である。
そしてご飯物も当然安く、昔風の分厚く深い瀬戸物のどんぶりにご飯がギッシリ、他人丼(500円)は濃い目の甘辛出汁でとじられた卵と肉が覆い尽くすというこちらも迫力のある一品。刻んだ鶏肉がたっぷり入ってコクがあるオムライスも、たっぷりな量でたったの450円。もちろんカレーも450円と安いが、こちらはフルーティなドミグラスソースとカレー粉がややミスマッチでもうひとつ。あと、洋食店なのに何故かざるそばや鍋焼きうどんもあって、ざるそばはワンコインなのにせいろに山盛りで出てきてこれまた驚きである。
(15/10/30 更新)
京阪古川橋駅南側にあるダイエーの、さらに南側裏手にあるこじんまりした洋食店。
何と言ってもここの売りは料理のボリュームで、名物の巨大オムライスは言うに及ばず、鶏南蛮はフリッター状に揚げられた胸肉まるまる1枚に大量の甘酢ソースとタルタルが乗っかり、エビフライは有頭で長さ20cm以上、オムレツなんかは4個は卵を使っているであろう巨大さで、そこに野菜などのフライが5〜6個、サラダ、野菜のコンソメスープ、直径20cm強の皿にぴっちり端まで盛られるライスがついており、全てにおいて1.5人前はある物凄さ。味のほうは、全体的に少し大味でデミグラスも塩気のピントがぼやけている印象はあるが、これらのセットがランチタイムであれば780円からの値段でいただけ、さらには食事に20円追加すればデザートかコーヒーが付くサービスまであるのだから、やはり格安であると言わざるを得ない。
定番メニュー以外にも、フルコースプランやおまかせで創作メニューが用意されたり、1500円で飲み放題をプラス出来る宴会メニューなども揃っているおり、貸切になる事もしばしばなので、人数が多い場合は予約をしておいたほうがいいかも。
(10/03/16 更新)
イオン大日ショッピングセンターの南西側、ひっそりとした住宅地の奥地にさらにひっそりと佇む、初老のご夫婦が営むカウンター10席程度の洋食店。とは言え、店の佇まいとは裏腹にランチタイムは出前も加わってかなりの大忙しで、マスターがテキパキと料理をこなしているギャップが面白い。
客の半数以上が頼むのはユキライス(590円)という、カレー風味のライスの上に薄焼き卵でとじたカツを載せ、上からケチャップとドミグラスソースをかけたもの。ドミグラスソースはケチャップ多めで酸味を感じるレトロな味わい。
ランチ(770円)は、カリッと揚がったエビフライが2尾に、肉々しいハンバーグ、ロースハム、サラダという充実した内容。他にはカツ丼、カツカレー、焼き飯などのメニューもあり、530円のカレーはこの店のドミグラスソースにカレー粉を混ぜた感じのルーで、ご飯も皿にたっぷりでたった60円アップのカツカレーにすると満腹必須である。
(15/06/19 更新)
守口市南寺方の住宅街のど真ん中に忽然と現れる焼肉店。御年80歳のオモニが元気にフロアを切り盛りする店内は、毎晩地元客で大賑わいの人気ぶりで予約は必須。焼き肉単品のボリュームはいずれも100g以上、タレは甘めでキムチも甘いのが特徴的。
メニューでは最高額の塩タン(1100円)は、薄切りながら極めてジューシー、塩レモンダレに漬け込んであるのでそのままいただける。バラ(800円)はこの値段からすると信じられない霜降りが出てきて驚愕。ハラミ(700円)はこの値段ではあり得ないなかなかの肉質。ツラミ(500円)は分厚いのにとても柔らかい。オクタンはツラミとタンの中間のようで食感が面白い。
焼きホルモンは濃い目の味噌ダレで合えられ、ミノ(650円)はシャキシャキの歯ごたえ、アカセン(450円)は脂がノリノリ、ハツ(450円)はエッジが立ってプリプリ。細かく包丁が入ったウルテ(450円)はジューシーでとても食べやすい。レバー(450円)はまあまあ。
生センマイ(500円)はワンコインなのに新鮮で食べごたえ満点のボリューム、ナムル(350円)は直径15cm大の皿にてんこ盛り。テールスープは肉が繊維状になるまで徹底的に煮込まれ、野菜もたっぷりで栄養満点。シレギと呼ばれる干し菜でじっくりイワシの身を煮込んだスープも独特で行ける。そして締めのオススメは平壌式の冷麺(600円)で、腰のある細麺にあっさりスープ、キムチ、かまぼこ、きゅうりが入ってボリューム満点!
(22/03/11 更新)
守口市の西端、菊水通の住宅街にポツンと佇む家族経営の焼肉店。カウンターとテーブル、2Fには座敷もあって週末は近所の家族連れで賑わっている。とにかくビックリするのは値段の安さで、最も高い肉で1人前1000円とギリギリ4桁だから驚くしか無い。ドリンクはビール1本500円とこれまた安い。しかも焼酎をロックで頼むと、大きなタンブラーになみなみ注がれて出てくるからまた驚嘆させられる。
たった800円の塩タンは、肉質こそ硬いけれど薄く切ったタンが皿いっぱいに並べられ、肉汁たっぷり旨味しっかり。ハラミ(800円)は脂少なめだけど大変ジューシー。ロース(800円)はサシはそこそこだけど肉味はしっかり。バラ(800円)はちょっと肌理は荒いけど霜降りで脂が乗っている。
ワンコインの生センマイはシャキシャキでボリュームたっぷり。ローストビーフユッケ(800円)は、外を炙った薄切り肉がどっさりで食べごたえ満点。上ミノ(600円)はサクッとした歯ごたえで食べやすく、アカセン(500円)は十分柔らかく、ウルテ(500円)は細かく包丁が入って食べやすい。ハツ(500円)はエッジが立ってとても新鮮。
きゅうりのキムチは本格的な作りで量がたっぷり。無骨なナムル(400円)も皿にてんこ盛り。ユッケジャン(600円)は牛テールの肉がたっぷり、豆もやし、ごぼう、ネギが入って卵で閉じられている。冷麺(600円)は麺がツルツルシコシコ、水キムチの酸味の効いた出汁がとても美味しい。
(24/07/01 更新)
京阪門真市駅の北西、「住友通り商店街」にある韓国系の大衆焼肉店。店内はテーブル席と座敷席がメインだが、3席ほどの小さなカウンターがあって1人客も楽しめる。
ホルモンや並肉が600円から、最も高いものでも1300円と肉はリーズナブルで、量も1人前が確実に100g以上入っている。中でも絶対のイチオシは塩上タン。厚みのあるキレイなタンがたっぷり入って値段は980円と驚愕の三桁。1200円の特上ロースは肉厚でまずまずの霜降りレベル。1000円の上バラは霜降りではないが、脂が乗っていて食べごたえ満点。ハラミ、バラ、レバー、ハツ、タンが3切れずつ入った盛り合わせは650円で、肉質は輸入物だけどボリューム満点の品だ。
サイドメニューもたっぷりで、馬肉ユッケは皿にあふれんばかり、生センマイも他店の1.5倍は入っている。スープやピビンバ、クッパ、サラダ、果ては焼き飯や牛丼、オムライスなどサイドメニューはやたらと豊富だが、どれも全体的に値段は高めで、瓶ビールは560円、チューハイは450円と酒もやや高め、やはりファミリー層がメインのターゲットという感じだ。
(20/10/12 更新)
20年以上も前から、本や携帯などを見ながらの「ながら食べ」の禁止、レンゲ無し、大盛り無し、撮影はラーメンのみ可と、ラーメンを美味しく食べてもらう事にこだわったルールを掲げる、いわゆる「意識高い系」の元祖と呼べるラーメン店。場所は京阪守口市駅のすぐ北東にあり、女性店主が変わらず切り盛りされている。
一杯780円(ランチタイムだとご飯付きで900円)とやや値が張るラーメンだが、瀬戸内のイリコ、豚骨、鶏ガラのバランスが取れたすっきりとしつつコクの深いスープに、ミンチ状になった背脂の甘み、柔らかいバラ肉チャーシュー、たっぷりのメンマ、長く切った細ねぎ、果てはご飯とお新香に至るまで全てにおいて隙が無く、それでいて各々の要素がバラバラにならないように計算されているのが本当に見事な逸品である。
(18/07/31 更新)
京阪古川橋駅前にあるダイエーの西隣に、2014年末からオープンしているラーメン店。店名が示しているように、高槻にある「あす流」という店の流れを汲んでいるようだ。ラーメンは塩と醤油の2種類のみで、サイドメニューはチャーハンと唐揚げ、それらがセットになった平日のみのサービスメニューとシンプルなラインナップ。
店の一押しは塩ラーメン(750円)で、鶏ガラと貝柱の旨味を優しくまとめたスープに、ツルリとした中細ストレート麺、肩ロースとモモ肉のチャーシュー、柚子胡椒風味の角切り胸肉、海苔、なると、水菜、大葉と盛りだくさんだが、苦味を感じる水菜を除けばどれも味が突出せず一杯のどんぶりにまとめられている。
醤油(700円)のほうは、大葉の代わりに刻みタマネギが加わる以外は塩と同じ内容で、スープも塩と同じく角を全く感じさせない柔らかな味わいで、中華というよりもブイヨン的な印象を持つ一杯である。
(15/05/08 更新)
尼崎・西宮・伊丹に店舗を展開していたラーメンチェーンの大阪初店舗。場所はイオン大日ショッピングセンター近くの1号線沿い。
看板の「濃厚夢らーめん」(790円)は、かなり濃厚な豚骨スープの上に細切れにしたものと固まりの2種類あるバラチャーシューがどっさり、さらに味玉・メンマ・海苔という盛りだくさんな内容で、ただでさえ濃いスープの上には厚い油膜まで張っていて、まさに丼の中はギットリカオス状態。ラーメンとしてのバランス的には細麺を使用した「背脂豚骨らーめん」のほうが良いのだが、こちらのほうが具の種類が少ないのに830円と何故か値段が高いのが難点(笑)。
他にはあっさりスープのラーメンもあるが、こちらはほんのり魚介の香りが漂う優しい味わいで、夢らーめんとは全くの対照的な内容なのが面白い。3玉(450g)まで同額の平打ちタイプのつけ麺(790円)もあり、柚子胡椒の利いた和風ダシと香味油がバランス良くまとまっていてお薦め。
(08/07/23 更新)
以前、守口市の寺方で営業されていた老舗ラーメン店が西郷通で復活。
メニューはラーメン650円(大盛り800円)、チャーシュー麺900円、餃子350円にラーメン・ライスとキムチがセットになった定食800円と言うラインアップ。ラーメンは、やや強めの塩気を感じるこってりとしたとろみのある豚骨スープに、分厚く切られた旨みたっぷりのチャーシューが特徴的で、どこか懐かしさを感じるおいしさだ。餃子も丁寧に作られていて好印象。
(07/05/01 更新)
国道163号が守口市にかかったところにある、三角形の敷地がユニークなラーメン店。
スープのベースはライト豚骨で、そこに醤油味と味噌味、チャーシューとキムチのトッピングというバリエーションであまり新味があるものではないが、大阪では珍しくストレートの太麺が使われているのと、ノーマルでもこれでもかと投入されるメンマと青ネギの量、そしてニラ薬味のコンビネーションがジャンクな魅力を醸し出しており、チャーシューのサイズは小さめだが、600円という値段はかなりリーズナブルだと言える。
そしてこの店で外せないのが鶏の唐揚げで、値段は700円と決して安くはないが、カリッと香ばしく揚げられた大きなチューリップが4つドドーンと乗っかっていて、思わずビールを呼ぶこと必須のメニューである。300円の餃子もニンニクが効いていてこちらもお薦め。
(12/04/12 更新)
物語コーポレーションが東海地方を中心に展開するラーメンチェーンの門真店。丸源には「初代」と「二代目」の2つの系列があるようだが、こちらは初代のほうらしい。
看板メニューの「肉そば」は、豚骨・鶏ガラのスープで豚肉の薄切りと背脂を煮込んだラーメンで、ビジュアル的には色の薄い徳島中華そばのような感じ。スープはかなり調味料が効いていて、食べているうちに旨味のしつこさを感じてしまうが、玉ねぎスライスと柚子おろしという独特の具がさっぱりとした口直しになっていて、テーブルにあるアイテムもチェーン店らしくニンニクチップや辛子野沢菜、どろだれラー油、七味ならぬ八味などバラエティに富んでおり、結構飽きずに食べてしまえる。濃厚な赤味噌がどことなく東海風味をかもし出している野菜味噌ラーメンもなかなかいける。
季節によって、プリッとした麺が嬉しい激辛つけ麺(とは言えピリ辛程度だったけど)など限定メニューも豊富で、ラーメンを家族連れで、でもありきたりの店はなあ・・・という時には選択肢に入れても良い店だと思う。
(08/08/27 更新)